仕事をしていて、なんか寒いなぁと思ったら、工房のストーブが止まっていました(>_<)

電源抜いてから刺しても症状は変わらず・・・。

ヤヴァイ、壊れたか?

と思ってバラせるところはバラし、エアコンプレッサーと固く絞った雑巾を使ってホコリや汚れや基盤の接点をクリーニングしてやったらきちんと動くように・・・。

1時間以上かけて綺麗にしてようやく動くようになりましたが、いやぁ焦りました(^^;;


弟子屈はこの時期マイナス20度にもなりますから、吹雪いていて身動きの取れないときに本当に壊れて動かなくなったら仕事が出来ないだけではなく、凍死する可能性もゼロではありません。

更には吹雪いている時には、停電で電気が来ない時もあり得ますから、いろいろな対策を講じています。

1.電源の確保→キャンピングカーを自分で作ったこともあるくらいですから、キャンピングカーや船舶で使う大きなバッテリー2つとバッテリーの12vを100vに変換する機材を常備。
最大1500wまで使えますから、電子レンジやエスプレッソメーカーも使えます。


2.暖かさの確保→ストーブが壊れたり、停電のときには通常使っているストーブは動きません。その為に2台の電源いらずの石油ストーブと1台の移動できるファンヒーターがあります。


3.工房機材の予備→機材に関しては電源の確保は必要ですが、主だった機材は必ず予備機を用意しています。
クラブMOIスケールはもちろんのこと、シャフト抜き機もロフトライ調整機も、ボール盤もバランス計もグラインダーもです。
予備がないのはヘッドスペック測定器くらいですが、ヘッドスペック測定器はデジタルの部分が無いので、そう簡単には壊れませんから(^^;;
パソコンも以前壊れたときに、復旧させたものを含めると3台ありますので、まずは大丈夫かと。

何か壊れても仕事に大きな支障が出ないようにするのはこうしたところでやっていると必須なのです。


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2台体制のクラブMOIスケール。


4.肝心のデータは?→MOIマッチングはかなりの量のデータを扱いますので、ハードディスクに保管しているだけではディスクがクラッシュした時に泣くに泣けません。
ですので、データは全てクラウドに保管しています。
クラウドもアップルのiCloudとマイクロソフトのOneDrive、そして写真や画像データなどはAmazonDriveを使うことでひとつのクラウドが不具合を起こしたとしても他のクラウドからデータを復旧させられるようにしています。


5.グリップやシャフトの仕入れなどは?→グリップやシャフトの仕入れに関しても4つの仕入先があります。4つの仕入先はその配送をヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックとそれぞれが使い分けていますので、仕入れ価格だけでなく、時期によって変えることもあります。
ex.年末の時期には年賀状の配達もあってゆうパックは遅れがちなので、急ぎのものはヤマトを使っている卸さんにシフトしたりとか・・・。


6.仕上がってからの配送は?→基本ヤマトの宅急便ですが、九州や沖縄などはゆうパックを使うことも多いです。海外の場合もたまにあるのですが海外の場合はEMSを使います。EMSは早いし大きさではなく重量で送れるので宅配便で沖縄にクラブを送ったりするより東南アジアの場合は安かったりしますので。



そんなこんなで様々な予備を持ってなるべく皆様に早く良いものをお届けできるように頑張っておりますが、一つだけ予備が用意できないものが・・・。


そうです私、ファルコン自身の予備が無いんです(>_<)

こればかりはノウハウや知識、技術や考え方などがあるので、どうしようもありません・・・。

なのでぶっ倒れないようにしながら頑張ってますが、頂いた仕事は基本お断りしていませんし、クオリティを落とさず常に最善の形でお届けできるように頑張っておりますので、お時間がかかったとしてもどうかお許しくださいませm(_ _)m