ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

2017年12月15日 BoseIronFactoryは拡張移転しました。
弾道計測、シミュレーションゴルフも出来る、道東で一番の設備で皆様のお越しをお待ちしております!!
なお、MOIマッチングを伴わない作業はどんなにお金を積まれたらやりますが、あまり積まれなければ(縦に立たない限り)やりませんのでご了承ください。
MOIマッチングのご依頼・お問い合わせはseabose@me.com
までお願い致します。

この図はカウンターバランス製作のための3D図面です。

一見色が違うだけの3D図面だとお感じになるかとは思いますが、実はそれぞれバット内径とバット外径でコンマ1ミリ強の違いがあります。
黄土色の図がPINGに使用されているPING専用のAMT2.0-SR専用、紺色のほうがNS-PRO950GHのRフレックス用で、紺色のほうが内径・外径共に0.1mm強太くなっているんです。


AMT2.0
950GH

多くの工房さんでは、3Dプリンタを持っていませんし、こうした単純な形でさえ、3Dで設計し製造することはありません。
カウンターバランス自体、市販のワンサイズしか無いモノを使うのがほとんどだと思います。
同じメーカーの同じ銘柄のスチールシャフトであっても、重量帯やフレックスによって外径・内径ともかなりの違いがあります。
DG-S200でピッタリのものがNS950GHではブカブカだったりすることはよく知られていますし、カーボンシャフトの場合はまさに千差万別でフレックスや重量帯によって驚くほど変わってきます。

なお、カウンターバランスの場合には、この3Dプリンタで出力されたモノだけでなく、より効率的なカウンターバランスを作るために、この図面の真中に空いている穴に真鍮オモリを熱してから圧入する事をしています。
必要最小限のカウンターバランスとするために、圧入するオモリも0.5g単位で必要な重量のみ算出して作っています。

BoseIronFactoryの強みは、地の涯である北海道弟子屈という地域に居ながらも、こうした最新の機材を使い手間暇をかけて個々のクラブ、しいては個々のゴルファーに対して最適・最善な方法を用いてクラブMOIマッチングが出来るという点にあると考えています。

そしてこうした手間暇をかけた作業こそが、多くのオーナー様から信頼していただくことに繋がっているのだと考え、引き続き行っていきたいと考えています。

PC-FORGED


この月末に発売されるRODDIO PC-FORGEDアイアン。

BoseIronFactoryにもご予約いただいていたオーナー様のヘッドが到着致しました。

PC-FORGED2
BoseIronFactoryというと、最近ではオリジナルのHAYABUSAIronばかり宣伝していますが(笑)、RODDIOの日本最東端のコンシェルジュショップとして、実は結構取り扱い量も多いんです(^^

もちろんクラブMOIマッチング出来るゴルフ工房自体、多くはありませんので、日本全国からのご依頼があります。

今回のPC-FORGEDアイアンに関しての性能や特徴に関しては他の工房さんも沢山お話していますので、詳細に関しては割愛させていただきますが、CC-FORGEDと今回のPC-FORGEDでRODDIOのアイアンのラインアップに関してもようやく全方位でのフォローが出来るようになったと感じています。

操作性や打感などを重視し、寛容性と飛距離性能も高いレベルで実現したCC-FORGED。

飛距離性能と寛容性を重視しながら、打感や操作性も高いレベルで実現したPC-FORGED。

どちらもとても素晴らしいアイアンですので、迷うところではありますが、どちらに重きを置くかという視点で選ぶのもまた楽しいものです。



ちなみにHAYABUSAIronに関しては、RODDIOのアイアンヘッドとはコンセプト自体が違います。

何番アイアンで何ヤードという飛距離性能はほとんど考えておらず、その分を飛距離の階段とその他の機能についてじっくり考えた末のHAYABUSAIronです。

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余裕があるのであれば、RODDIO2セットとHAYABUSAIronという、3セット体制にすると多くのコースで素晴らしい結果が残せるかもしれませんね(^^;;

超高額なクラブも多数出てきている事を考えると、高額なクラブは辞めておいてこの3セット体制というのも悪くは無いのではないかと。ファルコン個人としては考えています(^^

すみません!!
宣伝をさせてください!!
(って、自分のブログでさせてくださいってのもおかしいですが・・・)

キャロウェイの日本法人でゴルフ業界の発展に寄与され、現在はゴルフジャーナリストとして様々なメディアで執筆やセミナーなどを行っている松尾俊介さんという方がいらっしゃいます。

私が横須賀にいたころから良くしていただいて、MOIマッチングに対しても理解を示されている方です。
その松尾さんがゴルフトライアスロンという新しい競技を立ち上げ、10月14日に三重県津市で第一回大会を開催されます。
BoseIronFactoryの親しいところからは、あの蝶ネクタイでお馴染みのスーパーゴルファー今野一哉プロも参加します。

BoseIronFactoryとしても、以下に掲げる松尾さんの趣旨に全面的に賛同しますが、諸事情により私個人の直接の参加も直接のお手伝いも出来ません。

直接の参加やお手伝いは出来ませんが、ご興味のある方は是非参加して頂きたく告知です!!

また、参加者に貸し出しのためのマウンテンバイクを購入するためのクラウドファウンディングも行われていますので、実際に参加することは出来ないけれど応援したいという方はクラウドファウンディングを通じて参加していただければ幸いです!!




以下、上記のクラウドファウンディングのページを一部転載させて頂きます。


2019年7月1日、ゴルフトライアスロン実行委員会(代表:松尾 俊介 神奈川県平塚市)はゴルフを中心とした新しい3種競技「ゴルフトライアスロン」を立ち上げ、同時に競技団体としての「日本ゴルフトライアスロン協会」を設立しました。記念すべき第1回大会を「2019 ゴルフトライアスロン  in 三重」という名称とし2019年10月14日(月・祝)津カントリー倶楽部(三重県津市)で開催します。

日本発、世界初のこの競技は3つの競技(ゴルフ、ランニング、自転車)を組み合わせたもので、ゴルフでは18ホール(バッグを担いで行うセルフプレイ)のストロークプレイ、ランニングはゴルフ競技の会場となるゴルフコース18ホールを走るタイムレース、そして自転車はゴルフ場のカート道路を(36H+α)周回するタイムレースで、これらを1日で行う競技会です。

それぞれの競技の結果はポイントに換算し、例えば自転車とランニング競技は1秒1ポイントでゴルフは1ストロークを40ポイントとして3つの競技のそれぞれのポイントを合計しポイント数の少ないものを上位とします。

ゴルフトライアスロン開催の目的は3つあります。

ひとつはゴルフの持つ多様性そしてゲームとしてのゴルフの可能性を他の競技と組み合わせることで広げ、アスリートのゴルファーを増やすことを目的としたことです。

ランニング、スポーツバイクは現在スポーツとして人気が高く大きな広がりを見せています。これらとゴルフを組み合わせることで他のスポーツアスリートが競技ゴルフに興味を持って参入してくれることが狙いです。もちろん女性も大歓迎です。

2つ目はゴルフ場の新しいビジネスモデルとしての提案です。

ランニングやスポーツバイクという人気のスポーツとゴルフ場を組み合わせることで、ゴルフ場はゴルフだけをする場所ではなく,もてる施設を最大利用することで多様性を持ったスポーツ施設として変化することが可能となります。それはゴルフ場にとって新たなビジネスチャンスの糸口にもなるからです。

3つ目はゴルフツーリズムの視点からです。この競技は長時間に渡ります。となれば宿泊が伴うことにもなり、観光地の近くのゴルフ場で開催することで競技終了後、観光地にも足を伸ばし地域の生活や文化に触れてくれることも狙いの一つです。

自転車で地域の里山を散策したり走ったりすることでその地域の経済活動にも寄与できると考えます。これらの行動は複数またはグループ行動を伴うからです。

そして、将来的には国際大会を毎年日本で開催することでゴルフツーリズムのインバウンド施策にも合致します。海外からのアスリートが日本の地方文化や歴史、食に触れることで日本を正しく理解し、日本のファンになればなるほどゴルフトライアスロンをきっかけとして競技者としてのリピーターとなるだけでなく仲間や家族を連れて日本を何回も訪問する可能性が高くなるからです。

構想から5年、コンセプトに共感してくれた津カントリー倶楽部、新競技に興味を持って協力を申し出てくれた仲間たち、そして趣旨を理解して支援をしていただくスポンサーの協賛を得てやっと始めの一歩が踏み出せるところまできました。ゴルフの楽しさの再発見、ゴルフ場という施設の多様性の再認識、そのような視点でゴルフトライアスロン競技を見ていただくとそれぞれの競技の面白さ、可能性を発見できると思います。ゴルフトライアスロンという新しい競技に興味を持った参加者が津カントリー倶楽部に集い、この新しい競技を楽しみ育ててくれることを期待しています。



~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~

クラウドファウンディングをする経緯などは引用しておりませんので、是非上記リンク先もご覧になっていただいて、一人でも多くの方の参加とクラウドファウンディングでの参加をしていただきたいと思い、宣伝させていただきました(^^

是非成功させて、2回3回と開催して、北海道弟子屈でもいつの日か開催してもらいたいです(^^

皆さん、是非よろしくお願いいたします!!

HAYABUSA Ironのネック部分に写真の「Teshikaga,HKD」の刻印を入れる事にしたのですが、昨今のアイアンの飛距離競争に興味のない私としては、飛距離よりもキチンと飛距離の階段を作ることのほうがアイアンに本来求められる性能だと考えています。

ただ、全てのゴルファーがそう考えている訳ではなく、人より短い番手でパースリーのホールを打つことに快感を感じておられる方も多いのは理解しています。
そのようなゴルファーがHAYABUSA Ironをお使いになることは無いでしょうが、同伴されるHAYABUSA Iron使用者がアイアンの飛距離競争に巻き込まれるのはあまり歓迎すべき事ではありません。

アイアンの飛距離競争に巻き込まれず、自分のゴルフをするためには・・・

そんな事を考えていった末に、「HAYABUSA Ironでは番手にしないでロフト表示にする。」という形に落ち着きました。

ロフト表示を取り入れているクラブメーカーはごく一部ですので、ソール刻印をイチから作ることになりますが、せっかく作るのであれば刻印のフォントやそのレイアウトにも拘りたくなるのがBoseIronFactoryです。
(私の前職時に担当したTHE WHOのDVDのポスターなどをデザイナーさんに頼まず自分でデザインしていたくらいですので・・・)

HAYABUSA-IRON-刻印訂正版

そうして昨日久しぶりにイラストレーターを立ち上げて作ったのが、2枚めの10個の数字。
10個あるのは、1番相当14度から、PW相当の46度まで10個あるんです。

フォントとしては「Teshikaga,HKD」と同じフォントですが、結構な時間をかけて「あ~でもないこ~でもない」と伸ばしたり斜めにしたり、下一桁の数字を斜め下に配置したりしてと、格闘してしまいました。
見やすさと所有感としてのカッコよさの両立出来ていると自己満足をしていますが、HAYABUSA Ironの設計コンセプトのひとつである優しさと操作性の良さみたいに、両立させることは結構難しかったかなぁと思っています。

実際のパースリーのホールで、
「○○さん、今何番で打ったの?」
「あ、150ヤードなので34度です。番手表示じゃないのでよく分からないんですよ(^^」
という噛み合っていそうで噛み合わない会話を想像して作っていましたので、結構楽しんで作っていましたが(^^;;


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HAYABUSA Ironはこの秋発売予定です。
現在セカンドロットのご予約を承っております。

ヘッド単体で27,000円(消費税込み、10%になった場合でもBoseIronFactoryが負担します)で5番相当の30度からPW相当の46度までの6本セット(162,000円、シャフト・グリップ代別、MOIマッチング工賃は含みます)となります。


ご予約頂きましたら、こちら(seabose@me.com)からシャフト・グリップのご指定等、オプションの1~4番相当の有無等をお聞きするメールを差し上げます。

シャフト・グリップ、オプション番手の費用に関しましてはご納品時にお支払い頂きますので、よろしくお願いいたします。

HAYABUSA Ironのトップブレードとフェース面を御覧ください。

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7番(34度)の最終PROTOTYPEです。

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3番(20度)のトップブレード





比較のために某社のプロ向けマッスルバックアイアンの顔です。
某社マッスルバックアイアントップブレード



写真が下手ですみませんm(_ _)m
でも、HAYABUSA Ironのトップブレードの薄さは分かっていただけたかと思います(^^;;

このようにHAYABUSA Ironのトップブレード(トップライン)は極薄に設計していますが、単に見た目のカッコよさのためではありませんし、難しそうに見せるということでもありません。

ボールが当たらないブレード上部を大胆に落とすことによって、重心を少しでも下げることが目的です。
元々マッスルバックとしてはネックも短めで低重心となっているのですが、それでも更に重心を落としたいということからブレード上部を大胆に落とし込むことでより一層の低重心化を図っています。

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バックフェースの窪みがあるから重心高くなってるんじゃ・・・。

とお考えになる方もいらっしゃるでしょうが、実は窪みによって重心は高くはなっていません。

左右の出っ張りの部分を通常の研磨ではかなり落とすのですが、極力研磨で左右を落とさないようにすることで、通常の研磨の重心よりもほんの少しではありますが、重心は低くなっています。

その上で更に低重心化をしたいために、なんですね。


また、この窪みによって打感が悪くなるのでは?という事に関してですが、窪みがあっても実際の打点となる部分に関しては充分な厚さ(7番アイアンで約9.7mm)という厚さを持たせています。
実際に打ってみた感触はもちろんのことですが、打感の良さで知られるM社のマッスルバックの7番アイアンの打点の実測値が約7.3mmということを考えても打感が悪くなるということは考えにくいのでご安心ください。


更にもう一点、打感に関する事を書くと・・・

柔らかい打感を求めるにあたってはその素材自体も非常に重要な要素をしめますが、HAYABUSA IronではSS400という軟鉄を使っています。

よく軟鉄鍛造で使われるS25CとかS20Cという素材がありますが、S25Cの25というのは炭素(カーボン)含有量のことを指します。
S25Cだったら炭素含有量が0.25%で、S15Cだったら0.15%という形です。
炭素含有量は少ないほうが柔らかくなる傾向がありますので、S45CやS55Cは硬く、S25C以下のモノをゴルフ業界では軟鉄と呼んでいます(S25Cは他の工業分野では軟鋼の中でも少し硬い部類に入るとされていることもあります)。

S10C(炭素含有量0.10%程度)以下になると、逆に柔らかすぎてアイアンとしては向きません。

一般的な軟鉄鍛造のアイアンはS25Cが多く、次にS20C、そしてS15Cまでかと。
ちなみにBoseIronFactoryのアイアンのほとんどはS25Cです。

対してSS400の400というのは引っ張り強さを表すもので、SS規格に関しては炭素含有量が何%かという基準はありません。
引っ張り強さが400~510[N/mm^2]がSS400で、引っ張り強さとしてはS25Cの引っ張り強さが440[N/mm^2]以上という形ですので、S25Cより1割程度柔らかい(S20Cが400[N/mm^2]以上なので、S20Cと同等)という形になります。

SS規格に関して炭素含有量の基準はありませんが、炭素自体は含まれています。
SS400の炭素含有量はおおよそ0.15~0.20%と言われていますので、規格が違うものではありますが、引っ張り強さからしても炭素含有量としても概ねS15C~S20C程度の硬さと考えて良いと言えるでしょう。
イメージとしてはS19C位でしょうか(^^;;

強度的に問題のない範囲内で出来る限り柔らかい素材を使いたい!!
という面からはまさにSS400しか無いということで、選んでいます。
(素材としてはS25CやS20CよりもSS材のほうが2割位安いというのも言えますが、安いと言ってもトン当たりで安いというだけですから鍛造して上がってきたものはS25Cなどと変わらないのでそこは気にしないでくださいね(笑))

そうして数々の拘りを製品にしたのがHAYABUSA Ironです。

私自身も楽しみでなりません。(というか間違いなく一番楽しみにしています)

ご予約はこちらからお願いいたします!!


BoseIronFactoryWebShopにてHAYABUSA Ironの2ndロットのご予約を開始いたしました。


2ndロットのお渡しはおそらく11月下旬以降になりますので、消費税は10%となりますが2%相当分に関しましては弊社負担にて価格設定はそのままとさせて頂きます。


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HAYABUSA Ironの1番(14、オプションです)

ご予約金はヘッド単体の5番~PW相当(※1)の価格(@27,000円)となっておりますので、シャフト・グリップ代や、オプションである1~4番相当の番手をご依頼の場合はクラブ納品時に残金としてご請求させて頂きます。
(MOIマッチング組み上げ工賃@5,500円はヘッド価格に含まれております)

ご予約頂きましたら、こちらから詳細を打ち合わせするためのメールをお送りいたしますので、seabose@me.comからのメールを受信できるようにお願いいたします。
オプションである1~4番相当をどうなされるかや、シャフト・グリップのご指定、MOIマッチングに関しての打ち合わせ等々はメールにて詳細を詰めていく形になります。

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HAYABUSA Ironの7番(34)



特徴的なバックフェースの窪みは決して奇をてらったものではありません。
ヘッド左右に重量配分をすることでミスヒットしても方向性や飛距離がスポイルされないためのヘッド左右MOIを高めるためのものです。
この左右の高MOI化により、マッスルバックの操作性はそのままにキャビティの優しさを実現しています。
MOIのプロフェッショナルであるBoseIronFactoryですから、クラブMOIだけでなくヘッド左右MOIに関しても妥協はしません。

また、HAYABUSAウェッジ譲りのFalconソール(※2)はアイアンとして抜群の抜けを誇るだけでなく、ラフでもリーディングエッジで芝を切りにくくフェースとボールの間に芝が挟まれにくいのも特徴のひとつ。
芝が挟まれることで起きるフライヤーになりにくいということは飛距離の計算が出来るということになりますから、この点もメリットと感じる方は多いと思います。

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HAYABUSA Ironの8番(38)


HAYABUSAIronのロフト・ライのスペックです。

HAYABUSA Ironスペック


軟鉄鍛造ですので、ロフト・ライ共に各2度までの調整は可能ですが、ロフトの変更に関してはお勧め致しません。
ロフト表示なので表示と変わってきてしまうということもありますが、ロフトを変更すると実際に芝と接地するソールの角度も変わってきます。
ソールの角度が変わるとHAYABUSA Ironのキモである性能も変わってきますので、どうしてもロフト変更をという方でもソールに関しては1度までとさせて頂きます。

特注で番手表示にして、ロフトも研磨前に調整するという形がベストですが、特注でお受け出来るのは来年春以降になると思います。

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HAYABUSA Ironの3番(20)



※全ての写真のHAYABUSA Ironはプロトタイプです。実際のものは若干の形状修正と刻印が変更となります。


※1:HAYABUSA Ironのソール刻印は番手表示では無く、ロフト表示となります。

※2:ファルコンまつばらのアタマのように丸いことから今野一哉プロが命名してくれました。

先に上げた三木プロTVのMOIマッチング徹底解説#2の中でヘッドの上下左右慣性モーメントを高くすることでのメリットが上げられましたので、ファルコン的にそのあたりの解説を交えつつ、マッスルバックいらなくなくね?的な疑問にお答えしていこうとおMOIます(^^


まずはヘッドの(上下)左右MOIの復習から(^^

ヘッド左右上下慣性モーメント

ゴルフクラブの慣性モーメントには大きく分けて3つの慣性モーメントがあります。
ひとつは私達が行っているクラブ慣性モーメント(クラブMOI)。
2つ目はヘッドが重心線上に無いことで発生するネック軸回り(シャフト軸回り)慣性モーメント。
そして3つ目がこのYoutubeで言うところの、ヘッド(上下)左右慣性モーメントです。

ヘッド(上下)左右と上下がカッコ書きなのは上下の慣性モーメントに関して着目されるようになってきたのがここ数年の間で、それ以前は左右ばかり注目されていたためにヘッド左右慣性モーメントと書かれることが多かったためです。
PINGのG410ドライバーなどでヘッド上下のMOIに注目が集まるようになってきました。

高MOIで9000g.㎠超え!
深低重心構造でブレなさプラス
[G410PLUS(プラス) 上下左右のMOI数値]

という部分からもそのことはわかるかとおMOIます。

アイアンで分かりやすいのはYoutbeでも写真が出ている、Titleistの718AP3でしょうか。

ヘッド左右上下慣性モーメント3
718AP3-2
周囲に重量を持たせることで芯以外で当たっても飛距離差や方向性の差を排除しているの図。


718AP3はバックフェースセンター部分を薄くすることで周囲に重量を持たせています。

「AP3は高慣性モーメント設計により、オフセンターヒット時においてもミスを最小限に抑えてくれる許容性と打感を兼ね備えています。」
というウリ文句は伊達じゃありませんね(^^


ヘッド左右上下慣性モーメント4
ヘッド左右上下慣性モーメント5

割と私と年齢が近い方などは覚えていらっしゃるかもしれませんが、30年位前に「インパクトの瞬間、ヘッドは回転する」というTVCMがありました。
(確か潰れてしまったと思うのだけど、会社名が思い出せません)

そのCMの動画があれば分かりやすいんですが、探してもなかったのでここでは割愛。

オフセンターヒットしてしまうとヘッドか当たり負けして押し戻される訳ですが、重量が周囲に配分されていると周囲の慣性モーメントは高くなります。
周囲の慣性モーメントが高くなると言うことは、ボールに押し戻される量も少なくなり、ヘッドは減速すること無くボールが飛んでいきます。

減速するとその分ヘッドスピードが殺される訳ですので、飛距離がガクンと落ちることにもなりますし、ヘッドが回転してしまうために方向性もスポイルされます。


なのでキャビティのほうが結果的に芯が広いと言われるんですね(^^


ヘッド左右上下慣性モーメント6



で、あるならば・・・


ヘッド左右上下慣性モーメント8
と思うのも頷けますね(^^;;

しかしながら、三木プロも使っているのはマッスルバックですし、今野プロもマッスルバック。
本夛プロはセミキャビティとかハーフキャビティと言われるモデルですが、ポケットキャビティやフルキャビティといった優しいと思われるモデルを何故プロが使わないのか・・・?

一言で言うと「操作性」ということなんですが、ここでまた718AP3のオフセンターヒットの写真を・・・。


718AP3-2
これだけ当たるところがバラけても真っ直ぐ飛んでしまうと、スライスかけて飛距離を調整しようとか、フックかけて正面の木を避けてグリーン狙おうとかの操作がしにくいということが言えます。


リカバリーショット

ワーストボール方式のセカンドでは結構な割合でリカバリーであったりインテンショナルショットが見受けられましたが、ここまで芯が広いと真芯からちょっとズラすことで打つショットがやりにくいという事もありますね。

また、もうひとつ重要な事項としては、フルキャビティだとその構造上重量が周囲に配分されているが故に重心距離と重心深度が長め、深めということが上げられます。

重心距離や重心深度が短い(浅い)とフェースローテーションがしやすくなる(ネック軸回りMOIが低くなる)ので、この2点も操作性に繋がります。

インテンショナルでボールコントロールをする必要のある上級者やプロゴルファーにマッスルバックが好まれるのはそうした点が必要とされるからです。

はい。ではここからは宣伝です(笑)

ちなみにHAYABUSA Ironの場合、こうした操作性を極力犠牲にすること無くミスヒットに寛容になるように設計しています。
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HAYABUSAIronのプロトタイプ。

中央の窪みがあることで左右に重量配分されているので、多少のオフセンターヒットをしても当たり負けせずにボールをストレートに押し出してくれますが、元々の鍛造型がマッスルバックを元にしているので重心距離や重心深度は通常のマッスルバックと変わりません。

更にはHAYABUSAウェッジ譲りのファルコンソール(命名今野プロ)により、アイアンとして非常にヌケが良いばかりで無く、フライヤーをしにくいという特徴があります。
フライヤーして「いやぁ、飛びすぎちゃってグリーンオーバーしちゃったよぉ~(^^)」と喜んでいるのはアベレージゴルファーだけで、上級者やプロにとってフライヤーはとても嫌なものです。
フライヤーはフェースとボールの間に芝が入り込み芝が滑ることによってスピンがかからなくなり、低スピン化によって棒球になり飛びすぎることで起こります。

どの程度芝がフェースとの間に挟まるかが分かれば、どの程度フライヤーで距離が伸びるか予測出来ますが、実際には分かりません。
芝が5本挟まれるのと、芝が20本挟まれるのとでは違いますし、芝が1重に挟まれるのと芝が2重3重に挟まれるのでは違ってきますから。

挟まれる芝はフェースのリーディングエッジが芝を切って進むことで起こります。

ということは・・・、暖簾に腕押しが如く芝を切らずにいなしてやることが出来たら、フェースに芝が挟まれること無くボールとフェースはクリーンに当たることになるんです。

そのため、HAYABUSA Ironのソール、特にリーディングエッジはHAYABUSAウェッジと同様まん丸になっています。


三木プロや今野プロがHAYABUSAIronを使うかどうかと言ったらちょっと難しいと思いますけれども、本夛プロは開発にも協力してくれたので、多分使ってくれるのではないかと思っています。

アマチュアゴルファーの皆さんはプロと違って用具契約はフリーですから、ファルコン渾身のHAYABUSA Ironを思う存分使っていただきたいと思っています(^^



あ、あと最後になってしまいましたが、このYoutubeのおかげでMOIマッチングのご依頼が急増しております。非常にありがたいことなのですが、ファルコン1人での作業には限界がございますので、作業にあたってはそれなりのお時間を頂くこととなりますのでご了承くださいませ。

現在の作業日程の空き状況ですが、9月初旬のお預かりで9月中旬から後半のお戻しになります(10月の増税前にはお戻しします)。
また、料金ですがクラブMOIマッチング基本工賃が6,800円とグリップ代、そして送料がかかります。

お急ぎの場合やより制度の高いプレミアムプランの場合は追加料金がかかりますので、詳細はseabose@me.comまでお問い合わせください。

これもちょっと前のものになりますが、三木プロTVにてJCMOスポンサードの今野一哉プロのクラブセッティングも紹介されております(^^

少し古いクラブにはなりますが、少し古いクラブでもMOIマッチングしをしていけば、今でも充分通じる(というか力強い武器になる)クラブになるんだと言うところも見ていただきたいですね(^^




あと注目は胸に輝くJCMOワッペンかな(^^

一番目立つところに貼って頂きあざぁ~す!!
 



いよいよ核心に迫ってまいりました。

こちらの動画のコメントにも書きましたが、スイングバランスを駆逐するのが目的ではありません。
駆逐と言うよりは共存していければと考えています。
スイングバランスで作られたクラブで練習を重ねてきたゴルファーにとっては、クラブMOIで作られたクラブに慣れるまで相当の時間が必要な場合もありますから、多くのクラブメーカーでスイングバランスのクラブとクラブMOIのクラブが選べるようになるのが目標です(^^
 


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