ふむふむ。

BoseIronFactoryのWebSiteなどでは、ファルコン自身が想定質問と言う形でQ&Aを作ったりしているのですが、こうしてブログなどで質問コーナーを作ると、自分では考えない質問が来たりするものです。

ということで、質問です。


Q:アイアンのmoiチューニングで ロング ミドル ショート と違うシャフト例えばロングはカーボン、ミドル以降はスチールのような又はロングでモーダス105ミドル以降はモーダス120のような組み合わせは可能なんでしょうか。
 
同じように振り切ることが出来るならその時はシャフトの特性が出てくるのでしょうか。
 
何時も質問ばかりですみませんが今回もご教授ください。よろしくお願いします。



いえいえ、そんなことないですよ(^^
こうして自分ではなかなか考えない質問が来るんですからね(^^

それではお答えしてまいりましょ~。

A: ふふふのふ。MOIマッチングに不可能はありません←これは嘘(笑)
はい、もちろん可能ではありますが、ロングでカーボン、ミドルでスチールと言った形=あまり特性の違うシャフトにするのはお勧めしません(^^;;
MOIマッチングでシャフトの特性の違いが感じやすくなりますから、全然性格の違うシャフトにすると特性の違いも感じやすくなります。そうなるとアイアンの番手間のスムーズなフロー(流れ)を損なう可能性が高いからです。
MODUSにしても105と120、125SYSTEM3、そして130はシャフトの性格がかなり違います。

軽いシャフトから重いシャフトにしていくことでMOIも合わせやすくなるということはありますが、4番と5番、5番と6番、6番と7番~で1番手ずつ重くなっていって且つ同じ特性のシャフトでない限りは、その特性の差が如実に出てかえって打ちにくいものになってしまう可能性がありますね(^^;;

そうした点を踏まえて作られたのが、フジクラのMCI BLACKであり、トゥルーテンパーのDG-AMTです。
MCI BLACKはMOIまでもある程度合わせてくれますし、DG-AMTはMOIも多少は合ってくると言う違いはありますが、どちらも軽いシャフトから重いシャフトに移行していくことでMOIも合わせやすくなってきます。

ただ、MCI BLACKではシャフトのみでMOIを合わせようとしているので、ロングアイアン用では少し軽く、ショートアイアン用では逆に少し重すぎるという傾向があります。
やはりヘッドの加工などを含めた総合的なMOIマッチングに歩があると言えますし、ヘッド重量から専用設計したJCMシリーズやLimitedForgedといった専用設計のヘッドで行うのが一番効率的でシンプルであると考えています。

ちなみにですが、こうしてシャフトでは無く、ヘッドを変えていくことでMOIマッチングと同様の効果を得ようとする考えは昔からありますね。
そう、いわゆるコンボアイアンと呼ばれるもので、6番までポケットキャビティ、7番以降はキャビティだったり、6番までキャビティで7番以降がマッスルバックといったものです。

こうして色々な考えをして様々なクラブが出てきますが、かなりの確率でクラブMOIマッチングで解決される場合が多いので、もっともっと早く広くMOIマッチングを広めていかなければいけませんね(^^;;


このブログを読んでいる皆さんはクラブMOIマッチングに興味のある方や、クラブMOIマッチングを実際に行ってその効果を体感されている方だとおMOIます。
興味のある方は是非実際にMOIマッチングを行ってその効果を体感されてください。
そして既にクラブMOIマッチングを行っている方は、友人や知り合い、ライバルにもドシドシその効果を宣伝して広めていって頂けると助かりますm(_ _)m





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お預かりしてから10日〜2週間程度でMOIマッチングは完了いたします。
現在約2週間待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。