ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

November 2023


グッドデザイン賞の2次審査時に作ったHAYABUSA Iron TRAVILシャフトがもの凄く良いんです。
飛距離も今までのシャフトよりキチンと出るし、方向性もバッチリなのですね。
駄菓子菓子、TRAVILシャフトってその構造上組上げにかなり気を使うシャフトでもあり、クラブMOI出しも難しいシャフトなんです。
HAYABUSA Ironヘッドとの相性自体はもの凄く良いので、クラブMOI出しもしやすいTRAVIL専用のHAYABUSA Ironヘッドを作ります(そんなんは小回りしか効かないBoseIronFactoryでなければ出来ないし)。
完全受注生産(1ヶ月半~2ヶ月程度)。
価格は通常のHAYABUSA Ironヘッドより750円アップの27,000円(税抜き、ヘッド1個あたり)
シャフト・グリップ込みで1本あたり41,500円(税抜き)
5(26度)-PW(46度)の6個セットが基本で1~4番まではオプション設定。
6本セットですと249,000円(税抜き/5~PWの6本)
今回はシャフトまで込みの価格設定としますので、標準グリップはSTM G-REXを設定し、他のグリップへの変更もOK。
もちろんクラブMOIマッチング工賃込み価格で、クラブMOIマッチングは絶対です。
弊社ショッピングサイトで明日12月1日から受注開始としますので、是非皆さんご検討ください!!


だいぶ以前より開発をはじめていた今野一哉プロモデルですが、先日の関東遠征(グッドデザイン賞の受賞展示と受賞式の出席のため)の際に今野プロとの打ち合わせをし、新たなアイデアが出てきたので、再度進められるようになりました。

ここ数日は通常のクラブクラフト、冬を過ごすための準備、その他事務作業などを日中に行い、プロモデルを進める作業は夜~夜中に行うと言う、そこそこ多忙な日々を過ごしています(^^


今日は今野プロモデルの開発のやり方を、実際の開発途中のヘッド写真と共にご紹介しますね(^^


IMG_6541

まず1枚目は今野一哉プロモデルの試作第一号。
綿密な打ち合わせを経て作った試作第一号ですので、今野プロからはほぼほぼOK(90点)の評価を頂いていたのですが、90点では私が納得しないので更なる進化と先日の再打ち合わせで出てきたアイデアを元に再試作のために研磨しました。

IMG_6542

研磨したのはネックとソールです。
ソールはよりフラットにし、バウンスを少し高く。
ネックは第一号試作よりもソールに近い部分を削り、ソールと合わせてよりシャープで座りの良い形状にしました。

通常でしたらこの状態で試打しても良いのですが、BoseIronFactoryは100点ではなく今野プロの予想の上を行きたいので、そのまま実戦で使えるところまでやるんです。
実戦と同じ形での試打でないと、良い物は作れませんから。

IMG_6543

これでノーメッキなんです!!
今野プロモデルは鏡面メッキになりますので、表面hツルツルピカピカです。
当然ミラーメッキしたのと同じ表面でないと芝との抵抗が増えてしまいます。
まぁ、もちろん誤差の範囲ではありますが、誤差の範囲と言えどもそこは私が納得しませんから(笑)

で、本日の作業はここまで。と言いたいところですが、明日また試打をするので、今(25時30分)から組上げをします。

IMG_2364_R

この鬼ラフの写真はBoseIronFactoryの工房の横にある試打スペースの写真です。

IMG_2150

こちらの写真はBoseIronFactoryの試打スペースの全体像の写真です。

IMG_2962

こちらの写真の左奥の建物(左の木の横)がBoseIronFactoryの工房兼倉庫となっている建物で、試打スペースから撮った写真になります。

このように工房直結で天然の洋芝の試打スペースがあるので、試打をして改善点があればすぐに工房に戻って研磨や組上げが出来るんです。
そのためHAYABUSAシリーズ等の開発は試打して、研磨、また試打して研磨という作業を何十回も繰り返して行っていますし、1日で5回くらい研磨~試打をする事もあります。

大ががりな研磨はヘッドを外して行いますが、ソールの多少の変更くらいでしたらシャフトを挿したままでも可能ですからね(^^
ただ、研磨すると当然軽くなりますし、研磨しすぎると取り返しがつきません。
なので、研磨する量や開発の初期段階や開発後半等々で変わって来ますが、1日5回程度が限界なのです。

しかしながら、試打スペースを同じ敷地に持たない他メーカーでは試打して改善点があっても改善する研磨をして、また試打が出来る状態になるまでにどんなに早くても数日はかかります。
数日で1回試打して、また研磨に数日と言うスパンになってしまう。
それなのに毎年新しいクラブを発売すると言うのは本当に大変だと思います。
その部分はやはり開発に専念できる大メーカーとBoseIronFactoryのような1人でやっているメーカーとの差があるのでしょうが、1人でやっているからこそ、こうした環境での開発は大切だと思いますし、1人でやっていてもこうした環境のお陰で大メーカーと肩を並べるアイアン・ウェッジが作れるのだと考えています。

IMG_2885

(今年は雪が降るのが遅いので、まだもう少しの間、思いっきり試打できます)

The HAYABUSA Iron Good Design Award winning commemorative model has reached a limited number and is now discontinued.

Please note that we are unable to reserve items for those who have already made inquiries.

Please note that it is possible to engrave the standard model. In that case, the plating will be regular nickel satin plating, and name plates etc. cannot be attached.

IMG_6521
IMG_6522
Also, please note that the price will be the normal price.


HAYABUSA Ironグッドデザイン賞受賞記念モデルは限定数に達したため、終了となります。

既にお問い合わせ頂いている方に関しましてもお取り置きは出来かねますので、ご了承ください。

なお、通常モデルに刻印を入れることは可能です。
その場合メッキも通常のニッケルサテンメッキになり、ネームプレート等もお付けする事は出来かねます。
また、価格も通常の価格となりますことをご了承くださいませ。

↑このページのトップヘ