地方も地方、北海道の超ド田舎である弟子屈に移住して2年余り・・・。

まぁ、暫くここで暮らすことは間違いないですし、多分一生ここに住み続けると思っています。



さて、イケダハヤトと言う人が、「まだ東京で消耗し続けるの?」と言うのを書いています。

彼の考え方には共感する部分もありますが、実は多くの部分では共感していません。

と言うのは、東京だから消耗するとか、地方だから消耗しないと言う、単純なものではないことをファルコン自身の身を持って知っているから。

ぶっちゃけ地方でも東京でも消耗する人は消耗するし、合う人と合わない人が居ます。そして、合わないけど合わせていくしか無い人と合わないので合わせていく必要が無い人がそれぞれ東京でも地方でもいるんです。


弟子屈は天国ではありませんし、東京は天国でも地獄でもありません。



それぞれ一長一短があるし、どっちがどのように良いということは合うか合わないかによると思うんですね。

ではファルコンの場合実際のところはどうかというと、東京(横浜や横須賀)でも別段大きな問題はありません。
美味いものは圧倒的に東京のほうが多いですし、ゴルフの環境も言われているほどは悪くはないです。
買い物は便利だし、商品の品ぞろえも抜群に多い。

仮に行ったお店に欲しいモノが無くても翌日、下手したら当日には取り寄せられます。

夏は暑いけれど、エアコンをガンガンに入れれば特に問題ないですし、冬はやっぱり弟子屈のほうが寒い。


それでも私が弟子屈にこだわるのは、ここでしか出来ないことがあるから。

どこでも出来ることであればどこに居ても同じですが、ここでしか出来ないことがあるのであれば、ここに居なければいけないのですから。


ファルコンの場合は、まず弟子屈の真冬以外の気候です。

真夏の晴れた日でも25度くらいまでしか上がらなくて、朝晩は一桁台にまで気温が下がることもしばしば。
午前中早目の時間は霧が多いし、午後になると風が出てくることも多い。
これってまさにスコットランドなんですね。

まぁ、この点に関して言えば根室のほうがもっと凄いのですが・・・。

では何故根室では無く弟子屈なのか・・・。


これもいくつかあるのですが、一番の利点は道東の地理的な中心であることです。
スコットランドの気候に近い上に、道東の地理的な中心ということで、根室や釧路、網走や北見にいくことも割りと容易です。

それと、ここでしか広~い土地を(割と簡単かつ安く)入手することは出来ません。

現状でも約2,000坪、将来的には気兼ねなく試打出来るように30,000坪は欲しいのですが、それだけの土地を他で探すとなるとまず無理。

ですが、ここなら頑張れば買える値段でそのくらいの土地はありますし、それもごく近所にあるんです。
BoseIronFactoryは一応法人ですけれども、実質一人でやっている超極小の企業です。
そんな超極小の企業でもTitleistのテストセンター以上のテストフィールドを持てたら、HAYABUSA以上に凄いクラブを作れる可能性は充分にありますし、全英で日本人がBoseIronFactoryのクラブを使って優勝するといったことも夢ではないのかもしれません。


全英で活躍できる道具を作り、全英で活躍できる人にその道具を使ってもらう。


それが可能となるのは弟子屈でなければならないんです。

練習場や鳥かごと実際のコースは全く違いますし、本州以南のどのコースであっても全英が開催されるコースと芝自体が違います。
日本でスコットランド以上の厳しい気候があり、スコットランド以上の手強い芝が育つのはここしかありません。

そうした全英以上に厳しいフィールドでテストや練習を重ねてこそ、全英で通じるモノが出来ると思いますし、ここでしか出来ないクラブが作れると思うんです。







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