ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: クラブクラフト

BoseIronFactoryはコンポーネントパーツメーカーの新規組み上げも行いますが、新規組み上げも基本的にはMOIマッチングされた方を対象として適正なMOI値で組み上げることを心がけております。
(もちろん零式などの単品販売製品もMOI値を考慮した設計になっています)

そんなこんなで、新品クラブの売上げは他の工房さんより圧倒的に低いと思われますので、新しいメーカーさんの取扱いを増やすことはそれほど積極的には行っておりません。

特に新規取扱にあたって、「どんな商品でも良いので○○万円分仕入れてください」というようなメーカーさんは申し訳ありませんがこっちからお断りしております。
だって、そのメーカーさんの商品が合う人、合わない人は必ず出てきますから、○○万円も一気に入れたらあまり合わないかもしれないお客様に対しても在庫はかすために無理して売らなければいけませんから・・・。
究極のフィッティングでもあるMOIマッチング専業店なのに少しでも合わないと思われる商品を売りつけたら、それこそ信用なくして潰れてしまいますし(^^;;

仕入予算が少ない訳ではありませんし、ファルコンまつばらのBoseIronFactoryというのも、雑誌の連載や業界内でのお付き合いなどでそこそこ認知されてきていますので、一部のメーカーさんを除いてはお取引出来るところも多いんですけどね(^^;;

そういったBoseIronFactoryですので、新しく取扱を開始するメーカーさんに対しては、弊社の仕事のスタンスをキチンと理解していただいた上で、ご縁があればお取り扱いを開始させていただくこととしています。



BALDO

クリッククリック!!
(BoseIronFactoryが取扱店に載るのはもう少し先だと思われます)

という事で!!

今回とても良いご縁がありまして、BALDOさんのお取り扱いを開始させていただくこととなりました。

BALDOさんといえば、やはり飛距離性能の良さが語られることが多いですが、その作りの良さでもよく出来ているメーカーだなぁと思います(^^

道東にはBALDOさんの取扱い店はありませんでしたから、そうした点でも気合を入れてぶっ飛ばしていきたいとおMOIます(^^

皆さん、よろしくおねがいしますね!!



28661099_1791172064266776_475151876150599133_n
RODDIO Compact Driver


28471305_1791172040933445_3972086925541243651_n
Compact Driver専用シャフト




いよいよ発売(3/16)が近づいてまいりました( ´ ▽ ` )ノ
発注書も(午前中指定だったけど)先程届き、いよいよ感が増してまいりました。

BoseIronFactoryでは、社運をかけてこの385CompactDriverをお勧めできる方に猛プッシュいたします(^^


どのような方にお勧め出来るかということをお話する前に、何故今になって385cc(正確にはほぼ380cc)なのかということをお話ししますね。

ちなみにここで書くお話はあくまでファルコン自身の見解です。
もちろん嘘を書くつもりはありませんから、殆どの部分は実際にお話をして裏を取っていますが、RODDIOから公式に言われたことではありませんので、ファルコン自身の見解と捉えてくださいね(^^;;



まず最初に皆さんに分かっていただきたいのは、当初から385ccありきでは無くあくまでも結果でしか無いということ。
460ccではこれからご説明する特徴を出せなかったので、結果としてコンパクトになったということをご理解ください。

333ccでディープタイプのヘッドと385ccをディープとミッドバックの2種類作り、まずは385から発売になる訳ですから、小さければ小さいほどいいということではありません。



以下、385ccとなることでどのようなメリットとデメリットがあるのかを2016年に書いた記事を加筆修正(赤字部分)したものを載せますので、気になっている方は参考にしてくださいね。



RODDIOが3月16日に発売するコンパクトヘッドのドライバー。
385ccで2種類あり、385ccのほうは更にシャローなミッドバック(385S)とディープバック(385)があります。

28661099_1791172064266776_475151876150599133_n



まずはこれらのコンパクトなドライバーを何故発売しようと思ったのか?ということをご説明していきましょうね。

皆さんご存知で多くの方が使っているRODDIOのFW。
抜群の飛びで今なお売れに売れてますが、RODDIOのFWのほうがドライバーより飛ぶという人も結構いるんです。

スプーンのロフトが15.5度ですから、公差と可変ホーゼルをフル活用しても13度くらいが精一杯なのにドライバーより飛ぶという方がかなりの数いらっしゃいます。

その為多くのコンシェルジュショップから「RODDIO FWのロフトの立ったクラブを作ってくれないか」とか「RODDIO FWの流れでドライバーを!!」という声が多く寄せられたとのこと。
(BoseIronFactoryのファルコンまつばらもRODDIOさんとお話をする度に言いました)

そうした声のもと、RODDIOが着目したのはFWのスリットやソールプレートだけではなく、ヘッドの大きさです。

460ccなどの大型ヘッドは果たして本当に優しいのか?
本当に優しいとして、スプーンのほうが飛ぶという人は何故スプーンのほうが飛ぶのか?

おそらくそんなことを考えながら開発・検証していったのだと思いますが、大きさの違いから来る部分(以下に書いていきます)に行き着くこととなります。



スプーンのほうが真っ直ぐ遠くへ飛ぶ。という方は少なからずいらっしゃいます。

それはすなわち大きいヘッドよりも小さいヘッドが合うということですが、では逆に体積が大きいとどうなるかを考えていきましょう。



「大きいヘッドは優しい」という”常識”があり430cc程度でもコンパクトをうたうドライバーのなかで、385ccとはかなり思い切った開発と言えるでしょう。



「大きいヘッドは優しい」と言うのはある面で正しいのですが、ある面では間違っています。

そのためにまずは大きヘッドのドライバーを分析してみましょう。



大きいヘッドのドライバーは慣性モーメント(=MOI)も大きい。
ここで言う慣性モーメント(=MOI)はクラブMOIのことではなく、ヘッド左右MOI及びネック軸回りMOIのことです。

ヘッド左右MOIは5900g-cm2に代表されるもので、オフセンターヒットの寛容性に優れるという特徴があります。

「大きいヘッドは優しい」と言うのは主にこのヘッド左右MOIを指します。


2016-11-01-11-26-06
このようにヒール側であたった場合や、

2016-11-01-11-26-09
こうしてトゥ側で当たった場合でご説明しましょう。
 
ヒール側に当たった場合、ヘッドはヘッドの重心点を軸に反時計回りに回転します。

ヘッド左右MOIネックまわりMOI

一方でトゥ側に当たった場合、ヘッドはヘッドの重心点を軸に時計回りに回転する。

パターで考えると目に見えることも多いので、分かりやすいですね。

このヘッド左右MOIに関してはだいぶ前に流行ったナイキのサスクワッチ5900ドライバーやテーラーメイドのスパイダーパターのように四角くしてフェースから遠い位置に重量物を持っていくことでより一層高くすることが可能ですが、一番簡単で効果のある方法はヘッドを大きくしてやることです。

460ccのドライバーはこのヘッド左右MOIが高いので、四角くなくてもオフセンターヒットには寛容です。
PINGの最新G400MAXなどは四角ではありませんがPING史上最も高いMOI(←ヘッド左右&ヘッド上下MOI)ということですから、考え方としては四角いドライバーにまた戻ったとも言えます。

そのため、打点が左右(上下)に散るゴルファーには大きなヘッドは利点が多いと言えます。


もうひとつヘッドの大型化によってもたらされるのがネック軸回りの慣性モーメント(=MOI)が高くなること。
ヘッドが大型化すれば、相対的にヘッドの重心距離もシャフト軸上から遠くなります。

シャフト軸上からヘッドの重心が遠くなれば、その分ネックを軸として回転するのに必要なチカラ(ネック軸回りMOI)も高くなります。
ネック軸回りMOIが高くなるとフェースローテーションは行いにくくなりますから、大型ヘッドのドライバーの場合、フェースローテーションをビジネスゾーンで積極的に使用しないスイングの方には良いと言えます。


以上のことから、フェースローテーションをボールインパクトのビジネスゾーンで積極的に行わず、左右(上下)に打点が散るゴルファーにとっては大型ヘッドは非常に有用であり、効果大といえるのです。


一方でこのネック軸回りMOIが高いこと=大型ヘッドで恩恵を受けられないゴルファーは・・・。

フェースローテーションを利用するゴルファーということになります。

フェースローテーションを利用することに慣れたゴルファーはパーシモン時代にゴルフを始めたような方であったり、小さいヘッドのメタルウッドを長く使ってきたようなゴルファーであったり、アイアン(=重心距離が短い)が得意のゴルファーであったりと、実は結構多くの方が該当します。



フェースローテーションを利用したいけれど、高すぎるネック軸回りMOIによってフェースローテーションがやりにくいので、フェースが戻り切る前にボールコンタクトを迎えたり、無理にフェースローテーションを行うがためにフェースが戻りすぎてボールコンタクトを迎える。


2016-11-01-11-27-10
フェースが戻り切る前にボールコンタクトを迎える例。

2016-11-01-11-27-37
フェースを戻しすぎてボールコンタクトを迎える例。

 クラブMOIが高すぎてクラブが戻りきらずに右に出るということもありますが、逆にここ一番で引っ掛けたりチーピンが出る方はクラブMOIだけでなく、こうしたヘッドの大型化によるフェースローテーションが原因のこともあります。

ネック軸回りMOIが低い=小さいヘッドですと、MOIが低くスムーズにフェースローテーションが出来ますから、フェースローテーションを上手く利用するゴルファーであればボールコンタクトの時にフェースを上手く戻すことが出来、結果スクエアなフェースで当てることが出来ます(下図)。

image

体積の小さいFWなら上手く打てるのに、デカヘッドのドライバーが上手く打てないという方はこのネック軸回りMOIが高すぎるということが言えるでしょう。

ナイキのサスクワッチ5900ドライバーが発売された時、試打したプロは皆さん一様に「曲げようとしても曲がらない!!」と言いましたが、実際に買って打ってみたアマチュアゴルファーの殆どはプッシュスライスになっていたことを思い出してください。
ヘッド左右慣性モーメントがいくら高くても、高いネック軸回りMOIのお陰でヘッドがスクエアに入らないのであれば当然プッシュスライスの球筋になります。
一般的なドライバーの場合クラブMOIも高すぎてプッシュスライスになる傾向が高いですが、高いクラブMOIにプラスしてネック軸回りMOIが高いのではヘッドを返しきれずにフェースは開いて当たりますからプッシュスライスになるんです。

逆に、いつもはプッシュスライスやまっすぐ出ても右に行くこすりスライスだけど、コンペのドラコンホールなどでドラコンを取ろうとして頑張って振った結果チーピンや引掛けになる場合は頑張りすぎてフェースローテーションをしすぎることによって起こります。
ネック軸回りMOIが高いのでいつもは右に行くので、ここ一番頑張ってしまった時に手首を返しすぎて左に行くということです。


また、ヘッド左右MOIとネック軸周りMOIは”操作性”にも大きな影響を与えます。
どちらも大きいと「このホールはフェードで狙っていこう」とか、「このホールは気持ち左に打ち出して、そのまま真っ直ぐストレートボールで持っていきたい」という操作性はスポイルされます。

オートマチックと言われるクラブはヘッド左右MOIとネック軸周りMOIが高いが故に、わざとオフセンターヒットさせて球筋をコントロールしようとしても出来ないということ(ナイキサスクワッチ5900ドライバーが「真っ直ぐにしか行かない」というインプレッションが多かったですが、これはそのこ戸によるものです)ですね。
アイアンでも操作性の良いアイアンというのは、PRGRのEGGアイアンだったりゼクシオのようなポケキャビアイアンでは無く、マッスルバックやハーフキャビティのような小ぶりな顔つきでヘッド左右MOIもネック軸周りMOIも低いものを指しますよね。



私、ファルコンまつばらは幼少の頃から親父のパーシモンを振り回していましたし、アイアンが得意でウッドが苦手というまさに絵に描いたようなネック軸回りMOI小さいほうが合う派です・・・・(^^;;

RODDIO Compactドライバーの重心距離はディープバックで32mm、ミッドバックで34~36mmと思われます。
460ccなどの大型ドライバーの平均的な重心距離が39.3mmですから、RODDIO CompactDriverのネック軸回りMOIが小さいことは容易に予測できます。

更にヘッドがコンパクトになるということは、大きいドライバーと比較すると重心深度も浅めになります。
重心深度が浅めということは、重量がよりシャフト軸に近いところにあるということからネック軸回りMOIは低めになります。

重心距離と重心深度、この2つが短めであることが、ネック軸回りMOIが低くなり、フェー-スターンはやりやすくなる訳です。

では、重心深度が短くなった場合に、起きると言われている球の上がりにくさは・・・と言うと、このあたりはさすがはRODDIOといえる解決策を施してあります。
ソールプレートをステンレススチールの重量のあるものにして、他の部分をチタンにすることで、Compact Driverは非常に低重心になっていますので、重心深度が短くなった分を相殺して余りある形になっていると考えられます(^^)v



ちなみにですが、ヘッドが小さくなり上手く当てられないのでは?という疑問をお持ちの方も多いと思いますが、それは杞憂ですのでご安心ください。
シャローフェースのFWやアイアンでは何の問題もなく打てますよね?
RODDIO CompactドDriverは上の写真のようにFWやアイアンよりもフェースは全然大きいですから、仮に問題があるとすれば”大きいヘッドは優しい”という思い込みに過ぎません。
「大きいヘッドで安心感がある」とか何の合理的理由の無いことを書いてしまう関係者の責任でもありますけどね(^^;;←ロングアイアンは難しいと書く人も一緒ですね。

ヘッドの大型化によるメリットとデメリットがありますから、一概に大きヘッドがいけないとか小さなヘッドが優しくないとは言えません。

こうしてご説明してきた通り、どちらにも一長一短、メリットとデメリットがあります。


ということで、460ccのドライバーで真っ直ぐ飛ぶ人はRODDIOCompactDriverを買う必要はありません。460ccで真っ直ぐ飛ぶ人が
RODDIOCompactDriverを使うとまともに当たりませんし、まともに当たるように打ち込んでいくとスイングが変わってしまいます。

ですが、どうしても
RODDIOCompactDriverを使いたい人はミッドバックをお勧めします。ミッドバックなら重心距離もディープに比べると長く取ってありますし、ディープバックに比べるとヘッド左右MOIも大きめの設計です。
いわばミッドバックは460ccからよりCompactな設計のドライバーに移行しやすいように作ってあります。



「そんなこと書いて良いのか!?!?(笑) RODDIOに叱られないの!?」と思う方もいらっしゃるとおMOIますが、いーんです!!RODDIOだって合う人だけに買ってもらわないと「コンパクトなドライバーってやっぱダメじゃん!!」という変な評判がつくのを一番嫌がっているのですから。



あ、あと小さいヘッドで恩恵を受けていたゴルファーの筆頭といえば、、、、


何と言ってもタイガー・ウッズ!!

250ccの小さなドライバーを使っていた2000年のフェアウェイキープ率は71.2%でしたが、400ccを超える大型ヘッドのドライバーを使っていた2008年はフェアウェイキープ率が57.9%にまで落ちました。

タイガー自身もViperドライバーの発売時に「自分は大きなヘッドが好きではないんだ。大きいドライバーだと、右から左の風の時に、ダウンスイングでヘッドに風圧を感じてしまうので、それが好きではないんだ。460ccのドライバーを使った時は、ボールスピードとスイングスピードの両方が遅くなってしまったんだ。」と話していますがこれは風圧を感じるということだけではなく、大きくなったことで重心距離や重心深度が長くなり結果、フェースターンが上手く行かなくなったということでもあります。
風圧でヘッドスピードが落ちただけであれば飛距離は落ちてもフェアウェイキープ率(左右の球のブレ)は起こり得ないですから。


あとは丸山茂樹プロとかも460cc全盛の時に380ccドライバーを使っていましたし、そうしたプロでもなかなか慣れるまでには努力が必要なようですから、ましてやアマチュアである我々には大型ヘッドのドライバーは難しいと感じる方も多いのでは無いかと・・・。

更には最近の若いプロなどもフェースローテーションを使って飛ばす傾向がありますから、大きいヘッドのドライバーだと球が散らばる傾向がありますね。
成田美寿々プロなどはその最たる例でしょう。成田プロは167cmと女性としては身長は高いですが、フェースターンを積極的に使ってインパクトゾーンのヘッドスピードを稼ぐスイングです。
成田プロのような若くてパーシモンの経験の無いゴルファーでもそうしたスイングで飛距離を稼ぐタイプの人は結構います(クラブの面倒を見させてもらっている弟子屈カントリー所属のノンロケット川村プロなども同じタイプです)。
成田プロはRODDIO 385のプロトタイプにドライバーを変更してからのフェアウェイキープ率は(数字では見ていませんが)圧倒的に良くなっているとのことですし、川村プロも385ドライバーを試打してからは他のドライバーが全く当たらなくなっています。

おそらく成田プロや川村プロのようなスイングタイプの若人(笑)もたくさんいるでしょうし、パーシモンや初期のメタルウッド(ピッツバーグパーシモンなんて185ccですよ!!←ファルコン計測)などを打ったことのない人でも385Compactが合う人は結構いると思います。

ピッツバーグパーシモン


石川遼プロなども合うと思いますね←興味津々のようですけどね(^^




こうしてクラブを物理的に捉えることで、いろいろなことが説明できますし、物理的に捉えることで無駄な出費や無駄な練習をしないで済みます。
いくら練習しても大きなヘッドの合わない人はイマドキの460ccドライバーを打ちこなすまで練習するのは難しいですし、逆に大きいヘッドが合うゴルファーが小さいヘッドで練習したら球が左右に散らばりますし。

出来ることなら、333ccも発売して悩めるゴルファーに小さいヘッドの選択肢を増やしていただきたいと思います。






最後にもうひとつだけ注意点です。

BoseIronFactoryでRODDIOCompactDriverを買わなくても良いんですが、買う際は必ずここに書いたことをキチンと理解しているコンシェルジュショップでご購入ください。
これが分かっているのと分かっていないのでは、RODDIO特有のチューニング(カスタマイズ)機能を活かせませんから。
せっかく高いお金を出して買うのですから、キチンと自分専用にチューニングしてくれるショップで買うことをお勧めしますよ(^^

さてさて、内緒のお話をさせていただきたいなと。。。

パスワードはいつものやつです。

パスワードはBoseIronFactoryにてMOIマッチングやった方のみにお知らせいたします。

MOIマッチングやっていない方は聞かれてもお教え出来かねますのでご了承ください。続きを読む

2017-11-27_22-46-36_748
シャフトチップから出てきたネジです。

2017-06-14_22-41-34_000
EPONの限定アイアンからは空き缶と釣り用の鉛のオモリ。

2017-06-14_22-37-53_000
練乳でしょうかね?

2017-06-14_19-43-20_686
グリップがぐにゃぐにゃすると思ったらガムテです。
これもEPONの限定モデルですね。


こうした組み上げが良いと思う方はほとんどいらっしゃらないと思います。

メーカーで組まれたクラブはこうした組み上げは絶対にありえません。

これらのクラブは全部地クラブなんですね。

せっかくのEPONの限定モデルを高いお金を出して購入し、グリップ交換しようとしたらガムテが出てきたとか、せっかくEPONの限定モデルを組んでもらったのに、リシャフトしようとしたら中から乳の空き缶が出てきたとか、せっかくジャンバティストのドライバーを買って、なんかイマイチだなぁと思ってリシャフトしようとしたらネジが出てきたとか、泣くに泣けませんよね。

地クラブよりメーカー製の吊るしのクラブのほうが性能が高いとか低いとかそんなことではなく、メーカー製のクラブは品質基準・組み上げ基準がありますので、ある一定以上のクオリティで組まれていることは確かです。

地クラブは良いものが多いですが、上記のような組み上げをされていたのではその性能が発揮出来ないだけでなく、安全面でも問題があること”も”あるんです。


自分が頼んでる所は大丈夫!!と思っていても、見えない所で上記のような組み上げをするところもあるということです。
(実際に上記のものはかなりの有名店で組まれたものですし)

弊社はゴルフ工房でもありますし、全くのオリジナルのアイアンやウェッジも出している地クラブのメーカーでもあります。

工房としては他の工房さんと同じく、TaylorMadeのM3やM4を始め、CallawayもTitleistもDUNLOPもBRIDGESTONEもPRGRやヨネックスも吊るしのメーカーの取扱いはしておりません。

MOIマッチングはどのメーカーのモノも行いますが、新規組み立ての取扱いは弊社オリジナルを含め地クラブのみです。

なので地クラブが悪くてメーカー製の吊るしクラブの方がいいなんて言わないですよ(^^;;
そう思っても居ませんしね(^^←ヤヴぇ怒られちゃうよ(笑)



あくまでメーカー製の吊るしクラブのほうが、(文字通り)下手な工房で組まれたクラブよりも、クラブとしてみると性能も安全面も良い”場合”もありえるということですので、誤解されませんように(^^





ハンマー効果ってよく聞くじゃないですか?

皆さんはハンマー効果をヘッドが重いほうが衝突時のエネルギーが大きいので飛ぶということで理解されていると思います。


でも、ちょっと待ってください。

次のハンマーのうち、どちらがより衝突時のエネルギーが大きいでしょうか?

どちらも同じヘッド重量とするという前提条件付きです。
仮に200gのヘッド重量としましょう。

1.ハンマーヘッドが鉄で出来ていて、ヘッドの中身が全て同じ鉄で詰まっているハンマー。
全長は10.5インチで総重量は450g(写真のトンカチと考えてください)。

2018-02-14_00-59-14_726


2.ハンマーヘッドはシティハンターの槇村香が冴羽獠に使うくらいに大きくて中身は中空、100tと書いてあるけど、ヘッド重量は200g。
全長は47インチで総重量は450g(著作権上の問題で写真はありません)。


実際に釘がしっかりと打てるのはどちらでしょう?



これをゴルフに当てはめてみると面白いのですが、1.のヘッドはヘッド体積は小さく、重量が200g程度あるドライバーヘッドとして考える事が出来ると思います。

対して2.のほうは460ccの大型ヘッドでヘッド重量が180g台とか・・・。



ちょっと極端すぎる例えですけれども、460ccで180g台のヘッドよりも385ccで198gのヘッドのほうが上記のように極端では無いにせよ、より強い衝撃をボールに与えることが出来るはずです。

IMG_9586


大切なことですからもう一度書きます。

460ccなどの大型ヘッドが優しいのは間違いありません。これは間違いなくクラブの進化と言えます。
ただし優しいのはヘッド左右MOIとネック軸回りMOIが高いのでオフセンターヒットに対しての優しさです。

オフセンターヒットの優しさは、オフセンターヒットした時に球の初速が落ちにくいということとは違います。つまり、芯に当たらなかった場合に飛距離が落ちないということでは無く、この部分は芯以外の部分の反発力によって変わってきます。

オフセンターヒットの優しさはインパクトの瞬間ヘッドが回転しにくい事によって生まれる、方向性(サイドスピンを含む)の優しさです。

何事も限度と言うものはありますから、上記の例えはあまりにも極端で意味の無いものと考える人もおられるでしょう。

しかし、こうしたことは1と100の世界では無く、2もあれば3もあり、2.000001もあれば2.000002もあるお話ですから460ccで180g台(180÷460=0.3913043・・・)というのと385ccで198g(0.5142857・・・)では0.4と0.5くらいの差が出てきても何らおかしくは無いとおMOIませんか?

ある超高級クラブ(銀座じゃないです)をMOIマッチングしていて考えました。

ウェッジにはBoseIronFactoryの全てのこだわりを具現化したHAYABUSA LimitedForgedという凄いウェッジがあるのに何故アイアンにはHAYABUSAシリーズが無いのだろうと。

BoseIronFactoryはBose”Wedge”Factoryでは無く、Iron(アイアン)のFactory(工場)なのですから、アイアンはやはり外せないんです。


ということで、まずは作ってみることにします(^^;;

基本的なコンセプトは既に考えてあるのですが、やはりHAYABUSAの名前をつける以上は、どんな芝の状態からでもヌケの良いアイアンにすることが基本です。

名前だけはもう考えました(^^

HAYABUSA LimitedForged Iron

そのままやん・・・(笑)


削ってテストして、また削ってテストしてという形になりますから、どんなに早くても秋以降の発売になるとおMOIます。

しかもいろんなこだわりを詰め込んだら価格的にも超高級クラブ(銀座並)の価格になってしまうとおMOIます。

HAYABUSA LimitedForged IronはHAYABUSA LimitedForged ウェッジと同じく全てオーダーメイドにしますが、そのオーダー時からちょっと違った形を取ろうとおMOIます。



まずは試打。

今回は試打で送料だけでなく試打クラブ組み上げ料金を頂きます。

そしてヘッドのみ使い回しをしますが、シャフトやグリップ等は全て通常のオーダーを頂く形での組み上げ。
全番手試打用を作ると試打だけで相当の値段になってしまいますから、3、7、PWの3本のみとし、シャフトもグリップもヘッド以外は全て新品で試打用を組み上げます。

もちろん試打用もクラブMOIは完璧に合わせての納品。

試打の価格はシャフト等によっても変わりますが、仕入原価程度での価格設定にします。
(実際の仕入原価は内緒ですからお教えは出来ませんが、それを丸めたくらいにはするつもりです)

で、実際にいろいろな場面で試していただいて、お買上げになったらシャフトは再利用して使わせていただくことで試打クラブ組み上げ価格全額を代金から引いて販売しようと思っています。
(グリップは差し替えますが、グリップ分はサービスとますよ(^^))

シャフトにもよりますがセットになるとかなりの高額になりますから、7番だけ、しかも自分に合ったスペックかどうかも分からないまま仕出して頂くことはよろしくないと思いますので。


試打してもお買上げいただけなかった場合は高い試打料金になってしまいますが、ヘッドから抜いたシャフトとグリップはご希望があればお戻ししますので、ヤフオクなどで売って頂いてもOKということにしようかと。



HAYABUSA LimitedForged IronのヘッドはもちろんHAYABUSA Wedgeと同様の性能を持たせた凄いアイアンにするつもりですが、アイアンとしては高価なモノになるでしょうから、上記のような究極の試打が出来ても良いのではないかと(^^


もちろんJCMシリーズやDoMシリーズのアイアンも素晴らしいアイアンですので、引き続き発売はしていきます(^^
この子だちも十分こだわって作っていますから!!



さぁ、がんばるぞぉ~(^^)v


さて、今回も文字数が多くて読むのが面倒ですが、おつきあいのほどお願いします(笑)

でも、そんなの付き合ってらんねーよっ!!って方のために、超簡潔に結論から。
ツイッターに書いたものをそのまま転載するくらいですから、144文字に収まってます(笑)

「ウェッジの抜けと言うものを考えた時、それはすなわち接地面との抵抗と考えることが出来ます。
そのことに気づけばHAYABUSA以外のソール形状はありえません。
接地面が増えれば抵抗が増しますから、最も抵抗の少ない形を考えた時、どの面から見ても丸いソール以外はあり得ないのです。」





では、このことを小難しく考えていきますね。

キッチリとした理論は、仮説をたて公正なほうほうで検証することではじめて論理的整合性を持ちます。整合性の無いものは理論とは呼べませんので、ご注意くださいね。



ウェッジに最も必要なものは何かと考えると、どんなライからも抜けが良いということが一番です。

どのような距離であれ、どのようなライであれ、抜けが悪いとイメージした距離も方向性も出ませんから。
チャックリやざっくりはもとより、ソールが引っかかるとスイングした通りの軌道からはそれますからスイングスピードが殺され、フェースも右を向いたり左を向いたりするわけです。

ウェッジの抜けというものを考えた時、抜けが良い・抜けが悪いということはどのような現象を言うのかを考えてみます。

抜けが悪いということは、ソールと芝や地面などとの抵抗が大きいということですね。
抵抗が大きいということは摩擦係数が高いということですから、摩擦を低くすることが出来れば抜けが良いという事になります。

摩擦を低くするには、テフロンなどの表面処理を施す方法がありますが、フライパンのようにプラスチックや木のヘラや箸で表面をこするという訳ではなく、ウェッジの場合はバンカーの砂や芝、硬い地面や地面の中の小石などと直接こすれることから、滑りを良くする表面処理は難しいと言えますので却下です。

次に考えるのは、摩擦を低くする以外の方法です。
そしてこの方法を取ったのがHAYABUSAというわけです。

摩擦係数を低くすることが難しいのであれば、いままで100だった接地面積を1にすることが出来れば全体としての抵抗は1/100になる。


幸いなことにBoseIronFactoryにはMOIマッチングのために数多くのウェッジが入庫します。

国内・海外、メジャー・マイナーを問わず多くのウェッジを見てきて、抜けの良さをウリにしているウェッジは数多くあります。
そんな多くのウェッジを見てきて改めて感じるのは、ほとんどのウェッジの接地面積は広いんですね。

ソール幅もどんどん広くなってきていますし、フェースも大きい=優しいというイメージから、接地面積自体がどんどん広くなっています。


2018-01-30_22-01-25_193
少し前までのウェッジはこの程度のソール幅でしたが・・・



2018-01-30_22-00-21_777
イマドキの簡単と言われるウェッジはここまでソール幅があります。





次にフェース幅ですが、イマドキのウェッジのバックフェースを写したいところですが、バックフェースを写すとメーカーが分かってしまいディスっていると思われたくないので少し古いメーカー名が書いてないウェッジだけにとどめておきます。
ディスるつもりはこれっぽっちもありませんので、誤解されたくありませんから(^^;;


2018-01-30_22-38-25_812
一般的なウェッジです。

2018-01-30_22-38-25_812
こうして線を引くと分かりやすいですね。


リーディングエッジがほぼほぼ一直線になっていることがわかると思います。

接地面積を考える時に、ソールがフラットであるとすると、リーディングエッジ×ソール幅が接地面積になります。

2018-01-30_23-10-06_283
黒く塗りつぶした部分が接地する部分=接地面積です。


では、HAYABUSAはどの程度の接地面積があるかというと・・・・。





まずはソール幅です。

IMG_8990
ソール幅は厚くは無く、かつリーディングエッジからトレーリングエッジまで
なだらかにラウンドしています。


そしてフェース幅です。


2018-01-30_22-36-09_106
どんだけ~!!ってくらい真ん丸です。
(すみません、新品のが無いので自分用兼試打用の写真ですから傷ついてます)

先程の一般的なウェッジと同じように線を引いてみると、

2018-01-30_22-36-09_106
線が曲がっててすみませんm(_ _)m

当然線に接する部分は1点のみ。設置する部分は線と点ですね。



2018-01-30_23-25-52_638
ここで注目していただきたいのは、こすり傷のせんが平行に付いている部分が少ないということです。

こすり傷が平行についていないということは接地する部分がショットによって違うということで、これらの傷は線でついていますから、面で接地していないということ。

よく見ると線でもなく点の傷もかなりあります。

面と線、線と点。

接地する面積がHAYABUSAでは圧倒的に少ないという証明ですね。

(同じところに傷がついていないのは私がボトムアマチュアである証明でもあります。まぁ、試打用でスイングの違ういろいろな方に打っていただいているというのもありますが・・・)


このようにHAYABUSAはソールの接地面積を極限まで少なくするという手法であの抜群の抜けを実現しています。

ソールの上下前後左右の部分を丸くすることで面では無く線や点にすることに成功したんです。



もちのろんではありますが、開発過程としてはこうです。

1.ソール全体を丸くすれば接地面積が減り抜けが良くなる→仮説

2.実際に何個も自分で研磨してみて、あらゆるライ(雨や砂質、芝の長さや芝の種類の違いも全部含めてのあらゆるライです)からあらゆる打ち方(強さなども)から何千球も試打→検証

3.また削っては試打、削っては試打の繰り返し→仮説の立て直しと検証


と言うかたちで作ったHAYABUSAですから、このウェッジには絶対の自信があるわけです。


大げさに聞こえるかもしれませんが、10年先20年先にはボーケイを超えるウェッジを発明したファルコンというハゲがいるんだよ。ということにならないかぁ・・・なんてちょこっと妄想したりするくらいです(^^;;←すみません、妄想特急になるとノンストップです。


で、ちょっとしたお知らせ。


HAYABUSAですが、今お受けしているバックオーダーが完了した後にもう1バージョンの発売を検討しています。
今の2バージョンはスコアラインもフェースは全てコンピュータミルド(CNC)によるミーリングですが、次に発売するバージョンはフェースのミーリングはせず、スコアラインもプレスになります。

ロフトは50度、52度がAW、56度、58度がSWの4種類で、HAYABUSAの抜けを気軽に味わって頂くためにも各ロフトの単品(1本)販売を行う予定です。

価格はまだ決まっていませんが、HAYABUSAノーマルVer.の74,000円よりは安くなると思います。

発売時期はこの夏くらいに考えていますので(それまでにバックオーダー解消しないと・・・)。  




IMG_8998

春先くらいに発売予定のRODDIO 385Compactドライバーが話題になっています。

あのRODDIOが満を持して発売するのだから話題になるのも当然なのですが・・・(^^;;


以下、385ccとなることでどのようなメリットとデメリットがあるのかを2016年に書いた記事を加筆修正(赤字部分)したものを載せますので、気になっている方は参考にしてくださいね。




RODDIOが開発中のコンパクトヘッドのドライバー。
体積的には333ccと385ccの2種類あり、385ccのほうは更にシャローなミッドバック(385S)とディープバック(385)があります。

26112027_1718559031528080_2238454950372130998_n


まずはこれらのコンパクトなドライバーを何故発売しようと思ったのか?ということをご説明していきましょうね。

皆さんご存知で多くの方が使っているRODDIOのFW。
抜群の飛びで今なお売れに売れてますが、RODDIOのFWのほうがドライバーより飛ぶという人も結構いるんです。

スプーンのロフトが15.5度ですから、公差と可変ホーゼルをフル活用しても13度くらいが精一杯なのにドライバーより飛ぶという方がかなりの数いらっしゃいます。

その為多くのコンシェルジュショップから「RODDIO FWのロフトの立ったクラブを作ってくれないか」とか「RODDIO FWの流れでドライバーを!!」という声が多く寄せられたとのこと。
(BoseIronFactoryのファルコンまつばらもRODDIOさんとお話をする度に言いました)

そうした声のもと、RODDIOが着目したのはFWのスリットやソールプレートだけではなく、ヘッドの大きさです。

460ccなどの大型ヘッドは果たして本当に優しいのか?
本当に優しいとして、スプーンのほうが飛ぶという人は何故スプーンのほうが飛ぶのか?

おそらくそんなことを考えながら開発・検証していったのだと思いますが、大きさの違いから来る部分(以下に書いていきます)に行き着くこととなります。



スプーンのほうが真っ直ぐ遠くへ飛ぶ。という方は少なからずいらっしゃいます。

それはすなわち大きいヘッドよりも小さいヘッドが合うということですが、では逆に体積が大きいとどうなるかを考えていきましょう。



「大きいヘッドは優しい」という”常識”があり430cc程度でもコンパクトをうたうドライバーのなかで、385ccと333ccとはかなり思い切った開発と言えるでしょう。



「大きいヘッドは優しい」と言うのはある面で正しいのですが、ある面では間違っています。

そのためにまずは大きヘッドのドライバーを分析してみましょう。



大きいヘッドのドライバーは慣性モーメント(=MOI)も大きい。
ここで言う慣性モーメント(=MOI)はクラブMOIのことではなく、ヘッド左右MOI及びネック軸回りMOIのことです。

ヘッド左右MOIは5900g-cm2に代表されるもので、オフセンターヒットの寛容性に優れるという特徴があります。

「大きいヘッドは優しい」と言うのは主にこのヘッド左右MOIを指します。


2016-11-01-11-26-06
このようにヒール側であたった場合や、

2016-11-01-11-26-09
こうしてトゥ側で当たった場合でご説明しましょう。
 
ヒール側に当たった場合、ヘッドはヘッドの重心点を軸に反時計回りに回転します。

ヘッド左右MOIネックまわりMOI

一方でトゥ側に当たった場合、ヘッドはヘッドの重心点を軸に時計回りに回転する。

パターで考えると目に見えることも多いので、分かりやすいですね。

このヘッド左右MOIに関してはだいぶ前に流行ったナイキのサスクワッチ5900ドライバーやテーラーメイドのスパイダーパターのように四角くしてフェースから遠い位置に重量物を持っていくことでより一層高くすることが可能ですが、一番簡単で効果のある方法はヘッドを大きくしてやることです。

460ccのドライバーはこのヘッド左右MOIが高いので、四角くなくてもオフセンターヒットには寛容です。
PINGの最新G400MAXなどは四角ではありませんがPING史上最も高いMOI(←ヘッド左右&ヘッド上下MOI)ということですから、考え方としては四角いドライバーにまた戻ったとも言えます。

そのため、打点が左右(上下)に散るゴルファーには大きなヘッドは利点が多いと言えます。


もうひとつヘッドの大型化によってもたらされるのがネック軸回りの慣性モーメント(=MOI)が高くなること。
ヘッドが大型化すれば、相対的にヘッドの重心距離もシャフト軸上から遠くなります。

シャフト軸上からヘッドの重心が遠くなれば、その分ネックを軸として回転するのに必要なチカラ(ネック軸回りMOI)も高くなります。
ネック軸回りMOIが高くなるとフェースローテーションは行いにくくなりますから、大型ヘッドのドライバーの場合、フェースローテーションをビジネスゾーンで積極的に使用しないスイングの方には良いと言えます。



以上のことから、フェースローテーションをボールインパクトのビジネスゾーンで積極的に行わず、左右(上下)に打点が散るゴルファーにとっては大型ヘッドは非常に有用であり、効果大といえるのです。



一方でこのネック軸回りMOIが高いこと=大型ヘッドで恩恵を受けられないゴルファーは・・・。

フェースローテーションを利用するゴルファーということになります。

フェースローテーションを利用することに慣れたゴルファーはパーシモン時代にゴルフを始めたような方であったり、小さいヘッドのメタルウッドを長く使ってきたようなゴルファーであったり、アイアン(=重心距離が短い)が得意のゴルファーであったりと、実は結構多くの方が該当します。



フェースローテーションを利用したいけれど、高すぎるネック軸回りMOIによってフェースローテーションがやりにくいので、フェースが戻り切る前にボールコンタクトを迎えたり、無理にフェースローテーションを行うがためにフェースが戻りすぎてボールコンタクトを迎える。


2016-11-01-11-27-10
フェースが戻り切る前にボールコンタクトを迎える例。

2016-11-01-11-27-37
フェースを戻しすぎてボールコンタクトを迎える例。

 クラブMOIが高すぎてクラブが戻りきらずに右に出るということもありますが、逆にここ一番で引っ掛けたりチーピンが出る方はクラブMOIだけでなく、こうしたヘッドの大型化によるフェースローテーションが原因のこともあります。

ネック軸回りMOIが低い=小さいヘッドですと、MOIが低くスムーズにフェースローテーションが出来ますから、フェースローテーションを上手く利用するゴルファーであればボールコンタクトの時にフェースを上手く戻すことが出来、結果スクエアなフェースで当てることが出来ます(下図)。

image

体積の小さいFWなら上手く打てるのに、デカヘッドのドライバーが上手く打てないという方はこのネック軸回りMOIが高すぎるということが言えるでしょう。

ナイキのサスクワッチ5900ドライバーが発売された時、試打したプロは皆さん一様に「曲げようとしても曲がらない!!」と言いましたが、実際に買って打ってみたアマチュアゴルファーの殆どはプッシュスライスになっていたことを思い出してください。
ヘッド左右慣性モーメントがいくら高くても、高いネック軸回りMOIのお陰でヘッドがスクエアに入らないのであれば当然プッシュスライスの球筋になります。
一般的なドライバーの場合クラブMOIも高すぎてプッシュスライスになる傾向が高いですが、高いクラブMOIにプラスしてネック軸回りMOIが高いのではヘッドを返しきれずにフェースは開いて当たりますからプッシュスライスになるんです。

逆に、いつもはプッシュスライスやまっすぐ出ても右に行くこすりスライスだけど、コンペのドラコンホールなどでドラコンを取ろうとして頑張って振った結果チーピンや引掛けになる場合は頑張りすぎてフェースローテーションをしすぎることによって起こります。
ネック軸回りMOIが高いのでいつもは右に行くので、ここ一番頑張ってしまった時に手首を返しすぎて左に行くということです。





私、ファルコンまつばらは幼少の頃から親父のパーシモンを振り回していましたし、アイアンが得意でウッドが苦手というまさに絵に描いたようなネック軸回りMOI小さいほうが合う派です・・・・(^^;;

RODDIO385Compactドライバーの重心距離はおおよそ32~34mmと思われます(正確な重心距離はまだ分かりませんが・・・)。
460ccなどの大型ドライバーの平均的な重心距離が39.3mmですから、RODDIO 385Compactのネック軸回りMOIが小さいことは容易に予測できます。

更にヘッドがコンパクトになるということは、大きいドライバーと比較すると重心深度も浅めになります。
小さくてもシャロー形状(後ろが長い)になるとほんの少し重心深度は深くなりますが、385S(ミッドバック)の場合はシャロー形状でもソールプレートがステンレスで重量があるので普通のシャローとは少し違います。

重心深度が浅めということは、重量がよりシャフト軸に近いところにあるということからネック軸回りMOIは低めになります。


重心距離と重心深度、この2つが短めであることが、ネック軸回りMOIが低くなり、フェー-スターンはやりやすくなる訳です。

では、重心深度が短くなった場合に、起きると言われている球の上がりにくさは・・・と言うと、このあたりはさすがはRODDIOといえる解決策を施してあります。
ソールプレートをステンレススチールにして、他の部分をチタンにすることで、385Compactは他のどのメーカーのドライバーよりも低重心になっていますので、重心深度が短くなった分を相殺して余りある形になっていると考えられますから(^^)v




ちなみにですが、ヘッドが小さくなり上手く当てられないのでは?という疑問をお持ちの方も多いと思いますが、それは杞憂ですのでご安心ください。
シャローフェースのFWやアイアンでは何の問題もなく打てますよね?
RODDIO 385コンパクトドライバーは上の写真のようにFWやアイアンよりもフェースは全然大きいですから、仮に問題があるとすれば”大きいヘッドは優しい”という思い込みに過ぎません。
「大きいヘッドで安心感がある」とか何の合理的理由の無いことを書いてしまう関係者の責任でもありますけどね(^^;;←ロングアイアンは難しいと書く人も一緒ですね。

ヘッドの大型化によるメリットとデメリットがありますから、一概に大きヘッドがいけないとか小さなヘッドが優しくないとは言えません。

こうしてご説明してきた通り、どちらにも一長一短、メリットとデメリットがあります。


ということで、460ccのドライバーで真っ直ぐ飛ぶ人はRODDIO 385を買うのはよNGです。460ccで真っ直ぐ飛ぶ人が385を使うとまともに当たりませんし、まともに当たるように打ち込んでいくとスイング壊します。

「そんなこと書いて良いのか!?!?(笑) RODDIOに叱られないの!?」と思う方もいらっしゃるとおMOIますが、いーんです!!RODDIOだって合う人だけに買ってもらわないと「コンパクトなドライバーってやっぱダメじゃん!!」という変な評判がつくのを一番嫌がっているのですから。




あ、あと小さいヘッドで恩恵を受けていたゴルファーの筆頭といえば、、、、


何と言ってもタイガー・ウッズ!!

250ccの小さなドライバーを使っていた2000年のフェアウェイキープ率は71.2%でしたが、400ccを超える大型ヘッドのドライバーを使っていた2008年はフェアウェイキープ率が57.9%にまで落ちました。

タイガー自身もViperドライバーの発売時に「自分は大きなヘッドが好きではないんだ。大きいドライバーだと、右から左の風の時に、ダウンスイングでヘッドに風圧を感じてしまうので、それが好きではないんだ。460ccのドライバーを使った時は、ボールスピードとスイングスピードの両方が遅くなってしまったんだ。」と話していますがこれは風圧を感じるということだけではなく、大きくなったことで重心距離や重心深度が長くなり結果、フェースターンが上手く行かなくなったということでもあります。
風圧でヘッドスピードが落ちただけであれば飛距離は落ちてもフェアウェイキープ率(左右の球のブレ)は起こり得ないですから。


あとは丸山茂樹プロとかも460cc全盛の時に380ccドライバーを使っていましたし、そうしたプロでもなかなか慣れるまでには努力が必要なようですから、ましてやアマチュアである我々には大型ヘッドのドライバーは難しいと感じる方も多いのでは無いかと・・・。

更には最近の若いプロなどもフェースローテーションを使って飛ばす傾向がありますから、大きいヘッドのドライバーだと球が散らばる傾向がありますね。
成田美寿々プロなどはその最たる例でしょう。成田プロは167cmと女性としては身長は高いですが、フェースターンを積極的に使ってインパクトゾーンのヘッドスピードを稼ぐスイングです。
成田プロのような若くてパーシモンの経験の無いゴルファーでもそうしたスイングで飛距離を稼ぐタイプの人は結構います(クラブの面倒を見させてもらっている弟子屈カントリー所属のノンロケット川村プロなども同じタイプです)。
成田プロはRODDIO 385のプロトタイプにドライバーを変更してからのフェアウェイキープ率は(数字では見ていませんが)圧倒的に良くなっているとのことですし、川村プロも385ドライバーを試打してからは他のドライバーが全く当たらなくなっています。

おそらく成田プロや川村プロのようなスイングタイプの若人(笑)もたくさんいるでしょうし、パーシモンや初期のメタルウッド(ピッツバーグパーシモンなんて185ccですよ!!←ファルコン計測)などを打ったことのない人でも385Compactが合う人は結構いると思います。

ピッツバーグパーシモン


石川遼プロなども合うと思いますね(^^;;←使うことはないでしょうけど。




こうしてクラブを物理的に捉えることで、いろいろなことが説明できますし、物理的に捉えることで無駄な出費や無駄な練習をしないで済みます。
いくら練習しても大きなヘッドの合わない人はイマドキの460ccドライバーを打ちこなすまで練習するのは難しいですし、逆に大きいヘッドが合うゴルファーが小さいヘッドで練習したら球が左右に散らばりますし。


今回のRODDIOの小さいヘッドドライバーがそのまま発売されるかはまだ分かりませんが、333ccも発売して悩めるゴルファーに小さいヘッドの選択肢を増やしていただきたいと思います。

RODDIO385CompactDriver

385と385S。


ドライバーで悩んでいる人と言うのはすごく多いですが、このドライバーとクラブMOIマッチングがその悩みを解決してくれる可能性は高いと言えます。

26112027_1718559031528080_2238454950372130998_n


もちろん100人いたら100人全てが解決するわけではありませんが、相当数の方の解決に役立ってくれると信じています。

どのような方に合うか、また、385CompactDriverのスペック等の詳細に関しては少しづつお知らせいたします。

乞うご期待!!です!!←私が一番興奮してます(^^;;

仕事をしていて、なんか寒いなぁと思ったら、工房のストーブが止まっていました(>_<)

電源抜いてから刺しても症状は変わらず・・・。

ヤヴァイ、壊れたか?

と思ってバラせるところはバラし、エアコンプレッサーと固く絞った雑巾を使ってホコリや汚れや基盤の接点をクリーニングしてやったらきちんと動くように・・・。

1時間以上かけて綺麗にしてようやく動くようになりましたが、いやぁ焦りました(^^;;


弟子屈はこの時期マイナス20度にもなりますから、吹雪いていて身動きの取れないときに本当に壊れて動かなくなったら仕事が出来ないだけではなく、凍死する可能性もゼロではありません。

更には吹雪いている時には、停電で電気が来ない時もあり得ますから、いろいろな対策を講じています。

1.電源の確保→キャンピングカーを自分で作ったこともあるくらいですから、キャンピングカーや船舶で使う大きなバッテリー2つとバッテリーの12vを100vに変換する機材を常備。
最大1500wまで使えますから、電子レンジやエスプレッソメーカーも使えます。


2.暖かさの確保→ストーブが壊れたり、停電のときには通常使っているストーブは動きません。その為に2台の電源いらずの石油ストーブと1台の移動できるファンヒーターがあります。


3.工房機材の予備→機材に関しては電源の確保は必要ですが、主だった機材は必ず予備機を用意しています。
クラブMOIスケールはもちろんのこと、シャフト抜き機もロフトライ調整機も、ボール盤もバランス計もグラインダーもです。
予備がないのはヘッドスペック測定器くらいですが、ヘッドスペック測定器はデジタルの部分が無いので、そう簡単には壊れませんから(^^;;
パソコンも以前壊れたときに、復旧させたものを含めると3台ありますので、まずは大丈夫かと。

何か壊れても仕事に大きな支障が出ないようにするのはこうしたところでやっていると必須なのです。


2018-01-12_17-30-40_024
2台体制のクラブMOIスケール。


4.肝心のデータは?→MOIマッチングはかなりの量のデータを扱いますので、ハードディスクに保管しているだけではディスクがクラッシュした時に泣くに泣けません。
ですので、データは全てクラウドに保管しています。
クラウドもアップルのiCloudとマイクロソフトのOneDrive、そして写真や画像データなどはAmazonDriveを使うことでひとつのクラウドが不具合を起こしたとしても他のクラウドからデータを復旧させられるようにしています。


5.グリップやシャフトの仕入れなどは?→グリップやシャフトの仕入れに関しても4つの仕入先があります。4つの仕入先はその配送をヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックとそれぞれが使い分けていますので、仕入れ価格だけでなく、時期によって変えることもあります。
ex.年末の時期には年賀状の配達もあってゆうパックは遅れがちなので、急ぎのものはヤマトを使っている卸さんにシフトしたりとか・・・。


6.仕上がってからの配送は?→基本ヤマトの宅急便ですが、九州や沖縄などはゆうパックを使うことも多いです。海外の場合もたまにあるのですが海外の場合はEMSを使います。EMSは早いし大きさではなく重量で送れるので宅配便で沖縄にクラブを送ったりするより東南アジアの場合は安かったりしますので。



そんなこんなで様々な予備を持ってなるべく皆様に早く良いものをお届けできるように頑張っておりますが、一つだけ予備が用意できないものが・・・。


そうです私、ファルコン自身の予備が無いんです(>_<)

こればかりはノウハウや知識、技術や考え方などがあるので、どうしようもありません・・・。

なのでぶっ倒れないようにしながら頑張ってますが、頂いた仕事は基本お断りしていませんし、クオリティを落とさず常に最善の形でお届けできるように頑張っておりますので、お時間がかかったとしてもどうかお許しくださいませm(_ _)m



↑このページのトップヘ