昨日入庫して、今日MOIマッチングを開始したアイアン型UTのお話です。

DG-AMT BLACKの4番用を挿してあるUTでそれほど長く作っていないのにバランスはD3.1という状態だったので予想はしていましたが、ヘッドを抜いてみて「あらやっぱり・・・」という状況。

シャフトからリードパウダー(鉛粉)が出るわ出るわで、リードパウダーが13g弱も入っていました。


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このクラブは友人からの戴き物だということですが、高いお金出して手放すしかなかった前のオーナーさんが可哀想に思えてしかたがありません。

せっかく良いクラブなのに、このように13g弱ものリードパウダーを入れるということは、DG-AMTというウエイトフローして長くなるに連れて軽くなるシャフト、A-GRAINDという良いヘッドの性能をスポイルする方向で組上げているんですから・・・。

特に重量帯別になっているDG-AMTの場合、13g者リードパウダーを入れるのであれば、通常のDG-AMTでもDG-AMT TOUR WHITEでも全く問題なく、むしろ軽いくらいですから、わざわざAMT BLACKにする意味なんて全く無いんですから。

そう考えるとバランスを出すためだけにリードパウダーを入れていると言うことは明白であって、スイングバランス有りきということになります。
せっかく選んだAMT BLACKというシャフトも全く意味は無く、単に降りにくくなるだけです。


他の工房さんを否定するようなこと、他の工房さんの考え方を否定するようなことは書かないようにしようと思っていましたが、この13gというのを見るとあまりのレベルの低さに怒りを通り越して、悲しさがこみ上げて来ます。



皆さんにはそうした無駄なお金を使って欲しく無いので、禁を破って敢えて書かせていただきました。

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写真だと大した量には見えませんが、実際にシャフトの中に入ると雪崩のように出てきます。