ゴルフ北の国から〜MOIマッチング編〜

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」でお馴染みのファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからをお届けします。

カテゴリ:MOIマッチング > MOIマッチングの理解を深める

テーラーメイドM3やM4、Callawayのローグ等々、新製品ラッシュです。

ですが、BoseIronFactoryではあまり新製品をお勧めする機会は少ない。


新製品をたくさん売るのは儲かるし、新機能などが満載なので売りやすいです。

もちろん新製品として出てくるまでに様々なテストをされて前よりも良い!!ということで発売されるわけですし、新製品が良いのは間違いありません。


ですが、その新製品は合う人と合わない人が必ず出てきます。

万人に合うクラブが存在しないのと同様に、万人が恩恵を受けるクラブの進化はありえないからです。

例えばパーシモン時代からゴルフをしている人の中には、460ccで重心距離の長いドライバーは打ちこなすことが難しい人もいるでしょう。←私がそうです。
逆に460ccのドライバーに慣れた人にとっては今度出るRODDIO 385コンパクトドライバーを打ちこなすのは難しいと言えます。

大きいから、重心距離が長いから優しいとか道具の進化とかは少し違うような気がしています。


自動車のパーキングアシストとかの自動運転技術などは紛れもない進化だとおMOIますけれど(^^;;


実はゴルフにおいての道具の進化はファルコン自身、言われているほどの進化は無いのではないかと感じています。
今のクラブの方が昔のクラブよりも飛ぶのは間違いのないところでしょうが、イマドキのクラブであれば100人中100人がキチンと飛ぶというわけでもありません。

イマドキのクラブが苦手と言う方も多いとおMOIますし、実際にクラブの進化(?)の恩恵に預かっていない人もこうしてクラブチューニングを生業にしていると非常によく見ますから。
(思いっきり恩恵に預かっている人がチューニングしに来ることもありませんしね(笑))

ヘッドがパーシモンからメタルになったのがピッツバーグパーシモンの1980年くらいとするなら劇的な進化から約40年。
シャフトはヒッコリーからスチールシャフト、そしてカーボンシャフトへ進化しましたが、クラブ全体の中での進化はどうでしょう?
仮に飛距離が伸びたとしても、アベレージゴルファーのアベレージが伸びているかというと、全くと行っていいほど伸びていません。

飛距離にしろ、方向性にしろ、スコアが良くするために皆さんクラブを買い換えるはずですが、実際にスコアが良くなる方はどのくらいいるのか・・・・。




実のところ、物理的な視点で見てここ40~50年で一番の進化はフジクラのMCI BLACKの発売だと思っています。

約100年に渡ってスイングバランスが隆盛を極めてきた中、ようやくクラブMOIマッチングをシャフトの見地から具現化しようとして出てきたのがMCI BLACKだからです。



2016-11-18-00-30-41




MCI BLACKが発売され非常に好調ですが、ホイールで調整するよりもタイヤで調整するほうがより効果的ですから、やはりヘッドでクラブMOIを意識して作る必要があると言えるでしょう。



クラブMOIマッチングをすると多くの方がベストスコアを更新されます。

1打の重みを一番良く知っているプロゴルファーでも、平均スコアは伸びるプロがほとんどです(まぁ、用具契約もあるのでそれほど多くのプロがMOIマッチングをしているわけではありませんが)。


そうなるとやはり次はヘッドの進化ですが、MOIマッチング専用ヘッドはまだ私達が開発したヘッドのみ。

大手や中堅どころのヘッドメーカーには出来得る限りアプローチしていますが、フジクラさんでさえ提案しても却下されるという状態が続いているとのことですから、まだまだ時間はかかりそうです。

クラブMOIマッチングは物理的な理論です。
有象無象の都市伝説的、オカルト的なクラブ理論(オカルトは理論とは言えませんが(笑))とは違います。

14インチのところに100キロのおもりを付けても全く変わらないスイングバランスと違って、論理的破綻もありません。

未だに天動説が信じられているゴルフ業界ではクラブMOIマッチングの普及までには時間がかかるとは思います。
早くても10年、遅ければ20年や30年はかかるでしょう。


MOIマッチングは地動説ですから、天動説を唱える人たちから見ると異端ですし、実際に排除しようとしてくる人たちもたくさんいます。

でも、事実は曲げることは出来ませんし、物理的に整合性の取れたものであること、力学的に正しいものであることは間違いありません。

ですので、たとえ50年100年かかったとしても、私の意志を継いでくれる人は必ず出てきますから、実際のところそれほどの心配はしていませんけどね(^^;;





クラブMOIマッチングを考えていくと、ゴルフの様々な事柄の何故?に対する理由がわかってきます。

捕まるはずのドライバーでも捕まったとは言えない球筋(スライスとか)になるのは何故か?

ボールを置く位置が番手が長くなるに従って左に置くようになるのは何故か?

ショートアイアンが引っかかる理由は?

ロングアイアンが捕まらない理由は?

抜けが良いはずのウェッジでチャックリが出るのは何故?

等々・・・。



今まではクラフトマンに向けたMOIマッチングセミナーでそうした疑問にお答えしてきましたが、2018年はそうしたゴルフの疑問(常識?)をクラブMOIの視点から検証していくことを積極的に行っていこうかとおMOIます。

クラブMOIマッチングとクラブMOIマッチングの物理的考え方は、は振り心地が揃うだけでなく、ゴルフクラブに係る様々な問題にも関係しているんです(^^)v



さて、第1回目は・・・・、

ボール位置の不思議。

ボールを置く位置は番手が長くなるに従って左に置くようになっていきます。
ボール位置を変えずに右足を左に寄せることもありますが、相対的にボールが動くことは間違いありません。

でも何故左に置くようになっていったかは明確な説明はしていません。

ボール位置の違い(全体図)
左からドライバー、FW、UT・アイアン(長~短)、ウェッジ。
(左右の部分だけ見るためにあえて長さによるボールの遠さは無視しています)



ではここでドライバーからウェッジまでの標準的なクラブMOIの推移を見ていきましょう。

岩崎くんMOI

岩崎Pはまだまだ若いプロなので平均より全体的に少し高めですが、クラブMOIのカーブは標準的と言えますので、古くからのブログの読者であればお馴染みですね・・・(^^;;

このグラフを見ると長いクラブほどクラブMOIが高いのがお分かりになるとおMOIます。
クラブMOIが高いと振るのに力が必要で、クラブMOIが低いと振るのに力は必要ではありません。

そして、人間の出せる力はそれぞれの適正値を基準にそれほど大きな開きはありませんから、7番アイアンの2643kg-cm2が振りやすく結果も良い人の場合、6番以上で振り遅れて8番と48度、60度は振りすぎてしまうこととなります。

MOI説明

結果、ショートアイアンは図のAの位置でボールコンタクトを迎え、ロングアイアン~ドライバーはCの位置でボールコンタクトを迎えるということになります。

振り遅れのインパクト
少し合成に無理がありますが・・・(笑)

ボールを置く位置を体の真ん中にした場合、ドライバーやロングアイアンなどはこうした形でボールコンタクトを迎えることになります。

逆にショートアイアンの場合は、

ショートアイアンのインパクト
こちらも合成に無理くり感が・・・(笑)

こうした形でボールインパクトを迎えることになりますね。

まぁ、元々のこのイラスト自体が分かりやすいように誇張して書いていますので、実際にはもっと微妙な差になります。


ボールを身体の中心に置くのが自然ですから、中心に置きたいところですが、ボールを身体の中心に置くとこうした弊害が出てくるので、ドライバーやロングアイアンなどはより右にしか行かなくなり、ショートアイアンはひっかけが酷くなります。

この、右と左に行く状態をクラブMOIマッチングという概念を用いずに対処するには、長くなるに従ってボールを左に置くことで対処するのが、現在言われているボール位置ということになります。




ちなみに・・・ですが、こうした状況は100年位前にはほとんどありませんでした。
スイングバランスという考え方が出てきたのが1920年代で、ヒッコリーシャフトの100年くらい昔のクラブではバランスにとらわれず人間の感覚を絶対的な指標としてゴルフクラブを作っていたからだと思われます。
実際に100年くらい古いクラブのクラブMOI を測定してみると、MOI値自体はかなり低いのですが、イマドキのクラブよりもはるかにクラブMOIとしては揃っているんです。


ではこのような状態になったのはいつ頃なのか。


1920年代にスイングバランスの考え方が発明され、その後それほど時を開けずに浸透していきます。
1940年代にはかなり浸透してきて、1950年代にはほぼスイングバランスの考え方が広まっていると考えられます。

そして、ベン・ホーガンのモダンゴルフが出版された年が1958年となっていて、モダンゴルフにはボールを置く位置のことが書かれていますから、スイングバランスの考え方とボールを置く位置を変えていくことで対処していくのはリンクしていると考えるのが自然ではないかと。

極論すると、スイングバランスがあるからボールを置く位置を変える必要があって、それがゴルフ自体を難しくしているとも言えるかもしれません。



クラブMOIマッチングしたクラブをお使いの皆さんは、そうした面倒なことはしないで済みますから、クラブMOIマッチングでゴルフ自体がシンプルになっていきますね。


ただし、ドライバーに関してはティーアップしますから、最下点より上(前方)にボールがあります。
最下点より上(前方)にあることから、MOIマッチングしたドライバーはアイアンなどよりもクラブMOIを高めに設定するのが基本です。
アイアンよりも高めに設定することで、最下点では意図的に振り遅れるようにし、ティーアップされた状態でベストなフェース向きになるようにしています。
ですので、ドライバーに関してはボールを左に置いてティーアップすることを前提にMOIマッチングしていますのでご注意くださいね。

5年前に、できれば10年前に、moiを知っていれば。


とのことをMOIマッチングしたプロから言われました。

んー、こういう感想は結構な方から頂いていますが、プロゴルファーからいただくのはもう何回目でしょうか。


こうした声をいただくと「もっと皆様にクラブMOIマッチングを知っていただくために頑張らなくちゃ!」とおMOIます。



まだきちんとしたMOIマッチングをしていない(シャフトだけのなんちゃってMOIとかではなく)プロの方、若しくはプロゴルファーを目指している研修生などの方、出来る限り協力しますので、後悔する前にMOIマッチングすることをお勧めいたします。



もちろんアマチュアの方でもほとんどの方はMOIマッチングの効果を体感できますので(バランス信奉の方を除く)、みなさん後悔する前にMOIマッチングしましょう(^-^;

かなり以前にMOIマッチングを行った方とのFacebookでの会話です(^^

適正MOIは一人ひとり違うので、他の方のために行ったMOIマッチングのクラブを借りてもほとんど意味ないので、ご注意くださいね(^^;;
オーダーメイドスーツを他の人が来てもしっくり来ないということですから、わかりますよね?


~~~~~~~~~~~~~ここから~~~~~~~~~~~~~~
例えばアイアンセット。 
得意番手と同じように振ればどの番手も同じような球筋になる。
一見ごく普通の事のようですが、実はこれ物理的には不可能なことです。
MOIマッチングはこのことを物理的に可能にするチューニングです(^^



コメント
体感しています!
不調になれば、どの番手も同じようにミスをするので、修正作業もしやすい。
逆に好調になれば、全ての番手が好調になるので、非常に気持ちいい!
ただ、それを皆に伝えても、いまいちピンと来ていない顔になるのが歯がゆいです…
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ファルコン まつばら
まだまだスイングバランスが一般的ですから、なかなかピンときませんねぇ・・・。
本来あるべき姿がクラブMOIマッチングだというのに・・・(泣)
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コメント
 必死に長いアイアンを振ってるのを見たり、ミスしているのを見たり、ハナから打てないと諦めているのを見たりすると、マッチングすればいいのになぁと思います…


ファルコン まつばら
そうですね~。
昨日も5番から7番まで打てないのでほとんど使わないというお客様にMOIマッチングした1番アイアンや0番アイアンを打っていただいたのですが、全く普通に打ててしまうことにびっくりされていました。
もっともっと一般的になるように私達も頑張らなければ!!です(^^;;
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コメント
 微力ながら啓蒙しますですw
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ファルコン まつばら よろしくお願いします!!

~~~~~~~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ちなみにまだ迷っている方、BoseIronFactoryでは何度でも、いつでも工賃無償で再調整を行いますし、どうしてもダメだった場合は全額返金して元の状態に戻すというキャンペーンをBoseIronFactoryがある限り続けていますので、ご安心ください。

まぁ、今まで再調整は何度もやっていますが、MOIマッチングでのご返金は1件もありません。
ぶっちゃけそれだけ自信があるということでもありますので、やらないと損ですよ・・・(^^;;

ドライバーだけとっ散らかるって経験、皆さんはありませんか?

私はチカラを抜いて振るとほぼ確実にドスライスですし、逆に頑張って振るとドフックやチーピンになることが多いボトムアマチュアの代表みたいな感じです(^^;;


先日、某メーカーが開発中のドライバーを試打させて頂いたのですが、そのドライバーの重心距離はなんと32mm。

しかもイマドキのドライバーらしく、そこからさらに重心距離を短くしたり長くしたり出来るんですね。
重心深度もかなり変えることが出来るので、非常にチューニングのやりがいがあるいい素材です。




ちなみに、スプーンの平均的な大きさは200cc弱なのに対して、ドライバーは430~460ccです。

大きいとその分重心距離が長くなる傾向があります。

スプーンの平均的な重心距離は33mm程度なのに対して、ドライバーの平均的な重心距離は39mm程度。 ドライバーは平均でも6mm重心距離が長いんです。

同様に大きくなると重心深度も長くなる傾向があり、ドライバーの平均的な重心深度は37mm程度なのに対して、スプーンの平均的な重心深度は32mmとなっています。

この重心距離と重心深度の差がFWは打ててもドライバーがとっ散らかる原因のひとつと言えます。



では、重心距離が長いとどうなるのか?

http://gridge.info/articles/4191


一般的に優しいと言われている大きなヘッドの長い重心距離。

実は一概にそうも言えないのかもしれませんよ(^^;;

皆さん、こんち~す(^-^)/

見た目が怖いのでせめてブログや記事だけは実際の性格通りに(笑)、優しくしてみようと思ったファルコンです(^^;;

さてさて、今回は方向性を決めるのはライ角だけじゃないよ。ということを優しく書いてみようと思いまっする(^^
これはGridgeに寄稿した原稿をブログ用に加筆修正したものですが、Gridgeに掲載されたらアクセス数やいいね!!の数で原稿料が変わってくるので、Gridgeのほうも是非是非お読みくださいませですm(_ _)m




ライ角は大切です。

ライ角が適正にフローしていないと、特定の番手だけ方向性が定まらなかったり、スライスだけとか、フックだけとかといったおかしな方向に定まってしまう場合があります。

アイアンやウェッジでの方向性に問題がある時はまずライ角を疑ってみましょう。

でも、もしライ角を調整しても上手く行かない場合は違うところに原因があるのかも・・・?



方向性が悪い時はまずライ角を疑いましょう!!

ロングアイアンが苦手な方、多いですよね・・・。

ロングアイアンが苦手な方の多くは球も上がらず、右に出てそのままスライスしていくというパターンかと思われます。

アイアンセットの場合、ほとんどの場合ロングアイアンからショートアイアンにかけて0.5度刻みでライ角がフローしていきます。

上記のようにロングアイアンで右に行き、ショートアイアンで引っかける場合はライ角が合っていない可能性を一番先に疑うべきですし、費用もそれほどかかりませんから、ぜひお近くのゴルフ工房へご相談されてみてください。

ゴルフ工房に行きにくいと言う方、ゴルフ工房に行ったら高いクラブを買わされるんじゃないかと心配な方もいらっしゃるとおMOIますが、余程酷い所でない限りそのようなことはありませんからご安心くださいね(^^



ライ角調整のためにゴルフ工房に行ってみよう(^^

ファルコンまつばらのBoseIronFactoryは北海道の超がつくド田舎にありますから、物理的に行きにくいですが、大手量販店さんでも町のゴルフ工房さんでもライ角調整が出来ない工房さんはほとんどありませんから大丈夫です。


店舗外観3
写真のゴルフ工房はJCMO認定店でもある、林ゴルフ工房さんです。
お店自体は小さいですが、林さんのガタイは大きいです(笑)
でもとても細かな作業も丁寧にやってくれますし、都内唯一のJCMO認定店ですから、腕の確かさは皆さんに保証します(^^)v




実際にライ角を調べてみたらキチンと合っていたと言う場合もあります。その場合は測定の工賃だけで済みます(無償で計測してくれるところも)。まずは一安心です。

逆に有名メーカーのアイアンや高額な地クラブでもライ角がズレている場合もありますから、ズレていた場合は迷わずライ角調整をしてもらいましょう。

ライ角調整は1本500円程度が平均ですので、7本調整しても3,500円程度で済みます。同時にロフトも調整してもらえるので、飛距離の階段がバラバラな場合は3,500円程度で飛距離も方向性も良くなる可能性が高いですし。



ライ角を合わせてもダメな場合は?


前に「ライ角でどの程度方向性に影響が出るのか検証してみた。」と言うタイトルでGridgeにも書きましたし、ライ角の件はこのブログにも書きましたが、実はライ角で出球の方向性が変わる量はそれほど大きくはありません。
なので、0.1度単位でライ角を調整してくださいとか、0.5度ではなく0.4度、0.6度と言った具合に微妙に変わっている場合はそれほど気にする必要はありません。
1度や2度ズレている場合ですとライ角だけで変わってくる方向性だけでなく、ソールの接地具合の変化によって相当球筋が変わってくる場合もありますから、その場合は迷わず調整してもらうべきですが・・・。

ただし、「ライ角でどの程度方向性に影響が出るのか検証してみた。」では出球の方向性だけで、サイドスピンに関しては考慮していません。

サイドスピンを考慮にいれるためには試打マシンを使って、スイング軌道が1mmもズレないことが必要ですが、人間の場合はトーナメントプロでも毎回必ず1~2度のスイング軌道のズレがあり0.5度の検証を行うのには無理がありますから・・・。

実際には出球の方向性だけでなくサイドスピンによって"曲がっていく"部分もありますから、右に出て更に右にスライスしていく場合や、左に出て更に左に曲がっていく場合も多いと思われます。




方向性に影響を与えるのは・・・

ライ角が合っていても出球の方向性が悪い場合、原因はライ角だけでは無いということになり、ボールインパクト時のフェースの向きが問題となります。


MOI説明


上記のイラストのAの位置でボールインパクトを迎えれば出球は左方向に打ち出され、イラストのCの位置でボールインパクトを迎えれば出球は右方向に打ち出されることになります。

更にはロングアイアンでは右に行き、得意クラブでは真っ直ぐ、ショートアイアンで左に行くと言う一定の法則がある場合が多いので、ロングアイアンとショートアイアンではどのような点が逆になっているかを考えていけばライ角以外の答えがあるはずです。

実際に何人もの人が打って出球の方向性を見ながら検証していった結果、クラブMOI®(以下®は省略)と言うゴルフクラブ全体の慣性モーメントが原因のひとつであることが分かってきました。



クラブMOIが違うということは・・・


クラブMOIはクラブ全体の慣性モーメントのことを言います。

スイングする時はほぼ円運動と言ってもいいので、クラブを円運動させる時にどの程度のチカラが必要かを数値で表したものがクラブMOIです。

ファルコン自身文系でしたので、皆さんにも分かりやすくご説明すると・・・。

少し極端な例ですが、折りたたみ傘をクラブだと思ってイメージしていただけると分かりやすいかな(^^;;

折りたたんだ状態でスイングしたら、とても軽く振れます。
これがクラブMOIが低いということで、実際のクラブではショートアイアンやウェッジがそれにあたります。

逆に傘の柄を目一杯伸ばしてスイングしたらそれなりに重く感じます。
こちらはクラブMOIが高いということで、実際のクラブではロングアイアンやドライバーなどがクラブMOIが高いクラブになります。




問題は軽くなる割合。

傘自体は同じ折りたたみ傘ですから総重量は変わりません。でも長くなるに連れて振りにくくなることが分かって頂けたとおMOIます。

実際のゴルフクラブではヘッドの重量はシャフトを長くした分に連動させて軽く作っていますが、実のところその割合が問題なんです。
長くなる分軽くなってクラブMOIが同じであれば問題はありませんが、実際にクラブMOIを計測してみると上記のグラフのように長くなるに連れてクラブMOIが高くなる傾向となります。

クラブMOIが高い=振るのにより一層のチカラが必要ということになり、クラブMOIが低い=振るために必要なチカラは少ないということ。

このことはロングアイアンは一生懸命振って、ショートアイアンは軽く振ると言う、多くのレッスンプロなどが言っていることと同じですが、実際には人間の出せるチカラというものはなかなか上手くコントロールしにくい。

特にアイアンで1番手違う場合に変わってくるクラブMOIは10kg-c㎡程度で、重さにして1g前後になってきます。
でも1g分強めに振ったり1g分弱めに振ったりすることを番手を変える度にコントロールしていくのは難しいと言えます。

結果、ロングアイアンは振り遅れることになり、ショートアイアンでは振りすぎてしまう事となります。



ライ角の他にクラブMOIも注目してみよう。

振るためのチカラが上手い具合に出せずにCの位置で当たるロングアイアン。

振りすぎてしまうことでAの位置で当たったしまうショートアイアンやウェッジ。
(ちなみにイラストはわかりやすくするためにかなり極端に書いています。実際にはほんの少しの角度の違いでしかありませんが、そのほんの少しが150ヤード先では相当な違いになってきます。)

これらの振りすぎ、振り遅れを無くし、ちょうどいいBの位置でボールに当てるにはどのようにすれば良いのか?

クラブMOIによってAやCの位置で当たるのですから、クラブMOIを調整していくことでBの位置で当たるようにすることも可能です。
そしてそれがクラブMOIマッチングと言う物理法則に則った最新のクラブチューニングとして注目されている訳です。


具体的には、Bの位置で当たるクラブ=得意クラブのクラブMOI=クラブ慣性モーメントを計測して、微妙に長さや微妙に重さを変えていくことでクラブ全体のクラブMOIを得意クラブに合わせて行きます。
そうして他の番手も得意番手と同じように振ればBの位置で当たるようにしていくチューニングです。

クラブMOIに注目することで、ライ角を合わせただけで治らなかった方向性が安定するかもしれませんよ(^^

さすがに「バランスD2で組んでください!!」と言う方はBoseIronFactoryにはいらっしゃいませんが、「クラブMOIは2660kg-c㎡で組んでください」と言ったオーナーはたまにいらっしゃいます。

弊社の場合、クラブMOIマッチング専門店ですので、クラブMOIに関してはオーナーよりもよ~く存じているつもりですし、弊社でのMOIマッチングが初めてのオーナーの場合は問診票のご記入をお願いしております。

問診票を見て、こちらでクラブMOI等諸々の計測をすれば、ほとんどの場合オーナーにとっての適正値が分かりますし、それでもよくわからない場合はメールなどで必要な情報をお聞き致します。

結果、ほぼ100%のオーナーに喜んで頂けるクラブMOIマッチングが出来ていると自負しておりますし、そのために日本だけでなく海外からのオーナー(もちろんお会いしたことのないオーナー)からリピートを含めたご依頼を頂いていると言う状況です。


MOIマッチングの方法に関してのご質問をいただくことも多いのですが、クラブMOIを含めたそのクラブの状況がどのようになっているのかは、クラブがこちらに到着してからでないと分かりません。

基本的には長さと重さの組み合わせで調整をしますが、どこをどの程度重くしたり軽くしたりといったことはそのヘッドの状況や構造によって様々。
状況や構造を実際に見て、オーナーに最適な状態を考えて調整していきますので、どのような調整方法を取るかを処方いたしますので、事前に調整方法をお知らせすることは不可能です。

また、ご依頼いただく数も非常に多く、毎日朝から夜中(場合によっては夜明けまで)クラブMOIマッチングを行っています。
このウェイトを削って調整するのが最善の方法だ!!と考え、そのことをオーナーに事前の了解を取ろうとすると、お返事をいただくまでに早くとも数時間はかかりますし場合によっては数日かかることも。調整方法を詳細にメールに書くのも、1~2時間かかることもございます。

その間作業を止めて、他のオーナーにご迷惑をかけるわけにも行きませんし、最善の調整方法を考えつくのが夜中といった場合も多々ございますので、調整方法に関してはお任せいただくことを前提に作業のご予約をお受け致します。

ただ、決して誤解しないでいただきたいのは、効率や作業時間を優先したいということでは無く、全ての工程に於いて、無限とも言える選択肢の中からオーナーに最善の形を取りたいということです。

効率を優先していたのではクラブMOIマッチングは成り立ちませんから、オーナーにとって最善の形で作業しますので、ファルコンを信用して頼って(信頼)頂きたいということであります。


よろしくお願いいたしますm(_ _)m

先日も同じようなことを書きましたが、大切なことですので、もう一度。

クラブMOIが高いと振り遅れて右に行くことは何度もご説明してきました。

ですが、ドライバーでのチーピンをはじめ、殆どすべての番手で左に行く人も少なくありません。

このことでクラブMOIマッチングを否定される方もいらっしゃるでしょうが、クラブMOIマッチングから見えてきたこと、分かってきたこともあるんです。


実際にそのような症状のオーナーに宛てて書いたメールをここに載せさせてもらいます(^^


○○さま

ほとんどのクラブが左に行きますか(^^;;
試しにグリップエンドにカウンターバランス(硬貨2~3枚をガムテで巻いても可)をつけて打ってみてください。
それで解消されるのであれば腕や肩のMOI(第一次MOI)が不足していることが考えられます。

一次MOIが不足していると、クラブMOIが高くても低くてもダウンスイングでクラブが垂直に降りてこないため、コックが必要以上に早く開放されてアーリーリリースになります。
そのためクラブMOIが高くてもクラブだけが先に行ってしまいます。
このことで、フェースローテーションフェースが本来よりも早くローテーションしますので、フェースが閉じた状態でボールコンタクトを迎えることとなり、左に行くということになります。

クラブMOIだけでなく、第一次MOIのことまで考えて行うのが我々JCMOのクラブMOIマッチングですから、各番手でどのくらい左に行くかを問診票に書いていただくことで、それぞれの番手に必要な重さのカウンターバランスをグリップ内に入れたクラブMOIマッチングが出来ます。






腕や肩のMOIを可変させることは我々クラフトマンに取って出来かねることですが、このようにしてカウンターバランスをグリップエンドに仕込むことで、腕や肩のMOIを増大させることが出来ます。
グリップエンドにカウンターバランスを仕込むことで、ダウンスイングでクラブが真下に落ちやすくしてやるんです。
結果、アーリーリリースが解消され、タメが出来る。
タメが出来た後に一気にクラブが回ってきますから、アーリーリリースによるクラブの先行を抑えることが出来て、左に行くことも無くなります。


こうした研究・検証も行い、活かしていくことが大切だと私たちは考えています。


IMG_8946 (3)

写真は特に意味はありませんが、欠品前に皆さんご依頼を!!

 




クラブMOIマッチング、クラブメイキング、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。

お預かりしてから2週間程度でMOIマッチングは完了いたします。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。

なお、1ヶ月も待てない!!と言うお急ぎの御客様はJCMO認定の工房へお問い合わせください。
皆さん、素晴らしい技術と知識をお持ちですし、BoseIronFactoryでMOIマッチングしてもキチンとデータの共有などもできますから安心してくださいね(^^

BoseIronFactoryは、東京23区より広いのに人口7800人弱しかいない弟子屈(てしかが)という北海道の超ど田舎にあります。 


風も強く1日の中に四季があり、夏でも冷涼な気候のスコットランドに近い環境と言うことでこの地を選びました。


実際にこの弟子屈に暮らしてみて、その選択は間違いではなかったと感じております。



ただ、そんなど田舎にあるため御客様の99.9%はスイングを見たことが無いばかりか、お会いしたことも、電話でお話ししたことも無い御客様です。




御客様とお会いしたことが無いのに、御客様に合ったクラブを作れるのか?


御客様のスイングを見てないのに、御客様に合ったクラブに調整できるのか?



そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかとおMOIますし、MOIマッチング自体のことを先のブログに書いたようなオカルトチューンだとお考えになっている方もいらっしゃるとおMOIます。




こちらの方もMOIマッチングのことは知っていらっしゃったようですが、いろいろ悩んでご決断され、ご依頼を頂きました。


〜〜〜〜〜〜ここから〜〜〜〜〜〜


アイアン届きました!
最高です!
少しだけ打ってみましたがなんとも体験した事ない事でただただ驚いております!
ありがとうございます。
本当に不思議な感覚で長いアイアンも短いアイアンも番手を見ないと本当に間違えます(≧∇≦) 
MOIマッチングを経験してないのにMOIをとやかく言ってる人にはっきり言えます!
ファルコンさんの組んだMOIマッチングのキマったアイアンを一度でいいから使ってみろと!
使えばどんな鈍感な人でも分かる!
自信を持ってオススメします♪( ´▽`)

正直僕も実際に球を打ってみるまでは半信半疑でした。
これはやってみて初めて分かる感覚なので是非皆さんにも体験してほしいですね(≧∇≦)
MOIマッチングの普及応援します♪( ´▽`)

〜〜〜〜〜〜ここまで〜〜〜〜〜〜




なんちゃってでは絶対に無理な本物のMOIマッチング、私だけではなくJCMO認定店でしたら可能です!


悩んでいらっしゃる方は是非一歩を踏み出してください!!

先日書いた、クローズドスタンスとオープンスタンスに関してもそうなのですが、グリップにもウィークグリップとストロング(フック)グリップがあります。

ドライバーやロングアイアンではストロンググリップで、ショートアイアンではウィークグリップと使い分けている方もいらっしゃるかもしれませんけれども、そうした使い分けをしなくて済むのであればそれに越したことはありません。

また、ストロンググリップでフェースをスクエアにしようとすると、通常よりハンドファーストにして意図的に振り遅れた状態を作ってやらないとスクエアにはなりませんし、ハンドファーストになる分ロフトは立って入ることとなります。

その場合、ただでさえボールが上がらないと言うロングアイアンなどで、よりボールの上がらない状態を作る訳です。

引っ掛けやすいショートアイアンでストロンググリップにする人はそれほどいないでしょうが、ショートアイアンでストロンググリップにすると引っ掛けが助長されますから、相当にハンドファーストにコンタクトしないとおそらく使い物になりません。



そうした面からもMOIマッチングを行い、シンプルにグリップし、シンプルなスイングをやったほうが良いと考えます。



MOIマッチングするといろいろな面でゴルフがシンプルになっていきます。

そしてそのことはゴルフクラブが本来求めていた姿なのではないかとおMOIます(^^






クラブMOIマッチング、クラブメイキング、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。

お預かりしてから2週間程度でMOIマッチングは完了いたします。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。 

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