ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ:MOIマッチング > MOIマッチングの理解を深める

おそらくご覧になることは無いでしょうが、手嶋多一プロに向けてのメッセージです(^^;;



手嶋プロ、突然のお手紙失礼致します。

私、ファルコンまつばらは北海道の弟子屈(てしかが)という小さな町でクラブMOIマッチングというクラブチューニングを専門にやっております。

手嶋多一プロのクラブセッティングがミズノのホームページに出ており、非常に興味深く拝見させていただきました。

https://www.mizuno.jp/golf/players/kokunai_men/teshimataichi.aspx?ad=mm20170413pk

これを見るとMS-211の1番アイアンが載っていて、このことがFacebook上でちょっとした話題になっております。


このブログをご覧になる皆さんでしたらそれほど驚くことも無いでしょうが、一般的に考えるとこのご時世にわざわざ1番アイアンを入れることもあるという所に皆さんビックリされているようです(^^



手嶋プロのセッティングを拝見して、私自身が「フムフム・・・」と思った点はと言いますと・・・。


MS-211が40インチ、シャフトがDG-S400で、スイングバランスがD1.0、4番アイアンからが同じDG-S400でスイングバランスがD3.0、4番の長さが38.5インチとなっています。

お聞きになられたことはまだ無いかもしれませんが、クラブMOIマッチングをすると、同じシャフトでクラブMOIを揃えたとすると、1番手で0.4~0.6くらいのクラブMOIがフローしていきます。

ですので、40インチの1番の場合場合でD1.5くらいになるとほぼほぼ同じクラブMOIになります。


手嶋プロの場合は40インチの1番でD1.0ということですから、普通に打てて当然であり、むしろ4番アイアンよりも振りやすく・打ちやすいと感じている可能性が高いのではないでしょうか?


MS-211
写真は5番ですが・・・


ミズノさんもこのことにはなんとなく気付いているとはおMOIますが、手嶋多一プロはご自身ではお分かりになっているとおMOIます。

手嶋プロ、それがMOIマッチングですよ(^^


MOIマッチング自体、魔法だと表現される方もいらっしゃいますが、手嶋プロのように今まで感覚だけで決めていた振り心地と実際の球筋の変化にクラブMOI値という数値で表される基準を取り入れるということでもあります。
スイングバランスが14インチの部分に10キロのオモリを付けても数値的には全く変わらないのに対して、クラブMOIは大きく変わってきます。
クラブMOIマッチングは魔法では無く、物理としてクラブ全体の慣性モーメントを表したものです。そうした意味では、10キロのオモリを14インチのところに付けても変わらないスイングバランスのほうが魔法です(^^;;

スイングバランス自体がそうして理論的破綻を含んでいるのに対して、クラブMOIは理論的破綻のない整合性の取れたものであります。

「いやいや、そうは言っても、感覚が一番ですよ。」とおっしゃるかもしれません。


クラブMOIは数値で表されますけれども、その数値は振り心地という感覚を数値化したものなんです。

数値で表される基準を取り入れること=感覚を数値化すること=感覚を視覚化することでもあります。

今までずーっと「こんな感じかな?」という感覚のみで行っていたモノを数値として視覚化出来ますから、新しいクラブを全く同じ振り心地にするのも簡単に、かつすばやく行うことが出来ます。



手嶋プロ、新しいドライバーを今までと同じ長さ、同じ重さ、同じスイングバランスで作ってもらっても、「ちょっと違うなぁ?」と感じられたことあるでしょう?
そう、それがクラブMOIの違いによるものなんです(^^;;

そしてそのクラブを納得行くまで調整するのに、手嶋プロご自身もミズノさんもどれだけの時間と労力をかけてきたでしょうか?

クラブMOIマッチングの考え方をキッチリと理解して取り入れることができれば、今まで相当な時間と労力をかけていた振り心地=クラブMOIの違いによる感覚の違いだけでなく、振り心地=クラブMOIによる球筋の違いまでもすぐに調整することが出来ます。


手嶋プロのクラブを私が調整することは出来ません。



ですが、ミズノさんにクラブMOIマッチングをお教えすることは可能ですし、是非ともやらせていただきたいと思っております。

手嶋プロにとってもミズノさんにとっても悪い話では無いと思うのですが、いかがなものでしょうか?



今日は午後から工房をお休みして釧路までスーツを作りに行ってきました。
私の場合、ちょっと特殊体型でして、上着で合わせるとウエストはブカブカ。
ウエストで合わせると上着に腕も通せないという状態になってしまうんですね。
ですので、日本のメーカーのものはほぼ合うものがなく、イタリアやアメリカの外国ブランドのスーツでないとまともに着ることが出来ません。

スーツの場合は体型だけですから、多少高くなるのを我慢すれば何とかなりますけれども、ゴルフクラブの場合はそこに体力や筋力、スイングの癖などが絡んできます。

日本メーカーのスーツでもY体、A体、B体などの体型とY7、A6、B8といった体格(ですよね?)という組み合わせなのに対して、ゴルフクラブの場合はフレックスやロフトの組み合わせが主でシャフト違いなどはオプション設定のことも多いです。
身長160cmの人で腕の長さが80cmの人もいれば、身長180cmで腕の長さが80cmの人もいるのに、同じ番手であれば長さはそれほど変わらないですし。

体格や体型を考えてクラブ選びをするクラブフィッターは結構いらっしゃいますが、千差万別な体力や筋力を考えてフィッティングする要素ってR・S・Xのフレックスや目安である振動数位かと。

クラブMOIマッチングはそこにもうひとつの視点であるクラブMOIを取り入れることで、より皆さんにマッチしたクラブのご提供が出来るのでは無いかと考えております(^^

もちろんそこまでのチューニングをすると、オーダーメイドのスーツ以上にピタッと来ますし、オーダーメイドのスーツが非常に高額になり吊るしのスーツの何倍もするのに対して、MOIマッチングでしたら1本5,500円。

MOIマッチングが高いとお考えになっている方はそうした違いがあることを考えていただければ幸いです(^^



FullSizeRender
パパ、何言ってるにゃ?
僕たちを置き去りにして釧路まで行くなんてダメにゃ!!

ありがたいご感想をいただきましたので、御本人のお許しを得て掲載させていただきますです(^^

赤字部分はファルコンからのお返事と言うか補足というかですので(^^


~~~~~~~~~~~ここから~~~~~~~~~~~~~


先程、練習場ではありますが打ってきましたので稚拙ながらレポートお送りしますね。


【球の高さ】
ミドル・ロングアイアンの弾道が明らかに上がりました。
全ての番手で、自分が最も振りやすいMOIに調整されているせいだと思うのですが、
思い切って振っていけるので、高さも当然あがってきますね。
ミドル・ロングアイアンの弾道が上がったのは、クラブMOIがスイングバランスの時よりも下がったことでボールコンタクトの瞬間でロフト通りに当たるようになったからです。
インパクトゾーンの前後20cm程度、0.005秒のフェースコントロールをするのがクラブMOIマッチングですから(^^


【飛距離】
こちらも、上記と同じ理由から格段に振りやすくなっているので、
特に長い番手は明らかに伸びているように思います。
これは振りやすくなったことで、その長さ本来のヘッドスピードが出た結果ですね(^^
高いクラブMOIで振りにくく、ヘッドスピードが上がらなかったのが、クラブMOIを下げることで振りやすくなってヘッドスピードも上がったということですね。


【方向性】
今回感じた一番のメリットがここ!
特に長い番手で、(ある程度方向性を犠牲にして)強振する必要が全く無くなるので、
ラインを出すことに集中出来ますね!
長い番手で、特に方向性に対するメリットが大きい気がします!
ロングゲームで大怪我してスコア伸び悩んでいるアスリート系ゴルファ等は、
特に恩恵が大きいですよね!
クラブMOIが高いと言うことはその高いMOIに応じた強振をしなければまともに当たらないということです。
今回のMOIマッチングで強振する必要が無くなりましたから、得意番手の気持ちで降ればOK。
強振する必要もなくなり、振りすぎて引っ掛けることも、振りが足りなくて振り遅れて右に行くことも無くなります。
MOIマッチングは飛距離の階段と一定の方向性を両立できるクラブチューニングです(^^



【その他雑感】
正直ベースで言うと、最初の30発前後はいままでとあまりにスペックが違いすぎてうまく打てず
「やばい、やっちゃったかも。。。」
と思ったのですが、1カゴも打っているとすぐに慣れました!
特に、各番手を強振せず丁寧に打っていくとすぐに慣れるような気がします。
スイングウエイトが如何に無意味な指標だったか、よくわかりました。

スイングバランスでのゴルフに慣れている方はMOIマッチングに慣れるまでこうしたことが起こります。
ゴルフダイジェストやゴルフネットワークなどの媒体で大活躍しているこんちゃんこと、今野一哉プロなども最初は慣れずにスコアも伸び悩みましたが、MOIって1年が過ぎようとしている今では平均ストロークで1.5打縮めましたから、慣れてしまえば効果は絶大です(^^
今野プロクラスで1.5打縮めるって、アベレージ110の人がいつも90前半で回るくらいの凄いことなんですよ(^^;;



※MOIマッチングとは直接関係ないかもしれませんが、グリップの挿し方も素晴らしかったです。
ありがとうございます!!
弟子屈で冬の間に通常のグリップ溶剤を使うとなかなか乾かずにグリップが動いてしまうこともあったのでお客様からお叱りを受けたこともありました。
現在では自分で複数の溶剤をブレンドして、挿しやすく動きにくいBoseIronFactory専用の溶剤を使っています。



今後、また新しいクラブを買ったら真っ先にMOIマッチングをお願いさせて頂きたいなと思える、
素晴らしいものでした!
近い内に、またご連絡差し上げますので、引き続きまして宜しくお願い致します!
はい!!こちらこそです!!
よろしくお願いいたします!!

~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~


もちろんこのお客様も一度もお会いしたことのないお客様です。
スイング動画も見ておりません(^^

それでもこれだけの効果を実際に感じていただけるのはこのお客様が特別センシティブだというわけではないと思われます。
お書き頂いた効果は全て、キチンとしたMOIマッチングをやっていると感じて当たり前ともいえる効果なのですから(^^

MOIマッチングしようかどうか悩んでいらっしゃる方、確かに一気にフルセットやるのは躊躇されるかもしれませんが、現在の所ほぼ100%の方がこうした効果をお感じになられますので、決して後悔はさせませんよ(^^



現状の作業状況ですが、4月中旬以降の作業日程に空きがございます。
MOIマッチングの料金は1本5,500円(税別、通常プランの場合)、それにグリップ代と送料がかかります。
まずは効果の感じやすい、アイアンセットからのご依頼、お待ちしております(^^

身長190cmの人が軽自動車のシートを一番前にして運転しにくいですよね?

同様に身長156cmの人がエルグランドのシートを一番後ろまで下げて運転しても同じことが言えますね

更に言うと、多くの車にテレスコピック&チルトステアリングがあってハンドル位置をかなり自由に調整できますし、シート自体も前後だけでなくて上下出来るものも。

ゴルフの場合は車と違ってエンジンはゴルファーそのものです。

ですから、ゴルファーの体力やスキルも飛距離や球筋に大きく関わってきます。


ですが、量販店などで売っているゴルフクラブはRフレックス、Sフレックス、Xフレックスといったシャフトフレックスの違いと、ロフト(これも最近ではカチャカチャのおかげで無くなりつつありますが)違いがある程度(メーカーカスタムだともっとたくさんありますけどね)。


そう考えると皆さんお分かりになると思いますが、量販店で売っているゴルフクラブがそのままでピッタリ合う確率はかなり低いと言わざるを得ないです。

そこでリシャフトしたりする訳ですが、それでも単にリシャフトしただけではなかなか難しいのが現状です。
スイングバランスの世界に囚われていると、例えばドライバーの場合は2830~2850程度の高すぎるクラブMOIになりますし、アイアンなどの場合では番手によってクラブMOIが60~80程度変わることになるからです。

同じエンジン・同じ出力であった場合に、車の大きさやボディ形状が違ってきたら当然ハンドリングや加速性能にも違いは出てきますし、トップスピードにも違いが出てきます。

そうしたことを考えていくと、自分にピタッと合うゴルフクラブを吊るしクラブの中から選ぶのは砂漠の中から1粒の砂粒を見つけるようなものと言えるでしょう。


で、あるならば・・・



自分にピタッと合うクラブに合わせてくれるクラフトマンが居たら・・・。



まぁ、私がそうだとはまだまだ言えないとおMOIますが、少しでも近づけるようになりたいですね(^^;;





ゴルフフェアに行ってきました!!

去年からパシフィコになって割と横須賀からも行きやすくなったし、パシフィコになって試打スペースも広く大きくなってかなりのブースで試打が出来るようになっていますから、かなりの人出のようですね(^^


さてさて、そんなゴルフフェアで、毎年飛距離が伸びたり曲がらなかったりしているので、ゴルフ歴20年の人は皆さん350ヤード位は飛んでいることと思います(笑)


ゴルフ雑誌はスライス撲滅キャンペーンを初めてもう30年以上やってますし、シャフトメーカーもクラブメーカーも捕まるシャフト、捕まるクラブが毎年出ていますから、皆さんスライスなんてせずに真っ直ぐにしか飛ばないはずですし(笑)

スライスしないドライバー作れます。ということは少し前に書きましたけれども、これだけ飛距離とスライス撲滅やっているのに何故皆さんは怒らないのか?ととても不思議に思うんです(^^

洗濯機買って、全然汚れが落ちなかったり、冷蔵庫買って全然冷えなかったりしたら皆さん怒って返品することになると思います。
買った車がまともに走らなかったりしても同様です。

誰一人、自分の洗い方がおかしいから汚れが落ちないなんて言わないでしょうし、ハンドルを真っ直ぐにしていて右に曲がっていったとしても「運転技術が未熟だから」とは言わないでしょう。


クラフトマン・フィッターとしては、「スイングが悪いから上手く打てない」と言ってくれるお客様が一番いいお客様です。
そして新しいクラブを毎回買ってくださるのでしたら最高のお客様です。

BoseIronFactoryの経営のことを考えるとそうしたお客様は本当に有難いです。
なので、そうしたお客様がいても嬉しいだけで全く否定をするつもりはありません。


と、そんなことを言いつつ、BoseIronFactoryでMOIマッチングしたクラブは何度でも何時でも再調整は工賃無償で行います。

そのことが何を意味するのか?

よ~く考えていただければ幸いです(^^

人間ですもの。出せる力には限りがあります。

ましてや日頃から激しいトレーニングをしていないアマチュアゴルファーだったらなおさらのことです。


極端な例ですが、150インチのドライバーを振ることをイメージしてみてください。

とてもじゃないですが、重すぎて振り遅れるイメージしか無いですよね?

そうなんです。
スライスって結局の所は振り遅れるからスライスするのであって、振り遅れることでフェースが開いて当たるということなんです。

じゃぁ軽い280gのドライバーにすれば軽いから振り切れるはず・・・。

というのは多くの人が考えてきたことですが、何故それでもアマチュアゴルファーの殆どがスライスに悩んでいるのか説明できませんし、スライスが怖くないという触れ込みのドライバーが全て超軽量という訳でもないですよね?

で、実際に280gとかの軽いドライバーでもスライスする人がたくさんいるし、逆に320gとかの重いドライバーでもスライスしない人も多い。

そうなんです。
軽ければスライスしないというわけでもないし、重ければ振り遅れるというわけでも無いんです。




こうなるともう何が原因なのかも分からなくなってきますが、ぶっちゃけ本当にメーカーの人も何が原因か分かってないんですね(笑)




私達はそれに対する明確な答えを持っています(^^

ご説明していきますね(^^


軽くてもスライスするドライバーを見ると、ほぼ間違いなく長いです。

重くてもスライスしないドライバーを見ると、ほぼ間違いなく短いんです。


詰まるところ、重さと長さの兼ね合いで振り遅れるか振り遅れないかは決まります。

重さと長さの兼ね合いがちょうどあなたに合ったドライバーがスライスしないドライバーということです。



そして重さと長さの兼ね合いを見るのには、クラブMOIという指標しかありません。


クラブMOIという指標さえ持てれば、物理的にスライスしないドライバーを作るのは難しいことではありません。

現在発売されているドライバーのクラブMOIを測ると、吊るしで売っているドライバーのほぼ全てがゴリラかプロレスラーでなければまともに振ることが出来ないほどの高クラブMOIのドライバーですから、長さを短くすることで間違いなくクラブMOIは下がりますから。




疑う方は1インチから2インチ程度短く持って打ってみてください。

スライスは収まりますし、振りやすくなるのでヘッドスピードも落ちずに飛距離も落ちませんから。



時間が出来たら、お試しMOIマッチングでドライバー1本からのMOIマッチングもしてみようかと考えています。(ヒマになるなんていつになるか分かりませんけどね)



ネタが尽きたということではありませんが(笑)、メール等で頂いたご質問にお答えするだけでは御本人しかお分かりにならないので、ブログでお答えすることで多くの方に知っていただこうかと(^^


さて、今回のご質問は・・・


「ミスが多いということではないのですが、私の場合9I PWが硬く感じます

振動数は短くになるに従って5〜7cpm 上がるわけですが、MOIが合っていればセオリーとは逆ですがむしろ柔らかくするか8I〜PWは同じでも良いのではないかなと思うのですがいかがでしょうか?」



というご質問です。

振動数って、硬さを表すひとつの指標ではありますが、実はそれほど重視しておりません。

同じ振動数でも硬かったり柔らかかったりと感じることもありますし、そもそもビョ~ンと振動を箚せながらスイングするわけでもありませんので。

スイングする時に感じる硬さをより正確に表すには、各点の剛性値のほうが重要だと考えています。
各点というのは、全長を最低でも10mm単位、方向としては360度(最低でも5度単位)で計測する剛性値です。

そうして剛性値をキチンと測ればスイングする時に感じるしなりと近似値になると考えられますので。

スパイン調整をするときはここまでやらないと正確なスパインを測定することは難しいと考えられます。
なのでスパイン調整をどうしてもやりたい方は測定費用として1本あたり40,000円(45インチだと8,229回測ることになりますので)頂いております。←それでも1回測って0.2円です(笑)
まぁ、ここまでご説明すると「それでもやる!」という方はいらっしゃいませんが。。。


話がズレましたね。

振動数のお話に戻ります。

短くなると振動数はどんどん上がっていきます。
このこと自体は理にかなっていると考えられます。

パイプオルガンや鉄筋・木琴と同じように長くなるに連れて音階が低くなっていくことと物理的に考えると同じですので。

ただこのことがゴルファーにとって良いのかということは別問題で、ご質問を頂いた方のように感じられる方もいらっしゃいますし、感じ方はそれぞれ適正なMOI値が違うように様々ですので。

お答えになっていないのかもしれませんが、先に書きましたとおり、私自身振動数が「絶対にフローしていなければいけない」とは考えておりません。
ですのでどれが正解ということ自体が無いんですね。

振動数がフローしていて全く違和感のない人もいれば、振動数はある程度揃っていたほうが良いという人もいらっしゃるのではないか、もっと言えばどちらでも構わないし気にしないという人も多いのではないかと。

MOIマッチングすることで振動数は綺麗にフローしていく傾向がありますが、ご質問のように8-PWをほとんど同じ振動数に揃えていくことも可能(おそらくリシャフトは伴います→フローするようにシャフトが設計されているので)ですので、どうしても硬く感じてしまう場合はまたご相談くださいませm(_ _)m


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ブログの調子が悪く、写真が上げられないのでMOIスケールの写真でごめんなさいです(^^;;

先日MOIマッチングを教えた弟子から質問が来ていろいろと答えたのですが、正確なMOI値を測るだけでもものすごい面倒な手順を踏まないと測れないんです。

2018-02-14_23-34-07_010
正確な数値でここまで追い込むのは神業と言ってもいいくらい。
(私は神様じゃないのでたまにしか出ません・・・)



例えば計測器の置いてある室温ひとつとってみても、寒いのも高すぎるのもNGなんです。
BoseIronFactoryは今の時期マイナス20度近くまで冷え込むこともあるので、常時暖房はつけっぱなしで室温は20度強をキープしてます。
あ、だから先月の灯油、652リットルも使ったのか・・・(泣)

もちろんその他にもいろんな注意点はあるのですが、そうした点を知っているのと知らないのでは出てくる数値も全く変わってきますし、測る度に全く違う数値になります。
測る度に全く違う数値になったらMOIマッチングの意味ありませんから、これからMOIマッチングしようと思われる方はご注意くださいね。

でも、そうしたノウハウに関しては単にMOI計測器を購入しただけでは分かりません。←だって取説に書いてないし。

ノウハウに関しては無償でMOIマッチングセミナーを開いていますので、お聞きになりたい方はセミナーの受講をお勧め致します(セミナーに参加するとMOI関連の商標も無償でお使いいただけます)。

私のことがキライだけど、MOIマッチングをしたいという方もたくさんいらっしゃると思いますので、BoseIronFactoryやJCMO認定店以外でMOIマッチングをされるのも良いと思いますが、測った数値が全く違う可能性も”ゼロではない”ので、そこだけはご注意くださいね。

「捕まるはずのドライバーのショットで右にしか行かない。」

多くの皆さんはご自身のスイングのせいにされますね。


ではここで質問です。

ショートアイアンで引っ掛けるのにドライバーでスライスしかしないのは何故でしょう?


同じゴルファーが打っている同じスイングなのですから、ショートアイアンもスライスしなければおかしいですよね?


逆に


「ショートアイアンで引っ掛ける。」

これも多くの皆さんはご自身のスイングのせいにされますね。
若しくはライ角のせいにされる方も多いです。


ではここでまた質問です。

ライ角を合わせてあってもショートアイアンでプッシュスライスが出なくて引掛けばかりになるのは何故でしょう?


スイングのせいなら右に行く人左に行く人半々でも良いはずですし、ライ角をきっちり合わせてあるはずのトーナメントプロでもショートアイアンで右に行ってしまう人は殆ど無く、引っ掛ける人は多いですよね?


スイングのせいにするのは簡単ですし、お客様がスイングのせいにしてくれるから、メーカーは安心して飛ぶクラブを作ることに専念できます。
そして、ゴルフ工房にとっても、引っ掛けるショートアイアン、右に行くドライバーやロングアイアンを作るのも簡単ですし、お客様がスイングのせいにしてくれて常に新しいクラブを買ってくれるのは助かります。
ウチではそうしたご依頼はお引き受けしませんけれども・・・。



極端な例を言いますと、「冷えない冷蔵庫を買って、ご自身の使い方が悪いから冷えないのだ。」と言ってくださるお客様。
明るくならない照明を買って、「照明が暗いのはご自身の使い方が悪いからだ」と言ってくださるお客様にも似ているようにも感じるのは私だけでしょうか?



テーラーメイドM3やM4、Callawayのローグ等々、新製品ラッシュです。

ですが、BoseIronFactoryではあまり新製品をお勧めする機会は少ない。


新製品をたくさん売るのは儲かるし、新機能などが満載なので売りやすいです。

もちろん新製品として出てくるまでに様々なテストをされて前よりも良い!!ということで発売されるわけですし、新製品が良いのは間違いありません。


ですが、その新製品は合う人と合わない人が必ず出てきます。

万人に合うクラブが存在しないのと同様に、万人が恩恵を受けるクラブの進化はありえないからです。

例えばパーシモン時代からゴルフをしている人の中には、460ccで重心距離の長いドライバーは打ちこなすことが難しい人もいるでしょう。←私がそうです。
逆に460ccのドライバーに慣れた人にとっては今度出るRODDIO 385コンパクトドライバーを打ちこなすのは難しいと言えます。

大きいから、重心距離が長いから優しいとか道具の進化とかは少し違うような気がしています。


自動車のパーキングアシストとかの自動運転技術などは紛れもない進化だとおMOIますけれど(^^;;


実はゴルフにおいての道具の進化はファルコン自身、言われているほどの進化は無いのではないかと感じています。
今のクラブの方が昔のクラブよりも飛ぶのは間違いのないところでしょうが、イマドキのクラブであれば100人中100人がキチンと飛ぶというわけでもありません。

イマドキのクラブが苦手と言う方も多いとおMOIますし、実際にクラブの進化(?)の恩恵に預かっていない人もこうしてクラブチューニングを生業にしていると非常によく見ますから。
(思いっきり恩恵に預かっている人がチューニングしに来ることもありませんしね(笑))

ヘッドがパーシモンからメタルになったのがピッツバーグパーシモンの1980年くらいとするなら劇的な進化から約40年。
シャフトはヒッコリーからスチールシャフト、そしてカーボンシャフトへ進化しましたが、クラブ全体の中での進化はどうでしょう?
仮に飛距離が伸びたとしても、アベレージゴルファーのアベレージが伸びているかというと、全くと行っていいほど伸びていません。

飛距離にしろ、方向性にしろ、スコアが良くするために皆さんクラブを買い換えるはずですが、実際にスコアが良くなる方はどのくらいいるのか・・・・。




実のところ、物理的な視点で見てここ40~50年で一番の進化はフジクラのMCI BLACKの発売だと思っています。

約100年に渡ってスイングバランスが隆盛を極めてきた中、ようやくクラブMOIマッチングをシャフトの見地から具現化しようとして出てきたのがMCI BLACKだからです。



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MCI BLACKが発売され非常に好調ですが、ホイールで調整するよりもタイヤで調整するほうがより効果的ですから、やはりヘッドでクラブMOIを意識して作る必要があると言えるでしょう。



クラブMOIマッチングをすると多くの方がベストスコアを更新されます。

1打の重みを一番良く知っているプロゴルファーでも、平均スコアは伸びるプロがほとんどです(まぁ、用具契約もあるのでそれほど多くのプロがMOIマッチングをしているわけではありませんが)。


そうなるとやはり次はヘッドの進化ですが、MOIマッチング専用ヘッドはまだ私達が開発したヘッドのみ。

大手や中堅どころのヘッドメーカーには出来得る限りアプローチしていますが、フジクラさんでさえ提案しても却下されるという状態が続いているとのことですから、まだまだ時間はかかりそうです。

クラブMOIマッチングは物理的な理論です。
有象無象の都市伝説的、オカルト的なクラブ理論(オカルトは理論とは言えませんが(笑))とは違います。

14インチのところに100キロのおもりを付けても全く変わらないスイングバランスと違って、論理的破綻もありません。

未だに天動説が信じられているゴルフ業界ではクラブMOIマッチングの普及までには時間がかかるとは思います。
早くても10年、遅ければ20年や30年はかかるでしょう。


MOIマッチングは地動説ですから、天動説を唱える人たちから見ると異端ですし、実際に排除しようとしてくる人たちもたくさんいます。

でも、事実は曲げることは出来ませんし、物理的に整合性の取れたものであること、力学的に正しいものであることは間違いありません。

ですので、たとえ50年100年かかったとしても、私の意志を継いでくれる人は必ず出てきますから、実際のところそれほどの心配はしていませんけどね(^^;;





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