ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

March 2018

プロ支給品に対して多くの方が誤解されているようですので、無駄なお金を使わないためにも違う目線から再度書いてみましょう。

まず、プロ支給品専門店というところもあるのにはビックリです(^^;;

もちろんプロ支給品はプロに支給するものですから、一般アマチュアに販売するのはダメです。
そのためにシリアル付けて販売しているわけですが、当然メーカーは販売用に卸すことはしませんので、入手経路は「横流し」と言われる経路となります。

ツアーサポート関係者から入手とか、プロ関係者若しくはプロ本人から入手するというパターンです。

正規ルートとしてはプロがチャリティーなどの目的で自分のクラブを売るということもありますが、商売としてやっている人達はそうした経路では高額すぎることと、商売ベースで数が入ってこないのでそういった正規ルートでは仕入れることはありません。



正規で卸していない製品ですから、まずもって入手経路自体が業務上横領から始まる訳です。

更に言うと支給品の所有権はほぼ100%メーカーに留保されている(貸し出されてるだけ)ので、他人のものを勝手に売っているということでもあります。

購入を検討している方は、まずその点をお考えになってみてください。


仮にそんなの関係ねぇとプロ支給品を高いお金を出して購入したとしても、先のブログに書いたように特別に作られているわけでもありませんから、プロ支給品の性能が必ずしも素晴らしいというわけではありません。

プロ支給品のオークションを見ても、プロ支給品専門店(横流し専門店)のWebSiteを見ても、性能が良いとはどこにも書いてありません。
そりゃそうです。市販品と同じ作り方で同じように作っているんですから(^^;;


ロフト・ライの誤差が無いから精度がいいとか書いてある場合もありますけれども、表示ロフトが9.5度でリアルロフトが9.7度とかって市販品を測っただけですもの・・・。




ちなみに、本当の本物のツアースペックのスタジオキャメロンでしたらツアーパタードットコムで入手可能です。
ツアーパタードットコムはツアー支給品の横流しでは無く、本物のキャメロンのスタジオパターの販売を行っており、ツアー支給品と全く同じキャメロンや一般市販では出てこないツアークオリティのパターをキャメロンスタジオとの太いパイプで正規ルートで入手したパターの販売をやってますから、安心して購入できますよ(^^

まぁ、結論から言っちゃうと、BoseIronFactoryでMOIマッチングすればプロ支給品以上のクオリティでお渡ししてますので・・・。

おしまい。チャンチャン(^^;;



というわけにもいかないので、具体的に書いていくと・・・

実際に何が違うのかと言うと、見た目ではシリアルが入っていたり塗装やマークがちょっと違ったりということになりますね。

性能面・機能面での違いは全くありません。

では何故そうしたプロ支給品が出てくるのかというと・・・、


1.全くの市販品にシリアル付けたものを支給する場合。
ヤフオク等で売られた時にシリアルふっておけばシリアルからどこのバカが横流ししたか分かる。見つけ次第サポート中止ですが、旧製品を取り巻きにプレゼントしたら横流しされたと言い訳するのがパターンです。


2.開発途中の試作品を使ってもらう場合。
一部のトッププロ若しくは開発に協力してくれたプロのみ。これが本当のプロ支給品になりますが、ルール適合でないと意味ないので、開発が終了して量産試作になったものしか支給はせず、開発途中のものは100%回収しますので、横流しされるものは性能面では市販品と全く変わりません。


という感じですね。

声を大にして言いたいのは、
プロ支給品が特別だということは全くありません。ということ。
その部分を誤解されている方、結構多いですね(^^;;



実際に横流しされるのはヤフオクがほとんどですが、プロ支給でヤフオクを検索すると
スポーツ別(123)
ゴルフ(93)
野球(16)
テニス(11)
サッカー(3)
という結果が出てきます。

プロ支給



ゴルフが圧倒的に多いのは、プロ野球に比べてプロゴルファーの数が多いということもあるでしょうが、プロ支給という言葉に一般ゴルファーがいかに弱いかということも言えるのでは無いでしょうか?


ここまで書いても、
「いやいや、プロ支給品は実際凄いんだよ。特別なんだよ。実際にぶっ飛びだし。」

という方もいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
それは特別ということでも無く、凄いということでもなくて、たまたまフィットしていただけです。

プロだからドライバーのロフトは絶対に8.5度じゃなければいけないということでもなく9.5度や10.5度を使うプロもたくさんいますし、11.5度の人だって居ます。
そうしたスペックがたまたまフィットしただけですし、プロ支給というプラセボ効果もあります。



まぁ、そうしたことに未だに騙される人がいるので、市場原理としては仕方ないですけどね(^^;;

昨日のステップワゴンの時にも書きましたが、車もバイクも大切にしたり愛情を注いだりすると魂みたいなものが宿るのかも?なんてことを考えています。

私自身がMOIマッチングという物理に即したチューニングやっているのにバカじゃねーか?ってお感じになるかもしれませんけれども、MOIマッチング自体が振り心地という感覚を合わせて行くチューニングです。
感覚を最も重んじ、感覚を可視化したものがMOIマッチングですので、ご理解頂ければと。



さてさてそんなことを漠然と考えている事もあってか、クラブに当たる方は苦手です。


クラブを作る人でもキャディなどの人に当たるよりはクラブに当たってメンタルを整えた方が良いという人も居ます。

まぁ、別に構わないのですが、クラブに当たるプレーヤーはクラブに裏切られる事もあるんじゃないかと思うんですね。

無機質なモノでも、魂が宿る事があるんじゃないかとおMOIますし、実際にそう感じることもありますよね?

MOIマッチングやっていてもそんな感覚を重視した考え方ですから、クラブに当たる人って最後の最後でそうした部分が何らかの形で影響して結果が良くないということもあるんじゃないかと。

まぁ、だからといってアイアンを抱いて寝ろとまでは言いませんが(実際に私は抱いて寝ていました(笑))、投げたり叩きつけたりするのはどうなのかなぁとおMOIます。


クラブを作る人がクラブに当たることを良しとしているのを聞くと、「あぁ、自分の作ったクラブに愛情無いのね?」という理解ですね。

まぁ、そうしてモノに愛情を込めると「バカじゃねーの?」とか「気持ち悪い」という人もいるかとはおMOIますけど、そういう方のクラブMOIマッチングを愛情込めて魂入れて作ってもその方はそれが感じられないと言うだけですから、別に構わないのかとおMOIます。

そうした方がクラブ投げたり叩きつけたりするのは別に構いませんし、それで壊れてもちゃんと料金いただければまた魂込めて直しますけどね(^^;;


IMG_0323
うん、やっぱ気持ち悪いですね(爆)

車もバイクもゴルフクラブも無機質なものですが、時折そうした無機質なものにも感情があるように感じることがあります。

バイクで言うと、免許を取ってからずっと乗り続けてきたホンダのVF400F。

コイツは今乗っているヤマハのGTS1000を買って納車される直前にピクリとも動かなくなりました。
古いバイクではありましたが、納車の前日までは絶好調だったのに、納車の日にエンジンかけようとしたら全く動かないんです。

その時はまぁたまたまだろうと思っていましたし、事実たまたまだったと思っていましたが・・・。


その次はマリンジェット(ヤマハ版のジェットスキーみたいな)のSJ-650。
コイツはいろいろとモディファイ(改造=もちろん合法です)してレース出たりしていてホントメンテナンスはしっかりとやっていたんですが、新艇に乗り換えてすぐにセルが壊れてエンジンが動かなくなりました(^^;;

その後は特に何もなかったのですけれども、先日の上京の際に車を購入したんですね。

そうしたら、今日16万キロ全く問題なく走ってくれたツアーバンのステップワゴンで縁石に乗り上げてしまいラジエーターパンを割ってしまいまして・・・。

かろうじてエンジンはかかるもののラジエーター経由でオートマオイルも流れ出てしまい、ドライブにしてもリバースにしても全く動かず・・・。

まぁ、今回は自分で縁石に乗り上げたのでステップワゴンが事情を察して動かなくなったという訳ではありませんがタイミング的にはもう・・・(^^;;

IMG_0321
ドナドナされた訳では無いです(^^
暫く敷地内に置いて小屋として使いますよ(^^
フルフラットにしていますから、シェルター的な使い方も出来ますし。

このステップワゴンは最初期型で、2人乗りで貨物車登録の4ナンバー。
2人乗りになっているので荷台は広く、大人2人が余裕で寝られます。
自作のキャンピングカーにして水道もキッチンもAC100Vも付け、工房の候補地探しで日本全国をこの車で回りました(^^

単身の引っ越しくらいなら楽勝ですし、コイツがあったから工房の建設資材も、横須賀のリフォーム資材もかなりの部分コイツに載せて運びました。

全部コミコミで10万円で買った中古車でしたが、ホント大活躍してくれたので感謝です(^^




MOIマッチングという物理の世界でのチューニングをしている私ですが、長く使っていたり気持ちを込めて使っているモノには魂が宿るということもあり得るのかなぁ。なんて思ったり思わなかったり・・・。


でも、少なくともMOIマッチングしている時やHAYABUSAなどを作っている時は単に数字だけでなく、「オーナーにとって最高の相棒になりますように・・・」と、魂を込めるようにしています。

ゴルフクラブという無機質なモノですが、そうして魂を込めて組めばきっと1ヤード飛距離が伸びたり、方向性が更に良くなったりするかもしれないですから(^^


皆さんもラウンド後には綺麗にしてあげたりすることで、MOIマッチングされたクラブ達に愛情を注いであげてくださいね(^^
そうすればきっとクラブもいい球で応えてくれるとおMOIますよ(^-^)v

ありがたいご感想をいただきましたので、御本人のお許しを得て掲載させていただきますです(^^

赤字部分はファルコンからのお返事と言うか補足というかですので(^^


~~~~~~~~~~~ここから~~~~~~~~~~~~~


先程、練習場ではありますが打ってきましたので稚拙ながらレポートお送りしますね。


【球の高さ】
ミドル・ロングアイアンの弾道が明らかに上がりました。
全ての番手で、自分が最も振りやすいMOIに調整されているせいだと思うのですが、
思い切って振っていけるので、高さも当然あがってきますね。
ミドル・ロングアイアンの弾道が上がったのは、クラブMOIがスイングバランスの時よりも下がったことでボールコンタクトの瞬間でロフト通りに当たるようになったからです。
インパクトゾーンの前後20cm程度、0.005秒のフェースコントロールをするのがクラブMOIマッチングですから(^^


【飛距離】
こちらも、上記と同じ理由から格段に振りやすくなっているので、
特に長い番手は明らかに伸びているように思います。
これは振りやすくなったことで、その長さ本来のヘッドスピードが出た結果ですね(^^
高いクラブMOIで振りにくく、ヘッドスピードが上がらなかったのが、クラブMOIを下げることで振りやすくなってヘッドスピードも上がったということですね。


【方向性】
今回感じた一番のメリットがここ!
特に長い番手で、(ある程度方向性を犠牲にして)強振する必要が全く無くなるので、
ラインを出すことに集中出来ますね!
長い番手で、特に方向性に対するメリットが大きい気がします!
ロングゲームで大怪我してスコア伸び悩んでいるアスリート系ゴルファ等は、
特に恩恵が大きいですよね!
クラブMOIが高いと言うことはその高いMOIに応じた強振をしなければまともに当たらないということです。
今回のMOIマッチングで強振する必要が無くなりましたから、得意番手の気持ちで降ればOK。
強振する必要もなくなり、振りすぎて引っ掛けることも、振りが足りなくて振り遅れて右に行くことも無くなります。
MOIマッチングは飛距離の階段と一定の方向性を両立できるクラブチューニングです(^^



【その他雑感】
正直ベースで言うと、最初の30発前後はいままでとあまりにスペックが違いすぎてうまく打てず
「やばい、やっちゃったかも。。。」
と思ったのですが、1カゴも打っているとすぐに慣れました!
特に、各番手を強振せず丁寧に打っていくとすぐに慣れるような気がします。
スイングウエイトが如何に無意味な指標だったか、よくわかりました。

スイングバランスでのゴルフに慣れている方はMOIマッチングに慣れるまでこうしたことが起こります。
ゴルフダイジェストやゴルフネットワークなどの媒体で大活躍しているこんちゃんこと、今野一哉プロなども最初は慣れずにスコアも伸び悩みましたが、MOIって1年が過ぎようとしている今では平均ストロークで1.5打縮めましたから、慣れてしまえば効果は絶大です(^^
今野プロクラスで1.5打縮めるって、アベレージ110の人がいつも90前半で回るくらいの凄いことなんですよ(^^;;



※MOIマッチングとは直接関係ないかもしれませんが、グリップの挿し方も素晴らしかったです。
ありがとうございます!!
弟子屈で冬の間に通常のグリップ溶剤を使うとなかなか乾かずにグリップが動いてしまうこともあったのでお客様からお叱りを受けたこともありました。
現在では自分で複数の溶剤をブレンドして、挿しやすく動きにくいBoseIronFactory専用の溶剤を使っています。



今後、また新しいクラブを買ったら真っ先にMOIマッチングをお願いさせて頂きたいなと思える、
素晴らしいものでした!
近い内に、またご連絡差し上げますので、引き続きまして宜しくお願い致します!
はい!!こちらこそです!!
よろしくお願いいたします!!

~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~


もちろんこのお客様も一度もお会いしたことのないお客様です。
スイング動画も見ておりません(^^

それでもこれだけの効果を実際に感じていただけるのはこのお客様が特別センシティブだというわけではないと思われます。
お書き頂いた効果は全て、キチンとしたMOIマッチングをやっていると感じて当たり前ともいえる効果なのですから(^^

MOIマッチングしようかどうか悩んでいらっしゃる方、確かに一気にフルセットやるのは躊躇されるかもしれませんが、現在の所ほぼ100%の方がこうした効果をお感じになられますので、決して後悔はさせませんよ(^^



現状の作業状況ですが、4月中旬以降の作業日程に空きがございます。
MOIマッチングの料金は1本5,500円(税別、通常プランの場合)、それにグリップ代と送料がかかります。
まずは効果の感じやすい、アイアンセットからのご依頼、お待ちしております(^^

そうそう、ゴルフフェアで思い出したので書きますね(^^;;

「うちの子、才能あるのでタダでMOIマッチングしてください」とか、
「うちの子、才能あるのでタダでクラブを支給してください」というバカ親、たまに居ます(笑)

そういう親って、プレイフィーもレッスン代も、ウエアもボールも、交通費も試合の参加料も、泊まる時のホテル代も食事代も全部タダにしてもらっているのでしたらまだタダで支給してくださいとかタダでMOIマッチングしてくださいと言ってきても分かるんですけど、そのことをお聞きすると他のことにはキチンとお金払っているみたいなんですよね。

では「何故クラブだけタダで?」って聞くと、「クラブは一番お金かかるから」という訳分かんない答えが返ってきます。

はっきり言います。
「何で私がタダ働きせにゃならんのですか?」

お宅のお子さんに才能があるのか無いのかなんて知らないです。

そもそもレッスン料や交通費にはお金払うのに、ゴルフクラブにはお金を支払わない理由が分からないです。




ヴァイオリニストを目指している子供にストラディバリのヴァイオリンを与えたいからってストラディバリに「タダでヴァイオリン作ってくれ」という親が居たのは聞いたことはありませんが、プロゴルファーを目指している子供のために「タダでゴルフクラブを作ってくれ」という人は何故かいるんです。


料理人を目指している人が、包丁職人に「タダで包丁作ってください」という人もいません(レミパンを除く(笑))。

同様に私も、工房の道具にはお金をかけますし、全て設備投資として購入したものです。


仕事で使う道具に良いものを求めるのは当たり前ですし、その道具を作る仕事をしている人もたくさんいます。

だいぶ前のゴルフフェアで、「うちの子、才能あるのでタダでMOIマッチングしてください」というバカ親が居たので、思いましました(笑)



大手ゴルフメーカーなどは宣伝のためにプロに支給したりしていますけれども、ごくごく一部のトッププロを除いて支給されるクラブはジーパーズで売っているものと同じです。←ここを勘違いしている人も多いです。
それも1セット供給して何百何千という販売に繋がる見込みがあるからですしね。



つまるところ、スタインウェイを使いたかったら河合楽器に頼むのではなく、スタインウェイに頼むしか無いんですね。

まぁ、スタインウェイのピアノであっても調律=チューニングをしていなかったら、意味ないですけど、ピアニストだったら調律師にキチンと調律料金は払いますよね?

今回の上京ではほとんど徒歩とバスと電車移動。
パスモを忘れていったということもあるのですが、全部ICカードではなくきっぷを買っての移動でした。

で、思ったのですが、どの駅もICカード専用の改札ばかりで、きっぷとICカードの両方に対応している改札はどこも1つか、多くても2つ。
地方の人はICカード持っていない人も多いのに、羽田空港の改札でさえICカード専用の改札ばかりという部分に、「なんだかなぁ~」と感じた上京なのでした。

基本都会の人がそうしたインターフェイスを作っているでしょうし導入しているのだから仕方ないのでしょうが、松葉杖や車椅子の利用者等々も同じようにマイノリティの不自由さを感じているんですよね(^^;;←どちらも経験あり。

マジョリティは便利だけれど、マイノリティにはあまり優しくない。と言うかあまり考える余裕も無いのでしょうね。
そして、それが都会なのかなぁとちょっと考えてしまいました(^^;;

まぁ、そんなこともこんな超ド田舎に引っ越してきて良かったなぁと思う部分ではありますね(^^

困っていたら皆助けてくれるし、こっちも助けますから(^^




そんなことを雪解けのドロドロにハマって動けなくなっているレンタカーをレスキューしながら思ったファルコンなのでした(^^;;←自分のためにも牽引ロープは常備してます。



レスキューするのに一生懸命だったので、写真はありませんが、許してね(^^;;

さて、私もドロドロなのでお風呂行ってきまぁ~す(^^;;

身長190cmの人が軽自動車のシートを一番前にして運転しにくいですよね?

同様に身長156cmの人がエルグランドのシートを一番後ろまで下げて運転しても同じことが言えますね

更に言うと、多くの車にテレスコピック&チルトステアリングがあってハンドル位置をかなり自由に調整できますし、シート自体も前後だけでなくて上下出来るものも。

ゴルフの場合は車と違ってエンジンはゴルファーそのものです。

ですから、ゴルファーの体力やスキルも飛距離や球筋に大きく関わってきます。


ですが、量販店などで売っているゴルフクラブはRフレックス、Sフレックス、Xフレックスといったシャフトフレックスの違いと、ロフト(これも最近ではカチャカチャのおかげで無くなりつつありますが)違いがある程度(メーカーカスタムだともっとたくさんありますけどね)。


そう考えると皆さんお分かりになると思いますが、量販店で売っているゴルフクラブがそのままでピッタリ合う確率はかなり低いと言わざるを得ないです。

そこでリシャフトしたりする訳ですが、それでも単にリシャフトしただけではなかなか難しいのが現状です。
スイングバランスの世界に囚われていると、例えばドライバーの場合は2830~2850程度の高すぎるクラブMOIになりますし、アイアンなどの場合では番手によってクラブMOIが60~80程度変わることになるからです。

同じエンジン・同じ出力であった場合に、車の大きさやボディ形状が違ってきたら当然ハンドリングや加速性能にも違いは出てきますし、トップスピードにも違いが出てきます。

そうしたことを考えていくと、自分にピタッと合うゴルフクラブを吊るしクラブの中から選ぶのは砂漠の中から1粒の砂粒を見つけるようなものと言えるでしょう。


で、あるならば・・・



自分にピタッと合うクラブに合わせてくれるクラフトマンが居たら・・・。



まぁ、私がそうだとはまだまだ言えないとおMOIますが、少しでも近づけるようになりたいですね(^^;;





ゴルフフェアに行ってきました!!

去年からパシフィコになって割と横須賀からも行きやすくなったし、パシフィコになって試打スペースも広く大きくなってかなりのブースで試打が出来るようになっていますから、かなりの人出のようですね(^^


さてさて、そんなゴルフフェアで、毎年飛距離が伸びたり曲がらなかったりしているので、ゴルフ歴20年の人は皆さん350ヤード位は飛んでいることと思います(笑)


ゴルフ雑誌はスライス撲滅キャンペーンを初めてもう30年以上やってますし、シャフトメーカーもクラブメーカーも捕まるシャフト、捕まるクラブが毎年出ていますから、皆さんスライスなんてせずに真っ直ぐにしか飛ばないはずですし(笑)

スライスしないドライバー作れます。ということは少し前に書きましたけれども、これだけ飛距離とスライス撲滅やっているのに何故皆さんは怒らないのか?ととても不思議に思うんです(^^

洗濯機買って、全然汚れが落ちなかったり、冷蔵庫買って全然冷えなかったりしたら皆さん怒って返品することになると思います。
買った車がまともに走らなかったりしても同様です。

誰一人、自分の洗い方がおかしいから汚れが落ちないなんて言わないでしょうし、ハンドルを真っ直ぐにしていて右に曲がっていったとしても「運転技術が未熟だから」とは言わないでしょう。


クラフトマン・フィッターとしては、「スイングが悪いから上手く打てない」と言ってくれるお客様が一番いいお客様です。
そして新しいクラブを毎回買ってくださるのでしたら最高のお客様です。

BoseIronFactoryの経営のことを考えるとそうしたお客様は本当に有難いです。
なので、そうしたお客様がいても嬉しいだけで全く否定をするつもりはありません。


と、そんなことを言いつつ、BoseIronFactoryでMOIマッチングしたクラブは何度でも何時でも再調整は工賃無償で行います。

そのことが何を意味するのか?

よ~く考えていただければ幸いです(^^

人間ですもの。出せる力には限りがあります。

ましてや日頃から激しいトレーニングをしていないアマチュアゴルファーだったらなおさらのことです。


極端な例ですが、150インチのドライバーを振ることをイメージしてみてください。

とてもじゃないですが、重すぎて振り遅れるイメージしか無いですよね?

そうなんです。
スライスって結局の所は振り遅れるからスライスするのであって、振り遅れることでフェースが開いて当たるということなんです。

じゃぁ軽い280gのドライバーにすれば軽いから振り切れるはず・・・。

というのは多くの人が考えてきたことですが、何故それでもアマチュアゴルファーの殆どがスライスに悩んでいるのか説明できませんし、スライスが怖くないという触れ込みのドライバーが全て超軽量という訳でもないですよね?

で、実際に280gとかの軽いドライバーでもスライスする人がたくさんいるし、逆に320gとかの重いドライバーでもスライスしない人も多い。

そうなんです。
軽ければスライスしないというわけでもないし、重ければ振り遅れるというわけでも無いんです。




こうなるともう何が原因なのかも分からなくなってきますが、ぶっちゃけ本当にメーカーの人も何が原因か分かってないんですね(笑)




私達はそれに対する明確な答えを持っています(^^

ご説明していきますね(^^


軽くてもスライスするドライバーを見ると、ほぼ間違いなく長いです。

重くてもスライスしないドライバーを見ると、ほぼ間違いなく短いんです。


詰まるところ、重さと長さの兼ね合いで振り遅れるか振り遅れないかは決まります。

重さと長さの兼ね合いがちょうどあなたに合ったドライバーがスライスしないドライバーということです。



そして重さと長さの兼ね合いを見るのには、クラブMOIという指標しかありません。


クラブMOIという指標さえ持てれば、物理的にスライスしないドライバーを作るのは難しいことではありません。

現在発売されているドライバーのクラブMOIを測ると、吊るしで売っているドライバーのほぼ全てがゴリラかプロレスラーでなければまともに振ることが出来ないほどの高クラブMOIのドライバーですから、長さを短くすることで間違いなくクラブMOIは下がりますから。




疑う方は1インチから2インチ程度短く持って打ってみてください。

スライスは収まりますし、振りやすくなるのでヘッドスピードも落ちずに飛距離も落ちませんから。



時間が出来たら、お試しMOIマッチングでドライバー1本からのMOIマッチングもしてみようかと考えています。(ヒマになるなんていつになるか分かりませんけどね)



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