クラブMOIマッチングのやり方自体に関しては、長さと重さを中心に作業していきますので、それだけを見ると複雑な作業ではありません。
但し、長さに関しては最終的に0.1mm単位、重さに関しては0.01gとなります。
もし、JCMO認定店以外のショップに頼む事を考える場合、長さや重量の精度はどこまで拘るかをお聞きになると良いかもしれません。
もしかしたら、そのショップの方がこのnoteを見ているかもしれませんから、実際に0.1mm、0.01gをどのような測り方で測っているか聞くのも良いと思います。
また、”なんちゃってMOIマッチング”をしているショップのほとんどはクラブMOIスケールでの測り方や計測する時の注意点を知らないショップが多いです。
ここでその測り方を書いてしまうと見て真似をすると思いますので書きませんが、正確なクラブMOI値を計測する事自体が本当に難しいですし、ノウハウが必要となります。
正確な測定方法を知らずにMOI値の測定をしても20kg-cm²くらいは平気で変わって来ます。
20kg-cm²と言えばクラブMOI検証(3)で書いた通りの2番手分に相当する違いです。
そんな大雑把な形で”なんちゃってMOIマッチング”しても効果が無いばかりか、MOI値もグチャグチャで使い物にならないクラブしか出来上がりません。
上記の動画は同じクラブ(TaylorMadeP790の8番)を測り方を変えて測ったものです。
2614.9kg-cm²が間違った測り方、2590kg-cm²が正しい測り方をした場合のクラブMOI値です。
全く同じクラブでも、測り方次第でこれだけ変わってくるのです。
25kg-cm²と言えばほぼ3番手分(3番アイアンと5番アイアン)に相当する差です。
”なんちゃってMOIマッチング”のショップでなんちゃってMOIをすると、クラブの振り心地が揃うどころか、下手したらPWが7番アイアンの振り心地となったり、7番アイアンが4番アイアンの振り心地になったりする事も考えられる訳です。
当然”なんちゃってMOIマッチング”のショップでなんちゃってMOIしたクラブであっても調整料金は必ず支払いますが、調整から戻って来たクラブは「スイングバランスで作られた吊しの状態のほうが良かった」と言うことにもなります。
私達としてもなんちゃってMOIで調整されたクラブで「クラブMOIマッチングはたいした事無いどころかかえって使えないクラブになる」といった評判が広まる事は絶対に避けたいですし、なんちゃってMOIで無駄なお金を使って欲しくは無いと言うこともあります。
また、実際にBoseIronFactoryやJCMO認定店に持ち込まれたクラブの中にはなんちゃってMOIで組まれたクラブが持ち込まれる事があるのですが、正直基本工賃の2~3倍のお金を頂いても割に合わない程酷いモノがあります。
もちろん通常通りの工賃でお受けしますが、なんちゃってMOIで工賃を支払い、JCMOでやり直しの工賃を払うと言うことを防ぐ意味でも、最初からキチンとしたクラブMOIマッチングが出来るJCMO認定店にご用命頂く事が大切だと考えています。
もちろん、JCMO認定店以外に素晴らしいクラブMOIマッチングが出来るショップがあるかもしれませんし、きっとあると思います。
ですが、JCMO認定店以外の技術や知識、ノウハウを私達が確認する手段はないので、こちらで責任の持てるJCMO認定店をお勧めするしか無いのです。
再度申し上げますが、BoseIronFactory以外のショップから私には1円も入ってきません。
その上でJCMO認定店を強くお勧めするのですから、それだけの意味があると言うことを念頭に置いて頂けるとよろしいかと思います。
JCMO認定店はこちらから!!
なお、BoseIronFactoryでのクラブMOIマッチングですが、比較的空いていますので是非BoseIronFactoryへ・・・(^^)v
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