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こうした数字(写真は現在行っている新規組み上げアイアンのクラブMOI)をブログやFacebookによく上げるので多くの方が「ファルコンは数字さえ合わせていれば良いと思っている」と誤解されていますが、実はいちばん大切なのは人間の感覚だと思っています。

クラブMOIは数値で表されますが、MOIと言う人間が感じる感覚を数値化したものがクラブMOIの数値であり、数値化することで人間の感覚に合わせやすくしていると言うだけなのです。


これも誤解を受けるかもしれませんが、ファルコン的には数値化出来るものは数値化したほうが良いとは思っています。
 
飛距離や重量などを考えると分かりやすいと思うのですが、「ドライバーで285.3ヤード飛んだ」とか、「このドライバーは総重量が313.4gある」と言ったことは、基準がそれなりに正確にありますから数値化したほうが分かりやすい。

同様にクラブMOIも基準をしっかりと合わせていくことによって振り心地と言うスイングバランスでは測定し得なかったモノを数値化出来るのです。


つまるところ、数値化するには基準や計測方法がしっかりと定まっていることが大切だとおMOIます。

クラブレングスを測るにしても60度法で測るのと、ヒールエンド法で測るのとでは0.5インチくらいの違いは出てきます。
更にヒールエンド法の場合は、どこの一点をヒールエンドにするのかと言った曖昧な部分も出てきます。
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この場合のヒールエンドは黒点だと思われますが、分かりにくいクラブも多数あります。


ちなみに60度法に関して言えばほぼ基準=計測方法は定まっているとも言えますし、ある程度分かりやすいので60度法にてBoseIronFactoryは計測しています。


ライ角は基準=計測方法は一応定まっていますが、完璧に0.5度刻みで合っていたとしても実際の芝の上では1度や2度の傾斜があることは当たり前ですし、トーナメントプロであっても、毎回0.5度のスイングのブレが無いということは考えにくいです。
また、0.5度と言う基準自体が身長190cmの人と身長155cmの人で同じでなければならない理由も不明確です。
ライ角の場合はスコアライン基準で合わせていくのか、ソール中央基準で合わせていくのかによっても2度や3度は平気で変わってきますし(^^;; 


ファルコン的には、人の感覚や感性が一番大切で、その感覚や感性を数値化出来るとしたら、それは感覚や感性と同じように大切だと考えています。




そうでなければ、HAYABUSAのようなウェッジが開発できる訳もありませんしね(^^;;