HAYABUSA Limited Forgedのメッキ前。

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LimitedForgedはひとつづつ私の手で最後の研磨を行い、ここまで磨き上げてからメッキに出します。

通常は鏡面になるまでは磨きませんが、LimitedForgedに限ってはここまでやります。

傷ひとつ見逃さないということでもありますが、鏡面に磨きあげることでメッキ厚をより均一化させ、ほんの100,000の1でもソールの抵抗を減らしてHAYABUSAの性能を最大限に引き出したいからです。

正直ここまでやる意味は無いのかもしれません。
かかる時間と手間暇を考えると更に意味のないことと思います。
でも、5時間かかろうが100時間かかろうが、この磨きあげがマイナスにならず、ほんの少しでもプラスになるのであれば手間暇を惜しまずに行う。

それが全てにおいて最高を求めるHAYABUSA Limited Forgedであり、そうでなければLimited Forgedではありません。


オーナーとなる方にとってかけがえのない特別なHAYABUSAになるよう、この磨き上げの前の研磨工程では、0.05g単位でヘッド重量を調整しながら研磨していきます。

もちろんオーナーご指定のロフトライにした際の曲げ傷も綺麗にしますし、曲げることによって変わってくる顔つきやソール形状の微妙な部分にまで関しても研磨の工程で最善の形になるように研磨を行います。



こんな鉄の塊に3月1日からは1本128,000円もの値段をつけます。
通常のNEW HAYABUSAが4本買える値段です。

ぶっちゃけ通常のNEW HAYABUSAの4倍の性能はありません。
ですが、私がこのHAYABUSA LimitedForgedにかけた手間暇と技術、そして魂は4倍どころではありません。

ファルコン自身、128,000円というのは魂を削って作った代償として考えています。

その価値を分かって頂ける方であれば128,000円は高く無いと思っております。