ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: HAYABUSAウェッジ

大変ご好評を頂いているHAYABUSAのニューバージョンの進捗状況をお知らせいたします。

販売終了したHAYABUSAノーマルバージョンの後継モデル「HAYABUSA」です。

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写真は文字通り荒削りの状態です。
これも悪くないですが、あの人が削ったウェッジみたい(^^



HAYABUSAノーマルバージョンの抜群のヌケの良さ、チャックリ・ザックリのしにくさを実現するソール形状(ファルコンソール)はそのままに、フェースミーリングを止め、スコアラインをプレスで入れたモデルです。
バックフェースのHAYABUSAロゴはそのままですが、隼の鳥のマークは入れていません。

上級モデルであるHAYABUSA LimitedForgedはもちろん、HAYABUSAノーマルバージョンでも完全オーダーでロフト・ライ等の変更が可能でしたが、後継モデルの「HAYABUSA」では、AWのロフトを50度、52度、SWのロフトが56度、58度の計4種となります。

また、今まではMOIマッチングでの組み上げのみ行ってまいりましたが、この「HAYABUSA」に限り、MOIマッチングをしない組み上げにも対応いたします。

もちろん、MOIマッチングでの組み上げをご希望の方(今までBoseIronFactoryを含むJCMO認定店でMOIマッチングをされた方)にはもちろんMOIマッチングでの組み上げをいたします。


MOIマッチング専門の工房として、かなり悩みましたが、HAYABUSAを通じてその根底にあるMOIマッチングに興味を持っていただく事でMOIマッチングの普及に繋げていきたいと考えています。

まだ、発売に関しては未定ですが、この冬までには発売したいと考えています。

価格も未定ですが、ノーマルバージョンよりは安くするつもりですが、ある程度数が出ないとこのために作ったプレスの型代が・・・(^^;;




おかげさまを持ちましてHAYABUSAノーマルバージョンは完売となりました。

今後の生産は基本行いません。

現在後継モデルの制作に入っておりますが、発売は11~12月になる予定です。


後継モデルはフェースミーリングが無く、スコアラインもミーリングではなくプレスになります。
もちろんルール適合モデルとなります。



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後継モデルのスペックやソール形状にノーマルバージョンとの違いはなく、上記のミーリングの違いと刻印の違いのみとなりますので、HAYABUSAならではの抜群の抜けとチャックリやザックリのしにくさは継承いたします。

後継モデルはHAYABUSAの性能は(スピン以外は)ほぼそのままで、ノーマルバージョンよりも少し価格を抑えた形にて販売いたしますので、発売まではもう少しのお時間をいただきますが、どうかよろしくお願いいたします。

まぁ、秘密でも何でも無いんですが、HAYABUSAの秘密です。

チャックリしにくい、ザックリしにくいHAYABUSAですが、どういった状況でチャックリやザックリが起こるかを考えると簡単に解決できるんです。

チャックリやザックリというのは、どういった状況で起こるかというと、エイーディングエッジが地面や芝に刺さることで起こります。

リーディングエッジが地面や芝に刺さり、その抵抗で急ブレーキがかかるからチャックリやザックリが起こるのです。

簡単に言うと、ソールがのウェッジとソールがのウェッジがあったらどちらが刺さりやすいかすぐにお分かりになるとおMOIます。

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これらの鋭角なリーディングエッジと、




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このHAYABUSAのソール

どちらが刺さりやすいのか。
お分かりになりますよね?

特にグリーン周りはグリーンが高くなっている分、左足上がりですから、ヘッドの入射角がダウンブローになっていなくても傾斜の分自動的にダウンブローな入射角で入ります。
ただでさえ鋭角なリーディングエッジの場合、バウンスが大きく付いていたとしても刺さりやすさはそれほど変わりません。

分かりやすく大げさに言うとスコップとゴムボールでどちらが土を掘りやすいかということです。

丸いリーディングエッジはボールのように土に刺さること無く、滑ってくれるのでチャックリもザックリもしにくいというわけです。


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仮にウェッジの挙動が水平だとしてもリーディングエッジで四角で囲んだ部分が削れていく抵抗は大きいですが、

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HAYABUSAのソールでは同じウェッジの挙動でも土に刺さらず、ソールが跳ねるのでチャックリしないんです。


今回はHAYABUSAのソールのチャックリ、ザックリしない秘密(?)をお知らせいたしました。

近々HAYABUSAのソールのヌケの良さの秘密をお話しましょう(^^

「HAYABUSAすごいです!!もう他のは使う気になれません!!」

といった有り難いことを言われるのですが、HAYABUSAをご購入頂いたほぼ全ての方がこのような形でお褒めいただくので、最近少し有り難さに関して不感症になっているような・・・(^^;;


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自画自賛になりますが、ご容赦くださいね(^^;;

多くのクラブMOIマッチングをしてきて、当然ウェッジの本数も膨大な数になる訳ですが、まだまだ普及しているとは言いにくいMOIマッチングですから、ご依頼頂く方のほとんどはクラブに対しての造詣も深く、クラブに対しての拘りも多いんですね。

ウェッジの名作と言われるボーケイやクリーブランドはもちろん、1本10万円程度する高級メーカーのウェッジやスピンがすごいとか抜群の抜け!!といったウェッジを見る機会が多いわけです。

もちろん見るだけでなくバラすことも多いので、構造的な部分にも目が行きます。
また、MOIマッチングを本業として行う前はポニーキャニオンというゴルフ業界とは全く無縁の業界でしたからソールが広い=抜けが良いといった先入観も全くありません。

HAYABUSAの場合、こうした多くの名作や意欲作、自信作といったクラブを見てきたこと、そしてクラブMOIという”抵抗”を物理的な視点から見ることが出来ていた事、更には変な先入観も無いという事から開発できたと言っていいでしょう。

なんも考えること無く単にリシャフトしたりバランス合わせでクラブを組んでいるだけではHAYABUSAのファルコンソールは絶対に生まれませんでした。


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HAYABUSAのソール形状。

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HAYABUSA以外のウェッジのソール形状。

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ヌケが良く優しいと言われるウェッジのソール

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一般的なウェッジのソール


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HAYABUSA AWのソール

HAYABUSAは高額です。
LimitedForgedは1本75,000円もします。
(ノーマルバージョンは1本45,000円ですが、AW1本を残して製造中止→秋から冬にかけてもう少し安いバージョンに移行する予定です。注1)

でも、この性能のものを作るためには大量生産は出来ませんし、ひとつひとつ何時間もかけて手作業で研磨し磨き上げてようやく完成します。
そこには単なる鉄の塊とは違った魂と言えるものが吹き込まれています。

そうしたことから三木龍馬プロのような有名メーカーから支給を受けているプロゴルファーからも「プロとして良いものだから(HAYABUSAを)使わざるを得ない」といった高い評価を受けています。

プロに支給しているのは実はHAYABUSAノーマルバージョンです。
LimitedForgedでももちろんルール適合ですが、世界初の特殊ミーリングでミーリングだけで普通のウェッジが楽勝で買える値段になるため、プロと言えどもノーマルバージョンしか支給できませんから。

つまり、日本プロで10位以内(初日ですが)に入るようなトッププロよりもすごいウェッジを使えるという点ではプロ支給以上のクオリティのものを使えるチャンスなのです。


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それってHAYABUSAと同価格帯のウェッジと比べても考えにくいことです。

そうした価値とその性能を理解していただければ、HAYABUSAは逆にバーゲンプライスだと私自身は考えています。
実際に1本75000円でようやく少し利益が出るというバーゲンプライスなんですけどね(^^;;



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HAYABUSAは高価なウェッジです。

高ければいいということでは無く、性能を高めていったら高くなってしまったというのが正直なところですが・・・。

ではどのようにして作っているのかをここで再度おさらいしていきましょう。


1.HAYABUSAの原型

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こちらが荒鍛造から、刻印入れ、フェースミーリングをしたものになります。
この状態での重量は335g位あります。

この状態で大まかなロフトライに曲げてまずは姫路の共栄ゴルフ工業の工場長でもある日本有数の研磨職人岡村さんによって研磨されていきます。




2.ヘッドの到着
フェースミーリングと岡村さんによる研磨が終わった段階でヘッドは一旦BoseIronFactoryに到着し、ご依頼を待ちます。

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ご依頼を待つHAYABUSA LimitedForged




3.ロフトライの決定~曲げ
標準で52度’AW)、58度(SW)となっていますが、ノーマルバージョンもLimitedForgedもオーダーの会った形で曲げていきます。
曲げの限度はそれぞれ各2度となっています。
曲げに関してもちょっとしたこだわりがあります。通常の工房さんだとロフトライマシンに付いている分度器で角度を測りますが、ロフトライマシンでの計測ではHAYABUSAの丸くなっているソールでは性格に測ることが難しいんです。
ですので、ヘッドスペック計測器というヘッドのロフトライ等を測る専用の計測器で正確に計測してロフトライマシンで曲げ、曲げた量だけロフトライマシンで計測。そして再度ヘッドスペック計測器で角度を正確に計測するという形で行います。
1回で済ませているところをこうして3回測ることでより正確な曲げが出来ます。



4.研磨~磨き
2度変えていくと見え方も変わってきますし、肝心のソールも当たる部分が変わってきます。
また、曲げる時に曲げ痕も残りますので、ファルコンがもう一度研磨します。
HAYABUSAの性能を知り尽くした人でなければソール形状に込められた秘密は分かりませんので、たとえ標準の52度と58度であっても研磨は必ず行います。
研磨が終わると磨きの工程です。

磨きはソール表面を磨き上げることでなめらかにしてメッキの厚みを均一にさせ、引っかかりを防止するということと、研磨による細かなキズがないかを確認するために大切な工程です。
実際の磨き工程では、研磨の時にグラインダーで付いたキズを研磨輪というサンドペーパーがリング状になったもので荒目(180番)から中目(400番)、細目(1000番)という順番に研磨輪にかけていき、その後サンダーの1500番で表面をなめらかにします。
その後はバフがけしますが、バフも麻でできた荒目のもので白バフをかけた後に、コットン100%の柔らかく決めの細かいバフで青バフをかけていきます。

磨きの途中で細かなキズが見つかった時は再度研磨輪の180番からやり直し。
ただこのやり直しは1回しか行なえません。
180番と言っても多少は削ってしまいますので、そうそう何度も行うことは難しく、1回で出来なかったらそのヘッドはもう使えないものとして捨ててしまうからです。

ちなみにこの研磨と曲げの工程でヘッド重量が変わってきますので、共栄さんでの研磨はその分重めにしてもらっています。
クラブMOIが低めのお客様に関してはこの研磨~磨き工程でヘッド重量そのものを軽めになるよう研磨しています。




5.メッキ出し
HAYABUSAの場合、黒染めやノーメッキでの組み上げはあまりお薦めしておりません。
メッキするとスピンが減るということも言われていますが、HAYABUSAの高い性能を長く使っていただくにはメッキをしたほうが長く使えますし、メッキしたほうがソールの滑りも多少良くなりますから、見た目だけでは無いんです。
メッキに関しては通常のサテンメッキ(ノーマルバージョン)と薄めのガンメタっぽい特殊メッキ(LimitedForged)となっています。
LimitedForgedの特殊メッキは、通常のサテンメッキに比べて表面硬度は弱いのですが、滑りは通常のメッキよりも良いので高価ではありますが特殊メッキを採用しています。



6.組み上げ
HAYABUSAの組み上げはいつも通りの組み上げ方ですが、いつも通りの組み上げと言っても他の工房さんとはちょっと違います(^^;;
0.1g単位でホーゼル穴掘り下げて重量調整をしたり、0.1mm単位で何度もシャフト削ったりという工程もありますので、普通に組み上げるよりも3~4倍の時間と労力がかかりますから(^^;;


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そうして時間と手間をかけ、全ての部分で最高を目指したのがHAYABUSAです。
メッキとフェースミーリング以外はノーマルバージョンもLimitedForgedも全て妥協せず魂込めて作っています。
その甲斐もあってか、ご依頼いただきましたお客様には(プロも含めて)皆さんにご満足頂いている状況です。
特にBoseIronFactoryの場合は、ゴルフクラブにこだわりの強い、目の肥えた方ばかりですので、そうしたお客様からご満足いただけるウェッジであることは、とてもありがたいことであります。
(多くのお客様が「良い」と言われるウェッジやクラブを使った後にHAYABUSAのご依頼を頂いていますので)

一般発売モデルはLimitedForgedで1本75,000円、ノーマルバージョンで1本45,000円となっていますが、それでも時間と手間暇のことを考えると決して効率の良いものではありませんので、どうかご容赦いただきたく。

そんなHAYABUSAですが、最長で1年半待ちだった状況からようやく上記2のヘッド在庫が持てる状況になっております。
それでも3からの工程がありますので、1ヶ月半から2ヶ月はお待ちいただきますが、ぜひぜひよろしくお願いいたします( ´ ▽ ` )ノ

今度はHAYABUSAのご感想をアップさせていただいちゃいます。

ポイントは目立つようにしております(^^

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~~~~~~~~~ここから~~~~~~~~~

いただきましたHAYABUSAのSWを使って3月からこのGWにかけてラウンド5回してきましたのでその感想を。

 

一言、最高です!

シュッと締まってFAストレートの男前の顔立ち。

スピン掛けてねと語りかける長めのホーゼル。

構えた時に見えるその姿に私は見惚れてしまいました。

そしてなんといっても実戦に強いこと強いこと。

薄芝、雑草の中、深いラフ、締まったバンカー、ふかふかの砂丘みたいなバンカー・・・場所関係なし。

まったく引っかからず突き刺さらないし、跳ねもしない、抜群の抜け、そして気持ちいい振り心地。

文句のつけようがないですね。

実は、届いてすぐに行った打ちっ放し練習場で「なんか普通・・・」と感じていました。

それが現場でこんなに働いてくれるとは。

そのおかげか、緩んでダフッて跳ねてトップという、今までよくしていたミスが激減。

グリーン周りがなんとも楽しくなりまして、自信もって打っていけるようになりました。

いいものをいただきました。

大事にメンテして、実戦で酷使していこうと思います。

本当にありがとうございました。


~~~~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~~~~

いや、マジに、ホントのところ、
実は、届いてすぐに行った打ちっ放し練習場で「なんか普通・・・」と感じていました。

それが現場でこんなに働いてくれるとは。

この部分ってホントそのものなんですよね・・・。

先日の滑るソールとの違いは練習場の硬いマットの上からでは感じにくいんです。

このあたりはMOIマッチングと多少似たところがあって、MOIマッチングが実際にご自身専用に調整されたものでなければその真価が分からないように、HAYABUSAもまた実際に芝の上などのラウンドそのものでのシチュエーションで真価を発揮します。

HAYABUSA自体の、今までに無いソール形状からかなり高価なウェッジと言えますけれども、その中に詰まっている原価や開発までの苦労や開発費を考えると一般発売用の価格でようやくほんの少し利益が出てきます。この価格だったらあと2,000セット販売してようやく少し利益が出るくらい(^^;;

もちろん原価を下げる努力もしていきますが、吊るしのウェッジを何本も買い換えるよりHAYABUSAにしてしまうほうが結局の所安上がりで効果があるかもしれませんね(^^;;


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いきなり写真の羅列ですみません。

御覧頂いたように、季節や時間、天候によって、これだけ景色が変わってくるのが、ここ弟子屈です。

そしてBoseIronFactoryのある奥春別という地域は、弟子屈の市街地から6~7キロしか離れていないのに市街地と比較すると何倍も厳しい環境の中にあります。
(BoseIronFactoryで立っていられない程の強風でも市街地はそよ風程度だったり・・・)

地元北海道の人でさえ、BoseIronFactoryのあるところには絶対に住まないというほどなのです。


大好評を頂いているHAYABUSAウェッジは、こうしたゴルフ工房がある所の中で日本一とも言える過酷な環境で何万回ものテストを繰り返されたからこそ、作ることが出来たのです。

過酷な環境の中、豪雨だったり、立つのも難しい強風であったり、サラサラの粉雪やベトベトの湿った雪の中でもテストをしました。
本当に様々な天候で、ありとあらゆるライからテストを繰り返しました。

唯一行っていないのは、人工芝のマットの上でのテストくらいです。


そうしたテストを繰り返すことで、どんなライであっても抜群の抜けを実現するウェッジが作れたのだとおMOIます。

接地部分を点とすることで抵抗を減らし、更には玉子を半分に切った形とすることで流体力学的な抵抗も最小限にしていくという基本コンセプトを決定し、削っては試打、また削っては試打。

そうして3年もの歳月を経て、HAYABUSAは作られています。


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アイアンやウェッジの抜けというものを考えていくと、
ファルコン的には・・・


1.リーディングエッジを鋭角にして芝を切って抜けを良くする方法。

2.ソールを平坦にして芝の上を滑らすことで抜けを良くしていく方法。

3.ソールの接地面積を減らして抵抗を減らすことで抜けを良くしていく方法。

の、大きく分けて3つの方法があると考えています。


1.の”切る抜け”はスクープソールなどの少し古めのアイアン等に代表されるものですが、ウェッジなどではリーディングエッジを鋭角にしつつバウンスを持たせることで、切った後の抜けを滑ることで補うというHYBRIDなウェッジなどもありますね。

この場合のメリットとデメリット。
メリットとしては割と製作しやすいという点と、見た目にもコンベンショナルなので、多くのゴルファーが好む顔に作りやすいという点があります。
芝目としては純目の場合はそれほど多くの芝を切ること無く抜けは良いですね。逆目の芝の場合は切っていく芝も多くなっていくので、多少の抵抗はありますが、芝を切っていく気持ちよさみたいなものも味わえます。
特にダウンブローに入れていってターフをガッツリ取る打ち方の場合は気持ちよくトーフを取れますから、気持ちよさはなかなかのものです。

一方でデメリットとしては、チャックリやざっくりをしやすく、また比較的刺さることも多いということが上げられるでしょう。


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イメージとしてはこんな感じです。

最近ではチャックリやざっくり、刺さることも怖いので、リーディングエッジが鋭角なクラブは大分少なくなったように感じています。
昨年2,000本以上のMOIマッチングをやってきて、こうしたソールのものは全体の1%にも満たないくらいです。




2.の滑る抜けはボーケイやクリーブランド、三浦技研なども取り入れている方法で、昨年MOIマッチングをおこなったものの99%を占めるのでは無いかというくらいに普及しています。

ソール形状としては幅が広く、割と平らな部分が多いのが特徴で、サンドウェッジなどはバウンス角を稼ぐためにソールに段が出来ているものや前方だけ平らになっている場合もあります。

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割と平らな50度(三浦MG-S01Tour)

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バウンスを稼ぐために前方が平らになっている56度
(三浦MG-S01Tour)

この形状のメリットは、1のようなコンベンショナルな見た目の印象を持たせつつ、チャックリやざっくり、刺さりにくいという事。
そして滑らすことで純目の場合の抜け感は非常に良くなります。逆目の場合は少し引っかかりますが、それでもリーディングエッジは1.の芝を切る場合と違い丸めてありますから、逆目の場合でも1.ほどの抵抗は無く、抜けていくこととなります。

また、練習場や硬い地面などでもリーディングエッジが丸くなっていることで、引っかからずに滑って抜けていってくれるのがこのソールの特徴と言えましょう。




そして最後に登場するのが3.の接地面を少なくする抜けです。

この考え方を取り入れたソールがHAYABUSAのファルコンソール(命名:今野一哉プロ)です。この考え方自体HAYABUSAが初めてですので、このソールを採用しているのはウェッジ全体の0.00001%にも満たない超レアなソール形状と言えます(笑)
某有名メーカーにHAYABUSAのサンプルをお渡ししていますので、もしかしたら採用されるかもしれませんけどね(^^


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ファルコンソールの特徴はとにもかくにも丸いことです。
面で接地して滑らせて行くソールと違って接地する部分が丸いことで点になり、その分接地抵抗が軽減されるという基本設計なのですが、応用として丸みのカーブ自体もニワトリの玉子を半分に切った形とすることで、よりスッポン!!と抜けるようにしています。

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ね?

玉子の形状というのは、狭い子宮からスッポン!と抜けるために最も合理的な形。
そのため点で接地しないような柔らかい芝やバンカーの砂など、ソールの形状に沿って変化する抵抗にも有用です。
スポーツカーや新幹線の先頭車両が空力を考えて作られているように、HAYABUSAのソール形状も流体力学の考え方を取り入れたソールになっています。


リーディングエッジも2.の滑らせるソール以上に真ん丸に丸くなっていますから、余程左足上がりのライで余程ダウンブローに入れない限りチャックリもざっくりもしませんし、ソールが刺さることもありません。

一方でデメリットですが、ゴルフショップの硬い床やゴルフ練習場のすり減ったマットの上では座りが悪いです。また、硬い練習場のマットの上で打っても、2.の滑るソールとの抜けの違いは感じられません。
座りが悪いのは面で支える1.や2.のソール形状と違い、点でしか接地しないため。
ただし、硬い所で座りが悪くても実際の芝の上では西川のムアツふとんのように点で多くの部分をさせてくれますし、バンカーなどでもキチンと座りますので、実際の仕様に際しては気になる部分では無いと思います(バンカーの中でソールさせることもありませんし)。



え?特許?商標?
確かに良いアイデアですし、実際の性能も抜群ですが、流体力学的な知識があれば誰でも考えられれる形状ですし、今後ファルコンソールが広まっていったとしてもMOIマッチングのように、一定以上の技術と考え方がないと作れない訳ではありません。
それに広まっていったとしても、私が初めてこのソール形状を製品化したという事実はもう業界内では知れ渡っていますから、その名誉だけで良いです(^^;;

もし現在HAYABUSAソールを研究して製品化しようとしている某メーカーさんが特許を取るのであればそこに連名で・・・なんてことも思ったり思わなかったりしては居ますけどね(^^;;



という事で、このファルコンソールのHAYABUSAを購入できるのはBoseIronFactoryだけです。
MOIマッチングされていない方に対しても販売をはじめましたので、気になる方は是非ご利用くださいね(^^
試打用も近々複数ご用意しますので、お待ち下さいね(^^



追記です。

もうひとつ大きなデメリットを忘れていました(^^;;
HAYABUSAのソール形状は全くの新発想で前例が無いので研磨するのにとんでもない技術と手間暇が必要なんです。

そのため一般的なウェッジと比べると3倍以上の製造費になってしまい、価格だけ見ると馬鹿みたいに高くなっています(^^;;
でもそれ以上の性能はあると信じておりますので(^^;;

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MOIマッチングはやらないけど、HAYABUSAウェッジは欲しい。

そんな方、稀にいらっしゃるのかな?と思っていたのですが、実は結構いらっしゃるようです。


今までは量産なんて程遠い状況でしたから、MOIマッチングをなされた方に対してのサービスの意味合いでHAYABUSAウェッジは作っておりましたが、ここに来てようやくおまたせしていた皆様のバックオーダー分が解消出来る見込みが立ちました。


そういう訳で、MOIマッチングをまだやったことはないけれど、HAYABUSAウェッジを使ってみて、そこからMOIマッチングにご興味を持って頂くということもやり始めようかと考えております。

もちろんMOIマッチングされてHAYABUSAをご購入いただきました方と同じ価格や仕様では申し訳ないので、価格も仕様も変更させていたいております。
(とは言いましてもHAYABUSAの性能はそのままですのでご安心ください)


今までAW/SWの2本セットのみでやらせていただいておりましたが、今回の一般発売にあたり、1本づつでの販売とさせていただきます。
また、価格に関しても多少の利益が出る価格設定とさせていただいておりますのでご了承ください。






※一般発売と言いましても、1本1本ファルコン自身が最後の研磨を行ってからメッキ掛け致しますので、ご購入から1ヶ月~2ヶ月程度のお時間はかかります。
また、現在在庫しておりますヘッドが無くなり次第、現状のHAYABUSAノーマルバージョン及びHAYABUSALimitedForgedの一般販売は取りやめます。
(現在廉価版の開発をしておりますので、廉価版に移行していきます)

HAYABUSAウェッジに関して書いてみようとおMOIます。


HAYABUSAの抜けの秘密はフルレングスに渡って玉子を半分に切ったような丸いソール。

ソールの中に平面を全く作らず、これでもか!!というくらいに丸くすることでソールが接地する部分を面でも線でも無く点にしたことでソールの接地抵抗を極限まで減らして究極の抜けを実現した。ということに尽きます。

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ではここからナイショのお話です。

いつものようにパスワードはアレです(^^;;続きを読む

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