それには理由がある。


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例えば接着剤を使ったあと。
片付けず、そのままにしているのは間違いないことだけど、片付けずそのままにしているのには理由がある。

真冬のマイナス20度以下の時でも常に20度ちょっとをキープしているBoseIronFactoryですが、接着剤が乾くまで動かすのはNG。

ただし、時間は無尽蔵にある訳じゃないし、接着の度にブログ書いてたんじゃブログのネタも尽きるってもんだ。


この接着剤を使ったあとは次の作業に入れるか否かの目安となるので、単に片付けていないということでは無く、接着剤が乾いているか(厳密に言うと硬化ですが)の”目安”として使っています。


そして2枚めの写真。

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接着待ちのクラブ(クリップ)とグリップ溶剤の気化待ちのクラブたち。


BoseIronFactoryで使っているのはY610という接着剤なので、基本熱硬化させることは不要ですが、熱硬化が不要と言っても0度と20度と40度では全然違うんです。

40度のところってほとんど無いのですが、ストーブの近くはほぼ40度程度になります。
もちろんストーブの温風(熱風)が直接当たるところでは50度以上になることもあるので、直接ストーブの風が当たる事はありません。

ストーブに近い所はただでさえ暖かいので風が全く当たらないように、そしてストーブから離れると対流した温風が微妙に当たる位置にクラブストッカーを微妙にずらして配置することで、近くでも少し遠くでも40度くらいになるようにしています。

ここで感のいい人はピンと来たかもしれませんね。

1枚目の写真の接着のあとをそのままにしている所は20度ちょっと、接着待ち=硬化待ちのクラブがおいてある所は40度程度です。
当然40度のところのほうが20度のところよりも硬化も早く、強くなりますから、接着のあとのスティックがどのくらい固まったかを見ればもう次の作業に入れるかどうかは一目瞭然という訳です(^^



そして3枚目の写真。


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微妙にハの字になっているのが分かりますよね?

これはシャフトとヘッドの接着の時に動かないようにするダブルクリップ。

通常はハの字にはしないで使うんですが、万が一ソケットとヘッドが浮いた状態でクリップすると・・・。
そりゃもう恐ろしいというか工賃いただいて仕事している者としては非常に恥ずかしい事になります。
(この恥ずかしい事を恥ずかしいと思わないのか、入庫してくるクラブにはソケット浮きがかなり見受けられますけどね・・・)

もちろん浮いた状態でクリップすることなんてやりませんけれども、クラブを持ったり動かしたりする時に浮いた状態になってしまう事もあり得る訳です。

こうしてハの字にするとクリップ同士が浮きを無くす方向にチカラがかかりますから、ソケット浮きは起こらないという訳です。


このように適当に、いい加減にやっているように見えて、適宜当てるといういい意味での適当であったり、好い加減といういい意味での好い加減だったりするように考えながら作業しています。


工具や計測器の配置ひとつにしても、動線と作業効率を考えた上でやっています。


そうした事もMOIマッチングなどをより良いものにしていくためには必要なんですよ(^^)v