ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

June 2018

BoseIronFactoryでは害獣として駆除されたエゾシカ等の皮を鞣して革にしています。

鞣された革はアイアンカバーやヘッドカバーに生まれ変わって、皆さんの元に。

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肉はジビエとしてレストランなどで重宝されています。
角(つの)は民芸品や砥の粉として利用されていますすし、骨は犬のおやつや乾かして粉砕すれば肥料にも。

しかしながら、エゾシカを駆除しても1頭あたり8,000円の駆除料が出るだけで、肉を売っても大したお金にはならず、手間暇やエゾシカ猟にかかる燃料代や弾などの諸経費を考えると猟師さんの収入はほとんどありません。


そして、エゾシカの皮に関しては今まで捨てられていて、活用されることはありませんでした。

鹿の皮はセーム革として使われる位で、その柔らかさ・しなやかさは一級品です。
そして極寒の北海道で育っただけあって温かみもある風合いです。


BoseIronFactoryはクラブMOIマッチングの専門工房ですのでエゾシカ革に関して儲けようと言う気持ちはありません。
 (会社ですのでエゾシカ革の事業で赤字になるとそれはそれで問題ですが(笑))

今まで捨てられていたエゾシカ皮を有効利用し、製品として販売することで、エゾシカの命の多くの部分を有り難く”頂く”ことにもなります。

 また、猟師さんや革職人さんにも販売した利益をフェアに分配していくことでここ弟子屈に貢献出来ていったらと考えております。

これからも継続して小さな貢献が出来ますよう、Teshikaga Deer Skin Projectへのご理解・ご賛同をお願いいたします。




なお、写真のアイアンカバーに関しましては、BoseIronFactoryWebShophttps://longiron.net/にて32,400円にて販売をしております。

お買い上げいただきますと、諸経費:1万円、猟師さん、1万円、革職人さん1万円といった形で分配されます。

たいした技術でもノウハウでもありませんが、皆さんが見ていて面白いと思うんじゃないかと(^^;;

グリップ挿しの動画を撮ってみました。



一瞬で挿すことで、余分な溶剤がグリップの前方に押し出されます。
ゆっくり挿すとグリップも曲がりやすいですし、ゴム厚も均一にはなりにくい。
このやり方ですと曲がる余地がほぼ無いのと、伸ばして戻すことでゴム厚自体も均一になりやすいんです(^^

まだまだ修行ですが、多少いい感じにはなってきました(^^;;



ちなみに溶剤ですが、市販のホワイトガソリンや灯油ですと揮発するのが遅く、真冬などは配送途中でグリップが曲がってしまったということもあったので、ホワイトガソリンとベンジン、そしてちょっと特殊な溶剤を季節などに応じてブレンドを変えて作っています。

そうしたこともあって、すばやく挿すという形になっていったということもありますね(^^;;

ゴルフは止まっているボールにゴルフクラブを衝突させることで起こるエネルギー変換の法則です。

ゴルフクラブを止まっているボールに衝突させるのですから、いい球筋になる形でボールとのインパクト(衝突)を迎えさせることが出来ればOK。

いい形で衝突させることの出来るクラブを使えば、いい球筋になりますよね?


いい形でボールに衝突させることの出来るクラブというのは、いわゆる得意クラブになります。


全ての番手が得意クラブと同じように振ることが出来たら、全ての番手は得意クラブを同じようなボールとの衝突になるので、良い球筋になるのは自明。


ところが、スイングバランスというものは、番手が変わると物理的に同じように振れないように出来ています。
なので、全部の番手を同じようなインパクト(ボールとの衝突)を迎えられるように皆さんは練習をするわけです。
違うものを同じように振るための練習。

あまり意味ないのでは無いでしょうか?



スイングバランスに慣れている方をわざわざクラブMOIマッチングする必要は無いと思いますが、違うものを同じように振れるようにわざわざ練習するよりは同じ振りでより精度を高くするための練習のほうがより効果的だと思います。



すみません、出来ることは全部やっておかないといけませんので・・・


BoseIronFactoryWebShopからグラインドワークスMB-1をお買い上げいただきました奈良県のA様。

組み上げて発送しておりますが、ヤマト運輸からお届け先ご住所にいらっしゃらないとの連絡が来ております。

頂いた電話番号に電話をかけても「現在使われておりません」というアナウンスですので、6月22日現在、お届けできずにヤマトの営業所に保留中です。
(私も電話してみましたが「現在使われておりません」でした)


メールでの確認も何度かお送りしておりますが、メールは届くものの、お返事を頂けていない状態です。
(これは迷惑メールに振り分けられている可能性が高いと思われますが・・・)


A様には誠にご面倒をおかけいたしますが、ブログを見ていらっしゃるのであれば、正確なご住所をご連絡頂きたく思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

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20年間ずっと同じにやっていて何が悪い。という意見もありますが、変わることも必要なのではないかと思います(^^;;
変わらなくちゃいけないと思っているからこそ、青木会長や石川選手会長になった訳ですし、2人を選んだのも変えていってくれる2人だと思ったからですよね?

だったら変えて行きましょう。

だって、他の人がまだグリーン上でプレイしている時に、同じグリーンで先にホールアウトした人がなんの断りも無くパッティング練習を始めたら他の人はどう思うでしょう?

また、自分がそんなことをやられたら、どう思うでしょうか?



プロゴルファーだからとか試合を控えているんだからの以前の、それこそマナーだったり常識の問題だと私は思います。

死にものぐるいだから良いんだとか、日大だからハメられたとかのバカな意見は無視。

アマチュアが基地外とか言う人もいますが、そんなものも関係ありません。

「トッププロと一緒に回れるだけでも幸せと思え」
腹抱えて笑っちゃいます。いわゆるひとつの抱腹絶倒ってやつです。
トッププロだから常識が通じなくても・・・。それも抱腹絶倒です。

トッププロだろうがボトムアマチュアだろうが、常識やルール以前にマナーが大切。
それがゴルフ。


他の人がまだグリーン上でプレイしている時に、同じグリーンで先にホールアウトした片山がなんの断りも無くパッティング練習を始めた。

と言うのは事実で、このことがマナー違反で無いと言うのであれば、それこそゴルフなんて無くなってしまえと。



自分がやられたら嫌なことをしない。
それが大切じゃないかと。








だったらお前は出来てるのか?と言う意見もあるでしょう。
出来ていません。聖人君子ではありませんから。
ただ、出来ることは出来るタイミングではやっています。
お前は出来てないという方は、そのタイミングが合わなかったということでしょう。





それにしても最初と最後に質問したゴルフジャーナリスト協会の会長は酷かった。
自分の意見をどう思いますか?って記者会見でする質問じゃないし、やめてくださいと言われている質問を一発目からぶちかまして来るし(^^;;
そもそも選手会と選手会長個人は違うと言うのを理解出来てないし(^^;;


あなただってジャーナリスト協会の会長なんだから、会長個人名で書いてる事、言っている事もあるでしょう?
それら全て協会員の承諾もらって書いてますか?言っていますか?

初めて会って初めて話した私に対して「品位がない」と言った時もジャーナリスト協会の会長として紹介され名刺も頂いたのですから、あなたの言い方だと、ゴルフジャーナリスト協会の総意として私に対して「品位がない」と言ったことになりますよ(笑)

新しくアイアンを買った。
買って嬉しいけれど、なんとか打てるのは8番か7番まで。
頑張って練習して打ちこなせるようにします。

というパターンは多いですが、

新しくアイアンを買った。
買って嬉しいけれど、なんとか打てるのは8番か7番まで。
JCMO認定店でクラブMOIマッチングしてもらうことにした。
特に打ちこなす練習をしないでも3番アイアンが打てるようになった。


というパターンもあります。


最近では、アマチュアだけでなく、多くのプロゴルファーにもクラブMOIマッチングが浸透しつつあります。
(プロのお名前出して良いのか正式にお聞きしておりませんので、プロのお名前はシークレットモード(パスワード必要)にて御覧いただけるようにしておきます)



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プロなどからのご依頼で多いのがグリップの裏挿しです。

先日もツアーベルベットラバーでの裏刺しをご希望のプロがいらっしゃいましたし、敬愛するタケ小山プロなどもツアベルの裏挿しです。

裏挿しの利点は短く持った時にロゴが親指にかかりにくくて良いとか言われていますが、アマチュアの方で裏挿しにするのは結構な確率でカッコいいからということではないかと思います(^^;;

でも、ちょっと待ってください(^^;;

ツアーベルベットラバーなどの同一素材、同一リブのグリップでしたら表でも裏でも良いのですが、ND-MCCなどの異素材を組み合わせたグリップで前後のリブデザインが変わっている場合というのは、グリップする時の指の位置等々を設計に取り入れているからこそ変えているんです(^^

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ND-MCCは左手部分がコード、右手部分がラバーで前後でデザインが
違います。

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こちらはAKIRAのハーフコードグリップ。
裏半分にだけコードが入っています。


そうした点では、プロゴルファーのご依頼で裏挿しなのはツアーベルベットラバーが圧倒的に多く、次にツアーベルベットコードなどですから、やっぱりプロはそうしたことを分かった上でグリップも挿しているのかもしれませんね。



前後でパターンが違ったり、素材が違ったりするグリップを、単にカッコいいからというだけで裏挿しにすると分かっている人が見たら笑われるかもしれませんから、ご注意くださいね(^^;;


(某メーカーのカスタムだと裏挿しが原則ということになっているようですが、グリップのことをもう少し勉強する必要がありそうですね)

昨日は26時間、今日は19時間働いたので、今日はもうこのへんで勘弁してくださいm(_ _)m

すみません。
独り言ですので、読み飛ばしくださっても結構です。

今まで数え切れない程のクラブを作っていますが、お客様のクラブは、(当たり前ですが)1本でも手を抜いて作ったことはありません。
自分のクラブは手抜きすることもありましたが、今は自分のクラブを作る時間なんて全くありません(笑)

手を抜かなくても未だに失敗したり納得できない時があります。
失敗で無くてもそこそこの確率で納得できなかったりすることがあるんです。

そういう時は「面倒だなぁ」と思いますし、「やりたくないなぁ」って思うんですが、必ずやり直します。

例えば、シャフトを0.5mm切りすぎた場合など、お客様が分からないような部分などでも、自腹で新品シャフトを取ってきてやり直します。

そこまでやっているとどうしても時間がかかり、お客様をお待たせしてしまうことにもなります。

もちろん「納得できる仕事ができなかったからやり直して時間がかかりました」なんてことはお客様に言えませんし、仮にお話しても信じてもらえないでしょうから、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいですし、もっともっと頑張らなくちゃ行けないと思っています。


ただ、そうしたことがクラブMOIマッチングのクオリティに繋がっていくとおMOIますし、見えないところ、気付かないところにも納得できるまでやることが信頼に繋がっていくと考えています。





何でこんなことを急に書いたかと言いますと・・・・。
今日嬉しいことがあったからです(^^


急がないのでじっくりやってくださいというお言葉に甘えてしまいまして、お預かりしてからお戻しするまでに2ヶ月位かかってしまったんです。
もちろん何もせずにそれだけかかったということでは無く、全てではありませんが思うところがあり、番手によっては3回~4回はやり直したので、それだけの時間がかかってしまいました。

その方からの打ってみてのご感想です(^^


~~~~~~~ここから~~~~~~~
ここ数年、ボールから意識が離れる症状が続き
100ヤードからでも行方を見失う有り様でしたが
昨日、レンジで打った限りでは、球が最後まで追える感触が戻ってきてすごく嬉しいです(´ω`)

インパクト後の目線の先にボールが見当たらない恐怖から、やっと決別できそうです
このクラブならまたゴルフが初められます
本当にありがとうございましたm(__)m
~~~~~~~ここまで~~~~~~~~

嬉しすぎてクラブを一緒にお風呂に入りたいとか言うので、抱いて寝てもいいけどお風呂は錆びるからダメですよ!!

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いや、まじでわたしのほうがありがとうです。こんな私を信頼していただいたからこそ、いい仕事が出来たんだとおMOIますからね(^^

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目線が定まってないですね(笑)


さて、いきなり目線が定まっていないおろそかな写真で失礼いたしました!!
で、ファルコンがどこにいるのかというと、バンカー予定地の中に居ります。


今日は、わざわざ100キロほど離れまくった北見からダンプにユンボを積んで来ていただいたお客様にバンカーの穴を掘って頂きました(^^
ファルコンがタイヤショベルで転けたツイッターの写真を見て、「それなら私が!!」とおっしゃっていただきまして、遠慮という言葉を横須賀は三笠公園に捨ててきたファルコンはただただ感謝するばかりで、ありがたく掘っていただいたという・・・。

あ、今「少しは遠慮しろよ!!」という声が聞こえてきましたが、いつも爆音で音楽を聴いているので聞こえなかったことにしますので・・・・。


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こちらをメインのバンカーにしていきます。
ゴルフ場にあるバンカーと同じくらいの広めのバンカーですので、7~8人が入ってバンカー練習をしても十分な広さにしています。


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ここは昔から農家の方が住んでいた土地なので、掘るといろいろなものが出てきます(^^;;
これはおそらく排水orし尿を地中に自然浸透させていくための管でしょうね(^^;;
普通に素手で触ってましたが・・・(笑)


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こちらがサブのバンカーを目線の高さで見た写真です。
グリーン横(裏)にこぼすとほぼ身長の高さのバンカーにハマるという。
しかもバンカーからグリーンは受けておらず、逆に下りになりますから、出したとしてもグリーンからこぼれ落ちる設計にしています。


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こちらはメインのバンカーですが、こちらからもタイヤや土管といった、昔住んでいた方の埋めたものが出てきました。
(処分どうしようかな)


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メインバンカーを引で見た写真です。
写真だとわかりにくいですが、結構大きいんですよ(^^;;



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敷地を引きで。
ひだりの黒い山がグリーンでその奥に深いポットバンカー。
右側がメインバンカーになります。


さて、今日の作業はここまでです。

ちなみになんで外作業を急いでやっているかというと。。。。


整地して土や砂を入れる作業だけでしたら別に秋までに行えばいいのですが、芝を作らなければダメですよね・・・。
芝の種を蒔く時期って、弟子屈でしたら5月終わりから7月中位に終わらせないといけないんです。

9月や10月に種を蒔いても芽は出てきますが、芽が出てきた途端に霜が降りて雪が降ったとしたら、まだまだ弱い芝の芽は枯れてしまうことも・・・。

遅くとも7月中に種を蒔いて、ある程度育った段階でないと厳しい弟子屈の冬はこせませんから、7月中に種を蒔くまでいかないとまた来年になってしまうんです。


弟子屈に引っ越してきて3年、3年かけてようやく雑草たちをやっつけて、芝を育てる土壌づくりのめどが付いたので、ちょっと急いで作業しないといけないというわけです。

MOIマッチングの作業に関しては日中出来ない分、夜から明け方までやっておりますので、何卒ご容赦頂きたく・・・m(_ _)m

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