ゴルフ北の国から〜MOIマッチング編〜

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」でお馴染みのファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからをお届けします。

June 2017

ゴルフで弾きが良いとかはよくインプレなどで聞きますが、タイトルの弾けるぜ!!はちょっと意味が違います(^^;;

いやぁ、結構気を使って我慢してたんです。

何を我慢していたかと言うと、元々ファルコンってカナ~リおちゃらけたヤローなんですよ・・・。

でもゴルフ業界でおちゃらけたキャラが許されるのってQPさんくらいJAMAICAと。

ファルコン自身、本来はおちゃらけまくりまくったキャラなのにも関わらず、おちゃらけて叩かれまくって嫌な思いもしたので、おちゃらけキャラは封印して真面目ぶりっ子していたわけです。

まぁ、もちろんクラフトやMOIマッチング自体は真面目に、真剣に、誠心誠意やっているんですが、それはそれとして、こうしたおちゃらけキャラが本来のファルコンな訳で・・・(BGMはさだまさしでお願いします)。

なので、たまにこうして弾けるぜっ!!って訳で・・・。

弾けても真面目なところは真面目にやるので、ご勘弁を・・・m(_ _)m



でも、叩かないでねっ!!

見た目と違ってとてつもなく、際限なく、途方もなく叩かれ弱いので・・・。

チャックリ、ザックリを極限まで低減したのがHAYABUSAですが、チャックリザックリが物理的にどのような状況で起きるかを普通のウェッジの写真と共に解説していきたいとおMOIます。

キーポイントはバウンス殺し。

一般的なウェッジのバウンスが殺されるまでの過程を御覧ください(^^;;


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JCM-03ウェッジ。
約13度とハイバウンスで、リーディングエッジも丸くなっています。


このウェッジはHAYABUSAの開発前に出来ていたもので、BoseIronFactoryのWebShopでも販売されています。
よく出来たウェッジですが、写真のようにリーディングエッジからソール後方にかけてほぼほぼ直線でしっかりとバウンスがついていることがわかるとおMOIます。

このバウンスを殺す方法としては2つの方法があります。

1.グリーン周りの左足上がりのライから打つことでバウンスを殺す。

2.アプローチの基本、ハンドファーストに構えて打つことでバウンスを殺す。

という2種類の方法です。

では実際にどのような状態になるかというと・・・。



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このような状態になります。

この写真は極端なハンドファーストですが、ヘッドを固定している測定器が傾斜には対応していないので、標準的なグリーン周りの傾斜を鑑み、ハンドファーストにすることで実効バウンスに近い形にしています。

傾斜とハンドファーストの合せ技で実際にはこのくらいのスクープソールになる。とお考えくださいね(^^


実際に見てみるとどうでしょう?

これではチャックリ・ザックリしても当たり前と言えますよね?



では、次にHAYABUSAです。


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ソールしている1点はJCM-03ウェッジよりもほんの少し前のめりです。
ソール自体も少し薄め(HAYABUSAが52度AW、JCM-03ウェッジが56度SWと言う差もあります)。

JCM-03ウェッジとは違い、ソールに直線的な部分は全くありません。


次にHAYABUSAを前のめり(笑)にしてみます。


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前のめり過ぎです(^^;;

JCM-03よりもハンドファースト&傾斜キツイ感じになってしまいましたが、それでもまだソールの接地点よりもリーディングエッジのほうが上にあります。


これだけのハンドファースト&傾斜でもHAYABUSAウェッジの歯が刺さりにくいと言うことです。


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この丸さ、侮るなかれ!!

本当にチャックリ&ザックリが激減しますから!!







BoseIronFactoryでは平日は朝7時から営業をしておりますが、午前7時から9時までは工房での作業をして、その後午後0時までの3時間は新工房の建設に時間を当てることが多いです(^^

MOIマッチングのご依頼も多くブログも毎日更新できない位に忙しいのですが、新工房の建設をやらないと遅々として進みませんから(^^;;

冬の間にある程度やりたかったのですが、何しろ断熱されていない工房は寒くて外で仕事をしているのと変わらないので、冬の間は出来ませんでしたから、なんとかいい季節のこの時期に工事を進めて、8月お盆の時期には(友人たちもやってくるはずなので手伝ってもらって)工房の引っ越しまで終わらせておきたいんですね(^^;;

8月を過ぎるとすぐに寒くなりますから、ストーブなどもそのくらいには入れておきたいんです(^^

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一番面積の大きい壁が完成。


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奥と左の壁は出来ていませんが、エントランスの壁も(右側だけ)完成。


とりあえずは試打用の鳥かごの設置も出来ていますので、スカイトラックを使った試打と計測が可能になっています。
(試打用の鳥かごは、内装が出来たら少し場所をずらす予定です(^^)

ちょっと予定より違うのは・・・、鳥かごが大きすぎたこと。

もちろんサイズは知った上で買ったのですが、3m×3mってこんなに大きかったっけ?と言うくらいの超大型(^^;;

かなりの場所を取ってしまうので、考えていた工房の配置を少し変更することになりそうです。


ばくおん!!で工房仕事をしたいので、今あるPAセットを工房に移すつもりですが、いい感じで響くように断熱材をいろいろと考えながら仕込んでいきます(^-^)v



頑張らなくてわ!!続きを読む

よく、「コスト度外視で作りました!!」と言いますが、HAYABUSAの場合はちょっと違います。

度外視と言うよりは・・・、社長、申し訳ありません。
LimitedForgedに関してもノーマルバージョンに関しても、コストのことはほとんど考えていません。

どちらも価格を決めてからどんどんコストが上がっていきましたから、考えたくても考えちゃいけないというのが実のところ・・・。


結局のところ、自分の考える究極のウェッジを作ってみたかったので作った。ということに尽きます。



モノづくりの原点って、そんなところにあるのではないかと思うんです。

で、結果、性能としても価格としてもとんでもないものが出来たと言うことでして・・・。

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このミーリングなんてその最たるものですよね、何しろどのメーカーでも採用出来ない(時間とコストが恐ろしいほどかかりますからね)ミーリングなのですから。

研磨に関してもそうです。
日本一とも言える研磨職人の岡村工場長でさえファルコンの作ったマスター型の難しさに悲鳴を上げ、超高級な某メーカーのアイアンやウェッジよりも・・・。以下自粛(笑)


海外の某メーカー製ヘッドや国内某メーカーのヘッドがひとつ50,000円前後ですが、手間暇のかかり方とコストのかかり方はそれらを上回る自信があります(←そんなんで自信持って良いのか?)



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でもね、メッキ前でこの状態。
美しいと思いませんか?
格好いいと思いませんか?

ファルコンだったらこれだけでどんぶり飯5杯はイケます。←そんなに食ったら医者から激怒されますが・・・。

さてさて、HAYABUSAでの赤字を埋めるために、工賃仕事のMOIマッチング頑張ります!!

HAYABUSA LimitedForged


AW

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SW


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これらの写真のHAYABUSA LimitedForgedはメッキ前のものです。
全てこの状態にまで私が磨き上げてからメッキに出します。

この状態まで磨き上げてメッキに出すのには幾つかの理由があります。

理由その1:日本一とも言える研磨職人の岡村さんでさえ、HAYABUSAのマスターモデルと全く同じには研磨は出来ません。
ですので、HAYABUSAのマスターモデルを作ったファルコン自身が最後の研磨を行います。

理由その2:HAYABUSAはノーマルバージョンもLimitedForgedも、完全なるオーダーメイド。その為ロフト・ライに関してはオーナーとなる方のご指示どおりに対応します。
ロフト・ライともにプラスマイナス2度までとさせていただいていますが、2度を曲げて調整するとどうしても実際のソール形状や見え方に変化が出てしまいます。
ロフト・ライを調角してHAYABUSAの性能に問題があっては本末転倒ですし、曲げる時の調整痕も着いてしまう場合があります。
そのためロフト・ライを調整した後に、形状を見つつ、最後の研磨を行ってから磨き上げに入ります。

理由その3:細かいキズでさえもこうして磨き上げることで見つけることが可能になります。
鏡面に磨き上げればヘアライン状の細かいキズも見逃すことはありません。



メッキ前にも関わらずメッキ屋さんから、「ファルコンさん、このメッキ剥がしてから再メッキするんですよね?」と聞かれることもようやく無くなりましたから、メッキ屋さんも慣れてきたのかもしれません。





HAYABUSA LimitedForgedはご予約頂いた順番に、早い方では6月下旬からのお届けとなりそうです。

様々な一流職人の技術と知識が詰め込んであるHAYABUSA。
高価ですがそれ以上の価値はあります。

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HAYABUSA LimitedForgedのフェースミーリング。

このミーリングを施すためにかかる時間は膨大です。


全てにおいて妥協をしないHAYABUSA LimitedForged。


HAYABUSA Limited Forgedで無ければここまでのミーリングは不可能だったと言えます。

この、職人技であるミーリング、日本一とも言える研磨職人による研磨、
そしてファルコンの手で0.5度単位でロフト・ライ調整を行い、最後の研磨と磨きを行います。
その後、HAYABUSA LimitedForgedは銅下メッキの上にに特殊なメッキを施し、
ヘッドは完成します。

全てのヘッドはオーナーおひとりおひとりにとって最適なクラブMOIで組み上げられ、
革職人の手によって作られたヘッドカバーをお付けしてオーナーの元に届けられます。






ご予約頂いた皆様、もう暫くお待たせしてしまいます。


ですが、待っただけはある、本当に優れたウェッジをお届け致します。



申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

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