先日もBoseIronFactoryで岩城滉一さん用のFWを組み上げておりました。
当然R-SOLEはファルコンのソールチューニングで、スプーンとクリークどちらもソールチューニングを施してあります。(次にご一緒にラウンドする時から使うそうですので、しっかりと球筋を見極めて再調整するかもしれませんが)
RODDIO FWの凄いところはほぼ8年経っても全く性能に陰りが見えないところで、現在販売している全てのメーカーのFWと比較しても、依然トップクラスの性能という部分です。
以前RODDIOの開発の方ともお話したのですが、RODDIOのコンシェルジュショップからは「新しいFWを!!と求める声は多いものの、現状のFW以上の製品を作るのがなかなか難しいとのことです。
ファルコン自身もクラブ開発をしていますから、その際に求めるのは「既存製品を全てに於いて超えること」です。
そのために多くのアイデアを出し、検証し、テストし、修正を繰り返して製品を作っていきます。
「全てに於いて超える」と言っても、既存製品の性能チャートが100として101にするのはそれほど難しい事ではありません。
ですが、101ではなく105や110にするには、5倍や10倍では済まず、二次曲線的な作業や労力やアイデア等々が必要になってきます。
HAYABUSAウェッジやHAYABUSA Ironもそうなのですが、既存の製品を大きく超える革新的な製品を作ってしまうとそれを超えるにはもの凄い大変なんです。
RODDIO FWにも同じ事が言えると思います。
ですので、RODDIOの開発者が現在のFWを超えるFWを作るまで、私は「新しいFWは出ないの?」と聞くことは無いです。
とんでもないFWを作ってしまったと一番分かっているのは、他の誰でもないRODDIOの開発者なのですから。