マッスルバックは難しいと皆さんお考えのことと思います。

BoseIronFactoryにご相談に来られたり、お問い合わせを頂く度にお話しているのですが、マッスルバックは難しいけれど難しくありません(^^;;

まず難しさを構成する要素として、

1.「マッスルバックはヘッドが小さいのでスイートスポットが小さい。」ということがあります。

次に、

2.「マッスルバックは重心が高いので球が上がらない」という点かと思います。

ではJCM-01BLADEとキャビティの代表格である三浦のCB-2007の大きさを比べてみましょう。


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7番アイアンです。

spec-pic

  CB-2007   JCM-01BLADE

A:73.5mm    71.4mm
B:55mm     55mm
C:53mm     53.5mm
D:31.5mm    32.0mm
E:67mm     63mm
F:29mm     31~35mm(MOI値による)
G:13.7mm    13.62mm
H:9.1mm(9.3mm) 9.2mm(9.4mm)

CB-2007は公表値、JCM-01BLADEは実測値。

Aのフェース長さに関してはCB-2007のほうが2.1mm長いのですが、Bの実質的な有効打面長は同一で、Cのトゥ側のフェース高とDのヒール側のフェース高ではJCM-01BLADEのほうが若干大きくなっています。

大きさ的にはほぼ互角と言っていいでしょう。
次に重心高に関してですが、CB-2007のソール幅が18.6mm(実測)なのに対してJCM-01BLADEは16.3mmと2.3mmソール幅は狭くなっています。

この点では確かに重心高がJCM-01BLADEでは負けていますが、注目すべきはE~Hの数値です。
Eのホーゼル長が4mm短く、Fのホーゼル穴深さは2mm~6mm長い。
Gのホーゼル外径も若干細くて、Hのホーゼル内径は0.1mmですが広い。

ショートホーゼルで、ホーゼルの深さも深く、かつ、薄いホーゼルとすることでマッスルバックでありながら重心を極力低くするように設計しているんです。

結果どういう事が起きるかと言うと・・・。


実測での重心高は・・・・。



CB-2007が21.8mmなのに対して、JCM-01BLADEは21.0mmという結果に・・・。

三浦さん、ごめんなさいm(_ _)m


ちなみにJCM-01BLADE以外の弊社マッスルバックではDoMアイアンがありますが、もうDoMの方はヘッドも小さく超ロングホーゼルですので、マッスルバックのイメージ通りの高重心で難しいアイアンだと言えます(まぁ、でも皆さんがお考えになるほど難しくはありません)。


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これぞマッスルバック!!
というタフな見た目ですが、FOR CLUB MOIの文字の下の部分を大胆に落とすことで低重心化に貢献しています。


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HAYABUSAほどではありませんが、ラウンドしているヌケの良いソール形状です。


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一見普通のマッスルバックですが、様々な工夫が詰まっています。


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難しそうに見えますが・・・



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極薄のトップブレードも低重心化に大きく貢献しています。


なお、重心距離ですが、CB-2007が36.9mmに対してJCM-01BLADEは32.3mm(それぞれ)実測。
CB-2007が460ccなどの大型ヘッドのドライバーとの相性が良く、JCM-01BLADEはRODDIO CompactDriverのDeepBack(32.5mm)とほとんど変わらない重心距離でヘッドの返りが良く、相性も良いことが分かります。

「マッスルバックは難しい!!」と思わせておいて実はキャビティとほとんど変わらない優しさを兼ね備えているのがJCM-01BLADEです。

ちなみにJCM-01BLADEのトップブレード少し厚めバージョンであるJCM-01MUSCLEもトップブレードが厚い分ほんの少し重心は高いですが、大きさや重心距離は全く同じ。
トップブレードが厚いほうが安心感があるという方にはBLADEではなくMUSCLEのほうもお薦めです。


はい。実は凄いヘッドなんです。>JCM-01