クラブMOIマッチングは単にクラブMOIを合わせていくだけのものでは無いと考えています。

オーナーの様々な症状に合わせて、単にクラブMOIを合わせるだけでなく、様々な処方を取りますから(^^

クラブMOIマッチングで一番難しく、かつ一番楽しいのは、こうした症状に合わせて処方を考える時かもしれません。

もちろん処方を考えるだけでなくて、その処方に合った薬を作ることも多いです(^^


例えば、今やっているのは、1年半くらい前に共栄ゴルフのZESTAIM Fi-0CBの新規組み上げをされたオーナーの再調整。
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4-PW、AW、SWの組み上げをされましたが、4番は”ロングアイアン”というイメージがなかなか抜けなくてついつい力を入れて振ってしまうために左に行ってしまうという症状。

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この場合、単にクラブMOIを高くするという処方もアリですが、それだけでは芸が足りない(^^←クラブMOIマッチングは芸か!!(笑)

私の場合、こうした症状の時は、クラブMOIを少し上げつつ、第一次MOI(腕や身体のMOI)を上げるために手作業でカウンターバランスを仕込みます。 

左に行く度合いがどのくらいかによってカウンターバランスの重量は変わってきますので、調整しやすく空気抜きの穴も開いている真鍮おもりを使用してカウンターバランスを作ります。


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ABS樹脂の丸棒から削り、シャフトの内径と同じにして、真ん中に3ミリほどの穴を開けてから真鍮おもりを熱して圧入。

自作することで0.1gの単位まで割り出した重量にすることが出来ますし、バット延長してクラブMOIを上げる分の突き出し量も0.1ミリ単位で調整できます(^^


こうしていろいろと処方を考え、その処方を具現化するための薬(治具やこうした自作のカウンターバランスなどなど)を行うにはどうしても時間がかかります(^^;;

現在約1ヶ月待ちという状況ですが、お待たせしてしまっているのは、決してサボっている訳ではなくて、こうしてひとつひとつの作業を慎重に、かつ出来る限り丁寧に行っているからというのが大きいです(^^;;

お待たせしている分以上の満足感を味わっていただくため、もっともっとがんばっていきまっしょいですね(^^