ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: クラブクラフト

4つのフローが大切だというお話をして、少し時間があ来ましたが前回は飛距離のフローのお話をさせていただきました。

今回は前回の続きに関してお話していきますね。


BoseIronFactoryでは飛距離のフローを考えていくにあたっては、基本的にアイアンを中心に考えていく事をお勧めしています。

アイアンが決まればその下のウェッジはロフトである程度飛距離は考えられますし、上の番手のUTやFWのもどのくらいのロフトと長さでどのくらいの飛距離となるか、ある程度は予測できます。

ドライバーに関してはドライバーだけダントツに飛んでも構いませんが、無風でフラットなコースの場合とそれ以外(アゲンストで打ち上げとかその逆とか)のおおよその平均飛距離を把握しておくだけでアベレージ100の人が95くらいにはなりますので、しっかりと把握しておきましょう。

もちろん全番手の飛距離とその球筋を把握しておく事もスコアを縮める上で大切だと考えます。

全番手の飛距離と球筋を把握出来ていれば、アベレージ100の人が90になるのは簡単になれますから(^^


この飛距離と球筋の把握をするには、練習場で実際に打ってみたり計測器を使って測ってみて、エクセルなどでグラフにするのが分かりやすいです。


飛距離のフロー

私の場合の飛距離のフローはこんな感じで、15本分の飛距離を把握しています。

3wがドライバー代わりで、コースや風によって4wから3番アイアン(20度)までを抜いたりUTに変えたりしてラウンドします。

特に4wと0番は飛距離が変わりませんから、その2本が入っていることはほとんどありません。

根室GCなどのリンクスで風が強い時はスプーンも抜いて、0番を入れて0番でティーショットもします(フルでアイアンの時もたまにあります)。

まぁ、私のクラブセッティングはあまり参考にはなりませんが、飛距離のフローはこうした感じでやっていますと言うことで(^^;;



前回はダメのお手本をご紹介しました。

では逆にどのようなセッティングが良いのかを見ていきます。


多くの皆さんはクラブの流れをあまり重要視せずに、ドライバー、FW、UT、アイアン、ウェッジ、パターでそれぞれ"飛ぶ"ものを選びがちですが、スコアメイキングにはそれほど"飛ぶ"ということは重要では無く、クラブの流れのほうが重要だとファルコン自身は考えています。

クラブの流れというのはロフトや長さによって作られる「飛距離のフロー」、ヘッド重量やシャフト重量、グリップ重量によって作られる「総重量のフロー」、フレックスやシャフトの素材等によって作られる「振動数のフロー」、そしてクラブ全体のMOIによって作られる「クラブMOIのフロー」を総合的に勘案した流れです。

もう少し突っ込むと先調子や元調子などを含む「シャフトの性格のフロー」というのもあります。
シャフトの性格のフローの中であまり考えなくても良いのが、捕まり系とか逃げ系と言われるものです。

クラブMOIマッチングのやり方次第で、捕まり系でも捕まらないように組み上げることも可能ですし、逃げ系で捕まるように組む事も出来ますので、JCMO認定店以外で頼む時はあまり考えなくてもOKです。

この4つのフローが大切で、このフローの傾き加減は人それぞれなのですが、谷が出来ていたり山ができていたりするのはNGです。

ひとつ前に上げたブログでのゼクシオカーボンのアイアンからボーケイのDGというのは総重量とクラブMOIのフローでアイアンからウェッジになる時に思いっきり大きなエベレスト並みの山が出来るのでNGという訳です。


では、これらのフローを具体的にご説明していきましょう。

飛距離のフローの場合、アイアン1番手の距離差は10ヤードが目安とされていますが、一概にそうも言えません。

ヘッドスピードが50m/sの人と5m/sの人が"仮に"いた場合で、50m/sの人が1番手10ヤードの飛距離差さとすると、5m/sの人は1ヤードの飛距離差になります。
ということは、同じクラブを使った場合、40m/sの人で10ヤードとすると36m/sの人は9ヤードの飛距離差ということになります。

実のところ、このあたりをしっかりと把握されている方は意外にも少ないです。そしてそれはまた多くの人が100を切ったり切れなかったりする原因の大きな部分でもあります。

練習場でこの部分はある程度把握できるはずなんですが、実際に1ヤードの飛距離差を把握するのは結構難しいと言えます。
こういう場合、スイングが安定していない事も多く、左右のブレと同じように前後のブレも大きいのが飛距離差を把握するのを難しくさせている要素でもありますので。

スカイトラックやトラックマンなどの弾道測定器を使うと数字で出てくるのでよく分かるのですが、一般の方はそういった測定器を買えないので、練習場でもある程度分かりやすい方法をご紹介しましょう。

PWで10球程度打ってみて、キャリーの飛距離を覚えておいて、その後7番アイアンを10級程度打ってみる。
3番手変えることで、その差が明確になるはずです。

また、7番アイアンでしたらミドルアイアンで得意な方も多いので、(MOIってない)ロングアイアンほど飛距離が出ないと言う事も無いでしょう。
なので、PWで仮に110ヤード、7番アイアンで140ヤードのキャリーでしたら、9番120ヤード、8番130ヤードと推測出来ます。
MOIってあるアイアンでしたら6番150ヤード、5番160ヤードと言う具合になることが多いのですが、MOIっていなくて且つロングアイアンになるほどに苦手意識が出てくる方は、6番147ヤード、5番154ヤード、4番161ヤードと言った具合に、7掛け(6番なら10ヤードの7掛け=7ヤード、5番なら20ヤードの7掛け=14ヤード、4番なら30ヤード7掛け=21ヤード)程度で考えておくと良いかと思います。


そう考えていくと、次に出てくるのがウェッジとUTです。

どちらもアイアン未満の飛距離とアイアン以上の飛距離のしっかりとした階段が必要です。

どちらも選ぶ際の目安となるのがロフトです。

アイアンのロフトピッチの上下を埋めていく事が大切ですから、ご自身がお使いのアイアンのロフトは(覚えていなくてもいいので)把握だけはしておいてください。

ここでよく言われるのが、「メーカーの発表しているロフトは誤差が激しくあてにならない」といったことですが、そんなこと無いです(キッパリ)。

誤差1度位はあるかもしれませんが、2度や3度違っているのは見たことが無いです。
(違っているとしたら計測方法に難ありの可能性もあります)

キャスト(鋳造)でそこまで狂うことは鋳造型がおかしいということになりますし、鍛造でもネック溶接の場合で2度違っていたら完全な溶接不良です。
一体成型の場合でしたら穴あけの不良で弾かれますし・・・。

打っているウチに変わってくることはあり得ますが、よほどのハードヒッター(HS55m/s以上)か、設計ミスで懐が極端に狭い場合(BANG-GOLFのBang-O-maticの0番等)などには可能性はありますが、通常のメーカー製であればほぼ無いと言ってもいいです。
あと考えられるのは元々20度のロフトのアイアンを15度とかに曲げている場合。
この場合、「曲げ戻し」と言う素材の元に戻ろうとする応力が働いて少しづつ曲がる事があります。

大手メーカーの場合は番手ごとに鍛造型を作って鍛造段階でそのロフト・ライになるように鍛造をウチますし、鋳造の場合も番手ごとに鋳造型を作りますから、ほぼ曲げ戻しが発生することは無いと言えるでしょう。



文字ばかりで長くなりました。
次回以降、また書いていきますので、今回はこのへんで勘弁してやってください(^^

人間だもの。そりゃ、間違うこともあります(^^;;


と、開き直るのはよろしくはありませんけれども、そりゃ私だってミスはします。

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0.5インチシャフトカットするところを1.5インチカットすると言う、
超初歩的にも程があるやろ!!と言うミスを犯しました。





まぁ、さすがにこうした取り返しのつかないミスはほとんどやらかすことは無いのですが、3~4年に1回位はやからします(爆)

年間1,200~2,000本作業するので、3~4年と言うとおおよそ5,000分の1位の確率ですが、それでもやはりこうした超初歩的なミスをやらかすと落ちますね・・・。


こうした場合は新品のシャフトを発注してやり直すことになりますので、時間とお金の両方で更に落ちる訳です。


まぁでも新品のシャフトがあるだけ好しとしますか(^^

急ぎの作業が終了したので、RODDIOの中の人(Sさん)から頼まれていたソールチューニングを行いました。

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たった2.2g削っただけですが、凄く変わるので、きっとびっくりされる事でしょう(^-^)

このソールチューニングのみの作業も行いますので、ご興味ある方はseabose@me.comまでお問い合わせください。


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一次MOI調整用のカウンターバランスの製作方法を書いてみます(^^)
どんどん真似して良いので、是非やってみてください。

まずは3Dプリンタで、カウンターバランスの素を作ります。

カウンターバランスの素を万力で挟みます。

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カウンターバランスの素に入れる真鍮オモリをバーナーで熱します。

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熱した真鍮オモリをカウンターバランスの素に挿入。

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挿入したらすぐに水に入れて冷やします。

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冷えたら溶けてバリになった部分をペンチやヤスリなどで綺麗に。

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アセトンを浸透させ綺麗にしてやると共に強度アップさせます。

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最後に真鍮オモリのお尻の穴をリューターで拡張し、形を整えれば出来上がり。

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まぁ、こうして書くと簡単なのですが、その実結構面倒で手間暇のかかる作業ですので、こうして書いてもやる人はほぼいないでしょうね(^^;;


これが出来るとかなりの効果もありますし、3Dプリンタで作る事でサイズもピッタリ合うし、何より必要量の重さを自在に作れるのでファルコン的にはかなり重宝しているんですけれども(^^)

以前にも書いたことがありますけれども、大手メーカーのプロ支給品ってその殆どが偽物(メーカー製であっても本当のプロ支給品ではなくて、単なるサンプル品だったり、市販品だったり)ですし、わざわざ高いお金を出して買うようなものとは到底思えません(^^;;

ですが、「プロ支給品」と言う言葉の響きは悪くないのか、欲しがる人も未だにいらっしゃるようです(^^;;

BoseIronFactoryの場合今まではプロ支給品と言うことはごく一部の製品を除いて謳うことをしておりませんでしたが、ほとんどの製品を実際にプロに支給していますし、プロ支給する製品は通常に在庫しているものだったり、一般市販前にプロにテストしてもらって市販化、そしてテストしてもらったお礼に市販品が出来たら支給すると言うプロセスを踏んでいます。

文字通りほとんどの製品はプロ支給品そのものですし、組み上げに関しても市販するクラブと全く同じ方法で組んでいますので、どこぞやの「ツアープロが認めたブランド」と言いつつ、プロが全く使っていないと言うようなことはありません。

また、本当のプロ支給品なのだからそのことを書かないともったいないと言う事も言われましたので、BoseIronFactoryWebShop上でプロ支給している製品に関してはその旨記載を致しました。

プロ支給している数が多すぎるので面倒ではありますが・・・(笑)

ちなみに、かなり多くのプロに実際に支給していますし、MOIマッチングに関してもかなり多くのプロに行っておりますが、プロの多くは用具契約等により支給したことやMOIマッチングしたことを名前を上げて書くことが出来ないと言う事情もございます。

三木龍馬プロのように、どんどん名前出してもらって構いませんよ(^^
と言ってくれるプロもいますが、そうしたプロはごく一部で、ほとんどのプロは名前を出せないので、その点に関してはご了承くださいませ。

という事で、ごく一部ではありますが、プロ支給品にはこんな製品がありますよ(^^
というのをブログ写真に上げておきますね(^^


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ヘッド左右上下慣性モーメント5
この3人は名前出せるんですけどね(^^


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LDI-1
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Fi-0
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零式Ver.2015-3


三木プロはHAYABUSA以外はAkiraのヘッドを使っていますが、今回Akiraから三木プロ分として新しいヘッドとシャフトが届きました。

今まではAkiraのハーフコードグリップでしたが、eliteグリップに変更したためグリップは入っていませんでした。eliteさん、使ってほしかったら私のところへも送ってくださいね~~~(笑)


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三木プロの場合ドライバーも2730kg-c㎡や2720kg-c㎡と低めなのですが、Akiraのドライバーヘッドは重量調整用のネジが付いているので割と楽にMOIマッチングができます。

と言ってもAkiraからネジを頂いている訳ではなくて、付いてきたネジをこちらで適正MOIになるよう加工してから組み上げるんですけどね。

Akiraさん、調整が大変なのでネジ各種送ってくださいね(^^

今回はフジサンケイやアベマツアーで見た三木プロの傾向と対策から2730kg-c㎡ではなく2720kg-c㎡にてMOIマッチングしました。

この数値を見て、一部の詳しい方々はおわかりになるかと思いますが、一般的に販売されているドライバーなどとはMOI値がかなり違います。
一般的に販売されている市販品のドライバーなどは2830kg-c㎡~2850kg-c㎡がボリュームゾーンですから、一般アマチュアの購入するドライバーよりも100kg-c㎡以上低いんです。


50歳とか60歳の一般アマチュアと、28歳(だったかな)のトーナメントプロのドライバーで、トーナメントプロのほうがMOI値が低いんですってよ!!奥さん!!(笑)

ドライバー
市場に出回っている一般的なドライバーのMOI値



ゴルフ量販店で一般アマチュアが購入するドライバーと三木プロのために組み上げたクラブMOIの差は110~130kg-c㎡と大きな開きがあります。

ここで少し不思議に思う方は論理的思考の出来る方です(^^

そうなんです。
まだ28歳の若いトーナメントプロのほうがクラブMOIが低いんです。
量販店での一番のターゲットユーザーは30代後半から40代、50代だと思いますが、そうしたボリュームゾーンであるゴルファーに向けたドライバーよりも28歳という若いトーナメントプロのほうが振りやすいドライバーを使っているんです。

三木プロは飛距離が売りの選手ではありませんが、それでも28歳のトーナメントプロで日々鍛えている訳ですから、40代50代のゴルフ以外の運動はほとんどしない方よりは体力もあるはず。
なのにクラブMOIは低く、圧倒的に振り心地の軽いクラブを使っている。

この部分の答えを持っているのは私達だけで、JCMO以外の人達はこの答えをほぼ知らないと思われます。
もちろん、この部分が我々JCMOにとっての強みとなっているので、このブログを読んでいるアンチJCMOのクラフトマンにまでその答えをお教えするのは・・・。



まぁそう言ってもそう簡単に出来るわけも無いので書きますね(^^


若い人でもお年寄りでも身長が160cmの小柄な男性もいれば、185cmの大柄の人もいます。

185cmの身長で体重が60kgの人もいれば160cmの身長で体重が100kgを越える人も。

175cmでガッチリ体型、胸囲が110cmの人で100m走で17秒の人もいれば、160cmで華奢な体型、胸囲が70cm台の人でフルマラソンを2時間台で走る人もいます。

プロゴルファーでドライバーのクラブMOIが2700kg-c㎡が適正値である人もいれば、アマチュアゴルファーでドライバーのクラブMOIが2900kg-c㎡近い人もいます。


適正なクラブMOIというのは人それぞれなんです。

その違いをしっかりと見分けられるクラフトマンを育成していくのがJCMOのクラブMOIマッチングセミナーであり、見分けられるクラフトマンだけを認定してJCMOに掲載しています。

実際に、セミナーを受けて一旦認定されてもその後に除外されているクラフトマンもいますし、セミナーを受けただけで認定されないクラフトマンもいます。

セミナー自体は無償でセミナーを受講した後もお金はかかりませんが、その基準はかなり厳しくしていますし、一旦認定してもクラブMOIマッチングを全然やらなかったり、やっても適当でいい加減だったりした場合はすぐに分かりますから(^^;;


そしてもうひとつとても大切なことがあります。

一般的なドライバーのクラブMOI値は2830kg-c㎡~2850kg-c㎡がボリュームゾーンだと書きました。
そしてこのボリュームゾーンでのドライバーはほとんどのゴルファーに対して高すぎるMOI値です。

高すぎるクラブMOIだから振り遅れて右に行く。
そうした高MOIのドライバーだから、どんなに捕まるという触れ込みのドライバーであっても右に行きますし、アマチュアのドライバーはいつまで経ってもスライスしかしません。

軽いヘッドに軽いシャフトと言うどちらも軽いものでスイングバランスをDバランスにしようとすることでこうした高いMOIになっていく訳で、そうした面に於いてもスイングバランスの弊害が出ているといえましょう。

とはいっても、実際にどの程度のMOI値がスライスしないのかは、それこそ人それぞれです。
2700kg-c㎡の人もいますし、2780kg-c㎡の人も。

やはり適正なクラブMOIというのは人それぞれなんです。

この図はカウンターバランス製作のための3D図面です。

一見色が違うだけの3D図面だとお感じになるかとは思いますが、実はそれぞれバット内径とバット外径でコンマ1ミリ強の違いがあります。
黄土色の図がPINGに使用されているPING専用のAMT2.0-SR専用、紺色のほうがNS-PRO950GHのRフレックス用で、紺色のほうが内径・外径共に0.1mm強太くなっているんです。


AMT2.0
950GH

多くの工房さんでは、3Dプリンタを持っていませんし、こうした単純な形でさえ、3Dで設計し製造することはありません。
カウンターバランス自体、市販のワンサイズしか無いモノを使うのがほとんどだと思います。
同じメーカーの同じ銘柄のスチールシャフトであっても、重量帯やフレックスによって外径・内径ともかなりの違いがあります。
DG-S200でピッタリのものがNS950GHではブカブカだったりすることはよく知られていますし、カーボンシャフトの場合はまさに千差万別でフレックスや重量帯によって驚くほど変わってきます。

なお、カウンターバランスの場合には、この3Dプリンタで出力されたモノだけでなく、より効率的なカウンターバランスを作るために、この図面の真中に空いている穴に真鍮オモリを熱してから圧入する事をしています。
必要最小限のカウンターバランスとするために、圧入するオモリも0.5g単位で必要な重量のみ算出して作っています。

BoseIronFactoryの強みは、地の涯である北海道弟子屈という地域に居ながらも、こうした最新の機材を使い手間暇をかけて個々のクラブ、しいては個々のゴルファーに対して最適・最善な方法を用いてクラブMOIマッチングが出来るという点にあると考えています。

そしてこうした手間暇をかけた作業こそが、多くのオーナー様から信頼していただくことに繋がっているのだと考え、引き続き行っていきたいと考えています。

PC-FORGED


この月末に発売されるRODDIO PC-FORGEDアイアン。

BoseIronFactoryにもご予約いただいていたオーナー様のヘッドが到着致しました。

PC-FORGED2
BoseIronFactoryというと、最近ではオリジナルのHAYABUSAIronばかり宣伝していますが(笑)、RODDIOの日本最東端のコンシェルジュショップとして、実は結構取り扱い量も多いんです(^^

もちろんクラブMOIマッチング出来るゴルフ工房自体、多くはありませんので、日本全国からのご依頼があります。

今回のPC-FORGEDアイアンに関しての性能や特徴に関しては他の工房さんも沢山お話していますので、詳細に関しては割愛させていただきますが、CC-FORGEDと今回のPC-FORGEDでRODDIOのアイアンのラインアップに関してもようやく全方位でのフォローが出来るようになったと感じています。

操作性や打感などを重視し、寛容性と飛距離性能も高いレベルで実現したCC-FORGED。

飛距離性能と寛容性を重視しながら、打感や操作性も高いレベルで実現したPC-FORGED。

どちらもとても素晴らしいアイアンですので、迷うところではありますが、どちらに重きを置くかという視点で選ぶのもまた楽しいものです。



ちなみにHAYABUSAIronに関しては、RODDIOのアイアンヘッドとはコンセプト自体が違います。

何番アイアンで何ヤードという飛距離性能はほとんど考えておらず、その分を飛距離の階段とその他の機能についてじっくり考えた末のHAYABUSAIronです。

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余裕があるのであれば、RODDIO2セットとHAYABUSAIronという、3セット体制にすると多くのコースで素晴らしい結果が残せるかもしれませんね(^^;;

超高額なクラブも多数出てきている事を考えると、高額なクラブは辞めておいてこの3セット体制というのも悪くは無いのではないかと。ファルコン個人としては考えています(^^

先日の日本女子アマで3wを主催者側であるJGA専務理事が折ってしまったという事件がありました。

この件に関して、私個人としては「取材者側が出場する選手1人だけに不利となる行為をしちゃダメでしょ!!」と言う感想です。

選手側からしてみれば大切な道具を折られて・・・とか書いていると長くなってしまうので、本題に入りますね(^^;;


ゴルフ工房という仕事をする上では様々な道具を使うわけですが、BoseIronFactoryの工具自体は高いものでは無く、割とリーズナブルな価格帯のものが多いです。

でも、選ぶ時は吟味に吟味を重ねて選びますので、価格以上のコダワリはありますね(^^

一番こだわっているのはシャフト抜き器でしょうか。
ゴルフ工房向けの卸などでは扱っていなくて、個人の方が作っているSC-9という潜水艦みたいな超強力なシャフト抜き器です。


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こんなんです(^^
BoseIronFactoryの場合はこれを更にカスタマイズして、作業机に固定するためにアングルを溶接し、長いクランプ長を更に長くするためにバイス(万力)を2連結してクランプするようにしています。

超強力なのでスチールシャフトでしたら熱を加えずに抜けますし、カーボンシャフトだったら下手したら引きちぎってしまうくらい。
なので必要最小限の熱(指で抜いた直後のシャフトを触ると人肌位です)を加えることで抜けるんです。

気に入りまくっているSC-9ですので、壊れることはまずありませんが2台持ってます(^^
(今はSC-10に進化してるようで、SC-10も買っちゃおうかなぁ・・・なんて思っていますが)


あ、こっちは実は本題では無いんです。暑苦しく語ってしまいましたが、本題はこれからです。


SC-9ほど自慢できるものではありませんが、ファルコン的にコダワリを持っているのがハサミです。

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見た目も、実際にもなぁ~んの変哲もないハサミですが、右と真ん中のハサミはヘンケルのハサミです。
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左のハサミは自宅にあったハサミで、実は買った覚えが無いんですけどね・・・。
(誰か泊まった時に忘れていったのかも?)

黒いヘンケルの2つはもう20年以上使っていて、右のほうはグリップ装着時の両面テープ専用、真ん中の細くて長い方は事務用で、主に紙を切る際に使っています。

20年以上使ってますが、切れ味自体は全く問題なくて、薄いTERAOKAやニットーの両面テープでも全くストレス無くスパッと切れます。
しかもそれだけ長く使ってますから、手に馴染んでいてとても扱いやすいんですね。
左の赤いハサミは錆びていたのでお手入れをしっかりしてあげたら切れ味も鋭くなったのですが、手に馴染むという所ではやはりヘンケルのほうに軍配が上がります。


もちろん20年以上使っているのにストレス無くスパッと切れるというのは訳がありまして、少しでも切れ味が悪くなったらすぐにお手入れをするんです。

ハサミの場合あまり研いでしまうと噛みあわせが悪くなり、切れ味に影響しますので研ぐのは年に1回程度です。
ではどんなお手入れをしているかと言うと・・・。

1.パーツクリーナーで綺麗に粘着物を取ってやる。
2.シリコンスプレーを刃先にかけて余分な分を拭き取ってやる。
3.オイルを薄く塗って数回チョキチョキした後に余分なオイルを拭き取ってやる。

この3点だけです(^^

もちろん硬いもの、刃先がこぼれそうなものは絶対に切らないということは当たり前ですが、お手入れとしては簡単です(^^

みなさんも、というか、ゴルフ工房として仕事するクラフトマンでしたら、このくらいのことは簡単なはずです。
グリップ交換の際に切れないハサミを使っているようではそのクラフトマンの腕までも疑問視されちゃいますから、くれぐれも気をつけましょうね(^^



(と、実はある人に向けた記事だったという・・・)

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