T島さんと言えば、ゴルフ業界の中でもかなりの目利きでお馴染みです(^^

そのT島さんが購入されたのが、HAYABUSAノーマルバージョンの最後の1セット。
(HAYABUSAノーマルバージョンの後継は現在鋭意製造中です)

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こちらがノーマルバージョンの後継モデルの試作品
その名も「HAYABUSA」です(^^

ということで、T島さんから頂いた感想をば。(カッコ内の赤字は私の注釈です)


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こんにちは メッチャいい感じです 感想はこんな感じ。
まず、ハンドファーストに構えても、突っかかりそうもなく。開いても違和感がない構えやすい顔。そして小さすぎず大きすぎないサイズ。ソールは曲線で面になっている部分が無いが、幅だけ見ればかなりワイドソールとなっている。

以前の試打したHAYABUSAとは、違うロフト角をオーダーしたが、他のウエッジのように、ロフト調整ではないので、顔やソールの感じが変わらない。オーダーが入ると、ロウヘッドのネックを曲げて、再研磨して、メッキするするとのこと。ロフト角にこだわりがある人はこの仕組みは嬉しい。単にネックを曲げで調整するだけでは、当然顔も、バンス角もかわり、ソールの機能は100%にならないと思われるからだ。(はい。その通りです。HAYABUSAは全てにおいてこだわり抜いた最高のウェッジを!!というコンセプトで作っていますので、曲げてからファルコン自身が再度研磨して、顔つきもバウンスもソール形状も変わらないようにしてからメッキをかけます。単に曲げるだけでは曲げ痕が残りますが、予め少し重めにしておくことで研磨してもMOIマッチングに十分な重量になるようにもしています。低めのMOIが適正MOIの方には顔つきもソール形状もバウンスも変わらないようにしながら重量だけ落とすという研磨をすることも。)

打ってみると、ボールに当たる音が気持ちよく伝わってくる。『抜けがいい』と言われるウエッジ、実はあまり得意ではない。ボールの手前に入ったヘッドが抜けてしまうと致命的なミスになるからだ。しかしHAYABUSAはヘッドが手前から入っても、一度地面を受けてから、ボールがヘッドに当たる。アベレージゴルファーだと少し手前に入った事に気が付かないかも?と思うぐらい、地面とのコンタクトがいい。

地面とのコンタクトしてくれたあとに、抜けるのでミスに強いわけだ。その時のヘッドの減速が殆ど無い、ウエッジが柔道で言えば『受け身』をしてくれる。ハンドファーストに構え、ヘッドをまわしながらソールを地面にコンタクトするかしないかぐらいで入れるときに、突っかから無く低く抑えた球が打てる。何だこれはと思う、コレは楽しい。アプローチ練習場にこもりたい。(はい。ここもその通りです。地面とコンタクトしても通常のソールのようにブレーキがかかることはありません。そのためボールコンタクト直前にヘッドスピードが落ちるということが無いように設計しています。)

打感は気にならないと公言にしているのだが、ボールがズーンと乗ってる感は癖になる。そしてオートマチックに打っても、ややこしい打ち方しても、ノープロブレムなこと、やさしいウエッジというのは『こういう打ち方したらやさしい』という前置きがあるもの。HAYABUSAにはそれがない。インサイドからヘッドを入れても、カット軌道で入れても、プレーンに乗せてスパッと打っても、気持ちよく決まる。(ここが一番苦労したポイントです(^^;;私のようなボトムアマチュアは『こういう打ち方をしたらやさしい』という打ち方が出来ません。ダフったりチャックリ、ざっくりした次のショットではダフリやチャックリが怖くてトップするんです。それを防止するには多少ダフり気味、チャックリ気味に入ったとしてもダフらない・チャックリしないソールにするしかありません。ましてや、グリーン周りで使うことの多いウェッジです。グリーンが周りより低くなっている(すり鉢の一番下にグリーンがある)ゴルフ場はほぼありませんから、グリーン手前からでもグリーン奥からでも横からでもほぼ確実に左足上がりのライになります。そうしたライは水平なライよりも何倍もダフったりチャックリザックリしやすい。そうした左足上がりのライにおいてもやさしいウェッジを作るために、HAYABUSAの設計をして、様々なゴルフ場の様々なライから何千もの試打を繰り返してようやく作ることが出来ました。)

飛びすぎないウエッジなので、アプローチイップスな人にもぜひお勧めしたい。勇気を持って振っていけばそれに答えてくれるはず。LimitedForgedというさらなる限定モデルがあるが、ノーマルでこれならどんなにいいんだろうと思ってしまった。弱点は、『ウエッジは消耗品』と思っている私でも、美しいので使い込んで劣化していくのが忍びないことぐらい。

まだ野芝、高麗芝、バミューダでしか試していないが、洋芝のラフで打ってみるのが楽しみでならない。


~~~~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~~~~


弱点は使い込んでいくのが忍びないことだけって、褒めすぎです(^^;;
まぁ、実際に弱点は価格くらいで他はほぼ無いと思っていますけど・・・(笑)

ちなみにT島さんも皆様と同じ価格でご購入いただきましたので、ご心配なくです(^^;;
(この感想も原稿料とかは発生してません)

残念ながらHAYABUSAのノーマルバージョンはT島さんにお買い上げいただいたもので最後です。試打用として作ったものもシャフトを変えて三木龍馬プロに使っていただいてますし(三木プロ、HEIWA PGMカップお疲れ様でした!!)。

HAYABUSA LimitedForgedは継続販売していますが、現在ヘッドの在庫がほとんどありません(AW2本、SW1本のみ)。
しかも、作るのに恐ろしく時間がかかるので、今年中に入ってくるかどうかもまだ分かりません。

ノーマルバージョンの後継モデルは現在製造中で、年内に入ってくるとは思います。