ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: ゴルフの困ったちゃん

世の中にはいろいろと困った方がいらっしゃいまして・・・・。

困った方をご紹介しましょう。

1.勝手に商標を使っておいて指摘されたら逆ギレする方。
まぁ、言わずもがなですね(^^;;


2.工房に突然いらっしゃって、お客様からお預かりしたクラブを(勝手に)素振りする方。
あなたのクラブも勝手にさわっても良いんですか?


3.スイングバランスが出ていないとキレる方。
弊社はスイングバランスでの組上げは一切行わないので、キレられても・・・。


4.3と同じ方ですが、返品すると言って空箱を送ってくる方。
それって取り込み詐欺ですよ。


5.クレジットカード詐欺をする奴。
まぁ、犯罪ですし、こちらは一切泣き寝入りはしませんので、震えて眠りなさい。


6.持ち込みのグリップがベトベトするからとクレーム入れる方。
送られてきた時からベトベトでしたよ。


7.雑誌やWebで見たことを自分の知識のようにひけらかしながら要求してくる方。
そもそもその事が正しいとは限らないです。


8.自分だけ特別だと思っている方。
こうした方、結構多いです。一日に何度もメールが来て、すぐに答えないとお怒りになったり、自分だけ早く仕上げろみたいな事を言ってきたり。
出来る限り努力しますけど、そういう方のせいで他のお客様の作業が滞ります。
自分さえ良ければいいということでは無く、他の方への配慮もお願いします。


9.作業内容を全て事前に説明を求めてくる方。
ばらしてみないとわからないこともありますし、作業のやり方、内容はその都度最善の方法を考えた上で行います。
バランスだけ出していれば良いというところでしたら工程を説明するのも簡単ですが、MOIマッチングの場合ほぼ全てのクラブでやり方を(少しづつ)変えていかなければ出来ません。
事前に全てご相談しなければいけないであれば、返事が来るまで作業はストップしますので、事実上不可能です。


10.シャフトやグリップ等手配してから作業キャンセルされる方。
これはもう言わずもがなですね(^^;;


11.シャフトやグリップをネット格安店で値段調べて値切ってくる方。
その格安店でやればいいんです。BoseIronFactoryはこのために2,000坪の土地と家と工房その他の投資を行っていますので、格安店と価格で対抗しようとは思っていませんし、出来ません。そしてもちろんどの程度の価格で格安店がやっているかも知っていますので、わざわざお知らせいただく必要もありません。
こちらとしてはそれ以上の付加価値を付ける作業をしていますので、その付加価値に価値を見出だせない方はBoseIronFactoryでやる意味がありません。



12.長さの指定、スイングバランスの指定等々される方。
スイングバランスの指定は一切お受けしておりませんが、長さに関しても基本的に「おおよそこのくらいだったら嬉しいなぁ」という程度の指定しかお受けできません。
適正なMOIにするために、最後は0.1mmまでこだわってやっておりますので、基本的にはお任せください。決して悪いようにはしませんので。


13.自分の子供だけ特別扱いしてほしい方。
8番とかぶりますが、こっちのほうが更にたちは悪いですね。研修生やゴルフ部など、プロを目指している(目指させている)親御さん、しかもお父さんに多いです。
やってくれないなら「ゴルフやめる(お父さんのほうです)」と言ってくる方もいましたが、申し訳ないけど、特別扱いは出来ませんししません。
プロゴルファーの仕事でも出来ないものは出来ないとしか言えませんから。




ん~、思いつくままに書きなぐってしまいましたが、まだまだありそうで怖いです(^^;;

今回はこのくらいにして、また、大声で叫びたくなったら書くこととしましょう(^^;;







だいぶ以前のお話になりますが・・・。

「ウチの子はゴルフの才能あるので○○さん(大手クラブメーカー名)からサポート受けてクラブ頂いているんです。当然BoseIronFactoryでも無償でMOIマッチングやってくれますよね?」

というお願いをされたことがありました。


弊社と致しましては、アマチュアのサポートは一切行いませんし、プロゴルファーでもかなり厳格な検討をさせて頂いた上でサポートを行っております。

例えば、「ウチの子、才能あるのでスタインウェイ・アンド・サンズのグランドピアノください」と言ってスタインウェイがピアノをくれるとは考えにくいですし、「ウチの子、才能あるのでストラディヴァリウスのヴァイオリンをください」と言ってもらえることはありません。

同様に「弟子屈で味楽という寿司屋やっているので包丁をください」と包丁のメーカーに言ってももらえると思いますか?←実際に味楽さんは絶対にそんな事言いませんけどね(笑)

くださいと言ってもらえるのは平野レミさんがレミパンもらえるくらいで、お医者さんが「使ってやるから電子メスください」なんて言うことも無いし、画家が筆や絵の具を買わずにもらうという話も聞いたことがありません。

でもゴルフの場合、宣伝のためのプロサポート以外に「ください」といったことは数多くあります。

なんかおかしいと思いませんか?


当然工房を経営してそれなりの認知度も出てきた私でさえも、「使ってやるから工具タダでください」なんて言ったことも思ったことも無いですし、試打用ヘッドもシャフトもメーカーさんが送ってくれる場合(ほとんど無い)を除いては基本購入しています。
HAYABUSA等の弊社オリジナル製品を作る際も荒鍛造をいくつも購入しています。

これらは設備投資であったり、仕入れであったりするので当たり前ですが、それでもまけてくださいといった形では未だに多く来ます。

やはりゴルフ業界はちょっと特殊みたいですね(^^;;


仮に弊社に技術が無く、時間だけは潤沢にあったとして、そうした場合にはアマチュアの方でもサポートするかもしれません(実際にはありえませんが)。
ただそうした場合であっても、そうした親御さんはお子様が無事プロになったらBoseIronFactoryみたいなところは早々に見捨てられて大手メーカーとクラブ契約をするでしょう。
そういう小さなメーカー、工房さんをたくさん見ていますので殆どの場合はそうなると思われます。

そうなった場合、我々弱小にはホント目も当てられない悲劇です。

持ち出しで製品を無償支給して、ようやくプロになってかけた費用に対して多少の宣伝効果が期待できると思った瞬間に裏切られるのです。
残るのは大きな赤字と、不信感だけです(泣)
果たしてそのことはゴルフ規則の最初に書いてあるマナーに準じたものと言えるのでしょうか?


そんなことから、BoseIronFactoryではアマチュアに関してのサポートは行いませんし、プロのサポートに関してもかなり厳密に検討した上でサポートさせてもらっています。
簡単に言うと私が惚れ込んだプロというのが条件かな。
もちろん成績や将来性などは最低限の部分をクリアしている必要はありますが、プロとしての人柄とプレイスタイルに惚れた人でないと基本サポートは行いません。


都内の有名店にも知らないプロから「使ってやるからPXGのクラブ支給してくれ」と言った事があったようですが、そうした非常識なことは弊社としても致しませんので、どうかご了解頂きたく。


プロなどからのご依頼で多いのがグリップの裏挿しです。

先日もツアーベルベットラバーでの裏刺しをご希望のプロがいらっしゃいましたし、敬愛するタケ小山プロなどもツアベルの裏挿しです。

裏挿しの利点は短く持った時にロゴが親指にかかりにくくて良いとか言われていますが、アマチュアの方で裏挿しにするのは結構な確率でカッコいいからということではないかと思います(^^;;

でも、ちょっと待ってください(^^;;

ツアーベルベットラバーなどの同一素材、同一リブのグリップでしたら表でも裏でも良いのですが、ND-MCCなどの異素材を組み合わせたグリップで前後のリブデザインが変わっている場合というのは、グリップする時の指の位置等々を設計に取り入れているからこそ変えているんです(^^

IMG_1063
ND-MCCは左手部分がコード、右手部分がラバーで前後でデザインが
違います。

IMG_1062
こちらはAKIRAのハーフコードグリップ。
裏半分にだけコードが入っています。


そうした点では、プロゴルファーのご依頼で裏挿しなのはツアーベルベットラバーが圧倒的に多く、次にツアーベルベットコードなどですから、やっぱりプロはそうしたことを分かった上でグリップも挿しているのかもしれませんね。



前後でパターンが違ったり、素材が違ったりするグリップを、単にカッコいいからというだけで裏挿しにすると分かっている人が見たら笑われるかもしれませんから、ご注意くださいね(^^;;


(某メーカーのカスタムだと裏挿しが原則ということになっているようですが、グリップのことをもう少し勉強する必要がありそうですね)

プロ支給品に対して多くの方が誤解されているようですので、無駄なお金を使わないためにも違う目線から再度書いてみましょう。

まず、プロ支給品専門店というところもあるのにはビックリです(^^;;

もちろんプロ支給品はプロに支給するものですから、一般アマチュアに販売するのはダメです。
そのためにシリアル付けて販売しているわけですが、当然メーカーは販売用に卸すことはしませんので、入手経路は「横流し」と言われる経路となります。

ツアーサポート関係者から入手とか、プロ関係者若しくはプロ本人から入手するというパターンです。

正規ルートとしてはプロがチャリティーなどの目的で自分のクラブを売るということもありますが、商売としてやっている人達はそうした経路では高額すぎることと、商売ベースで数が入ってこないのでそういった正規ルートでは仕入れることはありません。



正規で卸していない製品ですから、まずもって入手経路自体が業務上横領から始まる訳です。

更に言うと支給品の所有権はほぼ100%メーカーに留保されている(貸し出されてるだけ)ので、他人のものを勝手に売っているということでもあります。

購入を検討している方は、まずその点をお考えになってみてください。


仮にそんなの関係ねぇとプロ支給品を高いお金を出して購入したとしても、先のブログに書いたように特別に作られているわけでもありませんから、プロ支給品の性能が必ずしも素晴らしいというわけではありません。

プロ支給品のオークションを見ても、プロ支給品専門店(横流し専門店)のWebSiteを見ても、性能が良いとはどこにも書いてありません。
そりゃそうです。市販品と同じ作り方で同じように作っているんですから(^^;;


ロフト・ライの誤差が無いから精度がいいとか書いてある場合もありますけれども、表示ロフトが9.5度でリアルロフトが9.7度とかって市販品を測っただけですもの・・・。




ちなみに、本当の本物のツアースペックのスタジオキャメロンでしたらツアーパタードットコムで入手可能です。
ツアーパタードットコムはツアー支給品の横流しでは無く、本物のキャメロンのスタジオパターの販売を行っており、ツアー支給品と全く同じキャメロンや一般市販では出てこないツアークオリティのパターをキャメロンスタジオとの太いパイプで正規ルートで入手したパターの販売をやってますから、安心して購入できますよ(^^

まぁ、結論から言っちゃうと、BoseIronFactoryでMOIマッチングすればプロ支給品以上のクオリティでお渡ししてますので・・・。

おしまい。チャンチャン(^^;;



というわけにもいかないので、具体的に書いていくと・・・

実際に何が違うのかと言うと、見た目ではシリアルが入っていたり塗装やマークがちょっと違ったりということになりますね。

性能面・機能面での違いは全くありません。

では何故そうしたプロ支給品が出てくるのかというと・・・、


1.全くの市販品にシリアル付けたものを支給する場合。
ヤフオク等で売られた時にシリアルふっておけばシリアルからどこのバカが横流ししたか分かる。見つけ次第サポート中止ですが、旧製品を取り巻きにプレゼントしたら横流しされたと言い訳するのがパターンです。


2.開発途中の試作品を使ってもらう場合。
一部のトッププロ若しくは開発に協力してくれたプロのみ。これが本当のプロ支給品になりますが、ルール適合でないと意味ないので、開発が終了して量産試作になったものしか支給はせず、開発途中のものは100%回収しますので、横流しされるものは性能面では市販品と全く変わりません。


という感じですね。

声を大にして言いたいのは、
プロ支給品が特別だということは全くありません。ということ。
その部分を誤解されている方、結構多いですね(^^;;



実際に横流しされるのはヤフオクがほとんどですが、プロ支給でヤフオクを検索すると
スポーツ別(123)
ゴルフ(93)
野球(16)
テニス(11)
サッカー(3)
という結果が出てきます。

プロ支給



ゴルフが圧倒的に多いのは、プロ野球に比べてプロゴルファーの数が多いということもあるでしょうが、プロ支給という言葉に一般ゴルファーがいかに弱いかということも言えるのでは無いでしょうか?


ここまで書いても、
「いやいや、プロ支給品は実際凄いんだよ。特別なんだよ。実際にぶっ飛びだし。」

という方もいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
それは特別ということでも無く、凄いということでもなくて、たまたまフィットしていただけです。

プロだからドライバーのロフトは絶対に8.5度じゃなければいけないということでもなく9.5度や10.5度を使うプロもたくさんいますし、11.5度の人だって居ます。
そうしたスペックがたまたまフィットしただけですし、プロ支給というプラセボ効果もあります。



まぁ、そうしたことに未だに騙される人がいるので、市場原理としては仕方ないですけどね(^^;;

そうそう、ゴルフフェアで思い出したので書きますね(^^;;

「うちの子、才能あるのでタダでMOIマッチングしてください」とか、
「うちの子、才能あるのでタダでクラブを支給してください」というバカ親、たまに居ます(笑)

そういう親って、プレイフィーもレッスン代も、ウエアもボールも、交通費も試合の参加料も、泊まる時のホテル代も食事代も全部タダにしてもらっているのでしたらまだタダで支給してくださいとかタダでMOIマッチングしてくださいと言ってきても分かるんですけど、そのことをお聞きすると他のことにはキチンとお金払っているみたいなんですよね。

では「何故クラブだけタダで?」って聞くと、「クラブは一番お金かかるから」という訳分かんない答えが返ってきます。

はっきり言います。
「何で私がタダ働きせにゃならんのですか?」

お宅のお子さんに才能があるのか無いのかなんて知らないです。

そもそもレッスン料や交通費にはお金払うのに、ゴルフクラブにはお金を支払わない理由が分からないです。




ヴァイオリニストを目指している子供にストラディバリのヴァイオリンを与えたいからってストラディバリに「タダでヴァイオリン作ってくれ」という親が居たのは聞いたことはありませんが、プロゴルファーを目指している子供のために「タダでゴルフクラブを作ってくれ」という人は何故かいるんです。


料理人を目指している人が、包丁職人に「タダで包丁作ってください」という人もいません(レミパンを除く(笑))。

同様に私も、工房の道具にはお金をかけますし、全て設備投資として購入したものです。


仕事で使う道具に良いものを求めるのは当たり前ですし、その道具を作る仕事をしている人もたくさんいます。

だいぶ前のゴルフフェアで、「うちの子、才能あるのでタダでMOIマッチングしてください」というバカ親が居たので、思いましました(笑)



大手ゴルフメーカーなどは宣伝のためにプロに支給したりしていますけれども、ごくごく一部のトッププロを除いて支給されるクラブはジーパーズで売っているものと同じです。←ここを勘違いしている人も多いです。
それも1セット供給して何百何千という販売に繋がる見込みがあるからですしね。



つまるところ、スタインウェイを使いたかったら河合楽器に頼むのではなく、スタインウェイに頼むしか無いんですね。

まぁ、スタインウェイのピアノであっても調律=チューニングをしていなかったら、意味ないですけど、ピアニストだったら調律師にキチンと調律料金は払いますよね?

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