さて、今回も文字数が多くて読むのが面倒ですが、おつきあいのほどお願いします(笑)

でも、そんなの付き合ってらんねーよっ!!って方のために、超簡潔に結論から。
ツイッターに書いたものをそのまま転載するくらいですから、144文字に収まってます(笑)

「ウェッジの抜けと言うものを考えた時、それはすなわち接地面との抵抗と考えることが出来ます。
そのことに気づけばHAYABUSA以外のソール形状はありえません。
接地面が増えれば抵抗が増しますから、最も抵抗の少ない形を考えた時、どの面から見ても丸いソール以外はあり得ないのです。」





では、このことを小難しく考えていきますね。

キッチリとした理論は、仮説をたて公正なほうほうで検証することではじめて論理的整合性を持ちます。整合性の無いものは理論とは呼べませんので、ご注意くださいね。



ウェッジに最も必要なものは何かと考えると、どんなライからも抜けが良いということが一番です。

どのような距離であれ、どのようなライであれ、抜けが悪いとイメージした距離も方向性も出ませんから。
チャックリやざっくりはもとより、ソールが引っかかるとスイングした通りの軌道からはそれますからスイングスピードが殺され、フェースも右を向いたり左を向いたりするわけです。

ウェッジの抜けというものを考えた時、抜けが良い・抜けが悪いということはどのような現象を言うのかを考えてみます。

抜けが悪いということは、ソールと芝や地面などとの抵抗が大きいということですね。
抵抗が大きいということは摩擦係数が高いということですから、摩擦を低くすることが出来れば抜けが良いという事になります。

摩擦を低くするには、テフロンなどの表面処理を施す方法がありますが、フライパンのようにプラスチックや木のヘラや箸で表面をこするという訳ではなく、ウェッジの場合はバンカーの砂や芝、硬い地面や地面の中の小石などと直接こすれることから、滑りを良くする表面処理は難しいと言えますので却下です。

次に考えるのは、摩擦を低くする以外の方法です。
そしてこの方法を取ったのがHAYABUSAというわけです。

摩擦係数を低くすることが難しいのであれば、いままで100だった接地面積を1にすることが出来れば全体としての抵抗は1/100になる。


幸いなことにBoseIronFactoryにはMOIマッチングのために数多くのウェッジが入庫します。

国内・海外、メジャー・マイナーを問わず多くのウェッジを見てきて、抜けの良さをウリにしているウェッジは数多くあります。
そんな多くのウェッジを見てきて改めて感じるのは、ほとんどのウェッジの接地面積は広いんですね。

ソール幅もどんどん広くなってきていますし、フェースも大きい=優しいというイメージから、接地面積自体がどんどん広くなっています。


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少し前までのウェッジはこの程度のソール幅でしたが・・・



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イマドキの簡単と言われるウェッジはここまでソール幅があります。





次にフェース幅ですが、イマドキのウェッジのバックフェースを写したいところですが、バックフェースを写すとメーカーが分かってしまいディスっていると思われたくないので少し古いメーカー名が書いてないウェッジだけにとどめておきます。
ディスるつもりはこれっぽっちもありませんので、誤解されたくありませんから(^^;;


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一般的なウェッジです。

2018-01-30_22-38-25_812
こうして線を引くと分かりやすいですね。


リーディングエッジがほぼほぼ一直線になっていることがわかると思います。

接地面積を考える時に、ソールがフラットであるとすると、リーディングエッジ×ソール幅が接地面積になります。

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黒く塗りつぶした部分が接地する部分=接地面積です。


では、HAYABUSAはどの程度の接地面積があるかというと・・・・。





まずはソール幅です。

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ソール幅は厚くは無く、かつリーディングエッジからトレーリングエッジまで
なだらかにラウンドしています。


そしてフェース幅です。


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どんだけ~!!ってくらい真ん丸です。
(すみません、新品のが無いので自分用兼試打用の写真ですから傷ついてます)

先程の一般的なウェッジと同じように線を引いてみると、

2018-01-30_22-36-09_106
線が曲がっててすみませんm(_ _)m

当然線に接する部分は1点のみ。設置する部分は線と点ですね。



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ここで注目していただきたいのは、こすり傷のせんが平行に付いている部分が少ないということです。

こすり傷が平行についていないということは接地する部分がショットによって違うということで、これらの傷は線でついていますから、面で接地していないということ。

よく見ると線でもなく点の傷もかなりあります。

面と線、線と点。

接地する面積がHAYABUSAでは圧倒的に少ないという証明ですね。

(同じところに傷がついていないのは私がボトムアマチュアである証明でもあります。まぁ、試打用でスイングの違ういろいろな方に打っていただいているというのもありますが・・・)


このようにHAYABUSAはソールの接地面積を極限まで少なくするという手法であの抜群の抜けを実現しています。

ソールの上下前後左右の部分を丸くすることで面では無く線や点にすることに成功したんです。



もちのろんではありますが、開発過程としてはこうです。

1.ソール全体を丸くすれば接地面積が減り抜けが良くなる→仮説

2.実際に何個も自分で研磨してみて、あらゆるライ(雨や砂質、芝の長さや芝の種類の違いも全部含めてのあらゆるライです)からあらゆる打ち方(強さなども)から何千球も試打→検証

3.また削っては試打、削っては試打の繰り返し→仮説の立て直しと検証


と言うかたちで作ったHAYABUSAですから、このウェッジには絶対の自信があるわけです。


大げさに聞こえるかもしれませんが、10年先20年先にはボーケイを超えるウェッジを発明したファルコンというハゲがいるんだよ。ということにならないかぁ・・・なんてちょこっと妄想したりするくらいです(^^;;←すみません、妄想特急になるとノンストップです。


で、ちょっとしたお知らせ。


HAYABUSAですが、今お受けしているバックオーダーが完了した後にもう1バージョンの発売を検討しています。
今の2バージョンはスコアラインもフェースは全てコンピュータミルド(CNC)によるミーリングですが、次に発売するバージョンはフェースのミーリングはせず、スコアラインもプレスになります。

ロフトは50度、52度がAW、56度、58度がSWの4種類で、HAYABUSAの抜けを気軽に味わって頂くためにも各ロフトの単品(1本)販売を行う予定です。

価格はまだ決まっていませんが、HAYABUSAノーマルVer.の74,000円よりは安くなると思います。

発売時期はこの夏くらいに考えていますので(それまでにバックオーダー解消しないと・・・)。  




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