大好評のHAYABUSAですが、一番多くご依頼を頂いているLimitedForgedはまだ上がって来ませんし、ノーマルバージョンのHAYABUSAでさえ、まだ製品版をお届け出来ている方はお一人のみです。

何故HAYABUSAがこんなに遅くなっているかというと、それはこのHAYABUSAが今までに無いウェッジだからです。

予約開始から半年経ってようやくノーマルバージョンの製品版が出来ましたが、既にファーストロットは完売。

HAYABUSAの上級バージョン、LimitedForgedに関しては未だに製品版が上がってこないと言う状況で皆様には多大なるご迷惑をおかけしております。


ノーマルバージョン、LimitedForged共に今までにない形状であるがために、日本一の研磨師とも言える共栄ゴルフの岡村工場長でさえ難しい研磨でした。
何度も削り直しては送ってもらい、NGな部分とOKな部分をお知らせして、また研磨して送ってもらうと言うことを何回も何回も繰り返しています。

しかし、実際に岡村工場長が研磨し仕上げたノーマルHAYABUSAであっても、私が最終的な研磨を行い、磨き上げてからメッキに出すと言う形を取っています。
どうしても最後の最後だけはこだわりたいですし、岡村工場長の研磨の癖(殆どお分かりになる人はいないでしょうが)みたいなものもありますから。

そうしてほぼほぼ岡村工場長に仕上げてもらっている状態でさえ、私が行う曲げ~研磨~磨きと言う工程で1本2~3時間はかかります。

「やり過ぎ!!」と言われるかもしれませんが、この上に上げている写真の状態にまで磨き上げてからのメッキ出しです。そうなんです!!この山を背景にしたウェッジはメッキしていないんです。

ようやく岡村工場長とのコラボ研磨でメドがつきましたから、もう私がひとつづつ削ることは無いでしょうが、皆様へのお届けが送れていた3月くらいには、私がひとつづつ削ることも考えました。

でもBoseIronFactoryの設備ではひとつ削るのに2~3日はかかりますから、ミーリングを入れてメッキをしてといったことを考えると1本7~8万になってしまいますし、作れる本数も月に1~2セットとなってしまいます。


そんな状態ですので、74,000円のノーマルバージョン、106,500円と言う超高額なHAYABUSA LimitedForgedでさえこれまでにかかった費用と手間暇を考えると全く儲けはありません。

まぁ、でも良いんです(^^;;

オーナーとなる方たちにはきっと喜んで頂けるでしょうし、作る側のどの協力企業をとってもHAYABUSAを作ることで技術の向上が図れます。

岡村工場長は今までどの研磨職人も削ったことのない形が削れるようになりましたし、フェースミーリングの会社にとってみても高額すぎてどこのメーカーも採用することが出来なかった特殊なミーリングを行うことは今後の経験として生きることとおMOIます。

そして何よりも私自身がこうして研磨や磨きの技術を身につけることが出来ましたから。


まだLimitedForgedの製品版は完成していませんが、半年や一年後にはもう少し量産出来るようになると思いますので、そうなったらもう少し安価で性能や見た目はそのままのHAYABUSAの普及バージョンを発売できるかもしれませんね(^^



あ、その前にカッパーフィニッシュや超絶激スピンの黒染めバージョンを限定で出すかもしれません(^^;;
要望次第ですが・・・。


ん~、カッパーフィニッシュは私も欲しいしなぁ・・・(^^;;