ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: クラブクラフト

フレループが売れに売れているからなのかもしれませんが、ここ数日で「シャフトに重心距離って本当に無いんですか?」と言ったご質問や「フレループみたいなシャフトの曲がった練習用品の重心距離ってどうなっているのですか?」といったご質問を頂いています。

ひとつひとつのご質問にお答えするのは全然構わないのですが、同様のご質問でも毎回お返事すると結構時間がかかりますので、こちらでも書いてみようかと(^^


まず、シャフトの重心距離ですが、厳密に言うとあります。
完璧に水平な場所でシャフトを転がしてみてください。
すると、ほとんどの場合、何回転がしてもほぼ同じ位置で静止します。

シャフト軸線上の中心に重心があれば同じ位置で静止することはありません。

シャフト軸線上の微妙にズレた所に重心があるので、同じ位置で静止するんですね(^^

これを図に表すと以下のようになります。
シャフト重心

何故このようなことが起きるかと言うと、第一に完全なる真円というものはほぼ無いということ、そして、スチールシャフトの場合は継ぎ目、カーボンシャフトの場合はシートの巻き方で微妙な肉厚の違いが出てくるためです。
継ぎ目の部分はどうしても厚くなりますし、カーボンシートが重なり合う部分は同様に厚くなりますから。
ちなみダイナミックゴールドツアーイシューやNSのMODUSシリーズのように大きめのプリントがされている場合もプリントの分だけ重くなります( 感じ取れない誤差の範囲無いですが)。

この継ぎ目や重なり合う部分がスパインと呼ばれる部分で、厚くなった部分の剛性が高くなることから、スパインは発生するということになります。


そして問題の重心距離ですが、シャフト軸線上の赤い点からシャフト軸内の黒い点までがシャフトの重心距離となります。

でも、この重心のズレというのは非常に厳密に言った場合ですので、人間が気づくほどのズレではありません。シャフト自体が真っすぐなので、仮に相当ズレていたとしてもシャフトの空洞部分に重心は収まりますので、気づくことはまず無いといえるでしょう。

しかもクラブとなった状態ではヘッドと言うシャフト軸線上からズレまくった(失礼!!)モノが付きますから、ヘッドの重心距離に打ち消されて余りあるものです。
ですのでかなりセンシティブなゴルファーでもシャフトの重心距離がおかしいと気づくことはありません。


では次にフレループのようなシャフトが曲がったものだとどうなるのかをご説明していきます。

フレループ
フレループのようにシャフト部分が曲がっていると、シャフト軸線自体も曲がります。

フレループ軸線


分かりやすく黒線を引かせて頂きましたが、曲がったシャフト先端に更にボールが付いていますので、クラブ(?)として考えた場合の重心距離としては下図のようになりますし、シャフト軸線上から重心が大きく外れますのでシャフト自体の重心距離もあるということになります。

フレループ重心距離

フレループはこうしてヘッド単体での重心距離では無く、丸いヘッド、曲がったシャフトで組み上がった状態での重心距離を長くし、ネック軸周りMOIを通常のクラブよりも高める事でスムーズなフェースローテーションの練習に非常に効果を発揮するように作られています。

開発した小林プロもフレループの説明でおっしゃっていましたが、曲がり過ぎず、直線的過ぎずの絶妙な曲げ具合を見つけるためにご苦労されたようです。

この、曲がりすぎず、曲がらなさ過ぎず、ということはとても重要で、曲がっていないと重心距離もほぼゼロ、ネック軸周りMOIもほぼゼロになってフェースローテーションの練習にはなりません。

逆にRがきつく、曲がりすぎていると実質的な重心距離が大きすぎてネック軸周りMOIも莫大なものとなります。
MOIは距離の二乗に比例しますので、少しでも曲がりがキツくなるとフェースローテーションをする時に曲がりがキツくなった分の二乗で抵抗が高くなります。

振った時に手首などへの抵抗=負担が増えることになりますから、最悪の場合手首を壊したりすることも十分考えられます。
もちろん高すぎるネック軸周りMOIと普通のゴルフクラブのネック軸周りMOIの差も広がりますので、たとえ手首を壊さなくても効果的とは考えにくいです。

そうした面ではやはり小林プロの「曲がりすぎず、曲がらなさ過ぎず」といった絶妙なRはさすがと言えますね(^^


なんだかフレループの宣伝みたいになってしまいましたが、広告宣伝費は頂いておりませんし、BoseIronFactoryでのフレループの扱いもしておりませんので、買うのであればアナライズさん等々でお願いしますね(笑)

だいぶ以前のお話になりますが・・・。

「ウチの子はゴルフの才能あるので○○さん(大手クラブメーカー名)からサポート受けてクラブ頂いているんです。当然BoseIronFactoryでも無償でMOIマッチングやってくれますよね?」

というお願いをされたことがありました。


弊社と致しましては、アマチュアのサポートは一切行いませんし、プロゴルファーでもかなり厳格な検討をさせて頂いた上でサポートを行っております。

例えば、「ウチの子、才能あるのでスタインウェイ・アンド・サンズのグランドピアノください」と言ってスタインウェイがピアノをくれるとは考えにくいですし、「ウチの子、才能あるのでストラディヴァリウスのヴァイオリンをください」と言ってもらえることはありません。

同様に「弟子屈で味楽という寿司屋やっているので包丁をください」と包丁のメーカーに言ってももらえると思いますか?←実際に味楽さんは絶対にそんな事言いませんけどね(笑)

くださいと言ってもらえるのは平野レミさんがレミパンもらえるくらいで、お医者さんが「使ってやるから電子メスください」なんて言うことも無いし、画家が筆や絵の具を買わずにもらうという話も聞いたことがありません。

でもゴルフの場合、宣伝のためのプロサポート以外に「ください」といったことは数多くあります。

なんかおかしいと思いませんか?


当然工房を経営してそれなりの認知度も出てきた私でさえも、「使ってやるから工具タダでください」なんて言ったことも思ったことも無いですし、試打用ヘッドもシャフトもメーカーさんが送ってくれる場合(ほとんど無い)を除いては基本購入しています。
HAYABUSA等の弊社オリジナル製品を作る際も荒鍛造をいくつも購入しています。

これらは設備投資であったり、仕入れであったりするので当たり前ですが、それでもまけてくださいといった形では未だに多く来ます。

やはりゴルフ業界はちょっと特殊みたいですね(^^;;


仮に弊社に技術が無く、時間だけは潤沢にあったとして、そうした場合にはアマチュアの方でもサポートするかもしれません(実際にはありえませんが)。
ただそうした場合であっても、そうした親御さんはお子様が無事プロになったらBoseIronFactoryみたいなところは早々に見捨てられて大手メーカーとクラブ契約をするでしょう。
そういう小さなメーカー、工房さんをたくさん見ていますので殆どの場合はそうなると思われます。

そうなった場合、我々弱小にはホント目も当てられない悲劇です。

持ち出しで製品を無償支給して、ようやくプロになってかけた費用に対して多少の宣伝効果が期待できると思った瞬間に裏切られるのです。
残るのは大きな赤字と、不信感だけです(泣)
果たしてそのことはゴルフ規則の最初に書いてあるマナーに準じたものと言えるのでしょうか?


そんなことから、BoseIronFactoryではアマチュアに関してのサポートは行いませんし、プロのサポートに関してもかなり厳密に検討した上でサポートさせてもらっています。
簡単に言うと私が惚れ込んだプロというのが条件かな。
もちろん成績や将来性などは最低限の部分をクリアしている必要はありますが、プロとしての人柄とプレイスタイルに惚れた人でないと基本サポートは行いません。


都内の有名店にも知らないプロから「使ってやるからPXGのクラブ支給してくれ」と言った事があったようですが、そうした非常識なことは弊社としても致しませんので、どうかご了解頂きたく。


多くのプロゴルファーはメーカーさんとの間で用具契約というものを結んでいます。

某社の用具契約の契約書(雛形ですけどね)を見せてもらったことがあるのですが、そのメーカーのクラブを使わなくてならないということだけでなく、調整やグリップ交換までも基本的にそのメーカーで行うという契約になっていることが多いようです。

もちろんクラブを提供するだけでなく、お金の流れもあることが多いので、BoseIronFactoryのような超弱小企業は到底太刀打ちできる内容ではありません。

契約に於いては力関係みたいなものもあり、例えば「提供するクラブがどうしても気に入らない場合には他社のクラブを使うことが出来る」とか、「ウェッジは除外する」とか、「パターは除外」とかという特約を設けることも結構あるようです。
松山英樹プロなどは契約はSRIXONですがドライバーなどはどうも合わないようですからCallawayを使ったりPINGを使ったりしていますよね?
そうした特約条項を認めざるを得ない契約も多いようです(注1)。


また、昨今では池田勇太プロなどのように用具契約をせずに使いたいクラブを使うというパターンも少しづつ増えてきています。
そうした場合にはHAYABUSAでもJCM-01BLADEでも使うことは出来ます。

でも実際にはBoseIronFactoryのような超弱小の会社に池田勇太プロみたいな有名プロとの繋がりは全くもってありません。
繋がりが無ければ「HAYABUSAのテストをしてください」とも言えませんから、そうしたプロがHAYABUSAやMOIマッチングの噂を聞きつけて興味を持ってくれるのを待つしか無いのです。


では、我らが三木プロの場合はどうかと言うと・・・。

三木プロ


HAYABUSAのテストをはじめ、BoseIronFactoryと共栄ゴルフ工業のコラボモデルでもあるZESTAIM Fi-0CB LimitedForgedを使って貰っている&毎年BoseIronFactoryに来て色々と手伝ってくれる本夛真茂プロからの繋がりなんですね(^^

本夛プロがビシビシとピン筋にショットを絡めてくるのを見て、クラブMOIマッチングとHAYABUSAに興味を持ってくれたからなのです(^^

資本力も無く、超極小のBoseIronFactoryとしては、三木プロのような人に使ってもらって少しでもいい結果をだしてもらうことが、MOIマッチングを普及させる一番の方法なのではないかと思っています。

三木プロがより一層活躍してくれれば、「あれ?三木プロの使っているクラブに張ってあるBoseIronFactoryってそんなに良いの?」という興味を他のプロにも持ってもらえますし、そうしてMOIマッチングしたトーナメントプロが多くの試合で活躍してくれれば、一般アマチュアのゴルファーも「MOIマッチングって今のプロの主流になりつつあるようだけど、私もやってみようかな?」となると思うんです(^^


そうなってくれば、クラブMOIマッチングの聖地をここ弟子屈に作るという目標にも近づきますしね(^^






注1:ようですという推測ばかりなのは契約には守秘義務という第三者に契約内容を漏らしちゃダメよ。という項目があるので実際の契約書を見ることが出来ないため。

昨年のドライバー&UTのソールのテストに引き続き、今日・明日と某メーカーさんのテストにお付き合いです(^^

昨年も今の時期だったかな(^^

昨年テストしたドライバーは無事今年のはじめに発売され、BoseIronFactoryでもものすごい数の組み上げを行いました(というか今まさに組んでいます)。

UTに関しても、お勧めしている甲斐(?)もあり、多くの方がそのオプションソールをお選びになっています。

今年はアイアンのテストと言うことで、ファルコン自身も期待大です(^^)v


なぜ期待大なのかというと、(まだ見ていないので不明ですが)もしかしたらHAYABUSAのFALCONソールに近いアイアンもあるはずなのです(^^

昨年のテストの時にそのメーカーさんにHAYABUSAを打ってもらったところその抜群の抜けにエラく感動され、今年はじめにそのアイアンのお話を聞いた時にHAYABUSAを1セット差し上げたので(^^



hayabusaソール

まいどまいど同じことをお話して耳タコかとはおMOIますが、ゴルフクラブの開発で大切なのはタフな環境でのテストだと思っています。

実際に打つ環境というのは様々なシチュエーションがあります。

ドライバーはティーグラウンドからティーアップして打つことを前提としていますので、まだいいのですが、ドライバー以外のクラブって芝の上はもちろん、ディボットのような土がむき出しの場所だったり、深いラフだったり、ベアグラウンドだったりする訳です。

それなのに手入れされたフェアウェイだったり、フェアウェイよりも水平で安定したライであるマットの上からのみテストされていたら?

自動車のテストでも綺麗に舗装され、凸凹の無い高速道路やサーキットみたいなところだけでテストするわけじゃないですよね?
キレイな舗装の上だったり、荒れた舗装だったり、フラットダートだったり、砂利道だったり、しまった雪の上やアイスバーン等々の様々な環境でテストしてこそ、様々な道を安心して走ることの出来る車が出来上がります。

ゴルフは優しいライばかりではありませんし、芝だって様々な種類があります。
バンカーだって、硬くしまったバンカーやモフモフの柔らかいバンカーもありますし、どれだけ砂を入れているかによっても変わってきます。

弟子屈にBoseIronFactoryがあるのは、色々な環境でかつタフなシチュエーションを弟子屈なら作れるから。

それと同じことで、弟子屈カントリーや根室ゴルフクラブには本当に色々なシチュエーションがあるんです。

そうした様々な環境の中でテストされ、ブラッシュアップされたクラブと、マットの上でほとんどの開発が完了したクラブがあったら、果たしてどちらがより良いクラブになるでしょうか?



そのあたりは皆さんの中に正解があるのだと思います(^^


まぁ、いくらこの開発に協力してもBoseIronFactoryに安く入ってくる訳でも無いですし、特許使用料みたいなものが入ってくるわけでもありませんけれども(笑)、こうして協力することでこのクラブのことが誰よりも分かるようになりますから、それは他のどの工房さんよりアドバンテージにはなりますね(^^



ちなみに本家本元のHAYABUSAアイアンは間違いなく凄いことになるので、そちらもご期待下さいね(^^)v

マッスルバックは難しいと皆さんお考えのことと思います。

BoseIronFactoryにご相談に来られたり、お問い合わせを頂く度にお話しているのですが、マッスルバックは難しいけれど難しくありません(^^;;

まず難しさを構成する要素として、

1.「マッスルバックはヘッドが小さいのでスイートスポットが小さい。」ということがあります。

次に、

2.「マッスルバックは重心が高いので球が上がらない」という点かと思います。

ではJCM-01BLADEとキャビティの代表格である三浦のCB-2007の大きさを比べてみましょう。


IMG_1230
7番アイアンです。

spec-pic

  CB-2007   JCM-01BLADE

A:73.5mm    71.4mm
B:55mm     55mm
C:53mm     53.5mm
D:31.5mm    32.0mm
E:67mm     63mm
F:29mm     31~35mm(MOI値による)
G:13.7mm    13.62mm
H:9.1mm(9.3mm) 9.2mm(9.4mm)

CB-2007は公表値、JCM-01BLADEは実測値。

Aのフェース長さに関してはCB-2007のほうが2.1mm長いのですが、Bの実質的な有効打面長は同一で、Cのトゥ側のフェース高とDのヒール側のフェース高ではJCM-01BLADEのほうが若干大きくなっています。

大きさ的にはほぼ互角と言っていいでしょう。
次に重心高に関してですが、CB-2007のソール幅が18.6mm(実測)なのに対してJCM-01BLADEは16.3mmと2.3mmソール幅は狭くなっています。

この点では確かに重心高がJCM-01BLADEでは負けていますが、注目すべきはE~Hの数値です。
Eのホーゼル長が4mm短く、Fのホーゼル穴深さは2mm~6mm長い。
Gのホーゼル外径も若干細くて、Hのホーゼル内径は0.1mmですが広い。

ショートホーゼルで、ホーゼルの深さも深く、かつ、薄いホーゼルとすることでマッスルバックでありながら重心を極力低くするように設計しているんです。

結果どういう事が起きるかと言うと・・・。


実測での重心高は・・・・。



CB-2007が21.8mmなのに対して、JCM-01BLADEは21.0mmという結果に・・・。

三浦さん、ごめんなさいm(_ _)m


ちなみにJCM-01BLADE以外の弊社マッスルバックではDoMアイアンがありますが、もうDoMの方はヘッドも小さく超ロングホーゼルですので、マッスルバックのイメージ通りの高重心で難しいアイアンだと言えます(まぁ、でも皆さんがお考えになるほど難しくはありません)。


IMG_1229
これぞマッスルバック!!
というタフな見た目ですが、FOR CLUB MOIの文字の下の部分を大胆に落とすことで低重心化に貢献しています。


IMG_1228
HAYABUSAほどではありませんが、ラウンドしているヌケの良いソール形状です。


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一見普通のマッスルバックですが、様々な工夫が詰まっています。


IMG_1224
難しそうに見えますが・・・



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極薄のトップブレードも低重心化に大きく貢献しています。


なお、重心距離ですが、CB-2007が36.9mmに対してJCM-01BLADEは32.3mm(それぞれ)実測。
CB-2007が460ccなどの大型ヘッドのドライバーとの相性が良く、JCM-01BLADEはRODDIO CompactDriverのDeepBack(32.5mm)とほとんど変わらない重心距離でヘッドの返りが良く、相性も良いことが分かります。

「マッスルバックは難しい!!」と思わせておいて実はキャビティとほとんど変わらない優しさを兼ね備えているのがJCM-01BLADEです。

ちなみにJCM-01BLADEのトップブレード少し厚めバージョンであるJCM-01MUSCLEもトップブレードが厚い分ほんの少し重心は高いですが、大きさや重心距離は全く同じ。
トップブレードが厚いほうが安心感があるという方にはBLADEではなくMUSCLEのほうもお薦めです。


はい。実は凄いヘッドなんです。>JCM-01

三浦技研のCB-1008。

発売当初の異様なまでの人気は一段落したものの、今でも非常に人気の高いモデルです。

このCB-1008以降、三浦技研の各モデルはデザインも性能も洗練されてきたというか、現代的になったというか、少し変わってきたのではないかと言えるでしょう。
この後に続くCB-2008も三浦初のポケットキャビティですし、最新モデルのMC-501はマッスルバックの打感と格好良さを持ちながらキャビティの寛容さと球の上がりやすさを兼ね備えたモデルですし。

ある意味、最近の三浦技研の意気込みを象徴するモデルの最初がこのCB-1008なのではないかと。

cb1008_1-800x12002-800x580


また、もうひとつ最近の三浦技研の意気込みを象徴するのが純鉄です。

純鉄のレギュラーモデルはウェッジで既に出ていますが、純鉄ならではの吸い付くような打感からくる操作性が非常に好評です。


MG-S01-800x1200-800x580
これですね(^^



そんな中、やはりアイアンセットで純鉄のモデルが欲しいというご要望も多く、まずは限定300セットでのCB-1008純鉄モデルが8月24日に発売になります。

純鉄アイアン1008
純鉄アイアン1008-2


合うか合わないか分からないモノ(=売れるかもしれないけど合わないものを無理に購入して欲しくない)は基本仕入れないBoseIronFactoryですが、CB-1008に関してはもう何セットもMOIマッチングでの新規組み上げをして素性は良く分かっていますし、その性能の高さは重々承知しています。

しかも待望の純鉄アイアンということもあり、自信を持って多くの人に薦められるアイアンとなっていますので、BoseIronFactoryも頑張って数セット確保致しました!!

もちろんMOIマッチングを行ってのお届けになりますので、BoseIronFactoryで扱うのは4番アイアンからの7本セットになります。

純鉄アイアンは4-PWの7本セットは150セット限定で、5-PWのセットを入れても300セット限定ですので、超がつくほど希少でもあります。
もちろん性能あってのご紹介ですけどね(^^;;





以下、三浦技研からのプレスリリースです(^^






2016年2月の発売以来、上級者の好む小ぶりなヘッドでありながら、あらゆる使い手にも馴染む易しさを併せ持ち、多くのゴルファーに支持頂いたロングセラー商品「CB-1008」を、ウエッジで使用し打感の良さが際立つPure Iron 99.3(純鉄)にて制作したモデルを300セット限定でご用意いたしました。

純鉄を表す刻印をあしらったこだわりの純鉄鍛造ヘッドであるだけでなく、従来品とは異なるサテンミラー仕上げで、全体的に丸みを持たせた限定用スペシャルチューンスペックでお届けいたします。

8月24日発売 #4-P 7本セット ヘッド価格168,000円(税別)←ヘッド単品での販売は行いません。



ご依頼はaeabose@me.comまでお願いします!!

たいした技術でもノウハウでもありませんが、皆さんが見ていて面白いと思うんじゃないかと(^^;;

グリップ挿しの動画を撮ってみました。



一瞬で挿すことで、余分な溶剤がグリップの前方に押し出されます。
ゆっくり挿すとグリップも曲がりやすいですし、ゴム厚も均一にはなりにくい。
このやり方ですと曲がる余地がほぼ無いのと、伸ばして戻すことでゴム厚自体も均一になりやすいんです(^^

まだまだ修行ですが、多少いい感じにはなってきました(^^;;



ちなみに溶剤ですが、市販のホワイトガソリンや灯油ですと揮発するのが遅く、真冬などは配送途中でグリップが曲がってしまったということもあったので、ホワイトガソリンとベンジン、そしてちょっと特殊な溶剤を季節などに応じてブレンドを変えて作っています。

そうしたこともあって、すばやく挿すという形になっていったということもありますね(^^;;

プロなどからのご依頼で多いのがグリップの裏挿しです。

先日もツアーベルベットラバーでの裏刺しをご希望のプロがいらっしゃいましたし、敬愛するタケ小山プロなどもツアベルの裏挿しです。

裏挿しの利点は短く持った時にロゴが親指にかかりにくくて良いとか言われていますが、アマチュアの方で裏挿しにするのは結構な確率でカッコいいからということではないかと思います(^^;;

でも、ちょっと待ってください(^^;;

ツアーベルベットラバーなどの同一素材、同一リブのグリップでしたら表でも裏でも良いのですが、ND-MCCなどの異素材を組み合わせたグリップで前後のリブデザインが変わっている場合というのは、グリップする時の指の位置等々を設計に取り入れているからこそ変えているんです(^^

IMG_1063
ND-MCCは左手部分がコード、右手部分がラバーで前後でデザインが
違います。

IMG_1062
こちらはAKIRAのハーフコードグリップ。
裏半分にだけコードが入っています。


そうした点では、プロゴルファーのご依頼で裏挿しなのはツアーベルベットラバーが圧倒的に多く、次にツアーベルベットコードなどですから、やっぱりプロはそうしたことを分かった上でグリップも挿しているのかもしれませんね。



前後でパターンが違ったり、素材が違ったりするグリップを、単にカッコいいからというだけで裏挿しにすると分かっている人が見たら笑われるかもしれませんから、ご注意くださいね(^^;;


(某メーカーのカスタムだと裏挿しが原則ということになっているようですが、グリップのことをもう少し勉強する必要がありそうですね)

HAYABUSAは高価なウェッジです。

高ければいいということでは無く、性能を高めていったら高くなってしまったというのが正直なところですが・・・。

ではどのようにして作っているのかをここで再度おさらいしていきましょう。


1.HAYABUSAの原型

IMG_0952
こちらが荒鍛造から、刻印入れ、フェースミーリングをしたものになります。
この状態での重量は335g位あります。

この状態で大まかなロフトライに曲げてまずは姫路の共栄ゴルフ工業の工場長でもある日本有数の研磨職人岡村さんによって研磨されていきます。




2.ヘッドの到着
フェースミーリングと岡村さんによる研磨が終わった段階でヘッドは一旦BoseIronFactoryに到着し、ご依頼を待ちます。

IMG_0953
ご依頼を待つHAYABUSA LimitedForged




3.ロフトライの決定~曲げ
標準で52度’AW)、58度(SW)となっていますが、ノーマルバージョンもLimitedForgedもオーダーの会った形で曲げていきます。
曲げの限度はそれぞれ各2度となっています。
曲げに関してもちょっとしたこだわりがあります。通常の工房さんだとロフトライマシンに付いている分度器で角度を測りますが、ロフトライマシンでの計測ではHAYABUSAの丸くなっているソールでは性格に測ることが難しいんです。
ですので、ヘッドスペック計測器というヘッドのロフトライ等を測る専用の計測器で正確に計測してロフトライマシンで曲げ、曲げた量だけロフトライマシンで計測。そして再度ヘッドスペック計測器で角度を正確に計測するという形で行います。
1回で済ませているところをこうして3回測ることでより正確な曲げが出来ます。



4.研磨~磨き
2度変えていくと見え方も変わってきますし、肝心のソールも当たる部分が変わってきます。
また、曲げる時に曲げ痕も残りますので、ファルコンがもう一度研磨します。
HAYABUSAの性能を知り尽くした人でなければソール形状に込められた秘密は分かりませんので、たとえ標準の52度と58度であっても研磨は必ず行います。
研磨が終わると磨きの工程です。

磨きはソール表面を磨き上げることでなめらかにしてメッキの厚みを均一にさせ、引っかかりを防止するということと、研磨による細かなキズがないかを確認するために大切な工程です。
実際の磨き工程では、研磨の時にグラインダーで付いたキズを研磨輪というサンドペーパーがリング状になったもので荒目(180番)から中目(400番)、細目(1000番)という順番に研磨輪にかけていき、その後サンダーの1500番で表面をなめらかにします。
その後はバフがけしますが、バフも麻でできた荒目のもので白バフをかけた後に、コットン100%の柔らかく決めの細かいバフで青バフをかけていきます。

磨きの途中で細かなキズが見つかった時は再度研磨輪の180番からやり直し。
ただこのやり直しは1回しか行なえません。
180番と言っても多少は削ってしまいますので、そうそう何度も行うことは難しく、1回で出来なかったらそのヘッドはもう使えないものとして捨ててしまうからです。

ちなみにこの研磨と曲げの工程でヘッド重量が変わってきますので、共栄さんでの研磨はその分重めにしてもらっています。
クラブMOIが低めのお客様に関してはこの研磨~磨き工程でヘッド重量そのものを軽めになるよう研磨しています。




5.メッキ出し
HAYABUSAの場合、黒染めやノーメッキでの組み上げはあまりお薦めしておりません。
メッキするとスピンが減るということも言われていますが、HAYABUSAの高い性能を長く使っていただくにはメッキをしたほうが長く使えますし、メッキしたほうがソールの滑りも多少良くなりますから、見た目だけでは無いんです。
メッキに関しては通常のサテンメッキ(ノーマルバージョン)と薄めのガンメタっぽい特殊メッキ(LimitedForged)となっています。
LimitedForgedの特殊メッキは、通常のサテンメッキに比べて表面硬度は弱いのですが、滑りは通常のメッキよりも良いので高価ではありますが特殊メッキを採用しています。



6.組み上げ
HAYABUSAの組み上げはいつも通りの組み上げ方ですが、いつも通りの組み上げと言っても他の工房さんとはちょっと違います(^^;;
0.1g単位でホーゼル穴掘り下げて重量調整をしたり、0.1mm単位で何度もシャフト削ったりという工程もありますので、普通に組み上げるよりも3~4倍の時間と労力がかかりますから(^^;;


IMG_1565



そうして時間と手間をかけ、全ての部分で最高を目指したのがHAYABUSAです。
メッキとフェースミーリング以外はノーマルバージョンもLimitedForgedも全て妥協せず魂込めて作っています。
その甲斐もあってか、ご依頼いただきましたお客様には(プロも含めて)皆さんにご満足頂いている状況です。
特にBoseIronFactoryの場合は、ゴルフクラブにこだわりの強い、目の肥えた方ばかりですので、そうしたお客様からご満足いただけるウェッジであることは、とてもありがたいことであります。
(多くのお客様が「良い」と言われるウェッジやクラブを使った後にHAYABUSAのご依頼を頂いていますので)

一般発売モデルはLimitedForgedで1本75,000円、ノーマルバージョンで1本45,000円となっていますが、それでも時間と手間暇のことを考えると決して効率の良いものではありませんので、どうかご容赦いただきたく。

そんなHAYABUSAですが、最長で1年半待ちだった状況からようやく上記2のヘッド在庫が持てる状況になっております。
それでも3からの工程がありますので、1ヶ月半から2ヶ月はお待ちいただきますが、ぜひぜひよろしくお願いいたします( ´ ▽ ` )ノ

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