HAYABUSA Ironのネック部分に写真の「Teshikaga,HKD」の刻印を入れる事にしたのですが、昨今のアイアンの飛距離競争に興味のない私としては、飛距離よりもキチンと飛距離の階段を作ることのほうがアイアンに本来求められる性能だと考えています。

ただ、全てのゴルファーがそう考えている訳ではなく、人より短い番手でパースリーのホールを打つことに快感を感じておられる方も多いのは理解しています。
そのようなゴルファーがHAYABUSA Ironをお使いになることは無いでしょうが、同伴されるHAYABUSA Iron使用者がアイアンの飛距離競争に巻き込まれるのはあまり歓迎すべき事ではありません。

アイアンの飛距離競争に巻き込まれず、自分のゴルフをするためには・・・

そんな事を考えていった末に、「HAYABUSA Ironでは番手にしないでロフト表示にする。」という形に落ち着きました。

ロフト表示を取り入れているクラブメーカーはごく一部ですので、ソール刻印をイチから作ることになりますが、せっかく作るのであれば刻印のフォントやそのレイアウトにも拘りたくなるのがBoseIronFactoryです。
(私の前職時に担当したTHE WHOのDVDのポスターなどをデザイナーさんに頼まず自分でデザインしていたくらいですので・・・)

HAYABUSA-IRON-刻印訂正版

そうして昨日久しぶりにイラストレーターを立ち上げて作ったのが、2枚めの10個の数字。
10個あるのは、1番相当14度から、PW相当の46度まで10個あるんです。

フォントとしては「Teshikaga,HKD」と同じフォントですが、結構な時間をかけて「あ~でもないこ~でもない」と伸ばしたり斜めにしたり、下一桁の数字を斜め下に配置したりしてと、格闘してしまいました。
見やすさと所有感としてのカッコよさの両立出来ていると自己満足をしていますが、HAYABUSA Ironの設計コンセプトのひとつである優しさと操作性の良さみたいに、両立させることは結構難しかったかなぁと思っています。

実際のパースリーのホールで、
「○○さん、今何番で打ったの?」
「あ、150ヤードなので34度です。番手表示じゃないのでよく分からないんですよ(^^」
という噛み合っていそうで噛み合わない会話を想像して作っていましたので、結構楽しんで作っていましたが(^^;;


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HAYABUSA Ironはこの秋発売予定です。
現在セカンドロットのご予約を承っております。

ヘッド単体で27,000円(消費税込み、10%になった場合でもBoseIronFactoryが負担します)で5番相当の30度からPW相当の46度までの6本セット(162,000円、シャフト・グリップ代別、MOIマッチング工賃は含みます)となります。


ご予約頂きましたら、こちら(seabose@me.com)からシャフト・グリップのご指定等、オプションの1~4番相当の有無等をお聞きするメールを差し上げます。

シャフト・グリップ、オプション番手の費用に関しましてはご納品時にお支払い頂きますので、よろしくお願いいたします。