スイングバランスで作られたクラブを使っていると、スイングバランスに慣れてしまいます。

ゴルフ歴が長い方ほどその傾向は強いですし、ゴルフ歴は長くなくとも練習したり、ラウンドする頻度が高い方にもスイングバランスに慣れる傾向があります。

スイングバランスに慣れるということは、それぞれ違う振り心地に慣れると言うことですから、違う振り心地に対しての許容度が広くなるという一面もあります。

その事自体が悪いことだと言っている訳ではありませんし、全く否定する事もありません。
ですので、クラブMOIマッチングが今後普及していってもスイングバランスで作られたクラブが無くなることは無いと考えていますし、クラブMOIマッチングがいくら普及したとしてもファルコンが生きているうちはゴルファー全体の40~50%位だろうとも思っています。

このブログをご覧になっている皆さんはその40~50%の方、若しくは40~50%の予備軍だとおMOIますので、MOIマッチングした際のトリセツを久々に書いてみようかと・・・。


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狙い値ピッタリになると気持ちいいものです(^^



スイングバランスで作られたクラブ(クラブを変えてもスイングバランスで作られていると言うことです)を長く使っていると、それぞれのクラブなりの力感で振らなければ打てないと言う感覚が身体に染み付いてしまいます。


一方でクラブMOIマッチングをしたクラブはクラブなりの振り方(力感)ではなく、全て同じ感覚で振らなければいけません。

ゴルフ歴が長い方ほどスイングバランスでの感覚が染み付いていますので、21年間練習して染み付いた感覚を1回のラウンドではなかなか捨てきれないものがあります。

三木プロTVでMOIマッチングの説明をしていた蝶ネクタイの今野一哉プロも自分の経験談として話していますが、今野プロもMOIマッチングしたクラブをスイングバランスの感覚のまま使ってしまい一旦スコアを崩しています。
今野プロの場合は、クラブMOIに慣れるに連れ、スコアは改善し、今ではMOIマッチングする前よりも平均で1.5ストローク良くなっています。


後半12分20秒くらいからその話をしています。


今野プロもまだ若いですがゴルフ歴は長く、スイングバランスで作られたクラブで練習を重ねてプロになっています。
血のにじむような練習を重ねてきて、スイングバランスのクラブに慣れてプロになったので、クラブMOIマッチングのクラブがいくらゴルフクラブ本来の姿であっても、クラブMOIに慣れるまではスコアが悪くなってしまったと言う事です。

とは言っても、今野プロでも実際に飛距離が落ちたり、方向性が悪くなったりしているのは事実で、慣れるまで我慢してくださいというのも無責任だと考えておりますので、MOIマッチングに早く適応出来る方法を書きますね(^^


一番大切なのは、どのクラブも得意番手と同じように振ることです。

最初のうちは意識して得意番手と同じ感覚で振るようにしてください。
そうしてクラブMOIに慣れてくると、目をつぶって5番アイアンを振っても何番か分からないくらいになってきます。
ラウンドで7番アイアンを持ったつもりで、実際には5番アイアンだったということもよくあります(^^;;

その感覚になるまでは練習量やラウンド回数にもよりますが、1~2ヶ月かかるかもしれません。

意識せずに同じ感覚で振れる様になってきたら、必ず飛距離も方向性も以前より改善します。
何しろ同じように振ることさえ出来れば物理的に良くなるように作ってあるのがクラブMOIマッチングなのですから。

同じ感覚で振れるようになるのに有効な方法として、練習場などで番手を持ち替えて目をつぶって素振りをしてみるというのも良い方法です。
目をつぶって素振りをすることで、同じ感覚で振れる事が身体で分かり、それが身体にインプットされますので、目をつぶって素振りを数回繰り返し、また違う番手に持ち変えるということも是非試して頂ければと思います。

まずは上記のように同じ感覚を身体に覚えてもらうと言う事が大切です。

その上でまだ問題がございましたら、BoseIronFactoryではいつでも何度でも工賃無償で再調整させて頂きますので、ご安心ください。