ゴルフ北の国から〜MOIマッチング編〜

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」でお馴染みのファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからをお届けします。

カテゴリ: ゴルフの常識の非常識

というタイトルだけで萎縮しちゃう人もいらっしゃると思いますが、大丈夫です。

こう見えても(どう見える?)ファルコン、思いっきり文系です(^^;;


そんな文系のファルコンは物事を単純にして考える癖があります。

スイングがどうだとか、プレーンがどうだとか、ボディターンなのかフェースマスクなのかは置いといたとして、結局のところゴルフってボールとクラブのヘッドの衝突でしかありません。

言い換えると、明治の大砲のスイングでも、手打ちでも、こねくり回して打ったとしても、ボールとクラブが衝突する瞬間にキチンと当たっていれば良いんです。

ボールとヘッドの衝突で、その衝突エネルギーがクラブからボールに伝わり、ボールがその場に居ようとする力(慣性)よりも大きなチカラになるからボールが飛んで行く訳です。

バックスピンは衝突時に生じる縦方向の摩擦で、サイドスピンは横方向の摩擦です。

打ち出し角はボールにどの角度からチカラがかかっているかということで、ボール初速は衝突エネルギーが速度に変換されたもの。


どの部分を見ても感覚や感情とは無縁で、きれいなスイングである必要もありません。

そしてどの部分をみても超がつくほどの古典力学の世界で、ニュートンやニュートンの少し後には解明されていたことばかりです。


話が少しそれましたが、要はボールとフェースがコンタクト(衝突)する瞬間さえコントロールすることが出来ればゴルフにとっては充分だと言うことだけ覚えてください。

では、今度は逆に考えてみましょう。

一番の得意クラブはボールとフェースの衝突の瞬間が良いからこそいい球が打てる訳です。

いい球が打てるからこそ得意クラブであって、それ以外のクラブも得意クラブと同じような衝突の仕方さえすれば、ボールは気持ち良い球筋を描いて飛んでいってくれます。

と、言うことは、他の番手も得意クラブと同じような物理特性にしていくことでボールコンタクトの瞬間もコントロールすることが出来る訳で、それがすなわちクラブMOIマッチングであるという訳です。

ハァハァ、ちょっと興奮して写真も何も無いまま書きなぐってしまいました(笑)


もう少し詳しいことは、落ち着いてからまた書きますね(^^

成田美寿々プロがRODDIOのプロトタイプ385ccドライバーを使って優勝するなど、非常に好調です。


現時点では460ccや440ccなどの大型ヘッドのドライバーと言う選択肢しか無い状態ですが、大型ヘッドが合う人もいれば普通の大きさのヘッドが合う人もいる訳で、今後はこうした選択肢が増えていくことと思います。

よく言われている大きいほうが簡単であるとか大きくなったことがギアの進化であるとか言うのは、ある意味正しくある意味違うのでは無いかと考えています。

大きいと重心距離は伸びますが、重心距離が伸びると言うことはシャフト軸線上から重心距離が遠くなると言うことでもあります。

実はこの重心点がシャフト軸線上に無い、と言う点はゴルフを難しくしている最大の要因なのです。

シャフト軸線上にあるゲートボールのスティックで静止しているボールを打つことはそれほど難しく無いですし、シャフト軸線上にあるラケットで動いているボールを打つことやバットでボールを打つことも可能。

ですが、ゴルフクラブはシャフト軸線上に重心点が無い(=重心距離がある)ために止まっているボールなのに空振りすることすらあります。
シャンクするということもシャフト軸線上に近い所で打つことが身体にとって自然なために起こる現象とも言えます。


このことはゴルフのルール上致し方のないことであり、ゴルフ自体を楽しく面白くしている理由でもあるのですが、逆に考えるとドライバーの長すぎる重心距離はFWやUT、アイアンやウェッジとかなり違った重心距離になります。

ライ角で言うと、0.5度刻みでフローしていたものが、いきなり2度3度変わっていくと考えると分かりやすいでしょうし、長さが0.5インチ単位でフローしていたものが、いきなり2インチや3インチ変わってくると考えれば分かりやすいのかもしれません。

これを大きさに置き換えて考えてみると、イマドキのFWはどれも230ccに満たない大きさ(大きなモデルでも220cc程度で小さいものだと150cc台ですから、平均すると180cc程度)ですが、ドライバーだけ440ccとか460ccとかになってしまいます。
大きさだけみてもいきなり2倍以上になるわけですから、クラブの流れという面で見てもドライバーだけ突出して大きいんです。

まぁ、長さでみても43インチのスプーンの次が45インチなり45.5インチになっているので様々な面でドライバーは他のクラブを違う打ち方をしなければいけないのですが・・・。




アイアンやウェッジは上手く打てるのに、ドライバーだけは上手くいかない・・・・


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そうした大型ヘッド=優しいと言う流行の中で前述したRODDIOの385ドライバーの重心距離は当然短く(まだ発売前なので非公表ですが・・・)、重心距離の長いドライバーのスイングだけを変えにくい人にとっては待ちに待ったと言えるドライバーです。

合う人、合わない人はいますから、これが絶対!!と言うことではありませんし、合わない人にとっては「いまさら小さいのになんて戻れない」と言う方もおられるでしょう。

しかしながら、この普通サイズのドライバーを心待ちにしていた人は多いはずですし、ドライバーに悩んでいるゴルファーにとっては試してみる価値は十二分にあるヘッドと言えます。

私個人的な感想と言えば、先日RODDIOの方が来られて打たせていただいたのですが、私の個人的な感想は「50万円でも良いからこのドライバーを売ってください!!」という感想に尽きます。

私は試打のプロでもプロゴルファーでもありませんから、スピンがどうとか、強い弾道とかそうしたことは言いません。
ですので、50万円出しても欲しいと言うことでお茶を濁させてくださいね(笑)




RODDIOのFWを初めてバラした時にその作りの良さ、その精度の高さ、その手間のかかり具合に感動しましたが、今回385ドライバーをみてその時以上の感動をさせてもらいました。


今年中の発売は無いようですが、たとえ半年、1年待ってでも、絶対に買います。

だって、このドライバーをもう10年位待っているのですから、そのくらいは大した時間ではありませんから(^^;;





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飛距離は置いといて、まずはサイドスピンが29と言う点に着目してください。
そしてその次に着目すべきことは、打ち出しの左右角が2度、ということ。

2度右に打ち出して309.6ヤード先で9.8ヤード右にブレています。

サイドスピンが29でほぼほぼ無視しても良い数値ですから、9.8ヤードズレたのは打ち出しの左右角が2度ズレたことによるものだと考えていいかと思われます。


ここからどのような情報を読み取るか・・・。実はそれがいちばん大切なところです。




仮に同じ条件で打ち出しの左右角が1度ズレたとしたら9.8÷2=4.9ヤードのズレ。

同じ条件で飛距離が100ヤードだったとしたら、3.165ヤードのズレということになります。

では、50度のロフトでライ角が0.5度違ったとすると、ターゲットに対して何度ズレるか・・・。





また叱られてしまうので、そこは止めておきましょう(笑)

ギア効果ってご存知でしょうか?

ウッドやウッド型のUTなどのフェース面が丸くなっていることによって、フェース中央以外でヒットギア(この場合は自転車やバイク、車などのギアチェンジのギアです)が噛み合うかのようにボールにサイドスピンがかかって球が戻ってくると言う効果です。


ギア効果
ブリヂストンさん、画像お借りしておりますm(_ _)m


確かにギア効果はあるのですが、皆さんはギア効果で球が戻ってきた経験ありますか?

あまり恩恵に預かった記憶は無いのではないでしょうか?

ゴルフクラブの進化とかよく言われますが、ことギア効果に関して言えば、間違いなく進化ではなく退化しているといっても過言ではないとしたら?


その答えを明かしていきましょう。


パーシモン時代の200ccも無いヘッド体積だった時代にはクラブ左右のMOIもそれほど大きくなかったために、フェースの中央以外の所でヒットすると、ボールヒットしたフェースの部分が反力で回転するように押されていたためギア効果は効果的に(笑)発生していました。

でも今の主流のドライバーの体積は440cc~460ccです。
イマドキのドライバーは四角いナイキのサスクワッチ5900ドライバーでなくとも、5,000g-c㎡近辺のヘッド左右MOIはあります。

そうした大きなヘッド左右MOIがあるとボールヒットした部分がフェース左右やフェース上下にズレたとしても、ヘッドが反力で回転しにくくなっているのでギア効果が効果的には(笑)現れません。



近々イマドキの最新ドライバー、CallawayEPICと昔の小さいヘッドでギア効果の実証実験をしてみますので、暫しお待ち下さいね(^^


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0.5度では写真でもほとんど見分けがつかないので、1度にしてみました。
ライ角が1度変わると25インチ(63.5cm)先で0.2インチ(5.08mm)変わっています。
1cmあたり0.08cm(0.8mm)変わることになりますから、1mで8mm、100m(109ヤード)で800mm(80cm)変わることとなります。
これが0.5度ですと半分になるので、ライ角が0.5度ズレていると100m(109ヤード)で40cmズレることになります。

では、5度!!ライ角を変えたものをご覧いただきます。


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ここまで変えるとさすがに球筋に影響が無いとは言えませんね。



ではファルコンが実際に使っている18度の2番アイアンでは・・・。


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ロフト18度の2番アイアンで5度ライ角を変えてもファルコンの腕でしたら全く問題なさそうです。
まぁ、5度も変えるとトゥが当たったりヒールだけが当たったりしてフェース方向が変わる可能性が高いので、ここまでズラす意味はありませんが・・・。


トーナメントを戦うプロですら、1度や2度のスイングのズレはあります。





こうして実際にズレるのですからライ角が大切なのは間違いありませんが、ほぼほぼフローしているライ角でしたらそれほど神経質になる必要は無いのかもしれません。

実際MOIマッチングをやろうとしている皆さんの中にはライ角調整をしている方もいらっしゃると思いますが、ライ角がきっちり合っていてもロングアイアンでは右に行き、ショートアイアンでは引っかけるのではないでしょうか?

だとすると、ライ角が方向性を決めると言うゴルフ業界の常識はあなたには当てはまらないのかも・・・。



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今日はいい天気です(^^

雨降ってましたけどね。

よく晴れていることを「天気がいい」と表現する人がいますが、雨降らないと作物も育たないし、飲水も確保出来ませんよね?

なので降り過ぎなければ、雨降っていても「いい天気」だと私は思うんです(笑)

まぁそんなことはどうでも”いい”話ですけど・・・(^^;;






シークレットモードにする際にも、だれにでも見ることの出来る本文が必要なんですね・・・。
なので、適当なことを書いてみました(笑)

ここに秘密のお話書いたらバレちゃうので気をつけねばなりませんなぁ・・・



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2017-05-12-10-43-22

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ファルコン自身バイク海苔で、車も嫌いじゃない(でも欲しい車は高くて買えない)のですが、バイクや自動車の世界にはオカルトチューンと言う効くか効かないか科学的に検証されていないチューニングが多数あります。

燃料チューブやプラグに付けるだけで燃費が良くなったり、回転がスムーズになったり、馬力が上がるといった類のものです。

オイル添加剤と言うエンジンオイルに入れるとコーティングされて摩擦が少なくなったりといったやつもあります。

これらのパーツや添加剤って実はファルコン自身も使ってみたこともあるんですが、確かにそんな効果があるようには感じるんですね。→科学的に根拠は無いものでも・・・(^^;;

プラセボ効果のほうがきっと強いと思うのですが。。。



実はゴルフにもそうしたオカルトチューン的なものが結構あります。

オカルトチューンとまでは言わなくても、根拠の希薄なものだったり、「その実証方法間違ってませんか?」といったツッコミどころ満載のものはたくさんあるんです。



先日イギリス人がツイッターで執拗なまでに(笑)絡んで来たのですが、そのイギリス人に言わせると日本のクラブフィッティングやクラブのクラフトはそうした感覚や経験を中心にやっていて、理論的な整合性が無いからレベル低いんだそうです。
(まぁ、正直ちょっとムッとしましたが・・・。)

もちろんゴルフは人間がするものですから、人間の感覚や経験は大切だと思うのですが、それだけだと確かに理論とは言えませんし説得力には乏しいかもしれませんね。






クラブMOIマッチング、クラブメイキング、RODDIOFWソールチューニングのお問い合わせ、ご依頼はseabose@me.comまでメールください。

お預かりしてから2週間程度でMOIマッチングは完了いたします。
現在約1ヶ月待ちの状況ですが、随時作業は行っておりますので、納期等はお問い合わせください。

お急ぎの方はJCMO認定の各工房へ!!
知識も技術もファルコンが保証します!!←私じゃ心配ですかね・・・(^^;;

はい、あと3日で46本のMOIマッチングを仕上げねば、お約束の期日を過ぎてしまうと言う切羽詰まっているファルコンです。

今は、接着&グリップ乾き待ちでございますので、サボっている訳ではありません(と言ってももう午前3時になろうとしていますが・・・)



さて、お店でフィッティングをしたりお店の人に「このクラブ(シャフトorヘッド)がお薦めですよ」と言われてクラブを買う人が多いと思うのですが、入庫してくるクラブを見ると、「ホントにフィッティングしてるのか!?」とか「こんなん薦めたんかいっ!!」と思うようなクラブが多く入庫してきます。

皆さんいい人ですから高いお金を出して自分に合わなくても「自分のスイングがよくないのがいけないんだ」とおっしゃるでしょうが、クラフトマンやフィッターを名乗るのであれば、合わないクラブを作るほうに責任があると思うのです。(←あくまで個人的な意見です。もちろん自戒の念を込めての。)

オーダーメイドの服を作って、お腹がきつくて入らないからといって「私が太っているからいけないんだ」とはほとんどの方は思いませんよね?

それと何が違うのかとファルコンは思うんです。個人的にですけども・・・。



ですので、もしBoseIronFactoryでMOIマッチングしたり新しくクラブを作ったとして、合わなかったら何度でもいつでも再調整は工賃を頂きませんので、合わなかったらご相談ください。

アドバイスだけで大丈夫な場合もありますが、それでもダメな場合は責任を持って再調整します。

一般的な工房さんは1本4万、5万、8万とするシャフトでリシャフトする時、わずか10分で2万~4万の粗利が出ますが、BoseIronFactoryの場合は元々5,500円と言うMOIマッチング工賃だけでやっています。
その為、再調整などが必要なクラブになると、割に合わないなぁ、、、と思うこともあります←正直でしょ?(笑)

でも、工賃で商売をさせていただいている以上は、工賃なりの効果が無ければBoseIronFactory自体の存在意義はありません。
(もちろんリシャフトMOIや新規組み上げなどでそれなりの利益をいただける仕事はありがたいのでドシドシとご依頼ください←結構切実)

理想を語らせていただくのであれば、全部の工房やショップが責任を持って無償で再調整するべきだと思うのですが、それが敵わないのであれば、せめて「先日買ったクラブ、合わなかったです。右にしか行かないんですけど・・・」位は言っても良いのでは無いかと。




「そりゃお客さんのスイングが悪いからで、こっちのせいじゃありませんよ~」という工房やショップは無いとは思いますけども・・・ね。

MOIマッチングのご依頼で入庫してきたクラブ。

フィッティングした上での購入だと思われます。

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フィッティングは7番アイアンでされることがほとんどですが、フィッティングした上でオーナー自らこうしたことを行わないといけないということは、フィッティング自体がキチンと出来ていないということとも考えられます。

何度かこのブログでも書いていますが、

スーツのオーダーで考えてみましょう。
オーダーして採寸→出来上がる→お金を払う→着てみる→合わない→ゴルァ!!

となると思います。
 
分かりやすくドライバーのオーダーで考えてみると・・・。
フィッティングして購入→出来上がる→お金を払う→打ってみる→スライスばっかり→私のスイングが悪いんです。

となりがちですね(^^;;


この部分を直さない限り、ゴルフギアに於けるユーザーフレンドリーはありえないと思うのです。
 
ちなみにBoseIronFactoryは何度でもいつでも工賃無償の実費のみで再調整をします。

再調整で工賃を頂かないのは、オーナーにとって合うクラブを作れなかったことに対する反省とお詫びの気持ちがあるから。


信頼して任せて頂いたにもかかわらず、その信頼に応えられなかったとしたら、お金をいただくべきでは無いと考えているからです。

もちろんこれは私個人の考え方ですので、他の工房さんやショップで合わないクラブ作ったとして、ゴルァ!!と怒鳴り込んだとしたらおそらく警察を呼ばれるでしょうから気をつけてくださいね(^^ 

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