すみません、直接的にゴルフには関係の無いことで恐縮です。

ゴルフにシカご興味のない方は以後読まなくても良いかと・・・(とは言っても多少はゴルフに関係のあることも書いていきます)




さて、弟子屈に限らず、北海道ではエゾシカが増えすぎて困っています。


エゾシカ
可愛いのですが・・・。


増えすぎたエゾシカは森の中だけでは餌が足りず、人里まで降りて来て農作物を荒らしたり(ウチの家庭菜園のとうもろこしも実が付く前に全部食べられてしまったので今はやっていません)、道路に出てきてクルマに轢かれたりしています。
森の中のエゾシカに関しても、原始の森だけでなく植林され人間の手が入った森にもたくさん居ますから、植林され育ちつつある木々の皮を食べたりして、せっかく植林された木々が枯れてしまうということもあります。

増えすぎたエゾシカは害獣として駆除されますが、駆除するエゾシカよりも遥かに多く増えていきますから、いたちごっこが延々と続いているのが現状のようです。

駆除されるエゾシカが増える数よりも少ないのは、ハンターが年々少なくなっていることも原因のひとつとも言われています。
せっかくシカを撃っても、自治体から出る駆除の補助金はそれほど高くはありませんし、ジビエとして解体したシカ肉を売っても、それほどの金額にはなりません。
シカが増えすぎていると言っても、毎日何頭もシカが獲れることはありませんし、ベテランのハンターでも猟期に週に2~3頭獲れたら良いほうだと聞きます。

一方で獲ったエゾシカは肉の利用はあっても、皮や角の利用はほとんどされずに廃棄されます。

せっかく獲ったエゾシカですから、生命を頂くという意味で出来る限り頂く=利用するということが一番良いことだと考えます。
また、皮や角、骨などを上手く利用することが出来れば、ハンターの収入源が増え、ハンターの生活にも潤いが出るようになります。
そうしてハンターへの還元が進めば、ハンターになりたいという人や都市部でハンティングを趣味として楽しんでいる人たちが過疎化が進む弟子屈や北海道の他の土地に移住してくる人も増える可能性もあります。


今回エゾシカを一頭買いしたのは、肉を自分で食べたり差し上げたりするためだけではなく、捨ててしまうだけだった皮を有効利用することで、最終的にハンターに還元したいということも考えての一頭買いです。
今回買ったエゾシカはメスですから角はありません。
でもせっかく一頭買いしてくれたということで、特別に角もいただきました。

皮は東京の皮の鞣し工場に送って鞣してもらうことになっていて、鞣した革が送られてくるのは12月初旬。
鞣した革が送られてきたら、エゾシカ革でヘッドカバー等を作ろうとおMOIます。
柔らかく目も細かくて強いエゾシカの革ですから、きっと素晴らしいヘッドカバーが出来るとおMOIます。
ただし、野生のシカですから、傷があったり厚さが違ったりするところもあるでしょう。
そうした部分も”味”として感じて頂ける方、テスト販売した際にはよろしくお願いします!!