2日連続でカラッと晴れてMOIマッチングにも気合いが入るファルコンです(^^


さて、それぞれのオーナーによって違う適正MOIを見つけるための方法として、一番簡単なのは今使っているクラブの中から、「振り心地がよく、自分の思い描いた球筋になりやすい番手」と他の番手を計測し、各番手の球筋や振り心地から適正MOIを割り出すということになります。

既に組み上げてあるクラブの場合で、8番アイアンが「振り心地がよく、自分の思い描いた球筋になりやすい番手」だったとします。
その場合、8番は触らず、8番以外の番手を8番に合わせていくという方法が良さそうに感じるでしょうが、BoseIronFactoryでは基本的に8番も調整をします。

適正MOIというものはオーナーおひとりおひとりによって変わりますから、5-PWの6本の中にオーナーに取っての適正MOIがあることは少ないんです。

ほとんどの場合、8番アイアンは「ほぼ適正」ということが多く、それはしいて言うなら8番だけど7番寄りだったり、しいて言うなら8番だけど9番寄りだったりすることも多いので、手間と時間はかかりますが8番も調整を行うという事となります。


このあたりはオーナーご本人でも気付かないこともありますが、その点を見極めてこそのMOIマッチング専門店ともいえますので非常に気を使う部分ですし、ノウハウが無ければ真似の出来ないところと言えるでしょう。




では、昨日書いたような場合はどうやって適正MOIを見つけていくのか?

適正でないMOIに合わせてしまった場合やMOIマッチングされたクラブを中古で購入したといった場合です。

ここでも何度も書いてきたとおり、オーナーによって違う適正MOIを見つけてその適正MOIに合わせていく作業こそがMOIマッチングのキモですが、上記のような場合は全ての番手で合わないということとなります。

しかもどの程度合わないのかも分からないので、適正MOIを探す作業は非常に難しいものとなります。


そこで使うのが2015年、2016年のゴルフフェアでも体感された方も多いクラブMOI体感用クラブです。

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全て同じヘッド(7番)で、

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全て同じシャフト、同じグリップ、同じ長さです。


一見ワンレングスアイアンのように見えるでしょうが、ロフト・ライ、長さは全く同じで、シャフトもグリップも全て同じです。

唯一違うのは7本それぞれ違うクラブMOIになるよう組み上げてあること。

クラブMOIの数値が一人歩きをするとスイングバランスでの「俺はD2だからハードヒッター」とか「C9なんて軽すぎて打てない!!」みたいなことになってしまいますから公表はしませんけれども、多くの方が最適になるMOI値をカバーするよう、持てる技術を駆使して組み上げています。

この体感セットを打ってみれば、振り心地が違うだけでなく、実際に球筋が変わってくることがお分かりになると思います。
その中でオーナーご自身が一番振り心地がよく、球筋も思った通りの球筋となるクラブをお教え頂ければ、あとはBoseIronFactoryのノウハウで適正MOIを探し出しますからご安心くださいね(^^