3月18日のブログ「かなりの高MOIです。」での記述に関してMOIマッチングをされたオーナーからご質問を頂きました。

まずはその部分の記述を御覧ください。

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シャフトの重量は76gのシャフトと66gのシャフトで、76gのほうが45.375インチなのに対して、66gの方は46.25インチ。

10gのシャフト重量差があったとしても0.875インチの違いはこうして非常に高いMOIとなって出てきます。

総重量は66gのほうが322.7gで76gのほうが328.3gと6g弱軽いのですが、クラブMOIで100近く変わってくると同じように降った場合には総重量が軽いほうが振り遅れるという結果となります。


すなわち「振り切れる範囲で重いクラブ」というゴルフ界の常識に疑問を投げかけることに繋がるのではないでしょうか?
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この記述に関してご質問を頂いた内容がこちらです。
(ご本人の許可を得ております)

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18日のブログに関連して質問があります

振り切れる範囲のなかで重いものをというのがセオリーですが、
例えばNS950、モーダスのシャフト重量が違うけれども同MOI、同振動数の場合振り心地は同じになるのでしょうか?

まだよく理解していませんのでお教えいただければ幸いです。

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メールでいただいた質問ですのでメールでお答えし、その上でブログに書く旨ご了解を頂いております。

その回答ですが、私は以下のようにお答えしました。



同じヘッド、同じ長さ、同じ振動数、同じ剛性値(全ての点で)、同じMOIの場合でしたら、重量が違う場合でも振り心地は同じになります。

多少は同じ長さでなくても構いませんが、大きく長さが違う場合は当然剛性値も変わってきますし、空気抵抗も変わってきますので同じ振り心地に はなりません。

重量が支配するのはキャディバッグから出して構えるまでで、スイングが始動してしまえばそれ以降は基本クラブMOIのほうが支配しますから。



実際に上記のような条件に当てはまるクラブはほとんどあり得ませんが、仮にあった場合は物理学上は同じ振り心地になるはずです。

同じ剛性値である必要はなぜかと言いますと、シャフトの全ての点で同じ剛性値でないと、しなりが変わってきます。
しなりが変わってくるとMOI値は同じでも振り心地に大きな差を感じます。
例えばDoMアイアン(←クリッククリック!!)のようにグニャグニャシャフトの場合はしなりが多いためにヘッドをより感じることとなり、振り心地は重く感じます。
逆にXXXXXXXXといったドラコン用シャフトのように超硬シャフトの場合はしなりが殆ど無いためにヘッドをより一層感じにくくなり、振り心地は軽く感じます。

この点はクラブMOIの値が全てにおいて万能では無いことの証明でもありますが、逆に同じシャフト・同じヘッド構造のアイアンであればクラブMOIを揃えることは振り心地を一定に出来るということの証明にもなります。

この点はゴルフメカニックス社のCEOであるラティーニと共同で研究を続けていこうと話し合い、今後もこの検証をしていきたいと思っています。
 


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