NPシャフト


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軽いシャフトだからその分長くしてヘッドスピードを上げる。

実はこれ正しくもあり間違ってもいるんです(^^;;

でも、普通の工房さんでは「軽いシャフトだから長くしてヘッドスピードアップで飛びまくりですよ!!」とか言うところも多いとおMOIます(^^;;


まずクラブMOIの点から。
ヘッドの重量が同じ場合、長くなるほどクラブMOIは上がります。
クラブMOI=振るために必要なチカラですから、クラブMOIが上がると振るのにより一層のチカラが必要となります。
簡単に言うと振りにくくなるので、長いからといってその分ヘッドスピードが上がる事は物理的に有りえません。
逆にルールギリギリの短いクラブでクラブMOIが極端に低いクラブを作ったとしてもヘッドスピードが上がることはありません。

1インチ長くなるとヘッドスピードが1m/s上がると言う人達がいますが、例えば長さ500インチのドライバーを作ったからと言って、45インチでヘッドスピード40m/sの方が495m/s(45インチで40m/s+455インチ分)になるかというとなりません。
同様に長さ5インチのドライバーを振ったら、45インチでヘッドスピードが40m/sの人はヘッドスピードが0m/sになるはずですよね?
4インチのものを振ったらヘッドスピードがマイナスになっちゃいますし(笑)

このあたりは何事にも限度というものがあるという話でもあるのですが、物事を単に一つの事象から見るといけないということでもあります。

長くなって円の直径が大きくなることでプラスに働く部分と円の直径がマイナスに働く部分を併せて考えていかないといけないんです。

妄信的に1インチ伸びると1m/s上がると信じるのは結構ですが、単に信じること無く疑問に思うことも大切だと言えるでしょう。



話がそれてしまいました(^^;;


もうひとつ長くなることでマイナスに作用することが濃厚なのが、ミート率の低下です。
こちらは物理的に云々というよりは人としての感覚の問題ですが、長くなることで当たりにくくなることは容易に想像できるかとおMOIます。

更には、長くするにはヘッド重量を軽くする必要がありますが、ヘッド重量を軽くしていくとハンマー効果が薄れて、当たり負けを誘発します。



ヘッドスピードは思ったほど上がらないし、ミート率は低下する。しかも当たり負けの誘発も招きかねないということでは長尺にすることはデメリットも多いんです。


逆にシャフトが軽くて強いものであるならば、ヘッドを重くしてハンマー効果を高め、短くすることでクラブMOIを適正値にしていって、更にはそのことでミート率も上げていくという手法もあります。

デメリットはヘッドスピードが低くなる可能性があるということですが、45インチで高めのクラブMOIの場合の振りにくさと44インチで低めのクラブMOIの場合の振りやすさを天秤にかけると、44インチでも全く問題はにゃいと、弊社取締役営業部長のヤマトが申しております(笑)

ということで、作ったのが軽くて強いNP-4LシャフトでHソール42を装着してヘッド重量を増したこちらのドライバーです。


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うみゅ。
ファルコンの割にはよく考えて作ってあるにゃ・・・。


試打用兼、自分用(ごめんなさい、業務上横領一歩手前です)として作りましたが、弟子屈でラウンドできるのは4月後半からですから、それまでの間日本全国を巡業して行きますね(^^