いやぁ、結構興奮してます(^^;;

まず結論から書きますと、このシャフトとてつもなく凄いです!!

もう情報解禁ということですので、詳細を書いていきます。

RODDIOはご存知の通り釣具のトップブランドであるDAIWAの関連企業です。

釣具、特に釣り竿(ロッド)の基本性能を考え上で、軽く・強いことはもちろんですが、釣り上げようとする魚が大きいほどにしなります。
そしてそのしなり方が上下左右どの方向にも同じであることが良いロッドである最低条件ということです(^^

どの方向にも同じようにしなるということは、シャフトで言うスパインがほぼ無いということを意味します。

NON-NP
NP-1
まずはこの部分に着目です。
上が従来のシャフトで、下がNPシリーズシャフトです。


従来のシャフトの場合、東レのT1100Gシートを使っていても何十層にも重ねられたカーボンシートの中の全てに使われているわけではありません。
そのため使われている部分でもカットして電子顕微鏡で見ると上のように厚いシート(T1100Gの3倍相当)が出てきます。
このように厚い部分と薄い部分が出来てくるのは、カーボン繊維自体の厚みの他、シートをくっつける樹脂の膜厚の差も原因になります。
基本的に2つの要素で分厚くなるのですが、この分厚い部分が終わって薄くて強いシートを巻き付けていく段階で厚い部分と薄い部分が出来るのでそこがスパインになる訳ですから。



では、次に個々のテクノロジーに関してご説明していきましょう(^^


NP-0

1mmに20層以上巻き付けると言っても、単に同じ方向にくるくると巻きつけるということでは無く、強い方向と弱い方向、そしてその中間の方向等々、様々な角度で巻き付けていきます。
そうして強くて軽くて薄いシャフトが出来上がっていくのですが、様々な角度で巻きつけるにあたって厚みが均一になるよう、シートが巻き終わる位置を緻密な計算の元にズラしながら巻き付けていくというのもものすごい技術ですし、それもあって初めてほぼスパインレスなシャフトシャフトが完成したとも言えます。


NP-2

強くて極薄のT1100Gですから、シートを巻く時にごくわずかの空気が入ってもその部分の強度も厚みも変わりますが、今回のNPシャフトでは僅かな空気も入らないギャップレスローリング製法を採用しています。


NP-3
東レのT1100Gは非常に高価なシートですが、そのT1100Gをフルレングスにわたり使用するだけでなく何十層も使っています。
東レのT1100G自体を使うシャフトメーカーは多いですが、何十層も使っていて、なおかつナノプラス製法とギャップレスローリング製法を使っているメーカーは私の知る限りRODDIOだけです。

そのため軽くてもトルクを抑えたシャフトを作ることに成功した訳です(^^


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NP-6

4Lは素管では50gを越えますが、カット後重量は40g台になるので、クラブMOIマッチングにも最適です!!


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アートラインのコスメは結構派手ですが、いい感じです。


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アートラインの派手さが苦手な方には渋いシックラインがお勧め。


次にこのシャフトの特徴ですが、軽くても強い!!ということ。

軽くて硬いシャフトは今までもありましたが、軽くて硬いシャフトと軽くて強いシャフトは実は違います。
軽くて硬いというのは硬いけど、ごく稀にハードヒットに耐えられない場合もあるんです。
(本当に稀です)
硬い=強いということでは無くて、固くても脆い場合もあると言い換えても良いかと。


強度と硬度と言い換えても良いかもしれませんね。

変な例えですが井村屋のあずきバー。
硬度だけを考えるとカッチンコッチンに凍ったあずきバーは恐ろしく硬いです。
私達の歯よりも硬度でいうと硬いんです。
その硬さは宝石のサファイアを大きく超えるくらいに・・・。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/31/news147.html
(詳細はこちらを御覧ください)

でも強度という点で考えると文字通り歯が立たないはずなのにあずきバーはちゃんと食べられます(当たり前)。
ちなみに井村屋のあずきバーは大好きでよく食べてます。あずきバーを誹謗中傷するつもりはございませんのでご理解願います。

RODDIO NPシャフトは硬度ではなく軽さと強度を求めたシャフトなんですね。

軽硬シャフトももちろん素晴らしいコンセプトですし、合う人にとっては素晴らしいシャフトですが、RODDIOのNPシリーズの場合は軽硬シャフトとはコンセプト自体が違うということです。

軽くて柔らかいシャフトでは、ハードヒッターが叩きに行った場合にヘッドの挙動が安定せず、ヘッドが暴れる場合もありました。しかも最悪折れてしまうことも。
ですので、軽くて柔らかいシャフトはヘッドスピードの低めのシニアやレディースに向いていると言えますね。


一方で軽くて硬いシャフトでは、折れる心配は殆ど無いものの、ハードヒッターが叩きに行った場合にヘッドの返りや振り戻しが早くなりヘッドが返りすぎたり振り戻し過ぎたりする場合もありました。
ハードヒッターでもスムーズに振り抜くことが出来るゴルファー、460ccなどの大型ヘッドのドライバーが合う(シャフト軸まわりMOIが高くても問題のない)ゴルファーに向いていると思われます。


ですがRODDIO NPシリーズの場合は、硬さでは無く強さですので、折れる心配も無いですし、ヘッドの挙動もヘッドが返りすぎたり振り戻し過ぎたりすることはありません。
しなり戻りが上手く使えるハードヒッターであれば、軽くても安心して振っていけるというコンセプトになっていると私は思います。

肝心のお値段ですが、3H、4H,4M,4Lそして後々発売される50gシリーズともに税別58,000円です。
T1100Gをこれだけ使って、58,000円はぶっちゃけ安いと思います。


正直このシャフトは万人に合うというものではありません。
(どのシャフトもヘッドも同じことが言えますが)

でも、合う人にとっては(私個人も合うと思われますが)、最初に書いたようにとてもすごい武器になるシャフトと言えますね。


早く試打用を組上げたいですね~(^^