ゴルフ北の国から〜MOIマッチング編〜

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」でお馴染みのファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからをお届けします。

April 2017

はい。
早くバランスVSクラブMOIマッチングの続きをやれと、各省庁から催促が来ているファルコンです(←弟子屈の町役場からは来てませんが)。

分かっちゃいるけどもう少し待ってくださいね。 なにしろ結構時間かかるので・・・(^^;;


さて今回はそんな忙しさにかまけて試打用(テスト用)の発注するのを忘れていたRODDIO UTのお話しです。 


RODDIOと言うとやはりぶっ飛びのFWが最初に思い浮かびますが、今回のUTはFWを凌駕する程の出来の良さです。

そのまま組んでも素晴らしいのですが、チューニング幅の広さで言ったら今までのRODDIOを遥かに凌ぐチューニング幅がありますから、きっちりとチューニングできる所で組んでもらうのが最善だといえるでしょう。


中にはいるんですよ。
シュリンクそのままでハッチを1回もあけることなく組み上げてお渡しするようなところも・・・。
(どこだとかは絶対に言いませんし言えませんし聞かれても答えませんが、「RODDIO買ったけど合わないから、ファルコンさん、MOIマッチングすれば良くなりますかね?」というような方が結構いらっしゃってそのクラブを見てみると、ハッチを開けた形跡すら無いという・・・)

もちろんほとんどのコンシェルジュショップはそんなこと無いとはおMOIますが。

ヘッドが45,000円、シャフトが20,000円と計65,000円と言うRODDIOの価格設定ですが、それに見合うチューニングが出来る所を探して組み上げてもらうことをお薦めするものです(BoseIronFactoryでも良いですが、他のクラブでMOIマッチングした実績が無いと適正MOIが分からないため組み上げ出来ませんのでご了承ください)。


で、その価格。
税別65000円、高いです。

でも、他のメーカーの高いUTでもそのくらいの値段のものはあります。
で、他のメーカーの高いUTにはどれほどのチューニング幅があるかというと、ほとんどのメーカーは個体差で指定するだけでそれ以外は全くチューニング出来ないものもあります。
同価格帯の他のUTを見てもスクリューがあったり無かったりするくらいで、ぶっちゃけチューニング幅としてはそれほどあるというわけでもなく・・・。

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これだけの作りの良さ、精度の高さ、チューニング幅の広さを見てしまうと45,000円と言うのは正直バーゲン価格です。
もちろん私達工房にはもう少し安い値段で入ってくるので、RODDIO自体の儲けもそれほどありません。

こういうのを見てしまうとチューニングできないヘッドをそのまま接着しておしまいのヘッドは4,5○○円でも良いのではないかと思うくらいです。←また叩かれるぞ!!


MOIマッチングをやっていると、MOIマッチング自体で見た目はほとんど変わらないということもあり、モノの価値って何なのだろうと考えるときがよくあります。

RODDIOの場合、チューニング幅と言う、見えない部分で付加価値を大きく上げることが出来るという点でMOIマッチングに共通した部分があるというのもRODDIOに惚れ込んだひとつの要因なのかもしれませんね(^^



発売は5月15日。
5/14出荷になるでしょうから、ここ弟子屈にヘッドが到着するのは16日になると思われます。その上1本きっちりとチューニングするのに2~3日はかかりますから、その頃のMOIマッチング作業が無くて暇を持て余していたとしても、5月20日前後のお送りになります。


1日も早く使いたい方は15日に受け取れるような工房さんで頼むことをお勧めします(^^;;←ヲイヲイソレデイイノカ!?

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M1 194.5g
(MOIマッチングでのヘッド調整済み)

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M2 194.0g
(MOIマッチングでのヘッド調整途中)

シャフトは全く同じ(1本のシャフト)を使っています。


スイングバランスで考えるとM2のほうが少し低く出る事になり、M2がC9.5、M1がC9.7となりました。

ところが・・・。

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こちらがM2


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こちらがM1
 クラブMOIを測ってみると、上記のようにヘッド重量が軽いM2のほうがクラブMOIは高いんです。


2~3程度でしたら誤差とも言えるのでしょうが、20kg-c㎡も変わってくると誤差とは到底言えません。(なんちゃってMOIの中にはこのくらいの誤差があるものも多いですが)


その昔、有名ゴルフギアライターの方と対談をした時にその方が「重心距離などの違いがMOIには反映されないから・・・」 おっしゃっていたのですが、奇しくもそのことを反証する結果になりました(^^;;


先に上げたM1のスライダーの件に関してもですが、クラブMOIは奥が深いですね(^^

日々是精進です。もっともっと頑張ります(^^;; 

2つのスライダーでの調整機能を持つM1。

ドロー側、フェード側での横のスライダーだけでなく球の上下をコントロールする縦のスライダーも重要な役割を担っています。




横のスライダーは重心距離をコントロールするだけでなくクラブMOIも大きく変わって来るのは分かっていたのですが、縦のスライダーに関しては今日ちょっとした発見がありました。

球が上がるポジション(深重心)にすると、重心がシャフト軸線上から離れるのでMOIが高くなるのだろうと単純に考えていたのですが、実際には逆に低くなったのです(^^;;

クラブMOI理論上は球が上がるためにはMOIが低くなる必要があるのである意味当たり前なのですが、思い込みというものは怖いですね(^^;;

実際に縦のスライダーを動かし、「ほらMOIが高くなったでしょう?」と言おうとして、「え?逆に低くなってる?えぇ!?」となり、よくよく見てみたのが上記の写真です。

よく見てみると分かるのですがシャフト軸線上からは離れますが、スライダーのバットからの位置はソールがラウンドしている分短くなっているんです。

だからスライダーをHighの位置にするとMOIが低くなると言う・・・。


まだまだ学ぶべきところはあるのだなぁと感じ、これからも日々研鑽を積んで行かねばとおMOIました(^^;;


理論とは対象となる事象の原因と結果の関係を合理的に説明する論述。
思い込みやイメージで考えたとしたらそれは理論ではありません。

そのことは私自身が1番気をつけなければいけないのですが・・・(^^;;

結構前から敬愛するタケ小山さんが「4月に網走まで行くよ〜」と言われていたので女満別空港で出待ち中です(^^;;

タケさんにご紹介したいコースや観光していただきたいところ、食べていただきたいものなどは沢山ありますが、お忙しいタケさんがリタイヤしたあとには(なかば冗談だとはおMOIますが)弟子屈のウチの隣に家を建てて週イチで漁師をするとのことですから、それはその時までとっておきましょう(´∀`*)


と、書いたころに飛行機は到着し、差し入れの美幌の肉まんを差し入れさせていただきました(^^;;

点香苑の肉まん!

旨いものだらけのHKDにあってその旨さとデカさ、そして圧倒的なコストパフォーマンスによって常に行列の絶えない人気肉まん店のバカウマ肉まんです。




着陸の少し前に空港に着いて出待ちして、出てきた所で肉まんをお渡しし、握手と現状報告をした後にお別れしましたが・・・。
(もちろんその場で食べるわけにも行かないので・・・)



タケさん肉まん

非常に美味しいと、タケさんのFacobookだけでなく、メッセージで直接言っていただけたので、往復150キロの道のりを行った甲斐があるものというものですね(^^



タケさん!!

気に入っていただけたようで何よりです!!


フジクラのMCI BLACK、非常に良いシャフトです。

このことは間違いないので、最初に書いておきます(^^

MOIマッチングをシャフトの点から実現しようと長い期間をかけて開発した、その心意気も最大限の評価に値します。

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ただし、MCI BLACKにも弱点があります。

その弱点とは、既に何度か書いていますが、シャフトでの重量フローと重心フローです。

シャフトだけでMOIマッチングを実現させようとするのは非常に難しく、実際には重量だけでほぼほぼMOIが揃うようにするにはロングアイアン用とショートアイアン用で30~40gもの重量差をつけなければなりません。

技術力の高いフジクラですから、重量だけでMOIを揃えることは上記のような大幅な重量フローをしていかなければいけないことが分かっていました。
そのため、重量だけでなく重心位置も番手ごとにフローさせること(ロングアイアンはバット側へ、ショートアイアンはチップ側に)で必要最小限の重量フローとさせています。

いわば重量と重心のフローを敢えて行うことでMOIを合わせていくと言う技術のあるフジクラならではの手法ですが、重心を今以上にフローさせてしまうとキックポイントもかなり変わってくることから、重心位置のフローも、それほどの量が行われている訳ではありません。


どちらかを取るとどちらかがダメになる。そうしたしがらみのようなものがあるので仕方のないことなのですが、結果的に100Sでロングアイアン用のシャフト重量は94gであるのに対して、ショートアイアン用の重量は115gと21gもの重量差を設けなければMOIマッチング的な振り心地の統一を測れなかったんです。
この21gのシャフト重量差の他にヘッドの重量差も7gピッチでありますから、4番アイアンとPWでは(7g×6)+21g=63gもの重量差が生まれることになります。
42gで済んでいたものが、63gになるのですから、どなたでも持っただけで「重い!!軽い!!」と分かるようになります。

総重量自体は適正な重量差であればキャディバッグから出してテイクバックに入るまでの間しかゴルファーに影響は与えず、スイングに入ると基本クラブMOIが支配しますが、特にショートアイアンではその重量差がある上にシャフトの重心までもがチップ側にフローしていくことでゴルファーに対して必要以上(クラブMOI以上)に重いと言う感覚を植え付けます。



これがMCI BLACKの最大の弱点なんです。

ちなみにですが、この点が優位に働く方もいらっしゃいます。
第一次MOI(腕や身体のMOI)が不足し、カウンターバランスをつけなければチーピンに悩むようなゴルファーです。
しかしながら、クラブMOIの適正値がオーナーひとりひとりによって違うように、第一次MOIを調整するカウンターバランスの重量もひとりひとりによって変わってきます。
そうした意味からもMCI BLACKの重量差に頼るのは1種類のカウンターバランスと言うかたちになりますから、合うか合わないかは賭けとも言えます。
更には重心位置が短くなるに従ってチップ側に移動していくことから、カウンターバランスとして機能する重量も必要以上に重くなると言う弊害もあります。
(人にもよりますがBoseIronFactoryでカウンターバランスを仕込む場合、必要最小限にしていますので、重くても10gまでは行きません。バット側ギリギリに埋め込みますので、軽いカウンターバランスでもより効果的ということになります)


一方でMCI BLACKやDG-AMTのようななんちゃってMOI用のシャフトではなく、通常のコンスタントウエイト(シャフト重量差が無いシャフト)のアイアンの場合、基本ヘッドの重量調整と0.1mm単位でのバットカットにてMOIマッチングを行います。
MOI=慣性モーメントですから、外周部に近ければ近いほど効果があるので、シャフトの重量差で調整するより何倍も効果的です。

その為4番アイアンとPWの重量差も45g~49g程度で済むのです。
63g-49g=14gものアドバンテージが生まれるんです。



ぶっちゃけて言ってしまいますと、MCI BLACKはMOIマッチングの知識も技術も無いお店に向けたシャフトであり、キチンとMOIマッチングが出来るJCMO認定店に関して言えば、PINGのGシリーズのようにヘッド重量の調整が難しい上に、ホーゼルも殆ど手がつけられないくらいの差し込み長しか取ることの出来ないアイアンに関しては有用ですが、それ以外のヘッドに関して言えば必要ないと言えます。


キチンとしたMOIマッチングができる我々にとっては、MOIマッチング的な考え方が広まっていってくれると言う点ではMCI BLACKは本当に有り難いシャフトなのですが、逆に殆ど使うことの無いシャフトとも言えるんです。



そうした点から、MCI BLACKで組み上げられたクラブのMOIマッチングをご依頼頂いた場合、普通のMCIなどにリシャフトすることをお勧めしております(^^;;←なんか照れちゃうのですが、オーナーにとって1番良い状態にしたいですからね。 






クラブMOIマッチングをお急ぎの方は、JCMO認定店でのMOIマッチングもご検討ください。

https://www.club-moi.org/officialshop

こちらに記載している各工房はJCMOが技術やノウハウ等をお教えし認定された工房です。

川崎のKURO-MOI工房に関してはKURO氏と直接のお知り合いやそのご紹介に限らせていただいておりますが、その他の工房に関しましてはどなたでもMOIマッチングが出来る工房となっております。

BoseIronFactoryでは只今4月下旬のお預かりで5月上旬~中旬のお戻しと言うスケジュールとなっていますが、その他の工房はもっと早く作業が可能かと思われますので。 

携帯メールよりご来店のご予約をいただきましたN様。
 
ドメイン解除がされていないようでお送りしたメールが戻ってきてしまいました。
その為この場を使いまして、お知らせしたいと思います。


4/10(月)午前、午後
4/15(土)午後
4/16(日)午前、午後

のうち10日は作業等々が詰まっておりますので難しいのですが、15日、16日に関しましては工房に居るようにしますので、どちらにされるか、何時頃にご来店されるかをお知らせ頂けますでしょうか?

よろしくお願いいたします。

 

すみません、バランスVSクラブMOIの検証ですが、MOIマッチングのご依頼やWebShopでのお買上げが多く、バタバタしておりますため、落ち着くまでほんの少しの間お休みをさせて頂きます。
もちろん責任を持って再開致します。再開は4月10日頃を予定しております。

出てきた数値をまとめて、分析するのって当たり前ですが時間がかかるのです(^^;;
もちろん公正に行わないといけませんし、そのためにもキチンと腰を据えてやらなければいけませんし。


オーナーとお約束した納期に関しては守りたいので、ご期待頂いている分申し訳ないのですが何卒ご了承くださいm(_ _)m 




クラブMOIマッチングをお急ぎの方は、JCMO認定店でのMOIマッチングもご検討ください。

https://www.club-moi.org/officialshop

こちらに記載している各工房はJCMOが技術やノウハウ等をお教えし認定された工房です。

川崎のKURO-MOI工房に関してはKURO氏と直接のお知り合いやそのご紹介に限らせていただいておりますが、その他の工房に関しましてはどなたでもMOIマッチングが出来る工房となっております。

BoseIronFactoryでは只今4月下旬のお預かりで5月上旬~中旬のお戻しと言うスケジュールとなっていますが、その他の工房はもっと早く作業が可能かと思われますので。 


ロフト・ライのピッチに拘る人は多いです。

実際の所、実力も名前も有名なプロでさえインパクト時にフェース面の左右のブレが2~3度は平気であるのでライ角の0.5度にこだわる必要はあまりないのですが・・・(^^;;


もちろんキチンとフローしていないよりはフローしていたほうがいいのでしょうが、プロゴルファーでさえそうした状況なのですから、一般的なアマチュアが必要以上にこだわる必要は無いと考えます。

また、ライ角に関して言えば、ラウンド中、完璧に水平なライで打つことは考えにくいです。
個人差を含め、一般的に見て分かる傾斜と言うのは3度以内と言われていますから、3度を超える傾斜は見て分かるものですが、逆に言えば3度の傾斜でもよくわからない人が居るくらいの緩やかな傾斜となります。

ティーグラウンドもほとんどの場合、見て水平と言った基準で作られているので、3度以内の傾斜であることが殆ど。
1度位は傾斜がある可能性は大きいと言えます。

であればライ角の0.5度の差はほぼほぼ吸収されてしまう傾斜があるわけですから、あまりこだわる必要は無いと言えますよね?



それでも綺麗にフローしていたほうが良いということは言えますから、ライ角を見てくださいと言うご依頼があった場合は見て、調整するのですが・・・。

ほとんどの工房の場合ロフト・ライ調整器に付いている目盛りだけで調整しているようです。
(まぁ、1本500円というのが相場ですから、ライ角測定だけに20分も30分もかけていられないと言う事情もあると思いますが・・・)



昨年まではロフト・ライ調整器を作っているメーカーさんもゴルフフェアに出店していたので、実際にメーカーの責任者さんに自社のロフト・ライ調整器でライ角を測ってもらったことがあります。


そこいらにあった同じアイアンセットの中から7番アイアンだけ4本位お借りし持っていって、正しい計測方法を聞きながら測ってもらいました。


1本目:ロフト29.5度、ライ角62.2度(某社7番アイアン、その1シャフト=MODUS120)
2本目:ロフト30.2度、ライ角62.3度(某社7番アイアン、その2シャフト=MODUS105)
3本目:ロフト30.6度、ライ角61.9度(某社7番アイアン、その3シャフト=DG-S200)
4本目:ロフト29.5度、ライ角61.7度(某社7番アイアン、その1シャフト=MODUS120)

はい。
4本持っていって実際には1本目のMODUS120のアイアンを2回測ってもらっていたのです。
ファルコンは意地悪で性悪で性格もひん曲がっているし、根っからの極悪人ですが、わざとでは無く本当に間違えて渡してしまった次第でして・・・。

本当にごめんなさいm(_ _)m



写真を上げると何処のメーカーなのか分かってしまうので上げませんし、写真自体もさすがにヤヴァイので削除してしまいましたから、聞かれても絶対にどのメーカーかは言いませんし言えません。

ですが、どのメーカーであっても計測器でもある以上、その正確さを売りにしていることは間違いないですし、そのメーカーの責任者さんが上記のような計測をしてしまったことは確かです。


ライ角さえ合っていれば方向性は問題ないと言うお店は結構あると思いますが、メーカーの責任者ですら違う数値を出してしまうのがライ角の測定です。 


さて、ここから先はこのブログを読んで頂いた皆さんのお考えにお任せしたいと思います。

もちろんライ角は大切ですし、ご依頼があれば出来る限り正確に測定して調整します。
BoseIronFactoryの場合はヘッドスペック測定器を使って計測した後にデジタルのロフト・ライ調整器で必要なだけ曲げて調整、再度ヘッドスペック測定器を使って曲げたい分だけ曲げてあるか測定し直しますので、ロフトライ調整器のみで測って曲げる方法より面倒ですが正確ではあります。




まぁ、ぶっちゃけ、ライ角にこだわるよりはきっちりとMOIマッチングしたほうが何倍も結果は出せますので、あからさまにフローがおかしくなければ調整する必要すら無いとおMOIますが・・・。
 

基本的に工賃で仕事をさせていただいているので贅沢は言えないのですが、この所他の工房さんで組み上げてすぐのクラブのMOIマッチングが増えております。

中には組み上げた工房さんから直送といったケースもあり、さすがに照れてしまうことも・・・(^^;;

これって組み上げた工房さんがMOIマッチング出来ないので仕方ない部分もあるのですが、その工房さんにしてみたら「あなたの工房では私の求める組み上げが出来ないからBoseIronFactoryに送ってください」と言っているのと同じことと感じる可能性もあるので、私が照れちゃうと言うのは、組み上げた工房さんに対しての申し訳無さみたいなものがあるんです(^^;;



また、新規で作ると言ってもやはり組み上げを依頼された工房さんは従来の方法で組み上げることがほとんどです。

ですので、BoseIronFactoryで作業する場合、殆ど使われていないグリップも抜きますし、シャフトも抜くことが多いです。 
そして、通常のMOIマッチングの作業を行うということになり、MOI値を上げる場合にはシャフト伸ばしをしたりヘッド内での重量調整をしたりすることとなります。
逆にMOI値を下げる場合ですと、バットカットしたり、ヘッドを抜いて入れられているオモリを抜いたり、ホーゼル穴を掘り下げての重量調整をすることとしたりします。

そうなると新規でMOI組み上げをする場合には行わなくて良い作業をする可能性も高くなります。

BoseIronFactoryで新規で組み上げていればシャフト伸ばしをする必要も無いですし、重量調整も最小限で済むので、グリップを始めとする新品の部品も交換したりすることになりますから、いわゆるひとつのエコな作業でも無くなる訳です。


また、経済的な面でもMOIマッチング工賃や送料などがかかりますし、グリップなどの部品代も余計にかかります。




BoseIronFactoryとしてはまだまだ取り合うかいメーカーが少ない上に、更にはBoseIronFactoryとコンセプトが合わないメーカーさんの取扱いはありませんから、皆様にはご面倒ご迷惑をおかけしていることは重々承知の上ではございますが、BoseIronFactoryにて新規で組み上げる場合には新規組み上げMOIマッチング工賃(3,800円税別)などはサービスさせて頂くことも多いので、いろいろな面から検討してから新しいクラブを作ることをお勧めするものであります!!



(取扱いメーカーに関してはBoseIronFactoryWebSiteでご確認いただくか、seabose@me.comまでお問い合わせくださいね!!WebSiteに書いていないメーカーでも取扱い可能なメーカーもたくさんあります)

クラブMOI VS スイングバランスの検証。

プロゴルファーの場合、スイングバランスで作られたクラブでプロになったわけですから、バランスで作られたクラブに慣れています。

バランスで作られたクラブのクラブMOIは長くなるに連れて高くなっていき、短くなるに連れて低くなっていく事自体に慣れているということで、長いクラブは高いMOIで振ることに慣れているし、短いクラブは低いMOIで振ることに慣れているということとなります。

その為番手を見ただけで「あぁ、この番手ならこのくらいの力感で振ればいいんだな」と言うことが分かりますし、その力感を出すことが問題なく出来るからこそプロになれたと言ってもいいでしょう。

そうは言っても、13種類のスイングに問題なく対応できるようになるまでは、ほんの一握りの天才を除いた99.999%プロは必死の努力を重ねてきたはずです。
それこそトラック何台分と言うボールを打ち込み、身体にその力感を染み込ませることでようやく対応出来るようになったのではないかと思います。

その努力は他に仕事を持っているアマチュアゴルファーが一朝一夕でプロゴルファーになれないように、恐ろしいほどの時間と労力と頑張りの結果であることは間違いありません。
もちろん、クラブを変更するとせっかくの努力でようやく掴んだ番手ごとの力感もリセットして新たなクラブに対する力感を身につける必要もあります。

そんな努力を続けてきたプロですから、適正では無い可能性の強いクラブMOIマッチングに合わせたアイアンセットでは番手ごとの力感を無意識に出してしまうことは検証の前段階から懸念されており、結果的にクラブMOIマッチングのほうが悪い結果になることも充分予想できました。


クラブMOIマッチングはひとりひとり違う適正MOIを見極めることこそが一番重要なのですから。


と、最初から言い訳から始まって恐縮ですが、酒井プロの試打結果を御覧いただきましょう。



酒井プロ試打データ(バランス)
こちらがスイングバランス。

酒井プロ試打データ(MOI)
こちらがクラブMOI(2630kg-c㎡合わせ)のデータです。



さすがは身長は小柄ながらもドラコンもやっていたプロですね(^^
各番手の飛距離がアホみたいに飛んでます(^^;;←酒井プロ、失礼!!(笑)


イケメンのサンシャイン(蝶ネクタイ)今野一哉プロでさえも、酒井プロとラウンドしていると嫌になってくるというのがよくわかります(^^;;


では、まとめたデータを御覧ください。

酒井プロまとめデータ


・・・。

一番最初に言い訳として書いたことが全く意味のない結果になっていますね(笑)
こんなことでしたら言い訳なんてするんじゃなかった・・・(笑)

ほぼ全てのデータでクラブMOIマッチングのほうが優れているのではないかというデータです。
この感じから推測すると酒井プロの適正クラブMOIは2630近辺(おそらく2620位かな?)にあるのかもしれません。



さて、その飛距離にばかり目が行きがちですが、検証としてここで注目したいのはフェース角と左右距離です(赤字部分)。

フェース角の標準偏差がバランスで3.66と、プロとしてはそこそこ偏っていたのに対して、MOIマッチングでは2.08と76%も偏りが解消されています。

実際の球の左右のブレ幅も14.37から8.81となり、63%も左右の精度が高くなっているんです。

もちろん、このデータは酒井プロの適正MOI値にたまたま試打クラブが近かったということではありますが、クラブMOIマッチングによって、左右のブレが63%も改善されるとなれば、今回残念ながら予選通過とはならなかった千葉オープンをはじめ、様々な試合で強力な武器になるかとおMOIます。


では、次に縦方向のブレ幅に関してみていきましょう。

酒井プロ飛距離偏差


こちらは縦方向の飛距離差での番手ごとの標準偏差です。
クラブMOIマッチングでの3Iの偏差は高く、コレだけを見るとクラブMOIマッチングで縦の距離差が出ることになったと思われますが、おそらくこの部分は最初の言い訳通りのクラブMOIマッチングされた3番アイアンに慣れていないということが考えられます。

その証拠に7IとPWでの縦のブレはかなり改善されており、平均でも34.4から33.51にまで改善されていることが分かります。


MOI説明2

元データの打ち出し角やヘッドスピード、ボール初速を見ると分かりますが、縦距離のブレに関しては、横のブレ以上に多くの点が関与します。

ですが、クラブMOIマッチングに慣れて、上図のように今まで1や3で当たっていたボールコンタクトの瞬間が限りなく2になっていくことで、縦の精度は今以上に上がる可能性は大きいと考えられます。
 

実際の試合で、ほとんどのプレーヤーがセカンドショットをヒッカケてグリーン奥に行ってしまうと言う要素を物理的に少なくしていくことが可能なのはクラブMOIマッチングだけですし、是非酒井プロのクラブセットもMOIマッチングしてより試合等で活躍してほしいとおMOIます。



 

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