北海道の冬、特に弟子屈(てしかが)の冬は大地も白く、空気も澄み切って凛として本当に気持ちのいいものです。

でもこの気持ちよさは住んでいないとなかなか伝えきれません。

例えば横須賀のプラス4~5度でしたら弟子屈のマイナス10度のほうが寒く感じないと言っても弟子屈に住んでいる人でしたら「そうだよねぇ~!!」と皆さん頷いてくれるのですが、 関東に住んでいる方にいくらこうした説明をしても「でもマイナス10度でしょ?寒いに決まってるでしょ!!」と言われてしまいます(^^;;


少し外に出た感じでの体感的には確かにその通りなのですが、さすがに家の中でずっとマイナス10度ですと凍えます(笑) 

BoseIronFactoryTeshikagaBranchの暖房は居間にある煙突式の灯油ストーブが1台に、いつも定点観測をする2階の部屋に石油ファンヒーターとすぐに暖めたい時の石油ストーブ、そして玄関先に置いてある小さめの石油ストーブがあります。

その他にトイレと浴室(と言っても食料保存庫になっていますが)に電気のパネルヒーター。

トイレと浴室のパネルヒーターは暖房と言うより凍結防止の為ですので、30分毎にタイマーでスイッチが入る仕組みにしています。そうしないと電気代が恐ろしくて・・・・(笑)


先日の西日本の寒波で奄美大島に116年ぶりに雪が降ったり、水道管が凍結して破裂してしまったと言ったニュースが流れてきました。
ここ弟子屈では体感温度的にはそれほど寒くなくても実際の温度計は常にマイナスですから水道管だろうが排水管だろうがそのままにして放っておけばすぐに凍結します。

凍結防止の意味でのトイレと浴室のパネルヒーターなのですが、パネルヒーターだけでは水道管そのものの温度はそれほど上がりませんから、やっぱり凍結の危険があります。

凍結防止帯という電熱線のヒーターを配管に巻いて、配管が5度以下になると電源がOnになるようにしていますし、夜は水を落とす(水を抜く栓をひねるとことで、水道管本管までの水を抜く作業)ことでマイナス20度以下になっても水が出ないといったことはなくなりました。


でも、給水のほうは何とかなるものの、洗濯機の排水弁だけは水を抜くことも出来ないのでどうしても凍ります(泣)
そのためだけにストーブやパネルヒーターを常時つけておくのが本来なのでしょうが、さすがにそこまですると灯油代、電気代が馬鹿になりません。

そこで活躍するのが、、、理容室などで使う業務用のドライヤーです(^^;;


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こうして排水口の反対に開いている穴(こっちからも排水できるように開いています)にジャストフィット!!

 

ヒートガンという手もありますが、ヒートガンですと温度が500~700度にもなり、プラスチックなどを溶かしてしまうのでNGですが、ドライヤーでしたら吹き出し口から3cmの部分の温度が室温30度で140度以下と決められていますから、実際に0度程度の室温で吹き出し口から10~15センチ離れていればプラスチックが溶けるようなことは無いと思われます(^^

業務用ということで、一般のものよりもそれなりに長い時間使える耐久性もありますので、写真の状態で5分位放置(実際にはつきっきりで見ていますが)していても大丈夫そうです。

メーカーの方からは「通常使用じゃないので保証対象外ですよ(^^;;」と言われていますが、弟子屈の冬には欠かせないですね(^^;;


(え?欠かせないのは古い家のウチだけですって!?、まぁ、その通りかもしれませんね)