ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

HAYABUSA Ironついに発売!!
マッスルバックアイアンの常識を覆す優しさと美しさで大好評を頂いております。

MOIマッチングを伴わない作業はどんなにお金を積まれたらやりますが、あまり積まれなければ(縦に立たない限り)やりませんのでご了承ください。
MOIマッチングのご依頼・お問い合わせはseabose@me.com
までお願い致します。

昨日、ミスターRODDIOのSさんがいらっしゃいました!!

いろいろと見せていただいて、いろいろとお話させていただいて、とても充実した1日となりました(^^

その内容に関しては、お見せしたいもの、お話したいことがたくさんあるのですが、 その点は他のお店のブログやRODDIOのWebなどで見ていただくとして、今回はBoseIronFactoryでは「ここまでやってのRODDIOですよ!!」 と言う点をご紹介です(^^


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 はい、皆さんおなじみのRODDIOFWのソールプレートです。

右が新品そのままのプレートで、左がBoseIronFactoryにてちょこっと加工中のもの。

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こちらが加工完了したものです(^^)v

今回はソール重量を減らしながら重心を深くする加工で、手前の部分を大胆に削った上で、上部の2箇所で重量と重心の細かい部分を調整しています。

もちろんお客様の症状や出球の状況を見てソールプレートの加工自体をやらない時もありますし、やる場合でもどのように行うかは変わってきます(^^



RODDIOのコンシェルジュになる前からRODDIOの製品のMOIマッチング依頼はあり、今まで100本近くのRODDIOFWを見てきましたが、ソールプレートの加工をしているモノはありませんでした(^^;;
せっかくチューニング幅の広い素材なのですから、こうした手間とノウハウをしっかりとかけてやることで、よりオーナーに合ったクラブにしていきたいと思います(^^







クラブMOIマッチング、クラブメイキング、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。


世界最高の研磨職人の1人である、共栄ゴルフ工業の岡村さん。

ファルコン自ら研磨すると量産が出来ず、2本セットで15万位になってしまうことから、無理を言ってHAYABUSAウェッジの研磨は岡村さんにお願いすることとなっています。

岡村さんご自身、共栄ゴルフのLimitedForgedを含む様々なメーカーの研磨をしていますが、実はHAYABUSAの研磨マスターを見た瞬間に「う~ん・・・」と唸ってしまったとのこと。


その「う~ん・・・」がいい意味なのか悪い意味なのかが気になって仕方がないので、聞いてみたところ、いい意味での「う~ん・・・」だったとのこと。

その「う~ん・・・」の中には、「このソールとバックフェイスをこの状態まで仕上げるのには恐ろしく大変」という意味があったとのことで、社長の坂本くんも「アニキィ~、これは凄いっすよ(^^;;」と少し困った様子でした(^^;;

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来年早い段階での発売に向けて今頑張っていますが、HAYABUSAは2ヴァージョンでの発売になることが決定しました。

ひとつは特殊なフェースミーリングとスコアライン彫刻、銅下メッキの上にソフトブラックという特殊なメッキを施したスペシャルモデル。
すべての点で妥協せず、現在考えうる最高の技術を惜しげもなく取り入れたモデルです。
フェースミーリングだけで原価が1本10,000円近くかかりますから、今までどのメーカーも採算が合わずに導入を見送った特殊ミーリングです。

HAYABUSAミーリング
このミーリングが市販化されるのは世界初!!
下町ロケットではありませんが、大阪のそれほど大きくない金属加工会社さんの技術の結晶です(^^


もうひとつは通常のフェースミーリングと通常のスコアライン、銅下は行わないサテンメッキの通常モデル。

ただ、通常モデルと言っても性能にほとんど差はありません。
丸いミーリングはありませんが、写真のトゥ側にあるフェースミーリングを行いますし、HAYABUSAのHAYABUSAたる所以の研磨には一切の妥協はしませんから(^^

価格に関してはこれだけの手間暇がかかっているものですから、どうしても高くなってしまいますが、今頑張っていますので、もう少しだけお待ち下さいね(^^;;





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現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。

同業にこういう仕事?とする人がいると思うと、何だか情けなくなってくると同時に、クラフトの技術の全体としての向上であったり、意識の改革が必要になっているのだなぁ・・・と思うわけでして・・・。


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お願いだから手抜きはしないでくださいねm(_ _)m



人の手をわずらわせるだけでなく、場合によっては危険なこともありますから(^^;;






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JCM-03とJCM-02です(^^

クチの悪い人に言わせると、「どっちもJCMOのオリジナルって言っているけど、所詮オープン型でしょ?」と言われるかもしれません。

まぁ、たしかに見た目では確かにそう見えると思いますし、これらのオープン型も実際にあります。



ですが、オリジナルと言うには訳があります。

実はオープンだけど、クローズなんですね。




例えばというか、実際に本当のお話なのですが、共栄ゴルフのFi-0CBというモデルがあります。
そのFi-0CBのすべてを見直して、MOIマッチング専用ヘッドとしてリファインしたモデルがFi-0CB LimitedForgedで、BoseIronFactory専売のものとなっています。

刻印以外でもほぼすべての点でFi-0CBとは別物なのがLimitedForgedなのですね。

その証拠にFi-0CBは限定生産で既に販売を終了していますが、Fi-0LimitedForgedはBoseIronFactoryが発注すればいつでも作れますし、今もまだ在庫があるんです(^^)v


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このLimitedForgedと、普通のFi-0CBの見分けってほとんどつかないと思うのですが、それと同じ事がJCMシリーズにも言えます。

すなわち、ほぼすべての面でオープン型と違うんです。

ですので、JCMシリーズと同じ研磨、同じ仕様はJCMシリーズ以外ではありえませんし、やってもらえません(^^;;
そうした意味ではオープンだけどクローズなんです。

単に重量を指定したり、ロゴを入れただけのオープン型とは違うんですね(^^


BoseIronFactoryもJCMOも鍛造から作ることは出来ませんから、鍛造型を流用して作るしかありませんが、オリジナルというからには他のオープン型とは違うオリジナリティを持つ。
その為、市販されているオープン型よりも高価になってしまいますが、当たり前のことを当たり前に行うにはそうしたことも必要であると考えています(^^






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現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。
 

ご紹介のコーナー、第3段は作業しない作業机です(^^;;


にゃんずが唯一机の上に乗ってもいい場所でもあるこの机は、作業中のクラブと作業を待つクラブ&部品の待機場所です。

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左の面は作業を待つクラブたちの待機場所及び作業中のクラブの一次退避場所(部品到着を待つ場合が多い)となっています。

正面は現在作業を行っているクラブ。

最大20本置くことが出来るので、写真のようなフルセットのG祭りでも問題ありません(^^


机の上は新品組み上げの作業を待つ部品です。

写真の状態ではJCMOオリジナルMOIマッチング専用アイアン「JCM-03」の4-10(PW)が1セットと、RODDIOのFWが2つ、ミステリーのウェッジ2本と、オリジナル1番アイアン1本、そして0番キャビティの最後の1本、「JCM-03Div.ZERO」が待機しています。

それぞれにはMOIマッチングのための問診票であったり、それぞれのオーナーになる方から頂いたリクエストなどの紙をつけていますが、個人情報などもあるので写真では外しています(^^;;


実は作業待機のクラブはまだまだたくさんあるのですが、作業にかかれそうなものを中心に机に置かないと間違いが起きかねませんから違う所(と言ってもすぐそばですが)に保管してあります。



G祭りは作業が終わっていますので、これから測定机のホルダーに移され、各種測定を行った後に丁寧に梱包してお戻しすることとなります。
(って、これを上げる頃にはもう発送の手続きに入っていると思いますが・・・)



ちなみに・・・ここの部屋では大切なお客様からのクラブを扱うので、真冬でも温度は20度~23度くらい、湿度は60%以下を保つようにしています。
クラブにもその方がいいですし、クラブMOI計測器も温度・湿度で数値が変わってきますから。

まぁ、私自身もこの部屋で過ごす時間が一番長いので、快適に過ごしたいというのもありますが・・・(笑)

 

友人や知人から、「今度北海道に行くから遊びに行くよ!!」と言われるのですが、ほとんどの場合来ないです(笑)

何でかというと、北海道はでっかいど~なんですね(^^;;←古いしベタなので恥ずかしい(笑)


さてさて、なかなかイメージするのは難しいので、下の画像を御覧ください(^^


北海道はでかい

北海道の中に、15の都県が入ってもまだ余りあるという・・・。

BoseIronFactoryのある、ここ弟子屈はこの地図で言うと京都府の「府」の字の上あたり。

札幌は香川県の「川」の字あたりです。


みなさんが「北海道に行きます!!」と言って来られる場合、ほとんどが新千歳空港にいらっしゃいますが、新千歳空港のあるのは香川県と徳島県と宮崎県に挟まれた三角地帯にあります。


札幌や新千歳空港からだと、BoseIronFactoryのある弟子屈は350キロ位離れていますから、そう簡単に来られる距離ではありません。
何しろ東京~名古屋の距離があるんです(^^;;

BoseIronFactoryが横須賀から弟子屈に移転して1年と7ヶ月経ちますが、その間1回も札幌に行っていないのはそれだけ離れているからというのもあります(^^;;


そんな離れた所になぜゴルフ工房(ファクトリーなので工場でもありますが)を????

とお考えになる方もいらっしゃるでしょうが、ファルコン自身が日本全国津々浦々を実際に訪問してみて、ここ弟子屈が一番ゴルフ工房(工場も)を行うにおいてベストな環境だと思ったからにほかなりません。



数年後の目標はここ弟子屈をクラブMOIマッチングの聖地に整地してたくさんのゴルファーやクラフトマンが聖地の巡礼に訪れてくれるということなんですから(^^




 

さてさて、新工房建設の道のり、その2でふ。

前回はズリと砕石を購入するまででしたね(^^

今回はその続きの巻~。


砕石とズリ(専門用語で0-40と言います。0mm~40mmの意味でふ)は10月上旬に運ばれて来ました(^^

ズリは10トンダンプ2台分、砕石は10トンダンプ1台分の合計30トン。
量にするとこんな感じです(^^
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こちらがズリ(0-40)。
少なく見えますが、背景が広大なもので、これで20トン、14立米(14m3)あります。

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こちらが砕石。
こちらも7立米(7m3)で10トン。

既にお隣の酪農家さんから約70立米(70m3)、100トンほどのズリは入れていますから、東京だったらマンションを建てられる位の土木工事をしている訳でして・・・。

常々思っていることですが、北海道は全部のスケールがでっかいど~です(笑)
内地で個人が130トンのズリや砕石を買うなんてまずありえないでしょうし・・・。

ズリはD型の中と外の整地(隙間埋め&レベル合わせ)作業に、砕石は主に工房とする部分の下地材として使います。

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D型倉庫の向かって左側(敷地の奥)に作る工房用地←用地であってるのか?
砕石を入れる前に束石(つかいし=土台)を埋めます。

まず、工房となる部分の地面に束石という土台を埋める作業が必要です。
砕石を入れてからだとジャリジャリしちゃいますからね(^^;;

で、この束石、北国仕様ですからめっちゃ長いんです。
それもそのはず、真冬には零下20度になることもある弟子屈ですから、土も凍ります。
土が凍ると体積が増えますから、土台が動いちゃうんですね。

どのくらいの深さまで凍るかと言うのを「凍結深度」と言うのですが、その凍結深度が弟子屈の場合80cm位と言われています(^^;;
束石もその分長いものを使わねばならず、ホーマック木場店(釧路最大のホームセンター)で一番長い束石を発注です。
(実は一番長いのでも60cmだったので、地面を80cm位掘って凍らない石=砕石を入れて調整しています)

ここで頼りになる助っ人、本夛プロが東京は練馬区から参戦っす。
束石のための穴掘り&束石埋め、そして砕石を地面に撒く作業、根太というぶっとい材木の設置まで、ガッツリと手伝っていただきました!!
ありまと~( ´ ▽ ` )ノ

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束石を埋めたよ!!

砕石も少し入れてみたよ!!

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束石&砕石が完了!!
まぢ疲れた!!


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これが根太です~。

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ご褒美の根室ゴルフクラブラウンド(^^
でもHAYABUSAウェッジのテストを兼ねてます(^^;;

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ご褒美の根室新さんまの握り(^^
こっちは本当のご褒美(^^

と言うことで、まだまだ続くのでしたぁ~~~~(^^;;


クラブMOIマッチング、クラブメイキング、ロングアイアン、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。 

連載の「ゴルフ~北の国から~」では温泉や地元メシの紹介をしたこともありますが、連動しているはずのこのブログではゴルフや工房以外のことをあまり書いていないので、若干反省しているファルコンです(^^;;


ということで、これからは少しづつですが、地元のことも書いていくこととしませう。

あ、決して次の弟子屈町議会議員を狙っている訳ではありませんから、誤解の無きよう・・・・m(_ _)m




さて、突然ですが皆さん、セイコーマートって聞いたことありますか?

ん?聞いたこと無い?

まぁ、多いでしょうねぇ・・・聞いたことの無い方。


コンビニエンスストアの中では店舗数がデイリーヤマザキに次いで8位の1,180店(2016年3月末現在)なのですが、何しろ北海道、埼玉、茨城の1道2県にしか無いのですから。

その1,180店のうち、1,082店が北海道にあって、埼玉が13店、茨城が85店という、かなり北海道ローカルなコンビニです。


セイコーマート

コンビニ界のジャイアント馬場、セブンイレブンが18,613店舗あって、北海道には940店舗、コンビニ界のアントニオ猪木のローソンは全国12,355店舗あって、北海道には625店舗、コンビニ界の長州小力のファミマが全国11,671店舗あって、北海道には47店舗(←伊藤忠なにしとるんじゃぁ!!激怒)と言うなか、セイコーマートはセブンイレブンよりも多いという・・・。


そんなセイコーマートなのですが、顧客満足度では4年連続のトップを独走しているんです(^^)v

その理由はリンク先を辿っていただくとして、ファルコンもほぼ毎日セイコーマートに通う始末・・・。



アニメ「ばくおん!!」の北海道ツーリングの回でも紹介されていますが、セイコーマートこそある意味一番北海道らしいとも言えるわけでして・・・。


ということで、本日の晩ご飯(笑)

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セイコーマート、ホットシェフ(店内調理の先駆け)のカツ丼っす。 
まいう~っす。
ボリュームも満点(^^)v


ホットシェフのお弁当ではダントツの一番人気というのも頷けるまいう~さですので、北海道に来たら是非皆さんホットシェフのカツ丼を頬張ってくださいませ~(^^



で、コンビニといえばやはりおにぎりなんですが、これもホットシェフの大きいおにぎりで一二を争う人気なのが、この筋子!!


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おにぎりとしてはちょっと高めに感じるやもしれませぬが、筋子たっぷりはいっていますし、おにぎり自体も大きいので、逆にお買い得感があるくらい。




まぁ、そのぉ、なんというか、健康にも気を使わなければいけないお年頃ですから、単身赴任でも基本毎日三食自炊しているのですが、週に1~2食はコンビニ飯になることもありますのです(^^;;

さてさて、ご紹介のコーナーその2です。

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こちらがシャフト抜き機。
通称:潜水艦(作った方はヘリコプターと呼んで欲しいらしい)。
S-45CだったかS-55Cだったか(何れにせよ硬めの炭素鋼)の削り出しです。

この潜水艦は普通には売っていないですし、気に入っているので予備も含めて2セット持っています。

コイツは本当に頼りになるやつで非常に強力なのですが、更にその使いやすさを極めるために幾つかの改造を施してあります。

改造その1:L字アングルを溶接し、作業机に固定。

改造その2:内部のスプリングを外し、鉄の筒に交換。

改造その3:クランプを2個増設してシャフト保持長を3倍に。

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なぜそんな事をしているかというと、こうすることでシャフトチップへの加熱を最小限にすることが出来るのと、手に伝わってくる感覚でシャフトが抜けた瞬間に加熱を止められるということから。

スチールシャフトの場合はほぼ加熱無しで、カーボンシャフトの場合でもシャフトチップがいい具合のお風呂程度の温度になるくらい(42度位かな)には抜けてしまうというものです。


接着剤に鉛粉などを混ぜているような接着強度が落ちる接着をしてある場合などはカーボンシャフトでも熱を加えずスルリと抜けます。←やっている工房さん、危険ですから鉛粉を接着剤に混ぜるのはやめましょう(^^;;


さてさて、次にご紹介するのはこの医療用ガーゼ!!

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不織布で出来たモノホンの医療用です。

このガーゼ、不織布ですから繊維が抜けにくい。

そりゃあそうです。傷口や手術の時にこのガーゼで拭くために出来てますから、身体の中にガーゼの繊維が入っちゃ困りますから。

クラフトの場合、様々なところでこのガーゼが活躍します。
1本組み上げるのに10枚位使うこともあるくらいです。

で、どのような場面で使うかというと、脱脂とソケットの仕上げです。

ファルコンの場合、脱脂はとても大切に考えていますので、クラフトのありとあらゆるところでそりゃもうしつこいくらいにやっています。

ホーゼル内の脱脂はこのガーゼを木製のマドラーみたいなものに巻きつけて行いますし、シャフトチップの脱脂も、グリップ挿しの時も。

脱脂をしないと接着強度が落ちますから、キチンと脱脂をしないと危険が危ない状態になりますからね。



脱脂に使うのはこのガーゼとパーツクリーナーです。

パーツクリーナーはいろいろな種類があるので、脱脂する素材に応じて使い分けます。

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左の黒いパーツクリーナーはゴムやセルロイドのソケットなどにかかっても良いパーツクリーナーで、主にヘッドの接着時にシャフトチップの脱脂をするために使います。

真ん中の緑色のはソケットやゴムに悪影響を及ぼす成分が含まれているので、ホーゼルの脱脂とスチールシャフトのグリップ挿しの時の脱脂がメインです。

右側の白いパーツクリーナーはカーボン粉などがよく落ちてくれるので、カーボンシャフトやスチールシャフトのバット処理後の脱脂など・・・。


それぞれ強さや使っている溶剤の種類などが違うので、脱脂してやるパーツごとに使い分けるんです。

 




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ゴルフトゥディ「ゴルフ~北の国から~」でもご報告していますが、新工房の進捗状況に関してもこちらで書いていきましょうぞなもし(^^

D型倉庫という60坪の大型倉庫の中に新工房を作っちゃうという計画ですね。

まずなぜD型倉庫の中に工房を作ろうと思ったのか・・・。

D型倉庫は天井高が最大で6m以上になります。

大きな引き戸の高さだけでも3.6mあり、左右も3.6mあります。

工房の中から打てる試打室を作りたかったので、この引戸を利用して倉庫の中から外に向かって打ち出せるようにしたかったというのがそもそもの始まりです。


で、ここを購入した時に付いていた青いD型倉庫はもうボロボロ。
買ったその年の大雪で思いっきりひしゃげてしまいました。

翌年の雪(2015~2016シーズン)はそれほど多くなかったものの、見事に潰れた訳で・・・。


で、雀の涙ほどの退職金で作ったのが、今のD型倉庫です。

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んがしかし、このD型、建ったは良いけれど、とてつもなく困ったものでした。

写真右側の入口付近を見ていただきたいのですが、まともに整地しないで建ててしまったため、入り口付近に50cm近い段差があり、車はもちろんキャタピラのジョセフィーヌでさえ入るのが困難な状況でした。

しかも倉庫の中も7~8割の地面が川砂(上記写真の灰色の部分)で埋められていたために、倉庫の中も砂が30~50cmある状態。
まぁ、バンカー練習には最適だったので、HAYABUSAのSWはこの砂で開発されたと言ってもいいくらい(^^;;

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白っぽい部分が砂です(^^;;
酷いでしょ?


更に地面との隙間が20~40cm位あったので、そのままでは雪や雨がどんどん入ってきて全く使い物にならない状態でした。


そこで助けてくれたのが、お隣の酪農家さんです(^^


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これでダンプ1台分(10トン)


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10トンダンプ2台でご自身の所の砂利(ズリ)を5~6往復ピストン輸送して、でっかいタイヤショベルであっという間に大まかな整地をしてくれました。

20トン分の砂利は残しておいてくれたので、「あとはタイヤショベル貸してやるから自分でやりなぁ~(^^)v」と。



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ヤマトさんすみません、肝心な部分が見えないんですが・・・(^^;;


で、バタバタしていてなかなか出来ずに時は流れ・・・。

 
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ようやくタイヤショベルを借りてきて、ズリと川砂を入れ替える作業をやったのが9月下旬・・・。

で、残して頂いたズリだと30~40cmの大きな石もありましたし、酪農家さんから4~5cmの小さい石の入ったズリを買ってきてその上に入れるように言われていたので、時間を見て紹介された土木会社さんへ・・・。


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をを!!これは良いズリだ!!

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をを!!これは良い砕石だ!!

ということで、お値段もなんとかなる金額だったので、ズリと砕石を即決。



ゴルフ工房をするのに、なぜか土木工事もやることになったファルコンなのでした(^^;;



続きます~(^^ 





クラブMOIマッチング、クラブメイキング、ロングアイアン、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。
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