ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

HAYABUSA Ironついに発売!!
マッスルバックアイアンの常識を覆す優しさと美しさで大好評を頂いております。

MOIマッチングを伴わない作業はどんなにお金を積まれたらやりますが、あまり積まれなければ(縦に立たない限り)やりませんのでご了承ください。
MOIマッチングのご依頼・お問い合わせはseabose@me.com
までお願い致します。

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HAYABUSA Iron(番手モデル)

通常のHAYABUSA Ironは見た目の精悍さと逆にキャビティ並みに優しく、且つコントロール性もある事で非常に好評なのですが、マッスルバック形状を元としているためにどうしても難しいイメージが先行してしまう方もいらっしゃいます。

そのためBoseIronFactoryではJCM-03CAVITYもラインアップしているのですが、やはりHAYABUSA Ironの直系でのアイアンが欲しいと言う声が高かった事も事実です。

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JCM-03CAVITY

また、よりシニアや女性などにもより安心してお使い頂くためにも、更に優しいモデルを求める声も大きくなってきています。


そのためHAYABUSA形状でのより優しいアイアンをここ数年考えていたのですが、なかなか元となる鍛造が見つからず、イチから作る事も考えつつ、私自身も悶々とした日々を過ごしていたのですが・・・。



ようやく見つかったんです( ´ ▽ ` )ノ


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HAYABUSA PC Ironの試作モデル

しかもポケットキャビティです。
一般的に軟鉄鍛造をポケットキャビティとする場合は、ポケット部分を後から溶接して付けるのですが、このポケットキャビティは溶接では無く、高い技術力が要求されるCNCミルドによるポケットです。
ソール幅も広く、フェースも大きいので構えた際にとても安心感があります。

また、グースもある程度取ってあるので、グースから安心感を受ける人も多い。
(グースに関しては捕まりが良くなると言う考え方もありますが、個人的に理論的に捕まりが良くなるとは考えてはいません。安心感という面のほうが強いです)

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HAYABUSA PC Ironの試作モデル(7番)

この鍛造の場合、ソールの厚みも十分にあるので、HAYABUSA Ironのアイデンティティであるバックフェースの窪みも十分作る事が出来ます。
ポケットキャビティで既に十分なミスヒットに対しての寛容性は有りながら、更にバックフェースの窪みを設ける事によって、上下だけで無く左右のミスヒットへの寛容性も現状考えられるアイアンでMAXと言える寛容性があります。

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HAYABUSA PC Ironの試作モデル(PW)

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HAYABUSA PC Ironの試作モデル(5番)

試打は順調に進んでいますが、飛距離も優しさも、そして打感もとても良い形で進んでいます。

また、このアイアンはタケ小山プロの戦友である浦東塾長にも試打して頂き、共同開発という形で進めて行くアイアンとなります。




まだ最終的に決定したわけではありませんが、HAYABUSA PC Ironの番手構成は以下の形で考えています。
4~PWの7本に加えて、ストロングロフト設計ですので、ギャップを埋めるGWの全8本。
6~GWまでの6本が基本セットで、5番と4番はオプション設定。

今野プロモデル番手刻印Gと012含
画像はHAYABUSA PC Ironに使う予定の番手の刻印です。
番手刻印のフォントにも拘りを持つのがBoseIronFactory流ですね(^^

まだまだ試作とテストを繰り返して行きますが、今年中に何とか発売開始出来るよう開発を進めておりますので、皆様ご期待下さい!!

RODDIOのNEW FWに関しては10回くらいブログで書いてもまだ書き足りない位の凄さなんですが、クラブMOIマッチング的な観点からも凄いのがRODDIO FWなんですね。

例えば・・・ドローバイアスソールなんですが、


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前回のブログ記事でも書いた通り、重量が88gでゴムブッシュ入れて91gとニュートラルソール、アンチフックソールの92g(ゴムブッシュ入れて95g)とは4g軽く作られています。


これを見た時に、ニヤッとした方はクラブMOIマッチング理論の事も良くお分かりなのかもしれません。

と言うのも、これってクラブMOIマッチング理論通りなんです。

しかもソールというスイングの支点から一番離れたソールの重量ですから、この部分の軽量化は非常に効果的。
RODDIOさんにはクラブMOIマッチングの理論を詳細に説明している訳ではありませんので、理論として軽量化をしたと言うよりは感覚的・経験則的なところから軽量化となったのかとは思いますが・・・。


ヘッド(ソール)が軽くなると、その分クラブMOIは下がり振るために必要なチカラも少なくなります。
振るために必要なチカラが少なくて良いと言うことは、振り遅れる事も無くなります。

振り遅れが無ければフェースローテーションもしっかりと出来てボールにコンタクトするので、ドローになりやすいと言う訳です。


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ドローバイアスソールのゴムブッシュを取ったもの


BoseIronFactoryとしては当然分かっていた事ですので、前のFWの時から既に同じ考えでソールのチューニングを行っていたのですが、RODDIOが純正の形でドローバイアスソールを作ってくれたのは非常に助かりますね(^^


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BoseIronFactoryのソールチューニング(87.5g)
(ちょっと見た目が悪くなってしまったので、売り物では無く取ってあるものになります)


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こちらが標準のソール(92g)

以前より実際にこうしたソールチューニングを行っていますので、今回のRODDIOのソールがドロー、アンチフック、ニュートラルの3つとも効果が大きいのはよく分かります。

しかも、私の削ったソールが87.5gで標準ソールが92gと、ドローバイアスソールとその他のソールでほぼ同重量というのもRODDIOの本気度合いというか、BoseIronFactoryの思惑通りというかで、とても興味深いものがありますね(自画自賛が過ぎる・・・(笑))



RODDIO製品のご依頼はRODDIOの事を知り尽くしているBoseIronFactoryまで!!

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いよいよ発売が近づいてきたRODDIO NEW FWに関してRODDIOの大ファンでもあるBoseIronFactoryが考察していきます。

一言で言ってしまうと痒いところの全てに手の届いた改良なんですが、結構マニアックに細かいところまで見ていきます。

今回は一番分かりやすいソールに関してです。
今までのFWも今回のFWもなのですが、RODDIOのFWのキモと言えるのがソールの構造と重量(重心)の設計です。

まずは実際に測ってみましたので、ご覧ください。

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スプーンのボディ実測値は107.6g

対してソールプレートの重量の実測値は、
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91gでした。

測ったのはドローバイアスソールで標準で88g、ゴムブッシュの3gを入れて91gですので精度的にも非常に高く作られていますね。
なお、ニュートラルソールとアンチフックソールだと4g重く92gになります。
ここに重量調整用のスクリューが3つ付きますので、1.5g✕3つの軽いチタンスクリューの場合で4.5g、重いタングステンスクリューの場合で10.5gの重量が追加され、タングステンの場合ではソールプレートで101.5g(NソールとAHソールだと105.1g)となります。

RODDIO FWの凄いところは実はこの重量配分にあるんですね。

ニュートラルソールAHソールでタングステンスクリューを使った場合でのボディ本体とソール周辺の重量配分はほぼ5:5。
5:5の重量配分だからソールプレートでの弾道のコントロールが可能となりますし、5:5の重量配分だから超低重心となり、球も上がりやすくなるんです。

とても良く考えられた構造なのですが、前作のFWも重量配分的にはNEW FWと非常に近い考え方で作られています。
ただ、前作のFWの場合はソールプレートの重量の配分で弾道をコントロールしていく事はあまり大々的に公開していませんでしたし、調整幅もNEW FWに比べると狭かったので、今回のNEW FWではもっと大々的に言っても良いのかなとは思っています。

今回のRODDIO FWはもの凄く調整幅の広い素晴らしい素材なので、私達にとっては調理のし甲斐があるFWになっています。
ですが、FWの製作意図を深くくみ取って組み上げないと買ったは良いけれど全然合わないFWになる事もあると言うある意味(組み上げる者にとっては)非常に難しいFWです。
クラフトの技術に長けたコンシェルジュショップでしか販売出来ないので、そのあたりは大きな問題は無いでしょうが、ショップによっては一発でフィットする組上げが難しい場合もあると思われますので、少しずつ自分仕様にカスタマイズしていくFWともいえるでしょう。

次回はFWソールによる弾道コントロールの考え方に関してMOIマッチング的な事も含めて考察していきます。


今日もいくつか海外からのご注文を頂いたのですが、その中の1つがフランスのベルギーやルクセンブルクの国境近くへのお届けです。

フランス



弟子屈からお届け先までの直線距離で8,922km、飛行機で行っても22時間以上、交通費だけでも230,000円位はかかると言う。
フランスだけど
8922km


弟子屈の郵便局からEMSで送るのですが、多分弟子屈で一番海外に荷物送っているんだろうなぁとも思います。
それにしても23万円かかる所を数千円で送って頂ける配送のシステムって凄いですよね(^^
弟子屈みたいな地方では観光や特産品、酪農や農業で外部から収入を得る事が多いですが、観光産業のように実際に現地に来てお金を落として頂くだけでなく、弊社のように海外に積極的に製品をアピールして海外からも収入を得ると言う方法もアリだと思います。
季節や天候に左右されないというのは、観光中心にチカラを入れてきた弟子屈にとって、もの凄いメリットですし。

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もちろんそれには製品自体に海外でも十分以上に通じる競争力があることが条件ですが、弟子屈にはそれだけのポテンシャルがあるからこそ、私のような者でも十分通じるモノがつくれるのですから。

8,922kmの距離、無事に届いてお客様のゴルフが素晴らしいモノとなりますように。

Another very individual quirk of the Hayabusa irons is the lack of individual iron numbers on the clubs, instead Matsubara has opted to engrave the lofts on the sole. Again, as a feature of individuality, I love this touch, although I must say it takes a little getting used to remembering the correct loft of the club you intend to pull. At this stage I should tell you that I was sent a full set from 1-iron to pitching wedge, so looking into your bag and seeing a knife-like blade staring back at you with 14˚ engraved on the sole is a little intimidating!

In terms of the performance, I was suitably impressed with the Hayabusa irons. The careful shaping of the sole has really paid off, and despite being very narrow, they glide effortlessly through the turf which is a lovely sensation.

I was expecting a soft feel based on what I read, and they didn’t disappoint. A buttery yet deep impact feel greets well-struck shots, but make no mistake about it, you can certainly feel when your strike is less than perfect which I would both expect and hope for in any bladed iron. What I will say, however, is that despite the very apparent change in feel on misstruck shots, the performance in terms of distance didn’t suffer too badly, which I would imagine is a testament to the effectiveness of the indentation on the back in increasing MOI.

They were as workable as anyone could ever need and a practice session on crisp, links turf, manipulating ball flights high and low, left and right, was an absolute joy. As you will see from the images, the 1-iron (sorry 14˚) is a pretty intimidating prospect down behind the ball but was far more manageable than I’d anticipated. It produced some absolute bullet flights for me and I was seriously impressed with the distance output.

Bose Iron Factory Hayabusa Iron

(Image credit: Future)

Testing golf equipment is always fun, and there are some fantastic products out there, but once in a while you come across something that offers just a little bit more, and that’s what I feel about the Hayabusa iron. Not only do you get a stunning, unique aesthetic, strong feel, and performance, but I felt a genuine sense of joy using these beautifully crafted tools. You can feel the craftsmanship and personality in every strike and I thoroughly enjoyed testing them. I could 100% happily game the Hayabusa iron, but my dilemma is that I am terrified of marking up and ruining something so perfect, which has left them in a bag next to my office desk for the last couple of weeks. While I wrestle with that problem, I would implore you to take a look at the Bose Iron Factory website for some of the most interesting products in the game. 

Bose Iron Factory Hayabusa Iron Review

    

Irons expert Joe Ferguson puts these extraordinary-looking clubs through their paces…

Photo of the Bose Iron Factory Hayabusa Iron
(Image credit: Future)
GOLF MONTHLY VERDICT 

The Hayabusa irons are some of the most beautifully crafted irons I have come across. From a visual perspective, the individuality of these irons shines through, but the performance stacks up too. The exceptionally soft feel, coupled with a touch more forgiveness than a “standard” blade due to the unique design, makes the Hayabusa iron a fantastic option for players looking to move away from more familiar mainstream manufacturers.

REASONS TO BUY
  • +

    Beautifully finished, unique aesthetic

  • +

    Excellent profiles at address

  • +

    Outstandingly soft feel

REASONS TO AVOID
  • -

    I had to think quite hard about lofts to make sure I was pulling the right club out!

Having been fortunate enough to have recently tested the JCM-01 0-iron from Japanese artisan club builders Bose Iron Factory, I was extremely excited to hear that a full set of its Hayabusa irons were on the way to my house. Looking to sit alongside some of the best blade irons, the Hayabusa has some stiff competition in this category, so let’s see how they fared…

Photo of the Bose Iron Factory Hayabusa Iron

(Image credit: Future)

Starting with the technology story, master craftsman Falcon Matsubara has forged the Hayabusa iron from extremely soft SS400 steel, and the very unique indentation on the back of the head is designed to increase MOI by spreading weight to the perimeter, creating a cavity back-level of forgiveness in a blade package. Furthermore, the sole design has been specifically shaped to eliminate flyers and improve turf interaction with a very rounded leading edge.

Bose Iron Factory Hayabusa Iron

Sole of the 7-iron

(Image credit: Future)

From a visual perspective, I think these irons are staggering. In hand, the quality of the finish is nothing short of perfection. I might be in danger of overstating this, but to me, they are almost closer to individual pieces of sculptural art than golf clubs. The less is more approach to the engraving and paint fill is always welcomed by me, there is just something about leaving engravings unpainted that gives off a classy, premium vibe to my eye at least. I will say, however, that the indentation on the back won’t be to everyone's taste. For example, one of my fellow gear testers at Golf Monthly, Sam De’Ath wasn’t taken by this unusual shaping at all, but I felt that despite being very different, it added to the bespoke, intriguing personality of the iron, and the type of character shopping in the lesser known, crafty, artisan underworld of club manufacturing is likely to welcome this level of individuality.

Down behind the ball, I would defy any blade lover not to be smitten with the Hayabusa iron. Every single head profile is excellent, with a terrifyingly slim top line and barely a hint of offset, they are exactly as I would want them to be. They have a very straight leading edge and frame the ball beautifully.



BoseIronFactoryの試打用のHAYABUSA Ironです。
シャフト違い、クラブMOI違いで5セットを用意しています。
IMG_0686 (映り込んでいるねこはヤマトさんですw)
試打用の貸出し期間は1週間から10日程度と他のメーカーさんより少し長めに設定しています。
長めの貸出し期間としているのは、実際にコースで使ってもらわないと良さが伝わらないため。
試打会などに消極的な理由もそれが理由です。
ドライバーなどはティーグラウンドでティーアップして使いますから練習場でも問題ありませんが、BoseIronFactoryの主力製品であるアイアンやウェッジはゴルフ場の芝やバンカーで使うクラブです。
試打会はゴルフ練習場で行われますが、練習場はそのほとんどが人工芝です。
ライも平坦でラフも無く、人工芝自体も擦れて短くなっていたり人工芝の下にゴムマットはあるもののその下はほとんどがコンクリート。
実際にアイアンやウェッジを使うシチュエーションとは全く違うんです。
ぶっちゃけますと、練習場や計測器だけで高い性能を発揮するクラブを作るのは簡単です。
実際のゴルフコースのように千差万別のライだったり気象条件だったりする事はありませんから、練習場や計測器のある人工芝のことだけを考えればOKです。
フライヤーもしませんし、雨で濡れることも少なく、抜けに関しても人工芝の短い芝丈のこと、硬い地面(?)のことだけを考慮すれば事足りるからです。
BoseIronFactoryが北海道に拠点を構えているのは、そうした画一的とも言える練習場や計測器だけでのクラブ開発では無く、様々なライで、一定では無い気象条件の中で、テストし開発するため。
限りなくイギリスやスコットランドに近い気候、しかも冬の間は生粋のどさんこですら「絶対に住みたく無い」とまで言う厳しい冬ですから、本場イギリスやスコットランド以上にタフで強い芝が育ちます。
そうした厳しい芝の上で鍛え上げられたHAYABUSA Ironやウェッジですので、練習場ではその良さの1/10も伝わりません。


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実際にコースで打ってみて、様々なライ・シチュエーションで試打してはじめて分かるように設計していますので、試打される方は是非実際のコースでお願い致します。

ワンレングスアイアンのデメリットはクラブが長く?(ロングアイアンに)なるに連れて飛距離が伸びず飛ばなくなる事です。ボールも上がらず良くてもライナー性の当たりになり、悪いと全く球が上がらずにゴロになる事もあります。

デシャンボーのようにコンスタントにドラコンのトッププロ並みの60m/s程度のヘッドスピードが出せるのであればキチンとロフトなりの弾道で飛ぶので問題はありません。

ですが、ヘッドスピードが40台の日本人では、ロングアイアンになるに連れて飛ばなくなります。

現時点でデシャンボーにクラブ提供をしているAvodaのサイトにも下記のように書いてあります。

Traditional variable length sets pose challenges for achieving consistent ball striking due to the unique setup and swing required for each club. On the other hand, same-length irons address consistency issues but may introduce challenges for players with slower clubhead speeds.」
これを日本語訳すると、
「従来の可変長セットは、各クラブに固有のセットアップとスイングが必要なため、一貫したボールストライクを実現することが困難になります。一方、同じ長さのアイアンは一貫性の問題に対処しますが、クラブヘッドのスピードが遅いプレーヤーには課題をもたらす可能性があります。」

と言うことですが、「クラブヘッドのスピードが遅いプレーヤーには課題をもたらす可能性があります。」という部分が「ヘッドスピードが速くないとロングアイアンで飛ばなくなる」と言うことですね。

デシャンボーがワンレングスを取り入れる前の2014年、BoseIronFactoryは既にワンレングスアイアンのテストクラブを作り、多くの人に打ってもらって検証をして来ました。

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今でもワンレングスアイアンの事を書いた記事は購読数でトップ記事となっていますので、お読みになった方も多いと思いますが、リンクを貼っておきますので、読んでいない方は先にご覧ください。


ワンレングスアイアンにするメリットは「各クラブに固有のセットアップとスイングが必要」無くなると言うことですが、「固有のスイングが必要になる」と言う部分はクラブMOIマッチングで解決出来ます。
ワンレングスアイアンのヘッド重量は全て同じ重量ですので、シャフトも同じ長さにした場合、クラブMOIも同じになります。
一方で私達のクラブMOIマッチングでは、シャフト長を変えていってもクラブMOIは同じにしていくので、固有のスイング自体が必要無くなり、全て同じスイングでOK。

しかも、ロングアイアンになるにつれて飛ばなくなると言うのはヘッドスピードが遅いと言うのがその原因ですので、シャフトを長くする事で解決出来ます。
すなわち、スイングも変えること無くヘッドスピードも長くなるに連れ上がりますので、ワンレングスアイアンで問題となっていた部分も可変長クラブ(普通の0.5インチ刻み)のクラブで問題となっていた部分も解決するのがクラブMOIマッチングです。

なお、クラブMOIマッチングで唯一解決出来ないのは(長さが変わるので)固有のセットアップが必要になる。と言う部分です。

ですが、セットアップに関してもボールを置く位置が身体から0.5インチ分遠くなると言うだけで、長い番手だから左足よりにするとか、短い番手だからボールを右足よりに置くといった事はほとんど必要無くなります。

ボールを置く位置で球の当たり具合を調整するのが、クラブMOIマッチング以外での考え方ですが、クラブMOIマッチングを行えばボールの当たり具合はクラブMOIを統一する事で自動的に統一されていくので、ボールを置く位置はクラブ長の差分0.5インチ分だけで良いのです。


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HAYABUSA Ironのレフティモデル。
右利き用と同じく基本的にロフト表示のモデルとなっていますが、番手表示モデルも制作可能です。

ロフト表示モデルも番手表示モデルも基本的に受注生産モデルとなりますので、発注を頂いてから1ヶ月半程度のお時間を頂きます。


少数の生産のため、右利き用モデルよりは若干お高くなってしまいますが、HAYABUSA Ironならではのミスヒットに強く、フライヤーしにくいと言った性能はもちろん踏襲しておりますので、ご安心ください。


ちなみにレフティモデルのTRAVIL専用ヘッドも作れます。
右利き用でも番手のTRAVIL専用ヘッドというのも可能ですので、お気軽にご相談ください!!

既に日本国内での発売は開始しておりますので、レフティの方でもHAYABUSA Ironの凄さを是非ご堪能ください!!


BoseIronFactoryのシャフト抜き機は削り出し(CNCミーリング)で創られた非常に強力なもので、クランプ長も標準的なシャフト抜き機の1.5倍はあるのですが、よりシャフトに優しくするために別に自作クランプを2つ追加しております。

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今日は昨日までの怒濤の忙しさが一段落したため、自作クランプから市販のクランプに付け替える作業をしておりました。

治具と言うほどの物ではありませんが、こうした作業に必要なものに対しての拘りもBoseIronFactoryの品質の一部です。




※クラブMOIマッチング、HAYABUSA Iron、HAYABUSA Wedge、JCMシリーズや0番アイアン、RODDIO製品等のお問い合わせはお気軽にseabose@me.comまでお願いします。

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