ゴルフ北の国から〜MOIマッチング編〜

ゴルフトゥデイの連載「ゴルフ〜北の国から〜」と連動し、クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからをお届けします。

カテゴリ: HAYABUSAウェッジ

敬愛するタケ小山名誉顧問。

名誉顧問ですから使っていただきたいとHAYABUSA LimitedForgedをお送りしたのですが、綺麗すぎて使えないとのお言葉・・・。

タケさんとHAYABUSA


嬉しいですが、いくらHAYABUSAと言っても道具です。
道具はやはり使ってナンボですから、バンカーでもベアグラウンドでも、膝丈のラフでも是非使い倒していただきたいとおMOIます(^^

使い倒してスピンが効かなくなってきたり、どこぞやに不具合が出てしまった場合は修理も出来ますし、なんだったら新しいHAYABUSA LimitedForgedを支給するのもやぶさかではありませんから(^^

さてさて、そんなHAYABUSAですが、順次出来上がったモノをご予約順にデリバリーしておりますが、初期ロットのオーナーより、続々と嬉しいご感想を頂いております(^^





まずはHAYABUSA LimitedForgedをお買い上げ頂きましたK様。

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土曜日に、ラウンドに行きました。練習場で打つわけでもなく、ぶっつけ本番でHAYABUSAを打ちました。
いままでにない、抜けのよさに感動しました。いままで使っていた(某社の)ウェッジとは全然違う抜けのよさ。
フルショットする機会はなかったのですが、一生付き合えるよき相棒に出逢えた想いです。
オーダーして半年以上待った価値は十二分にありました。また、サービスで付けていただいたカバーもたいへん気に入りました。

昔では考えられないことですが、北海道でも30度を超す暑さのようですが、お体に気をつけてHAYABUSAのバックオーダーをこなしてください。
このたびは、本当によい買い物をさせていただきました。ありがとうございました。

~~~~~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~~~~~


ありがとうございます。
ヌケの良さは絶対に他のウェッジに負けないと思っております。

暑い日から一転して弟子屈の天気は通常営業に戻ったようで、現在の外気温は12.4度、明け方には一桁台にまで下がると思われます(^^;;
真夏なのにストーブ炊いていると言う状態ですが、これが弟子屈の通常ということで・・・(^^;;




次は北見市(弟子屈から100キロ位)在住のw様からのご感想です。

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ハヤブサ2本ひっさげて、早速ラウンドしてきました。

怪我の影響で、まだ、完全には左足に体重は乗りませんが、そんな中での
ハヤブサデビューでした。

まずは、パー4第2打をグーリーンサイドバンカーにわざと(笑)いれてハヤブサSの登場です。

ピンまで30ヤードのバンカーショットです。左体重、クラブファースト、バウンスを意識して、
「しゅっ!」っと打ちました。 

なんと、ピンそばにボールがあるではありませんか!!そしてきれいなスピン!!
パーセーブのおまけつき!!やったー!!

砂の抵抗が気になりませんでしたよ!「すごい」


圧巻だったのは、ぱー5残り45ヤードアプローチをハヤブサSで(Aにしようかなと思いましたが)
ロブ気味に打ちたかったので。

思い通りにピンそば2ヤード残して止まってくれました。(止まるという表現は、素人にはとても驚きなんですよ!)
そして、そして、バーディーとっちゃいました!!

ふぁるこんさん、ふぁるこんさん。G.J!!!!!!!



今回はハヤブサAの出番はなっかたのですが、Aもすごいんだろうなー!

次のラウンドが楽しみです。

~~~~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~~~

ありがとうございます!!

あれだけの大怪我をされたので、くれぐれもご無理なさらぬよう・・・m(_ _)m

AWとSWではかなりグラインドを変えております(それがHAYABUSAを作るのが大変な理由のひとつ)が、抜けと言う面ではAWのほうがより抜けるように作っています。
ですのでAWでアプローチしたら、今以上の抜けでびっくりされると思います(^^





しっかし、つくづく思うのですが、お客様って本当に有り難いですね。
HAYABUSAは昨年の12月に予約開始した時はまだ実物の写真も無いのに、2本で10万円以上もするクラブをご予約頂き、キャンセルは1件も無い。
良いものを作っているつもりではありますし、実際にデリバリーをさせていただいたお客様からは「待った甲斐があった。一生もののウェッジです」と言った感想を頂いていますが、本当に有り難いと思っていますm(_ _)m


メガシウマイ弁当を食べに(笑)、本日の夜から9日(日曜)まで上京します。
(本当はMOIセミナーの講師の仕事と諸々の諸事情があるので、メガシウマイ弁当はあくまでもついでです(^^;;)


その間の仕事は片付けて行くつもりでしたが、一部未着の部品などがあり、持ち越してしまうことをご容赦くださいませm(_ _)m


ちなみに7月13日以降の作業日程に関してはまだ空きがございますので、MOIマッチングのご依頼もお待ちしております。

MOIマッチング作業はお預かりしてから10日~2週間程度かかります。
結構時間はかかりますけれども、その分良い仕事をすることを心がけておりますので、何卒よろしくお願いいたします(^^

HAYABUSA LimitedForgedに関しては、再三お伝えしている通りなのですが、こだわりにこだわり抜いて作っています。

通常プラスマイナス3kg-c㎡以内に収めるクラブMOIの偏差(BoseIronFactoryの場合はプラスマイナス1kg-c㎡程度)も、クラブMOIスケールの分解能ギリギリまで追い込むこととしています。


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全盛期の中嶋常幸プロでさえ、ドライバーの先にある1円玉の1/4=0.25gの変化に気付くのが限界だったと言うお話がありますが、当時の43.5インチのそれをクラブMOIの差にするとおおよそ3kg-c㎡です。

JCMOの基準としてのプラスマイナス3kg-c㎡は、その中嶋常幸プロを基準とするところですが、クラブMOIスケールの分解能は0.4kg-c㎡ですから分解能ギリギリまで追い込むとすると、45インチ換算では0.03gの差ということになります。

もはや絶対に気付くことの無い差であると共に、分解能以下の計測は無理ですし、実際に0.4kg-c㎡位でしたらほんの少し空気が動いただけで変わってきます。



ここまで来ると完全にファルコン自信の自己満足とも言えますが、それでも息を殺して0.4kg-c㎡の分解能ギリギリにまでこだわるのは、HAYABUSA LimitedForgedが全てにおいてこだわって作っているからに他なりません。

未だにご予約いただいた方の殆どにデリバリーできていないHAYABUSAですが・・・。

実際にHAYABUSAのどこがどのくらい凄いかというのは実際に打ってみていただいてからのお楽しみです。

でも、HAYABUSAの開発過程に関してはお話しても良いかと。



HAYABUSAを開発するきっかけとなったのは、共栄ゴルフの大ヒットモデル、ZESTAIM I.O.grind LimitedForgedです。

BoseIronFactoryと共栄ゴルフのコラボモデルとして、黒染めのZESTAIM I.O.grind LimitedForgedがあったのはご記憶されている方も多いかとおMOIます。


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LimitedForgedの名の通りトーナメントプロにも数多く使われ、中でも某有名女子プロはこのウェッジを使って優勝するなど、本当に素晴らしいウェッジでした。

2012年末~2013年初にかけては2本セットで70,000円と言うこのウェッジを何本作ったことか・・・(^^


HAYABUSAはこのZESTAIM I.O.grind LimitedForgedの後継モデル、しかも格段の進化をした後継モデルを作りたいなぁ・・・と思っていた2016年初頭から開発が始まりました。


2016年初頭に共栄ゴルフから仕入れたウェッジ用の粗鍛造ヘッドはAW・SW合わせて相当な数(いくつだったかは忘れました)です。
届いた時に持ち上げて腰がグキッ!!となったくらい。

そして冬の間にその粗鍛造ヘッドをいろいろなイメージで削っていきました。

この時点でグースの効いた粗鍛造やソール形状がイメージと違う粗鍛造は選択肢から消えていき、残ったのはZESTAIM I.O.grind LimitedForgedの元となった粗鍛造でした(^^

やはり良い物は粗鍛造と言っても良いんですね(^^



2016年春になり、弟子屈カントリーでグリーンキーパー見習いとして働くようになると、夜に組み上げたテストウェッジを弟子屈カントリーに持ち込んで仕事終わりにいろいろなライからテスト。

同じボールでテストしてもそのボールだけに合ったウェッジになる恐れがありましたから、グリーンキーパー見習いの仕事中に林の中で拾ったボールも幾つか使わせてもらい、様々なメーカーのボールを様々なライから様々な打ち方で打ってのテストを繰り返しました。

テストウェッジはもちろんノーメッキ。
なぜなら、前の晩に「ここがイマイチ」と言った部分を研磨して翌日にテストするという日々でしたから、メッキをする時間などは全くありませんでしたから。

1つのヘッドで最初は少し重め・大きめにしておいて、テストしては削り、削ってはテストと言う毎日でしたが、いくら重めにしておいても少ないものでは2回削り直したら終わりになり、多いものでも4回が限度と言う状態でしたから、ホントいくつの粗鍛造を使ったかは覚えていません(^^;;

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研磨前の粗鍛造。
(HAYABUSAとは違う型です)

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これも違う型ですが、こんな感じの型からあのHAYABUSAが出来ているって凄いですよね!!




弟子屈カントリーでのテストが一通り終了すると、今度はBoseIronFactoryの試打スペースでのテスト。
BoseIronFactoryはまだまだまともな芝が生えそろっていませんが、2016年は弟子屈カントリーでの仕事と試打で体力の殆どを使ってしまったので、昨年の試打スペースは酷いものでした。
酷かったからこそ過酷な状況下でのテストが出来たと言えるのですが・・・。

ほぼ牧草地そのままの状態ですから中には草刈り機も歯が立たないような大きな株になっている牧草(チモシー種)などもあったんです。
どうせ作るならそうしたところからも抜けるウェッジでありたいと思っていましたから、

チモシー
チモシー種の牧草はこんな感じで株で増えます。
成長したチモシー種は背丈ほどにまで・・・(^^;;


北海道のゴルフ場では、牧草地から種が飛んできてこうしたチモシー種の牧草が芝に紛れて生えているところも(ごくたまにですが)ありますし、全英が開かれるスコットランドリンクスではラフやブッシュがこうしたチモシー種に近い場合がありますから、こうした株で増える手強いライでのテストも欠かせません。

どのくらい手強いかというと・・・。

かなり低く刈ったチモシー種の上からダウンブローに50ヤードほど打つハーフショットでファルコンの手首がグキッと捻挫する位手強いです(^^;;←マジ痛かった!!

殆どの場合、このBoseIronFactory内でのテストでNGになっていきましたです(^^;;

ここまで進んでも15回ほどはまた作り直しでしたから。


BoseIronFactoryでのテストが完了したHAYABUSAが出来上がったのが9月シルバーウィークのちょっと前。

このシルバーウィークに本夛プロに弟子屈カントリーと根室ゴルフクラブでテストしてもらい、その後は大雨の釧路カントリーや釧路風林カントリー、厚岸にあるのになぜか新釧路GCでの実戦テストを経てようやく完成に至ったと言う形です。


完成までに打った球数はきっと数万球、10トンダンプ位になるかと。



正直言ってHAYABUSAは高いです。

LimitedForgedですと2本セットで106,500円。

サラリーマン時代の私だったら絶対に買いません(笑)



でも、全てにおいて最高のウェッジ、作ってみたかったんですよね(^^;;


そうした意味に於いては性能も所有感もボブ・ボーケイにもロジャー・クリーブランドにも大きく差をつける凄いものが出来たと自負しています。

スピンも打感もとんでもないモノになっていますから、もしかしたら本当にこのHAYABUSAがウェッジの歴史を変えてしまうのでは無いかと思うんです。


MOIがゴルフクラブの歴史を変えていくのと同じで、HAYABUSAをご購入いただくオーナー様はもしかしたらそうした凄い事の生き証人かもしれませんよ(^^

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HAYABUSA LimitedForged、ごくごくわずかですが入庫いたしました。

ご予約頂きました順番にお出し致しますので、まだご連絡差し上げていらっしゃらない方は次回以降の入庫分から順次引当ててお知らせいたしますので、もう少しお待ち下さい。


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昨日の昼から作業を開始して夜遅くに「もうこのくらいで勘弁してやる!!」と思ったのですが、結局は今まで作業してしまいました。
ほんの少し前に入庫したHAYABUSAノーマルバージョンも一緒に作業したので、全部で18セット、36個の曲げ・研磨・仕上げの磨き・・・。

手だけでなくアタマまで真っ黒になりながら、ひとつひとつ心を込めて曲げ、研磨し、そして磨き上げました。
ファルコンのアタマと同じくらいにまでピカピカに磨き上げていると、バフとはいってもウェッジそのものは持っていられない位に熱くなります。
(それなりに強く押し付けないと表面だけがピカピカになり、研磨の時についた細かな擦傷までは消えてくれないので)

熱くて持てなくなったら、同じセットのAWからSWに持ち替えてまた磨いていく。

仕事が遅いファルコンですから、ひとつ曲げて・研磨して・磨き終わるまでに30分はかかります。
早いものだと15分位で終わるのですが、磨いているウチに気が付かなかったキズが見つかったりしたらもう一度表面を研磨し直したりしますから(^^;;



HAYABUSA LimitedForgedはこの後に銅メッキし、その上にソフトブラックと言う薄めのガンメタっぽい特殊なメッキをかけてから組み上げます。
銅下メッキは打感へのこだわり、ソフトブラックメッキは究極のスピン性能へのこだわりです。

メッキ前でのこの輝きも、考えられる全てに置いてこだわり抜いた製品でないとLimitedForgedとは呼べないからです。


皆様、早期からご予約を頂きましたので長きに渡りお待たせしておりますが、こだわることを放棄したらその時点でHAYABUSAではなくなります。

本当に申し訳ありませんが、もう暫くお待ち下さいm(_ _)m

長らくお待ちいただいただけの価値と、1セット106,500円と言う値段以上の価値は十二分にあると自信がありますから(^^)v

チャックリ、ザックリを極限まで低減したのがHAYABUSAですが、チャックリザックリが物理的にどのような状況で起きるかを普通のウェッジの写真と共に解説していきたいとおMOIます。

キーポイントはバウンス殺し。

一般的なウェッジのバウンスが殺されるまでの過程を御覧ください(^^;;


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JCM-03ウェッジ。
約13度とハイバウンスで、リーディングエッジも丸くなっています。


このウェッジはHAYABUSAの開発前に出来ていたもので、BoseIronFactoryのWebShopでも販売されています。
よく出来たウェッジですが、写真のようにリーディングエッジからソール後方にかけてほぼほぼ直線でしっかりとバウンスがついていることがわかるとおMOIます。

このバウンスを殺す方法としては2つの方法があります。

1.グリーン周りの左足上がりのライから打つことでバウンスを殺す。

2.アプローチの基本、ハンドファーストに構えて打つことでバウンスを殺す。

という2種類の方法です。

では実際にどのような状態になるかというと・・・。



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このような状態になります。

この写真は極端なハンドファーストですが、ヘッドを固定している測定器が傾斜には対応していないので、標準的なグリーン周りの傾斜を鑑み、ハンドファーストにすることで実効バウンスに近い形にしています。

傾斜とハンドファーストの合せ技で実際にはこのくらいのスクープソールになる。とお考えくださいね(^^


実際に見てみるとどうでしょう?

これではチャックリ・ザックリしても当たり前と言えますよね?



では、次にHAYABUSAです。


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ソールしている1点はJCM-03ウェッジよりもほんの少し前のめりです。
ソール自体も少し薄め(HAYABUSAが52度AW、JCM-03ウェッジが56度SWと言う差もあります)。

JCM-03ウェッジとは違い、ソールに直線的な部分は全くありません。


次にHAYABUSAを前のめり(笑)にしてみます。


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前のめり過ぎです(^^;;

JCM-03よりもハンドファースト&傾斜キツイ感じになってしまいましたが、それでもまだソールの接地点よりもリーディングエッジのほうが上にあります。


これだけのハンドファースト&傾斜でもHAYABUSAウェッジの歯が刺さりにくいと言うことです。


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この丸さ、侮るなかれ!!

本当にチャックリ&ザックリが激減しますから!!







よく、「コスト度外視で作りました!!」と言いますが、HAYABUSAの場合はちょっと違います。

度外視と言うよりは・・・、社長、申し訳ありません。
LimitedForgedに関してもノーマルバージョンに関しても、コストのことはほとんど考えていません。

どちらも価格を決めてからどんどんコストが上がっていきましたから、考えたくても考えちゃいけないというのが実のところ・・・。


結局のところ、自分の考える究極のウェッジを作ってみたかったので作った。ということに尽きます。



モノづくりの原点って、そんなところにあるのではないかと思うんです。

で、結果、性能としても価格としてもとんでもないものが出来たと言うことでして・・・。

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このミーリングなんてその最たるものですよね、何しろどのメーカーでも採用出来ない(時間とコストが恐ろしいほどかかりますからね)ミーリングなのですから。

研磨に関してもそうです。
日本一とも言える研磨職人の岡村工場長でさえファルコンの作ったマスター型の難しさに悲鳴を上げ、超高級な某メーカーのアイアンやウェッジよりも・・・。以下自粛(笑)


海外の某メーカー製ヘッドや国内某メーカーのヘッドがひとつ50,000円前後ですが、手間暇のかかり方とコストのかかり方はそれらを上回る自信があります(←そんなんで自信持って良いのか?)



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でもね、メッキ前でこの状態。
美しいと思いませんか?
格好いいと思いませんか?

ファルコンだったらこれだけでどんぶり飯5杯はイケます。←そんなに食ったら医者から激怒されますが・・・。

さてさて、HAYABUSAでの赤字を埋めるために、工賃仕事のMOIマッチング頑張ります!!

HAYABUSA LimitedForged


AW

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SW


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これらの写真のHAYABUSA LimitedForgedはメッキ前のものです。
全てこの状態にまで私が磨き上げてからメッキに出します。

この状態まで磨き上げてメッキに出すのには幾つかの理由があります。

理由その1:日本一とも言える研磨職人の岡村さんでさえ、HAYABUSAのマスターモデルと全く同じには研磨は出来ません。
ですので、HAYABUSAのマスターモデルを作ったファルコン自身が最後の研磨を行います。

理由その2:HAYABUSAはノーマルバージョンもLimitedForgedも、完全なるオーダーメイド。その為ロフト・ライに関してはオーナーとなる方のご指示どおりに対応します。
ロフト・ライともにプラスマイナス2度までとさせていただいていますが、2度を曲げて調整するとどうしても実際のソール形状や見え方に変化が出てしまいます。
ロフト・ライを調角してHAYABUSAの性能に問題があっては本末転倒ですし、曲げる時の調整痕も着いてしまう場合があります。
そのためロフト・ライを調整した後に、形状を見つつ、最後の研磨を行ってから磨き上げに入ります。

理由その3:細かいキズでさえもこうして磨き上げることで見つけることが可能になります。
鏡面に磨き上げればヘアライン状の細かいキズも見逃すことはありません。



メッキ前にも関わらずメッキ屋さんから、「ファルコンさん、このメッキ剥がしてから再メッキするんですよね?」と聞かれることもようやく無くなりましたから、メッキ屋さんも慣れてきたのかもしれません。





HAYABUSA LimitedForgedはご予約頂いた順番に、早い方では6月下旬からのお届けとなりそうです。

様々な一流職人の技術と知識が詰め込んであるHAYABUSA。
高価ですがそれ以上の価値はあります。

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HAYABUSA LimitedForgedのフェースミーリング。

このミーリングを施すためにかかる時間は膨大です。


全てにおいて妥協をしないHAYABUSA LimitedForged。


HAYABUSA Limited Forgedで無ければここまでのミーリングは不可能だったと言えます。

この、職人技であるミーリング、日本一とも言える研磨職人による研磨、
そしてファルコンの手で0.5度単位でロフト・ライ調整を行い、最後の研磨と磨きを行います。
その後、HAYABUSA LimitedForgedは銅下メッキの上にに特殊なメッキを施し、
ヘッドは完成します。

全てのヘッドはオーナーおひとりおひとりにとって最適なクラブMOIで組み上げられ、
革職人の手によって作られたヘッドカバーをお付けしてオーナーの元に届けられます。






ご予約頂いた皆様、もう暫くお待たせしてしまいます。


ですが、待っただけはある、本当に優れたウェッジをお届け致します。



申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

玉子半分


前回はHAYABUSAのソールの秘密に関して書かせていただきましたが、今回はリーディングエッジの秘密に迫りたいとおMOIます。


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こちらがHAYABUSA AWノーマルバージョンのフェース面。
ミーリングに目が行きがちですが、リーディングエッジもかなり丸くなっているのがおわかりになるとおMOIます。

ソール自体も前後方向に丸いですし、リーディングエッジも丸いので座りは良いとは言えません。


しかしながらこの丸さがHAYABUSAのHAYABUSAたる所以(ゆえん)で、こうしてリーディングエッジ左右も丸くすることによって究極と言えるヌケの良さを実現しています。

ではここで皆さんに質問。

サイコロとビー玉をテーブルに置いた場合を想像してみてください。

サイコロとビー玉ではどちらが滑りやすいでしょうか?


って、そんな質問しなくてもわかりますよね?

丸いほうが接地面が少ないので抵抗が少なく、滑りやすいといえます。

そして、ビー玉が転がったらもっと抵抗は少ないですよね?




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HAYABUSAはこの写真のように前後の丸みもあり、上の写真のように左右の丸みもあります。

そしてスイングアークは円軌道。

すなわちHAYABUSAは転がるような起動を描きながら芝の上をすり抜けていきます。


また、鶏が玉子を産む時を考えてみましょう。
玉子型と言うのは一番卵管を通りやすい形状になっているんです。
鶏に限らず、身体に対して大きめの玉子を産む鳥類は皆まん丸では無く玉子型です。

細い卵管を合理的に通れる形=ヌケの良さということにもなるんですね(^^




HAYABUSAの全ては究極のヌケの良さを考えた上で作られています。

形状が美しいだけでなく、機能を突き詰めていった結果の機能美でなのです。





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