一時期は全く聞かなくなっていたのですが、最近になってまた聞くようになって来たプル角。
プル角というくらいですから、角度の事なのでしょうが、プル角の計測方法はもちろんのこと、実際にプル角が何度なのかということも見たことが無いという。
全くもってミステリアスなのがプル角なのです。
構えた時に被る角度、逃げる角度という事でもあるようですので、では実際に構えて見てみよう!!と言うことでやってみる事に。
こちら逃げ顔になっているアイアンです。
かなり逃げてますね・・・。これじゃあスライスイメージしか湧きませんし、実際に打ったらドスライスになるでしょう。
一方で・・・。
見つけましたよ超かぶってる顔のアイアンです。
いやぁ、凄い左向いてます。
おそらくこれは鍛造が収縮してこんなかぶり顔になったものだと思われます。
これだったら逃げ顔とかぶり顔でのプル角の差は10度位の差が開いているかもしれません。
ということで測ってみると・・・。
すみませんでしたm(_ _)m
この上下の写真、1本のアイアンを逃げ顔とかぶり顔に見えるように写真を撮る角度を変えただけなんです。
1本の普通の顔のアイアンでも写真を撮る角度によってここまで違って見えます。
プル角って結局はオカルトみたいなもので信じる人が信じるのは否定しませんが、実は・・・(小声)
鍛造が収縮してかぶったというのも眉唾で、仮に万が一収縮してフェースがかぶったとしても、フェース面を平滑にする研磨は(当たり前ですが)鍛造が終わって常温になったあとで行います。
この平滑にする研磨は人の手では無くて、機械によって行われる機械加工です。
超強力なサンダーで真っ平らにしちゃいますので、このように光の反射もまっすぐなものになります。
熱収縮によってかぶる方向に収縮するのであれば、フェース左右の凹だけでなくフェース上下も当然凹面になりますから、光の反射も真っ直ぐな直線にはなり得ません。
更にはスコアラインをプレスで入れる場合、プレス型を凸型にする訳も無く平滑なプレス型となります。プレス自体も数百から千何百トンというすごい圧力で入れますから、そこでもフェース面の平滑化に貢献していることも事実です。
更に、スコアラインを彫刻(ミーリング)で入れる場合やスピン量アップのためにフェースミーリングなどを行う場合には5/1000ミリといった非常に制度の高い基準で平滑化されます。
もちろんこれらの工程は全て鍛造時に熱した温度が常温に下がった状態で行われますので、熱収縮が万が一あるとしても熱収縮が完全に終わったあとでの工程となります。
こうして考えていくと、「鍛造は熱収縮でかぶってプル角がつく。」という事自体があり得ないお話ということになりますね。
まぁ、最初にあげた写真のように、1本のクラブでも見方によって変わるので、嘘とまでは言いませんが誤解されていることは確かなようです。
プル角というくらいですから、角度の事なのでしょうが、プル角の計測方法はもちろんのこと、実際にプル角が何度なのかということも見たことが無いという。
全くもってミステリアスなのがプル角なのです。
構えた時に被る角度、逃げる角度という事でもあるようですので、では実際に構えて見てみよう!!と言うことでやってみる事に。
こちら逃げ顔になっているアイアンです。
かなり逃げてますね・・・。これじゃあスライスイメージしか湧きませんし、実際に打ったらドスライスになるでしょう。
一方で・・・。
見つけましたよ超かぶってる顔のアイアンです。
いやぁ、凄い左向いてます。
おそらくこれは鍛造が収縮してこんなかぶり顔になったものだと思われます。
これだったら逃げ顔とかぶり顔でのプル角の差は10度位の差が開いているかもしれません。
ということで測ってみると・・・。
すみませんでしたm(_ _)m
この上下の写真、1本のアイアンを逃げ顔とかぶり顔に見えるように写真を撮る角度を変えただけなんです。
1本の普通の顔のアイアンでも写真を撮る角度によってここまで違って見えます。
プル角って結局はオカルトみたいなもので信じる人が信じるのは否定しませんが、実は・・・(小声)
鍛造が収縮してかぶったというのも眉唾で、仮に万が一収縮してフェースがかぶったとしても、フェース面を平滑にする研磨は(当たり前ですが)鍛造が終わって常温になったあとで行います。
この平滑にする研磨は人の手では無くて、機械によって行われる機械加工です。
超強力なサンダーで真っ平らにしちゃいますので、このように光の反射もまっすぐなものになります。
熱収縮によってかぶる方向に収縮するのであれば、フェース左右の凹だけでなくフェース上下も当然凹面になりますから、光の反射も真っ直ぐな直線にはなり得ません。
更にはスコアラインをプレスで入れる場合、プレス型を凸型にする訳も無く平滑なプレス型となります。プレス自体も数百から千何百トンというすごい圧力で入れますから、そこでもフェース面の平滑化に貢献していることも事実です。
更に、スコアラインを彫刻(ミーリング)で入れる場合やスピン量アップのためにフェースミーリングなどを行う場合には5/1000ミリといった非常に制度の高い基準で平滑化されます。
もちろんこれらの工程は全て鍛造時に熱した温度が常温に下がった状態で行われますので、熱収縮が万が一あるとしても熱収縮が完全に終わったあとでの工程となります。
こうして考えていくと、「鍛造は熱収縮でかぶってプル角がつく。」という事自体があり得ないお話ということになりますね。
まぁ、最初にあげた写真のように、1本のクラブでも見方によって変わるので、嘘とまでは言いませんが誤解されていることは確かなようです。