BoseIronFactoryにはデジタルで0.1度まで計測できるロフト・ライベンダーもあるのですが、ロフト・ライの調整幅はデジタルで測っても、実際の計測はアナログなヘッドスペック計測器で行っています。

ex:ロフトを1度立てる=ヘッドスペック計測器で計測(仮に30度)→ロフト・ライベンダーに設置(仮に表示値は30.2度)→29.2度までロフト・ライベンダーで曲げる→ヘッドスペック測定器で計測(29度になっていたらOK)

と言った具合です。

アイアンのロフトの場合はフェースが平面ですのでまだ誤差は少ないのですが、ライ角の場合はアイアンでもウッドでもなのですが、どちらで測っても正確な値を出すのは結構難しいんです。

例えば・・・

某社のUTの場合。



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スコアライン基準で設置するとこうなります。


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こちらはソール中央基準。




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こちらはメーカー発表値に合わせた場合。



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メーカー発表値で水平を見るとこんな感じになります。



アイアンの場合は基本スコアライン基準で計測し合わせていきますが、皆さん気にされるのが、アイアンのライ角は0.5度刻みでフローしていなければいけない!!と言う点です。


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違い、分かりますか?

これ、0.5度変えて撮影しています。


BoseIronFactoryの場合、ロフト・ライの測定だけでも1本あたり10分~15分位はかかります。

それは・・・
分度器

0.5度の違いって、見分けるのだけでも大変なんです(^^;;←ファルコンが下手くそなだけですけどね。




サッと測って、サクッと調整するところを見ると尊敬しちゃうファルコンなのでした(^^;;