SNSやブログ、ホームページなど、誰でも情報を発信できる時代。

便利でもありますが、不便でもあると思うんです。


実際に、ネットで適当に拾ってきた情報を自分の都合のいいように切り貼りすれば、さも事実のように読ませることも簡単です。

大きくニュースになったWELQの問題はほんの一部に過ぎないことだと思います。
実際にはアクセス数を稼ぐためであれば全く取材もせず、事実関係も全く確認しないまま、面白おかしい人目を引くタイトルをつけて載せるネットメディアは数多くあります。

山崎パンがカビ無いといったことや、マクドナルドが食用では無い肉を使っているとか、そうした個別の点の事実関係を私自身が調べた訳ではありませんからなんとも申しませんけれども、そのことを拡散したいのであればその事実関係を自分なりに調べた上で拡散したほうがより信憑性は増すと思います。


例えばマクドナルドのことで言えば、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170125-00010004-bfj-soci&p=1
という記事も探せばすぐに出てきます。

実際に裁判自体があったのかということを私なりに調べてみましたが、調べられる範囲ではそうした裁判が2012年以降にあったとは確認できませんでしたし、ジェイミー・オリバー自身のツイッターでもFacebookでもマスドナルドと裁判をしたと言うツイートも書き込みもありません。

もちろんジェイミー・オリバーの公式WebSiteにもマクドナルドのことは載っていません。




この記事の発信源を見てみると、トルコが発信源、1月16日に書かれたWebの記事が発祥のようです。


トルコのメディアが1月16日前後にこのニュースを発信したとありますが、どう考えてもおかしいのは、裁判も「16日前後」の判決となっているのに、日本時間の16日にこのメディアが発表したと言う事実。

”前後”なのに16日のピンポイントで公開されているんです。

日本は極東の国ですから、イギリスやアメリカ、もちろんトルコよりも16日になるのは早いんですが・・・(笑)



当然のようにこの記事にもどの国の裁判であるかとかは一切書かれていません。




まぁ、私個人としては、マクドナルドは弟子屈にはありませんし、ほとんど食べることもありませんから、どうでも良いのですが、トルコの出処もわからないような記事をそのままコピペで発信しておいて、さも本当に裁判があったような(あったのかもしれませんが、ジェイミー・オリバー自身が全く触れていない状況からすると裁判自体が無かったのではないかと推測できるでしょう)書き方をするのはメディアと言って良いのかと思うんです。

そしてそれを疑いも無く信じてしまう人がいるということに対してもなんか違和感を感じるのです。






その昔、東スポが学生からの質問に対して以下のように答えたと言う話があります。

学生:「東スポはちゃんと裏を取って記事を書いているんですか?」

東スポ:「私たちは裏しか取っていません!!」


裏を取る分、なんにも考えず載せるキュレーションメディアより東スポのほうが余程メディアとしての意気込みを感じられると思うのですが・・・。