ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

January 2024

「番手ずらし」って聞いた事ある方もいらっしゃるかと思います。

4番用を5番に挿す、6番用を5番に挿すと言った事を番手ずらしと言います。

4番用を5番に挿すと0.5番手程度柔らかくなり、6番用を5番に挿すと0.5番手ほど硬くなります。

硬くなる方向で番手ずらしをする事を「逆番手ずらし」と言うこともあります。


BoseIronFactoryお得意のTRAVILの場合、85と95はかなりお勧めなのですが、105と115になるに従いかなりハードになりますし、105と115の場合SとXしか無いので、一般アマチュアの場合少し困るのですが、105と115の重量帯でも、Sをチョイスして柔らかい方向に番手ずらしする事で非常に扱いやすく、且つ弾道もTRAVILの設計通りの弾道となりやすいです。


TRAVIL4
TRAVIL45
TRAVILは間違いなく素晴らしいシャフトなのですが、先端部が重くクラブMOIが高くなりやすい事(バランスも重くなります)、同じSでも95と105のハードさがかなり離れている事。
そうした少しばかり難しいキャラクター設定となっています。

ですので、TRAVILシャフトの性格をよく分かっている工房で行わないと、MCI BLACKのように設計通りの性能を引き出せずにかえって使いにくいクラブになりかねません。

そのあたりのことも良く考慮に入れて選ぶ事をしないと単に高くて使いにくいリシャフトになりかねませんのでご注意くださいね。

現在販売中のTaylorMadeのドライバーはミニドラを除くと全て460ccです。

TaylorMade直営のWebShopにあるM4~最新のQi10まで、バリエーションも含めて全て460ccです。
Qi10


Qi10だけでもMAX、無印、LSの3種類があり、ウィメンズのMAXも含めて全て460ccですし、ステルス2ステルス、グローレ、SIM2もM4も全て460cc。

同じ460ccの中でどうやってそれぞれの特徴を出しているかと言うと、その秘密はカーボンにあります。

ご存じの通り、カーボンは軽くて強い素材です。
そして最近のTaylorMadeはカーボンにとても強い会社。

軽くて強いから460ccのフルサイズで作ってもカーボンだけだったら120gもあれば460ccのフルサイズで作る事は可能。
と言うことは、190gのドライバーヘッドを作るとしても、70g程度の重量を自由に配置し、自由な設計が出来る。

また、460ccでディープフェースにするかシャローフェースにするかと言った部分も設計の自由度として大きなアドバンテージにする事が出来ます。

つまり、カーボン素材を多く使う事で、同じ460ccで形状も重心距離、重心深度、ヘッド上下左右のMOIも設計の自由度が増して、様々なキャラクターを持たせることが可能になってくる事になります。
ステルス2


但し、460ccだとどうしても重心距離は長くなりがち。
短重心に設計しても、あくまで460ccの中では短重心と言う事であって、300ccや350cc時代の重心距離にはなり得ません。
そこで304ccのミニドラだけは一応販売継続していると言うことになります。

ミニドラ
ステルスやSM2はどちらかというとアスリート向けでグローレは一般アマチュア向けのイメージですが、カーボン素材を積極的に取り入れることによって、こうしたキャラクター付けが行われているのが、今のドライバーです。

460ccですから、重心距離が長くなりがちでシャフト軸周りMOIはどうしても高くなりがちですが、そうしたキャラクター付けである程度ではありますが、対応していると言う形になりますね。


ファルコンの唯一の趣味はオートバイ(バイク)です。

一見何の関連性も無いように思われるでしょうが、バイクの知識や経験などからゴルフに活かせる事柄も多いです。

エンジンの性能を語る上で欠かせないのが馬力です。
馬力は回転数とトルクに係数をかけることによって算出され、10,000回転の時に7.1641kgf・mのトルクが出ていたら100馬力という形です。
馬力が大きい方がよりパワーがあり、加速も良くなる訳ですが(大雑把に解釈してくださいね)、このことをゴルフにあてはめると面白い事が分かります。

回転数はスイングスピード、つまりヘッドスピードですが、いくらヘッドスピードが出ていてもボールに当たり負けする場合はボールは飛びません。
例えば、ヘッドの付いていないシャフトをマン振りすると私でも70m/s程度のヘッドスピードが出ますが、それだけで300ヤードは飛びませんし、下手したら1ヤードも飛ばないかもしれません(笑)

逆に絶対に当たり負けしない位の重量級のヘッドが付いていたとすると、ヘッドスピードが70m/sは出ません。
(常識の範囲内の)ヘッド重量でヘッドスピードを出す事が必要となってくる訳ですね。

ヘッドの重量があってもキチンとヘッドスピードを出すために必要となるのがトルクです。
パワー(馬力と言う結果)を出すためにはスピード(回転数)だけで無く、ある程度のトルクも必要となってくるんです。

トルクが無いとクラブMOIの高いクラブはキチンと振りきる事が出来ません。
「クラブMOIが高いクラブは振るためにチカラが必要で、クラブMOIの低いクラブは振るためのチカラがそれほど必要では無い」と言う事はこのブログで何度もご説明していますが振るために必要なチカラ=トルクと言っても良いんです。


しかしながらゴルフに関して言うと、トルクはシャフトの捻れ具合の強弱を示す事が主流で、スイングに於いて(スピードだけで無く)トルクも重要と言った事は今まで誰もお話していません。

馬力 =トルク × 回転数 × 0.001396ですので、飛距離は回転数(ヘッドスピード)だけでは語れない訳です。

今野一哉プロもこのスイング馬力理論(仮称)は賛同してくれています(と言うか私が話したンですけどね)ので、近々にもこの考え方がメディアに出てくると思います。

こちらのブログでも馬力やトルクに着目した記事を増やして行きますので、ご期待ください。

2024年に発売を予定しているアイアンやウェッジのラインアップに関してのお知らせです。

先日もお知らせした通り、基本的に試打頂いてからの受注生産となりますが、一部製品ではその限りではございませんので、ご注意ください。

1月11日、それぞれの進捗状況から、発売時期及び試打用開始時期、価格の見直しを致しました(赤太字の部分)
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1.上記の写真のキャビティのモデル。
予約開始(試打用提供)時期:2024年4月下旬、発送開始2024年5~6月を予定。
ヘッド単体での予定販売価格18,700円/1個(5~PWの6個で112,200円を予定)

構えた時の見た目は、市販のどのマッスルバックよりも精悍でターゲットに対してもスクエアに構えやすいけれど、実際はハーフキャビティなので優しくて球も上がるモデルです。
ソールにはHAYABUSA Ironと同じ魔法をかけています(ファルコンソール)ので、ミスヒットしてもナイスショットしても縦の飛距離差はあまり出ません。
また、飛ぶフライヤーにも、飛ばないフライヤーにも強い設計になっていますので、 フェアウェイだけでなくラフからもあまり気にせずピンを狙って行ける設計となっています。


2.HAYABUSA Ironの番手表示モデル(バリエーションモデル)
→1月より販売予約を開始しました。試打用は1月下旬から開始予定です。
ヘッド単体での販売価格29,700円/1個(5~PWの6個で178,200円)

待望のHAYABUSA Ironの番手表示モデルです。
BoseIronFactoryですから、単に番手表示にするだけで無く、ストロングロフト化及び軽量化をすることでノーマルのHAYABUSA Ironよりもほぼ1番手分飛ぶ設計になっています。
ヘッドの軽量化は鉛を入れての調整としての軽量化ではなく、シャフトを少し伸ばしてミート時のヘッドスピードを上げるためです。
それによって、一部の方の間で今まで飛ばないと揶揄されてきたHAYABUSA Ironが他メーカーのストロングロフトアイアンにも負けない飛距離が出るようになりました。


3.HAYABUSA Ironレフティモデル
→1月下旬より販売予約を開始します。試打用は2月上旬から開始予定です。
ヘッド単体での販売価格29,700円/1個(5~PWの6個で178,200円)

BoseIronFactoryのファンであれば誰もがご存じで、BoseIronFactoryの技術の集大成とも言えるHAYABUSA Ironのレフティモデルです。
1番14度からPW46度までのフルラインアップで、右用のHAYABUSA Ironと同じくソール刻印はロフト表示。その他のロゴ刻印やソール形状(ファルコンソール)なども基本的に右用のHAYABUSA Ironと同一で見た目は単に左用にしただけと思われる形状ですが、そこはBoseIronFactoryのアイアンですので、レフティ用に見えないところに魔法をかけています。


4.今野一哉プロ完全監修モデル
予約開始時期:2024年5~6月、発送開始2024年夏を予定
予定販売価格:495,000円(3~PW、ウェッジ3本の全11本)

ゴルフ18やキッズゴルフクラブ代表で数々のメディアでも活躍するゴルフのコンシェルジュ、蝶ネクタイでも有名な今野一哉プロが実際に開発から関わって作ったプロモデルで、今野一哉プロも実際に使用します。
今野プロの意見も取り入れながら、BoseIronFactoryが培った数々のノウハウも取り入れていますので、プロモデルと言っても多くのゴルファーに最善となるよう開発中です。

3~PWの8本と、52度のAW、SWの58度はソールの形状別に2本が含まれる、全11本。
シャフトは今野プロの後輩が今野プロに使ってもらいたいと開発したフジクラのTRAVILシャフト。
グリップはお好みに応じて弊社取り扱いのあるグリップでしたら、どれでも選択して頂ける予定です。

全世界限定18セットのみの販売となり、蝶ネクタイロゴ及びご予約順のシリアルNo.が刻印されます。
また、今野プロモデルに関しましては限定セットのため、試打用のご用意予定はございませんので、ご了承ください。


5.HAYABUSAウェッジのバリエーションモデル
予約開始(試打用提供)時期:2024年7月下旬、販売開始2024年8月を予定。
ヘッド単体での販売は致しません。クラブ組上げ価格で37,400円程度の見込み

現在販売中のHAYABUSAウェッジは既に最高の抜けとフライヤーのしにくさ、チャックリザックリをしようとしてもほぼ出来ない、性能としてはもうこれ以上望むべくもないもの凄いウェッジだと自負しています。
これ以上の性能のウェッジの開発はほぼ無理であると思えるほどHAYABUSAウェッジの完成度は高いのですが、フェースの小ささやグースが全く無いため、これ以上無い位に優しいのに難しく感じてしまう方々もいます。
そこで、HAYABUSAウェッジのバリエーションモデルとしてよりフェースも大きく、優しい顔のHAYABUSAウェッジを開発しています。
まだ開発は始ったばかりですので、詳細は未定ですが、HAYABUSAウェッジのバリエーションモデルらしい、高性能で見た目もカッコ良いウェッジとしますので、ご期待ください。
なお、本製品に関しましてはロフトバリエーションを若干絞ることで在庫を持つ事を考えていますので、


6.HAYABUSA Ironのバリエーションモデル第二弾
予約開始(試打用提供)時期:2024年8月~9月、発送開始2024年10~11月を予定。
ヘッド単体での予定販売価格33,000円/1個(5~PWの6本で198,000円を予定)

マッスルバックの見た目で実はとても優しい現行のHAYABUSA Ironではありますが、見た目から躊躇してしまう初中級者に向けたバリエーションモデルです。
実はもう2年以上も試作とテストを繰り返しているのですが、アイデアと性能は抜群に良くても見た目があまり美しく無かったので、開発自体が滞っていました。
先日、見た目も含めたネガティブ面を解消する見込みがつきましたので、自分自身を奮起させる意味を含めここに発表致します。



なお、現行のヘッドは今後も販売を継続します。
どのヘッドもそれぞれのターゲットユーザーに対して最高と思えるヘッドとなっていますから、廃盤にするのは鍛造型がダメになるときだと考えています。

10K等のヘッドMOIに関して、「高ければ高いほど良い」とお考えになる方もいらっしゃるかと思いますがそうとは限りません。

高いほうが良いのであれば、TaylorMadeもPINGもMOIが高いモデルしかラインアップしないはずですが、両社ともMaxなMOIのモデルの他にも展開していますし、TaylorMadeなどは460ccの高ヘッドMOIが苦手な人にミニドラを発売していますし。


簡単に言ってしまうと「ひとそれぞれ」


ヘッドMOIが高いモデルが会う人と会わない人がいます。

ヘッドMOIが高いほうが合う人=リストターンをあまりしない人

ヘッドMOIが低いほうが合う人=リストターンを積極的に行う人

とも言えます。

ヘッドMOIが高いほうが合う人=大きいヘッドが問題無く打てる人

ヘッドMOIが低いほうが合う人=小さいヘッドのほうが合う人

とも。


もっと言うと、

ヘッドMOIが高い方が合う人=マッスルバックアイアンが苦手で、ウッド型のUTのほうが合う人

ヘッドMOIが低いほうが合う人=マッスルバックアイアンも問題無く打てる人(好きと言ってもよい)


人それぞれですから、一概に高ヘッドMOIのモデル=その人に合うモデルという訳ではありません。


では、なぜ合う人と合わない人がいるのかを解説します。


高ヘッドMOIの場合物理的にどのような状態かと言うと、ヘッドローテーションがしにくい状態です。
ヘッド左右MOIとヘッド上下MOIが高いと言う事は、打点がバラけても当たり負けしません。
当たり負けしない=高ヘッドMOIという事はシャフト軸周りのMOIも高いと言うことになりますので、リストターンによるフェースローテーションは非常にやりにくいと言うことになります。

高ヘッドMOIによるフェースローテーションのしにくさにおけるひとつの指標として重心距離の長さがあるので、参考にするのも良いでしょうね。


逆に低いヘッドMOIの場合はシャフト軸周りのMOIも低いと言うことになりますから、リストターンによるフェースローテーションも行いやすく、ヘッドをターンさせやすいと言う形になります。

但し、イマドキのドライバーはほとんど400cc以上ですから低いヘッドMOIと言っても高値安定の中での多少低めというだけです。
ですので私などは未だにパーシモンのドライバーが一番真っ直ぐ飛ぶ訳です。


ファルコン的には300cc弱、重心距離35mm未満、パーシモンと同じようなディープフェースのドライバーが理想ですが、どのメーカーもそうしたドライバーは作らないので、自分で作るしか無いのかもしれません(^^;;

(ロットの関係で最低300個は作らなきゃいけないので、販売見込みが立たないと作れないんですよね)

TaylorMadeやPINGの新製品が発表されました。

どちらも10Kと言ったMOIの数値を前面に押し出していますが、10K=100,000g-cm²と言うことですね。


ここで各メーカーのドライバーのクラブMOI値を計測した表を見て頂きたいのですが、

ドライバー
ほぼ全てのドライバーで2800kg-cm²を超えています。
10Kと同じ単位のg-cm²とすると、2800000g-cm²を超えると言うことになります。

平均すると2830000g-cm²程度となりますが、各社大きく宣伝している数値である10Kの280倍以上と言う事になります。


10K超えました!!スゴいでしょ!!というのは特に否定するものではありませんが、各メーカーとも280倍以上のクラブMOIの事は無視(理解していないだけと言う説もあります)して、些細なヘッドのMOIだけを取り上げてどうするの?

とはぶっちゃけ思っちゃうんですね。

このブログをご覧になっている皆さんはクラブMOIの大切さを良くお分かりになっていらっしゃると思うんですが、そろそろメーカーさんも気付いても良いのかなぁとは思います。

まぁ、クラブMOIはミスヒットした時の寛容性(優しさ)では無く、ミスヒットしにくくする数値なのですが・・・。


(ミスヒットしにくくなったらクラブがあまり売れなくなっちゃうので見ない振りしているのかもしれませんね)

2017年に書いた記事ですが、大切な検証をしていますので、再掲しますね。



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0.5度では写真でもほとんど見分けがつかないので、1度にしてみました。
ライ角が1度変わると25インチ(63.5cm)先で0.2インチ(5.08mm)変わっています。
1cmあたり0.08cm(0.8mm)変わることになりますから、1mで8mm、100m(109ヤード)で800mm(80cm)変わることとなります。
これが0.5度ですと半分になるので、ライ角が0.5度ズレていると100m(109ヤード)で40cmズレることになります。

では、5度!!ライ角を変えたものをご覧いただきます。


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ここまで変えるとさすがに球筋に影響が無いとは言えませんね。



ではファルコンが実際に使っている18度の2番アイアンでは・・・。


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ロフト18度の2番アイアンで5度ライ角を変えてもファルコンの腕でしたら全く問題なさそうです。
まぁ、5度も変えるとトゥが当たったりヒールだけが当たったりしてフェース方向が変わる可能性が高いので、ここまでズラす意味はありませんが・・・。


トーナメントを戦うプロですら、1度や2度のスイングのズレはあります。





こうして実際にズレるのですからライ角が大切なのは間違いありませんが、ほぼほぼフローしているライ角でしたらそれほど神経質になる必要は無いのかもしれません。

実際MOIマッチングをやろうとしている皆さんの中にはライ角調整をしている方もいらっしゃると思いますが、ライ角がきっちり合っていてもロングアイアンでは右に行き、ショートアイアンでは引っかけるのではないでしょうか?

だとすると、ライ角が方向性を決めると言うゴルフ業界の常識はあなたには当てはまらないのかも・・・。



続きを読む

フジクラのTRAVILの評判がもの凄く良いです。

実際に私も使っていますが、やはり価格帯の高さが気になるところですね。

で、その対応策も既に考えている訳ですが、まずはTRAVILの特性からお話しなくてはいけません。

スチールシャフトと比べてのTRAVILの特徴としては・・・

1.弾道が高く上がる!!

2.落下角度が鋭角!!

3.飛距離も(多少)伸びる!!

4.縦の距離感が統一される!!

5.横の方向性も統一される!!

と言った感じで良いとこずくめに見えるTRAVILなのですが、ここで少し落ち着いて考えてみると、短い番手ではこれらに関してはそれほど必要無いとも言えるわけです。

多くの人はアイアンセットとして考えた時に全てのシャフトやグリップ、ヘッドが統一されていて同じでなければいけないと考えがちですが、3~7番位がキャビティでそれ以降がマッスルバックというコンボアイアンや長い番手のシャフトがカーボンだったり、同じスチールでも軽いシャフトになっていたりするセットがあるのはご存じかと思います。
ですので、5番からのセットの場合、TRAVILを5~6番や5~7番に挿してそれ以降はMODUSにするとかがあっても良いんです。

この方法なら全て13200円のTRAVILにせずとも3~4本はお手頃なスチールシャフトにすると言った形に出来ますし、飛距離の階段も作りやすいです。

BoseIronFactoryでは行いませんが、クラブMOIマッチングしていないセットの場合にもある程度有用でしょうし、クラブMOIマッチングしたセットであるなら、よりキッチリと飛距離の階段が出来ます。

問題はTRAVILの特性上クラブMOI値が高く出る傾向がありますから、クラブMOIマッチングの知識や経験の無い工房だと、振り心地の流れがシャフトを変えた番手間でもの凄く大きくなることです。

このブログ読者の方はそのことはもう知っていると思いますので、それほどの問題は無いんですが・・・(^^;;


例えばTRAVILのどの重量帯のシャフトにした場合にどのMODUSシャフトにするのかと言った点はMOIに関するノウハウと知識が必要となりますので、その都度ご相談ですね。

もちろんMODUSでは無く、DGやKBSと言ったシャフトの場合でも振り心地や球筋の流れを鑑みつつとなりますので、その点に関しましては個別にご相談ください。

あ、明けましておめでとうございます。
2024年もBoseIronFactoryを宜しくお願い致しますm(_ _)m

今年は新製品ラッシュになりますよぉ~( ´ ▽ ` )ノ
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