ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

February 2017

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本日は超がつくほどの快晴。



なので。。。。


昼過ぎに出荷に行くついでに水たまりまで。



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水たまりまでBoseIronFactoryから16キロ位。

出荷しに行く町中までは6キロ位。

まぁ、往復20分の寄り道です。



で、バズーカを持ったカメラマンがざわついていたので、よ~く見てみると。
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8割がた凍結した水たまりの上を、

大鷲




オオワシが飛んでおりました。



特別天然記念物のノラタン(野良の丹頂鶴)はよく見ますが、普通の天然記念物のオオワシのほうが弟子屈では貴重です(^^;;




オオワシ
オオワシ(ウィキより)


もちろんオオワシも格好いいんですが、やっぱりファルコンとしてはハヤブサですね(^^


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 クラブMOIマッチングが普及していくとゴルフクラブに対する言い訳ができなくなると言われる方が多いです。

ありがとうございますm(_ _)m

そうなるとクラブに対する不満も無くなるわけですから、買い替えや買い増しなどの需要が減って、ギアの市場が落ち込むとお考えになる方もいらっしゃいます。

確かに一時的にはそうなるかもしれません(^^;;

実際にBoseIronFactoryではリピートされるオーナーさんはそれほど多くは無いですし(^^;;


ですが、実際にBoseIronFactoryで売上げが落ちているかというと落ちるどころかドンドン増え続けています。

MOIマッチングの噂を聞きつけて新規にMOIマッチングのご依頼をされる方が増え続けているんです。


ゴルフ人口が減り続けていることは間違いありませんけれども、日本のゴルフ人口自体、まだまだ大きな市場です。
減り続けていって仮に5年後に500万人になったとして、その時点でもMOIマッチングをやっているオーナーは1万人にも満たないのです。

仮に500万人のウチの半分がMOIマッチングをするとなると250万人。

MOIマッチングが出来る工房が増えていったとしても250万人全てのMOIマッチングをするとなるとお一人平均10本やったとしても2,500万本になります。
全国2,000店の工房のうち、1,000店がMOIマッチング認定店になったとしたら、1店当たり25,000本。

BoseIronFactoryの昨年のMOIマッチング実績が1,803本ですから、1日5本ペースでフル稼働したとしても14年近くかかる計算。

さすがにこれは無理です(^^;;



となると、MOIマッチングの工房でのご依頼だけでな無く、大手メーカーさんの吊るしのクラブでもMOIマッチングを行ったクラブを販売していく必要が出てきます。

そうした未来に向かって少しづつですがメーカーにもプレゼンテーションをおこなっているんです。

500万人の半分がMOIマッチング行うとしても、大手メーカーさんの吊るしクラブでのMOIマッチング済みクラブの販売は必須となりますから、半分のゴルファーに行き届くまでには工房と合わせても10年以上はかかると思われます。

その間もスイングバランスで作られたクラブの需要は半分残る訳ですから、スイングバランスでの買い替え需要とMOIマッチングクラブの買い替え需要で、おそらくMOIバブルといえるような状況が10年以上は続くのではないかと考えています。

そのMOIバブルの後でも少しづつスイングバランスからMOIマッチングに移行する人は増えると考えられますから、少し売上げは落ちたとしても今現在(2017年)以上の売上げはあると考えます。




あと、メーカーさん、始めるのであれば早いウチが良いですよ(^^
創業者利益じゃないですが、早く始める程に「あのメーカーはいち早くMOIマッチングに目をつけてやり始めたメーカーだ」と言うことになれば、後から初めた所より確実にアドバンテージをとれますから。
それに今はMOI関連の商標に関しても無償で良いのですが、今こうして無償で良いと言っているのにやらなくて、5年後10年後になってからお願いしますということになると、早くから初めたメーカーさんに対しての義理(=上記のアドバンテージ)も考えなければ行けませんから(^^;;

はい、あと3日で46本のMOIマッチングを仕上げねば、お約束の期日を過ぎてしまうと言う切羽詰まっているファルコンです。

今は、接着&グリップ乾き待ちでございますので、サボっている訳ではありません(と言ってももう午前3時になろうとしていますが・・・)



さて、お店でフィッティングをしたりお店の人に「このクラブ(シャフトorヘッド)がお薦めですよ」と言われてクラブを買う人が多いと思うのですが、入庫してくるクラブを見ると、「ホントにフィッティングしてるのか!?」とか「こんなん薦めたんかいっ!!」と思うようなクラブが多く入庫してきます。

皆さんいい人ですから高いお金を出して自分に合わなくても「自分のスイングがよくないのがいけないんだ」とおっしゃるでしょうが、クラフトマンやフィッターを名乗るのであれば、合わないクラブを作るほうに責任があると思うのです。(←あくまで個人的な意見です。もちろん自戒の念を込めての。)

オーダーメイドの服を作って、お腹がきつくて入らないからといって「私が太っているからいけないんだ」とはほとんどの方は思いませんよね?

それと何が違うのかとファルコンは思うんです。個人的にですけども・・・。



ですので、もしBoseIronFactoryでMOIマッチングしたり新しくクラブを作ったとして、合わなかったら何度でもいつでも再調整は工賃を頂きませんので、合わなかったらご相談ください。

アドバイスだけで大丈夫な場合もありますが、それでもダメな場合は責任を持って再調整します。

一般的な工房さんは1本4万、5万、8万とするシャフトでリシャフトする時、わずか10分で2万~4万の粗利が出ますが、BoseIronFactoryの場合は元々5,500円と言うMOIマッチング工賃だけでやっています。
その為、再調整などが必要なクラブになると、割に合わないなぁ、、、と思うこともあります←正直でしょ?(笑)

でも、工賃で商売をさせていただいている以上は、工賃なりの効果が無ければBoseIronFactory自体の存在意義はありません。
(もちろんリシャフトMOIや新規組み上げなどでそれなりの利益をいただける仕事はありがたいのでドシドシとご依頼ください←結構切実)

理想を語らせていただくのであれば、全部の工房やショップが責任を持って無償で再調整するべきだと思うのですが、それが敵わないのであれば、せめて「先日買ったクラブ、合わなかったです。右にしか行かないんですけど・・・」位は言っても良いのでは無いかと。




「そりゃお客さんのスイングが悪いからで、こっちのせいじゃありませんよ~」という工房やショップは無いとは思いますけども・・・ね。

MOIマッチングのご依頼で入庫してきたクラブ。

フィッティングした上での購入だと思われます。

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フィッティングは7番アイアンでされることがほとんどですが、フィッティングした上でオーナー自らこうしたことを行わないといけないということは、フィッティング自体がキチンと出来ていないということとも考えられます。

何度かこのブログでも書いていますが、

スーツのオーダーで考えてみましょう。
オーダーして採寸→出来上がる→お金を払う→着てみる→合わない→ゴルァ!!

となると思います。
 
分かりやすくドライバーのオーダーで考えてみると・・・。
フィッティングして購入→出来上がる→お金を払う→打ってみる→スライスばっかり→私のスイングが悪いんです。

となりがちですね(^^;;


この部分を直さない限り、ゴルフギアに於けるユーザーフレンドリーはありえないと思うのです。
 
ちなみにBoseIronFactoryは何度でもいつでも工賃無償の実費のみで再調整をします。

再調整で工賃を頂かないのは、オーナーにとって合うクラブを作れなかったことに対する反省とお詫びの気持ちがあるから。


信頼して任せて頂いたにもかかわらず、その信頼に応えられなかったとしたら、お金をいただくべきでは無いと考えているからです。

もちろんこれは私個人の考え方ですので、他の工房さんやショップで合わないクラブ作ったとして、ゴルァ!!と怒鳴り込んだとしたらおそらく警察を呼ばれるでしょうから気をつけてくださいね(^^ 

むー。

かにゃり手こずっていたようにゃけど、まぁ、にゃんとか出来たにゃ。

検品は厳しくしにゃいとファルコンは時たまミスるからにゃあ(=^x^=)





はい!
やまとさんの妥協を許さぬ厳しい目を経て完成いたしました( ´ ▽ ` )ノ


Gridgeさんにてまたまた書かせて頂いております。

今回はちょっと辛口で、「スイングバランスに惑わされるな!!」と言うタイトル通りの記事になっています。

http://gridge.info/articles/2870 




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スイングバランスが合っていれば振り心地は同じと言う誤解をされている方々にとっては少々ショッキングな内容となっておりますが、スイングバランス自体を否定しているということではなく、スイングバランスに変わる正確な振り心地の指標としてはクラブMOIマッチングのほうが優れているということですので、何卒ご了承ください。


それでもなおかつ、スイングバランスにこだわる皆様にとってはクラブMOIマッチング自体が邪道と言うことになると思います。
あと数年でそうした方たちにもご理解をいただけるよう、いろいろな場面でクラブMOIマッチングの理解が深まるよう頑張っていきますので、今後共よろしくお願いいたします。






クラブMOIマッチング、クラブメイキング、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。

お預かりしてから2週間程度でMOIマッチングは完了いたします。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。 

まだ正式に決まったわけではありませんので、追々キチンと下形でお知らせしたいと思いますが、新しいメーカーさんのお取り扱いが開始となります。

 
新規組み上げやリシャフトが少なくMOIマッチングがほとんどのBoseIronFactoryにとって、新しいメーカーさんと直のお取引を始めるのは相当に惚れ込んだところでないと行いません。

実際、幾つかのメーカーさんからはBoseIronFactoryでも取り扱ってくれないかといった打診を頂いておりましたが、その多くは取引開始時に数十万~100万単位の仕入れをしなければなりません。

そうした大量の在庫は、お金の面は置いといたとしても、どのお客様に合うか分からない商品を大量に在庫するということは、最悪在庫処理のために「もしかしたら合わないかも・・・?」と言う不安の中でお勧めすることになりかねません。
それをせずにいるとBoseIronFactoryのような弱小の会社は一瞬にして不良在庫の山となります。

商品自体のクオリティは高いのかもしれませんが、どのお客様に合うか分からない商品を大量に仕入れることは出来ませんから、そういったメーカーさんはお断りするしかありません。


今回のメーカーさんもRODDIOや共栄ゴルフ、藤本技工や三浦技研、グラインドワークスを始めとするメーカーさんはそうした点においても非常にユーザーフレンドリーなメーカーとなりますし、何よりもファルコン自身が実際にその製品を見て、惚れ込んだからこそこちらからお願いしてお取引を開始させていただいたと言うことになります。

 
双方に取ってより良いタッグとなるよう、一層の精進を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

イマドキの大手メーカー製ドライバーやFWにはスライダー機能でフェードにしたりドローにしたりする機能が搭載されていますね。

古くはTaylorMadeのR7などでウェイトスクリューによる球筋の変化がありましたが、今ではカチャカチャ以外にもTaylorMadeのSLDRやM1などでスライダーによる球筋の変化を実現している(と言われています)。

M1などは全体の重量としてはカーボンを多用している点から軽めに出来ているので、その分スライダーの重量で全体的な重さを出すようにしていて、特にドロー/フェードのスライダーにはかなり重めのスライダーを使っています。

M1-440


で、皆さんに質問なのですが、R7の時代からの調整機能って、効きましたか?


BoseIronFactoryにはSLDRもM1/M2もかなりの数入庫してきましたが、状況を聞いてみるとそのほとんどがスライス傾向、球は上がりにくいと言う傾向にありました。

ドローポジションにしてもその傾向は変わること無く、フェードポジションよりは少しだけマシになると言う状況です。

実際に複数のM1やR15などでフェードポジションからドローポジションに変更した場合、クラブMOIの変化がどの程度あるかを測定してみた所、ヘッドにもよりますが14~20kg-cm2のクラブMOIの変化がありました。
ドローポジションはヒール側に、フェードポジションはトゥ側にスライドしますから、ドローポジションではクラブMOIは低くなり、フェードポジションではクラブMOIが高くなります。
このことはクラブMOI理論としても合致しているのはさすが大メーカーといえますね。

とは言いつつTaylorMadeに限らず、ほとんどのドライバーに共通して言えることは、元々のクラブMOIが高いということです。
クラブMOIが高い=振るのにより一層のチカラが必要=そのチカラが出せない場合は振り遅れる=フェースが開いて当たり、ロフトが立った状態で当たる。
ということになりますから、いくらドローポジションにしてもドローにはならないということとなります(1-Cの位置)。

イラストA
イラストB


こうしたドライバーをMOIマッチングする場合、全体としてのクラブMOIを下げつつ、スライダーの調整がキチンと効く状態に仕上げなければいけませんのでかなり面倒ではあります。
また、こうしたクラブの場合、そのほとんどがカチャカチャのクラブですから、 カチャカチャによるロフト・ライの変化によってもクラブMOIは多少は変わってきますので、そうした面を鑑みつつMOIマッチングを行う必要があります。

地クラブでこのようなスライダー機能を持ったものは今のところありませんが、メーカー品のクラブも数多く行う工房ではこうしたノウハウの蓄積も進んでいます。

仮に地クラブのヘッドで作るとしてもこうしたノウハウがあるとないとでは当然仕上がりも変わってきますのでご注意くださいね。





クラブMOIマッチング、クラブメイキング、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。

お預かりしてから2週間程度でMOIマッチングは完了いたします。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。 

間違いないのは、近い将来、必ずクラブMOIマッチングが主流となっていくことです。

主流になっていくと言っても、スイングバランスで作られたクラブに慣れているゴルファーにとっては、クラブMOIマッチングされたクラブに慣れないことも考えられますから、スイングバランスが無くなるとと言ったことは考えていません。

ですが、スイングバランスのクラブとクラブMOIマッチングで作られたクラブとがゴルフのギア市場に於いて並んで売られることは近い将来に於いて充分考えられることですし、そのようになっていく潮流は間違いなく来ていると感じています。


ゴルフ業界の関係者の中には、クラブMOIマッチングのことを知らない人がほとんどですが、私たちが「MOI!!MOI!!」とずっと叫び続けていることもあってか、クラブMOIマッチングと言う言葉だけは知られるようになってきました。

これからはメーカーや媒体(雑誌など)への協力を含めて更に積極的に出ていくつもりです。

もちろんご依頼頂いたMOIマッチングは責任を持って行わせて頂きますのでご安心ください(時間はもう少しかかるかもしれませんが)。


今現在ご依頼頂いているオーナーの皆様とこれからご依頼いただくオーナーの方に関して言えば、今まさにゴルフクラブの概念が変わろうとしている場面に立ち会っていただいていることとなります。


ファルコンの髪が全部白くなる頃まで「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」があったらきっと「この時時代が動いた!!」と言う場面になるのではないかと(笑)←今から髪伸ばそうかなぁ・・・(笑)



皆さん、絶対にそうなると信じていますし、どんなに大変であっても絶対にそうしていきたいとおMOIますので、その時が来たら「俺はMOIマッチングがこんな普及する前からあのファルコンまつばらにやってもらっているんだぜぃ!!」って自慢してくださいね(^^

ヘッドメーカー、クラブメーカーの皆様へ。
フジクラのMCI BLACKやトゥルーテンパー社のDG-AMT、そして日本シャフトのMODUS PROTOTYPE等のシャフトが非常に好評です。
これらのシャフトに共通しているのは、クラブMOIマッチングを非常に強く意識したシャフトであることです。各番手の振り心地を揃えることで、各番手のボールコンタクトの一瞬をもコントロールすることで、結果的に出球までもコントロールしてしまう。これは今までのスイングバランスの概念では考えられなかったことです。

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シャフトメーカーはクラブMOIマッチングを意識したモデルを世に出していますが、ゴルフクラブはシャフトのみで完成するものではありません。
ヘッド、シャフト、グリップの3つが融合し、それぞれの役割と良さを引き出してこそ、ゴルフクラブとして機能することになりますし、ヘッドはその中でも一番重く、一番先端に付いていて、何よりもボールにコンタクトする唯一の接点です。

ヘッド、シャフト、グリップの3つがあって初めてクラブになるように、3つがあって初めて”クラブMOI”マッチングになっていきます。
中でもヘッドはクラブの先端にあるわけですから、クラブMOI=慣性モーメントのキモと言える部分で、その効果も絶大です。

シャフトのみでクラブMOIマッチングを完結させようとすると重量フロー・重心位置のフロー等々で行うしか方法はありません。
そのことは非常に難しいとともにクラブの総重量差が激しくなり、結果肝心のクラブMOIマッチング自体をスポイルしかねません。

クラブMOIマッチングがクラブMOIをマッチングしていくチューニングである以上、ヘッドをクラブMOIマッチング用に作ることが一番最善で一番効率的な方法となりますし、MCI BLACKやDG-AMTに頼らずクラブMOIマッチングしていくことが可能となります。

そこで、ヘッドメーカー、クラブメーカーの皆様にご提案です。
クラブMOIマッチングのノウハウ、知識、技術的なことを無償にて提供いたしますし、MOI関連の商標に関しても非独占にはなりますが、無償にて使っていただいて構いませんので、一緒にクラブMOIマッチングを見据えたヘッド・クラブを作りませんか?
全てのゴルファーが3番アイアンを7番アイアンと同じように打ちこなせるゴルフがクラブMOIマッチングで実現できるのですから!!


ご連絡・お問い合わせは:seabose@me.com 080-5444-0101
BoseIronFactory ファルコンまつばらまでお願いします。​

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