ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ:MOIマッチング > MOIマッチングの理解を深める

ありがたい感想を頂きましたので、久しぶりに掲載させて頂きたいと思います。

~~~~~~~~~ここから~~~~~~~~~~

使用した感想ですが、専門的なことは説明が難しいですが、
そのまま感じたことを伝えます。

まず、練習場でSW→PW→9→7→DRを打ち
最初に感じたのは「あれ?」です。
朝一で今日一?
まっすぐ飛ぶんです。

まあまあ
練習場が調子良くてコースでは結果が悪いことは度々あるので
コースでどうなるのか試してみてからと思い
練習していない7Wでティショットしてみました。

打った瞬間、ミスった(やや先っぽ)と思い打球をみたら
まっすぐ飛んでます。
また「あれ?」です。

2打目UT4使用し、ショットしたところ
またまっすぐ飛んでます。

どこをどうやったらこんなになるのか
このMOIすごいなあ~と感じながら
こんな調子で1日終わりました。

また、気にいったことは
自分のスイングの悪いところがわかりやすいんです。
クラブに変な挙動をあたえると、その様な球筋がでます。

もっと早くMOIすれば良かったと後悔しています。
引き続き、これからもよろしくお願いいたします。


~~~~~~~ここまで~~~~~~~

こうした感想を頂けることが、クラブMOIマッチングをやっていて本当に良かったと思わせてくれます。

引き続き、良いクラブを作ると共に良いクラブに調整していきますので、宜しくお願い致します。

ロングアイアンが打てなくて、UTは打てると言う方は多いです。

その理由にロングアイアンは飛ばない、球が上がらないと言うのが多いと思います。

ではなぜロングアイアンが飛ばない、球が上がらないと言う現象が起きるのか?とUTと比較していくことで考えていきましょう。

まず、飛距離に大きな影響を与える要素としては、ロフトと長さが上げられます。


話題のQi10UT(レスキュー)とBoseIronFactoryのJCM-01BLADEを例に取るますね。

Qi10UT(3番)     ロフト:19度 長さ:40.75インチ(ヒールエンド) 

JCM-01BLADE(3番)  ロフト:20度 長さ:39.0インチ(60度法)

KY274_zoom_D
KY274_zoom_D2
JCM-01-01
JCM-01-02




はい。ロフトで1度、長さでは1.75インチの差があります。
ちなみにヒールエンド法と60度法ではドライバーで0.5インチ程度、UTでは0.25インチ程度ヒールエンド法のほうが長くなりますので、実際には2インチ違うと言うことになります。
2インチ変わったらアイアンで言う4番手分ですから、そりゃあ飛ばない訳です。

一方で球が上がらないと言う点では、クラブMOIが大きく関係してくるので、Qi10UTとの比較でMOIマッチング専用ヘッドのJCM-01BLADEを出してくるのはズルした事になります。
ですので、そこそこ一般的な某社ロングアイアンの3番を比較していきます。
ちなみにQi10UTのほうが実質2インチ長いので、仮に同じヘッドとシャフトだったとしたらクラブMOIは大幅に増加しますが、とりあえずその部分は目をつぶることとします。


Qi10UT(3番標準カーボンシャフト)  クラブMOI:2640kg-cm²

某社3番アイアン          クラブMOI:2720kg-cm²


80kg-cm²の違いと言えばおおよそ8番手分ですので、Qi10がPWとすると某社3番アイアンは3番アイアンの振り心地となります。
それでは球が上がらないのは仕方の無いところと言えます。


また、昨今のアイアンのストロングロフト化で3番アイアンからラインアップしているクラブも少なくなりました。
ですが、少なくなった3番アイアンのロフトをストロングロフト化してロフト差を3度ピッチや4度ピッチで設定すると3番アイアンで12度とかになってしまうので現実的ではありません。

例えば同じTaylorMadeのT790アイアンは3番から設定がありますが、3番アイアンでロフトが19度、4番アイアンでロフトが21度となっています。
通常で4度ピッチや3度ピッチですから、2度ピッチでは飛距離の階段は出来ません。
ちなみに4番と5番では2.5度ピッチ、5番と6番で3.5度ピッチ、6番と7番で4.5度ピッチですから4番も飛ぶようには設計されていませんね。



ファルコンの唯一の趣味はオートバイ(バイク)です。

一見何の関連性も無いように思われるでしょうが、バイクの知識や経験などからゴルフに活かせる事柄も多いです。

エンジンの性能を語る上で欠かせないのが馬力です。
馬力は回転数とトルクに係数をかけることによって算出され、10,000回転の時に7.1641kgf・mのトルクが出ていたら100馬力という形です。
馬力が大きい方がよりパワーがあり、加速も良くなる訳ですが(大雑把に解釈してくださいね)、このことをゴルフにあてはめると面白い事が分かります。

回転数はスイングスピード、つまりヘッドスピードですが、いくらヘッドスピードが出ていてもボールに当たり負けする場合はボールは飛びません。
例えば、ヘッドの付いていないシャフトをマン振りすると私でも70m/s程度のヘッドスピードが出ますが、それだけで300ヤードは飛びませんし、下手したら1ヤードも飛ばないかもしれません(笑)

逆に絶対に当たり負けしない位の重量級のヘッドが付いていたとすると、ヘッドスピードが70m/sは出ません。
(常識の範囲内の)ヘッド重量でヘッドスピードを出す事が必要となってくる訳ですね。

ヘッドの重量があってもキチンとヘッドスピードを出すために必要となるのがトルクです。
パワー(馬力と言う結果)を出すためにはスピード(回転数)だけで無く、ある程度のトルクも必要となってくるんです。

トルクが無いとクラブMOIの高いクラブはキチンと振りきる事が出来ません。
「クラブMOIが高いクラブは振るためにチカラが必要で、クラブMOIの低いクラブは振るためのチカラがそれほど必要では無い」と言う事はこのブログで何度もご説明していますが振るために必要なチカラ=トルクと言っても良いんです。


しかしながらゴルフに関して言うと、トルクはシャフトの捻れ具合の強弱を示す事が主流で、スイングに於いて(スピードだけで無く)トルクも重要と言った事は今まで誰もお話していません。

馬力 =トルク × 回転数 × 0.001396ですので、飛距離は回転数(ヘッドスピード)だけでは語れない訳です。

今野一哉プロもこのスイング馬力理論(仮称)は賛同してくれています(と言うか私が話したンですけどね)ので、近々にもこの考え方がメディアに出てくると思います。

こちらのブログでも馬力やトルクに着目した記事を増やして行きますので、ご期待ください。

10K等のヘッドMOIに関して、「高ければ高いほど良い」とお考えになる方もいらっしゃるかと思いますがそうとは限りません。

高いほうが良いのであれば、TaylorMadeもPINGもMOIが高いモデルしかラインアップしないはずですが、両社ともMaxなMOIのモデルの他にも展開していますし、TaylorMadeなどは460ccの高ヘッドMOIが苦手な人にミニドラを発売していますし。


簡単に言ってしまうと「ひとそれぞれ」


ヘッドMOIが高いモデルが会う人と会わない人がいます。

ヘッドMOIが高いほうが合う人=リストターンをあまりしない人

ヘッドMOIが低いほうが合う人=リストターンを積極的に行う人

とも言えます。

ヘッドMOIが高いほうが合う人=大きいヘッドが問題無く打てる人

ヘッドMOIが低いほうが合う人=小さいヘッドのほうが合う人

とも。


もっと言うと、

ヘッドMOIが高い方が合う人=マッスルバックアイアンが苦手で、ウッド型のUTのほうが合う人

ヘッドMOIが低いほうが合う人=マッスルバックアイアンも問題無く打てる人(好きと言ってもよい)


人それぞれですから、一概に高ヘッドMOIのモデル=その人に合うモデルという訳ではありません。


では、なぜ合う人と合わない人がいるのかを解説します。


高ヘッドMOIの場合物理的にどのような状態かと言うと、ヘッドローテーションがしにくい状態です。
ヘッド左右MOIとヘッド上下MOIが高いと言う事は、打点がバラけても当たり負けしません。
当たり負けしない=高ヘッドMOIという事はシャフト軸周りのMOIも高いと言うことになりますので、リストターンによるフェースローテーションは非常にやりにくいと言うことになります。

高ヘッドMOIによるフェースローテーションのしにくさにおけるひとつの指標として重心距離の長さがあるので、参考にするのも良いでしょうね。


逆に低いヘッドMOIの場合はシャフト軸周りのMOIも低いと言うことになりますから、リストターンによるフェースローテーションも行いやすく、ヘッドをターンさせやすいと言う形になります。

但し、イマドキのドライバーはほとんど400cc以上ですから低いヘッドMOIと言っても高値安定の中での多少低めというだけです。
ですので私などは未だにパーシモンのドライバーが一番真っ直ぐ飛ぶ訳です。


ファルコン的には300cc弱、重心距離35mm未満、パーシモンと同じようなディープフェースのドライバーが理想ですが、どのメーカーもそうしたドライバーは作らないので、自分で作るしか無いのかもしれません(^^;;

(ロットの関係で最低300個は作らなきゃいけないので、販売見込みが立たないと作れないんですよね)

TaylorMadeやPINGの新製品が発表されました。

どちらも10Kと言ったMOIの数値を前面に押し出していますが、10K=100,000g-cm²と言うことですね。


ここで各メーカーのドライバーのクラブMOI値を計測した表を見て頂きたいのですが、

ドライバー
ほぼ全てのドライバーで2800kg-cm²を超えています。
10Kと同じ単位のg-cm²とすると、2800000g-cm²を超えると言うことになります。

平均すると2830000g-cm²程度となりますが、各社大きく宣伝している数値である10Kの280倍以上と言う事になります。


10K超えました!!スゴいでしょ!!というのは特に否定するものではありませんが、各メーカーとも280倍以上のクラブMOIの事は無視(理解していないだけと言う説もあります)して、些細なヘッドのMOIだけを取り上げてどうするの?

とはぶっちゃけ思っちゃうんですね。

このブログをご覧になっている皆さんはクラブMOIの大切さを良くお分かりになっていらっしゃると思うんですが、そろそろメーカーさんも気付いても良いのかなぁとは思います。

まぁ、クラブMOIはミスヒットした時の寛容性(優しさ)では無く、ミスヒットしにくくする数値なのですが・・・。


(ミスヒットしにくくなったらクラブがあまり売れなくなっちゃうので見ない振りしているのかもしれませんね)

2017年に書いた記事ですが、大切な検証をしていますので、再掲しますね。



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0.5度では写真でもほとんど見分けがつかないので、1度にしてみました。
ライ角が1度変わると25インチ(63.5cm)先で0.2インチ(5.08mm)変わっています。
1cmあたり0.08cm(0.8mm)変わることになりますから、1mで8mm、100m(109ヤード)で800mm(80cm)変わることとなります。
これが0.5度ですと半分になるので、ライ角が0.5度ズレていると100m(109ヤード)で40cmズレることになります。

では、5度!!ライ角を変えたものをご覧いただきます。


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ここまで変えるとさすがに球筋に影響が無いとは言えませんね。



ではファルコンが実際に使っている18度の2番アイアンでは・・・。


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ロフト18度の2番アイアンで5度ライ角を変えてもファルコンの腕でしたら全く問題なさそうです。
まぁ、5度も変えるとトゥが当たったりヒールだけが当たったりしてフェース方向が変わる可能性が高いので、ここまでズラす意味はありませんが・・・。


トーナメントを戦うプロですら、1度や2度のスイングのズレはあります。





こうして実際にズレるのですからライ角が大切なのは間違いありませんが、ほぼほぼフローしているライ角でしたらそれほど神経質になる必要は無いのかもしれません。

実際MOIマッチングをやろうとしている皆さんの中にはライ角調整をしている方もいらっしゃると思いますが、ライ角がきっちり合っていてもロングアイアンでは右に行き、ショートアイアンでは引っかけるのではないでしょうか?

だとすると、ライ角が方向性を決めると言うゴルフ業界の常識はあなたには当てはまらないのかも・・・。



続きを読む

態度が悪かったり、スロープレーだったりで、強い割にはあまり人気があるとは言えないブライソン・デシャンボー。

デシャンボーと言えばワンレングスアイアンというくらいに有名ですね。

実はBoseIronFactoryでは、デシャンボーがアマチュアで頭角を現す前からワンレングスアイアンの研究と検証をしてきました。
ワンレングスアイアンは各番手ともに同重量のヘッドで同重量のシャフトを同じ長さで組んでいますから、クラブMOIは基本同じになりますから。
image
こちらが3-PWの8本のワンレングスアイアンで、2014年に製作したものです。

長さは全て37インチで、クラブMOIが高すぎないように、ヘッドの重量も考えた上で製作しました。


で、結果から言うと、ほとんどの人が、短い番手ではロフトからすると少し飛びすぎ、長い番手では全然飛ばないという結果になりました。
特に3番や4番などのロングアイアンでその差は顕著となり、3番に至っては多くの方のボールは上がらず、ゴロや低いライナーに近い球筋で、どう見てもヘッドスピードが足りないと言う結果でした。

飛距離の階段が上手く出来ないんですね。飛距離の階段が出来てこそのアイアンセットですから、これは致命的です。

ワンレングスアイアンが普及しない原因はこのことにあるのですが、では何故こうした結果になるのか?という事を考察していきましょう。

まず、クラブMOIは同じなので、原因はクラブMOIの違いによるものではありません。

普通のアイアンセットと違うのは、長さが同一であるということと、ヘッド重量も同一であるということです。


通常のアイアンセットの場合は、長さは0.5インチ刻みでヘッド重量は7g刻みです。
クラブMOIマッチングの場合は長さは基本0.5インチ刻みで、もう少しヘッドの重量差をつけることで同一MOIにすることが多く、重量差だけで難しい場合は0.1インチ程度の長さの差が出てきます。

ワンレングスの場合、番手が長くなっても長さも重量も変わりませんから、全てのクラブで同一のヘッドスピードになりますが、通常のクラブ、クラブMOIマッチングのクラブの場合、ロングアイアンになるにつれて長くなって軽くなることから、ヘッドスピードも上がります。

ロフトが立つに連れて、必要とされるヘッドスピードも速くなっていくので、ロフトに見合ったヘッドスピードが出せないワンレングスアイアンは上の番手に行くに従ってどんどん飛距離が出なくなってくるという訳です。


では、一般ゴルファーがワンレングスアイアンで飛距離の階段が出来ないのに、なぜデシャンボーは飛距離の階段が出来ているのかを考察していきます。

一般のゴルファーのヘッドスピードはドライバーでおおよそ40~42m/sといった所なのに対して、デシャンボーは60m/s程度です。
一般ゴルファーよりも1.5倍もヘッドスピードが速いデシャンボーなら、37.5インチのワンレングスアイアンでも飛距離差を付けるに十分なヘッドスピードがあります。

だからデシャンボーはワンレングスでも問題は無いのです。


ちなみに、そのデシャンボーですら、2021年のクラブセッティングを見ると6番からしかアイアンは入れておらず、4番5番はアイアン型のユーティリティです。
2020年の4番5番はかろうじてアイアンではありますが、専用設計されたユーティリティに近いアイアンになっています。

デシャンボーでさえ、4番5番を6番以降のアイアンヘッドとは違うものにしているということは、上記の考察が正しい事を推測させると言っても良いでしょうし、平均的なヘッドスピードの一般ゴルファーがワンレングスアイアンを使うのは危険であると言っても良いと思います。


ではワンレングスアイアンに未来は無いかというと、そうではありません。

BoseIronFactoryで一時期発売していたワンレングスアイアンはキチンとその点を考慮した上で設計しています。
それは、5~PWの通常の6本セットでは無く、5本セットでの販売という形で、5本それぞれのロフト設定を、25度、30度、35度、40度、45度と、通常の4度刻みではなく、5度刻みにすることでロフト差を付け、飛距離の階段を作るようにしたものです。

この設計はバッチリで、キチンと飛距離の階段も出来たのですが、何故現在は販売を取り止めている家というと・・・。


そこまでしてワンレングスで得られるメリットって、普段から行っているクラブMOIマッチングで得られるメリットと何も変わらないんです。
むしろヘッドの選択肢は限られてしまいますし、5度刻みのワンレングスの場合、ヘッドスピードが遅めな人は7~8ヤードピッチでの飛距離の階段、ヘッドスピードが早い人だと13~14ヤードの飛距離の階段になってしまうので段差が高すぎたり低すぎたりというデメリットもあります。
更には長さが同じなので番手を間違えることも頻繁に起こります。

そうしたメリットよりもデメリットの多い状況の中、クラブMOIマッチングという解決策のほうがやはり優れているということで、ワンレングスアイアンの発売は止めました。

ブライソン・デシャンボーが「ゴルフの科学者」を自称しているのに対して、私は「ゴルフの物理学者」を自認していますので、(売れるというだけで)ワンレングスアイアンは今後も基本的に作らないと思います。

平均スコア70台前半の今野一哉(こんちゃん=蝶首亭最高)プロがMOIマッチングをして平均ストロークで1.5打良くなった。

これを一般アマチュアの平均スコア80台や90台、100台のゴルファーなら3打とか5打、10打位に値するというくらいすごいことなんですね。



MOIマッチングを大したことないと思っている人がほとんどでしょうが、大したことなかったらこんな北海道の超ド田舎の辺境の秘境の地の涯で毎日20時間近く、ほとんど休みなしに働いて無いです(笑)

という事で、いただきました感想をば。


~~~~~~ここから~~~~~~

ファルコンまつばら 様

 

お世話になります。

○○県△△市の○○です。

 さて、忙しくてなかなかラウンドできない日々が続いていましたが、ようやくお盆に
行けましたのでその感想を。

まずは再調整していただいたアイアン。

今まで腕時計をつけてラウンドしていましたが、それが必要なくなりました。

と言いますか、腕時計をつけると振りづらくなってしまいました。

そういう調整をしていただいたんですね。

(ファルコン注:MOIマッチングは日々進化し、日々新しい発見があります。この方もスイングが進化し、当初のMOIマッチングでは少しばかり合わなくなってきた面もあると思われます。適正にクラブMOIマッチング®されたクラブの場合はMOIマッチングしたクラブ全てで同じような球筋の変化がありますので、日々進化していくMOIマッチングのノウハウによって再調整させていただきました)
 

何も考えずに振ると、フック系の球筋は変わらず曲がり幅がめちゃくちゃ小さくなり
ました。

なんだかかっこいい球筋(俗にいうドロー?)で、上手くなったのかと錯覚してしま
うほどです。

相変わらずスライス系の球は打てませんが、フック系なら曲がり幅を(大まかに、で
すが)コントロールできちゃいます。

事実ラウンド中も暴れることは一切なかったです。

たまに出ていた、力みからくるセカンドOBももちろんゼロ。

曲がり幅の計算できるクラブでのラウンドは本当に楽しいです。

結果を心配することがないですからね。

ショットには心の安らぎが大切ですから。

 

1回だけちょっと距離稼ごうととマン振りしてみたのですが、かなり強めのフックが
出ました。

OBにはならなかったのですが、気分的に7割スイングぐらいが一番きれいなドロー
で方向性が安定する感じがします。

やはり欲はかかず、力抜いて楽に打っていくほうがいいですね。

ファルコン様の調整はそんなことも教えてくれるんですね。

(ファルコン注:基本ストレートにすることが多いMOIマッチングですが、この方の場合は強いフックからドローに変わるように再調整を行いました。ただし、マン振り基準では調整はしません。何故ならば毎回同じようにマン振りは出来ませんし、18ホールマン振りを続けることは無理がありますので。そこで7割程度で力を抜いた安定したスイングを基準に調整します) 
 

次に新たにMOIってもらいましたドライバーです。

ラウンド前の練習場が初打ちでした。

懸案だったダッグフックは出ません。

が、やっぱりフックが強め。

そろーりと当てにいっても強めのフックが出ていました。

で、ヘッド先に鉛ちょっと貼っていい感じのドロー系に。

自分には難しめのヘッドでしたね、これは。

(ファルコン注:正直言ってここに関しては私の調整ミスです。少し迷ったのですが、もう一つの考えの方で調整するべきだったのかと思います。お送りいただければ、再調整致しますのでお知らせくださいね)
 

そして相変わらず弾道は低め、ラン多めです。

OBはゼロ。

FWキープ、9/12。

これ、自分としては本当に珍しい。

もっとロフトあるものにしたほうがいいかなとも思いもしますが、結果だけ見れば完
璧でした。


鉛の件含めて再調整をまたお願いするかもしれませんが、もう少し現場で打ってみて
から考えたいと思います。

(ファルコン注:ありがとうございます。このドライバーヘッドはここ一発の飛距離はありますが、少し球も上がりにくく難しい部類に入るドライバーヘッドです。再調整の際には鉛を外してもキレイなドローが 出るように調整致しますので、よろしくお願いいたします)

 

そして春からの相棒HAYABUSAウェッジ。

言わずもがなです。


6,581ヤードでちょっと長かったこともあり、パーオン率は低かったです。

というか、パーオンなんて自分レベルではなかなかしません。

しかしながら、アプローチがことごとくピタッと決まり、終わってみれば総パット数
24。

今までの総パット数がだいたい31,2ですから、いかにHAYABUSAウェッジ
がよかったか伝わるでしょうか。

バンカー、夏ラフ関係なし。

スパっと抜けてふわっと浮いてトン、コロコロ、ピタ!っと止まる。

チップイン2回。

素晴らしいです、このウェッジ。

ラウンドするたびに感激しています。

(ファルコン注:ありがとうございます!!そうなんです。HAYABUSAって実はすごいんです。もちろん見ただけではその凄さは伝わりません。実際に芝の上から、砂の中から打ってみないと・・・。ぶっちゃけますと、買わない人、打ってみたことない人は可哀想だと思っています。自画自賛ですが、ウェッジの歴史を変えてしまうほどの性能がHAYABUSAにはあるのですから。) 

 
以上のような感じでの今回ラウンドの結果ですが、なんとベスト更新しました。

それも3打も(具体的な数字はへたっぴで恥ずかしいので勘弁してください)。

2年以上更新できていなかったんです。

最終ホール、更新確実と分かって感無量で、最後のパットはしびれちゃいました。


(ファルコン注:いえいえ、すでにお持ちの実力です(^^ HAYABUSAもアイアンもドライバーも○○様が本来の性能を引き出せるようにしただけですので。)
 

こんな魔法の杖をたくさん創り出してしまうファルコン様。

神?

魔女?

あ、男性だから魔人?

とにかく感謝、感謝、感謝、です!

 
(ファルコン注:真面目な話、キチンとしたMOIマッチング出来るところでしたら、どこもこの程度は出来るはずです。キチンとしたMOIマッチングが出来ないのに、MOIマッチングの評判が良いからと言う理由ではじめたところはもうほとんどMOIマッチングに力を入れてやっていませんから)
 

なんでみんなMOI調整しないかなあ。

再調整まで無料でやってくれるし、損することないんだけどなあ。

(ファルコン注:BoseIronFactoryに関しては再調整が無償なのはそれだけの自信があるからです(笑)
再調整無料というのはJCMO認定店に「出来る限りやってくださいね」とお願いはしていますが、強制まではしていません。多くの認定店ではやってくれると思いますが、認定店では無く、再調整でお金を取るところはよ~くそこの仕事を見てからでも遅くはないでしょう。)


心の底からそう思います。

 

ありがとうございました。


~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~

こちらこそありがとうございました!!引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ



ちなみにですが、今からのMOIマッチングのご依頼ですと、6月中旬お預かりで6月下旬のお戻しになります。

前の続きです(^^

私のエースドライバーはおそらく、どなたが打っても真っ直ぐ遠くへ飛ぶドライバーになっていると思いますが、自分専用として大きく違うのは、重心距離を短くしてネック軸周りMOIをパーシモンと同じ程度にまで下げたと言うチューニングです。

IMG_3833

これは私が小さい頃からパーシモンを振り回していて、小さいヘッド=ネック軸周りMOIが低いヘッドに慣れているためで、そのチューニング方法は秘伝です(ごめんなさい嘘をつきました)。

簡単に言うとDG-X100にする事でシャフトに重量を持たせること。
シャフトに重量を持たせればその分ネック軸周りMOIは低くなりますし、更に言うとシャフト先端にタングステンのオモリを入れることで460ccでありながらパーシモンと同様のネック軸周りMOIとしています。もちろんヘッドにもネックに近い所に重量を集中させることで対応しています。

このチューニングはスイングによって効果がある場合と逆効果になる場合がありますので、その部分に関しては人それぞれですが、大きいヘッドが苦手でいつまでも馴染めない人にはこうした少し極端なチューニングが効果的という場合も多いです。

試してみたい方は、試打して頂いても構いませんので、ファルコンまでご連絡ください。

ちなみにDGのウッド用は既に廃盤になって10年以上経過していますので、DGはBoseIronFactoryで持っている数本のデッドストックのみとなります。

デッドストックが無くなりましたら、NS.Pro 950D等になりますのでご了承ください。

極論を言ってしまうと、ゴルフクラブの総重量って、キャディバッグから取り出してアドレスするまでの間が一番重要であって、スイングに入ってからはクラブMOIのほうが重要であると私は考えています。

例えば私のクラブセッティングで言うと、エースドライバーの総重量は366gです。

ヘッドはRODDIOのS-DesignOverSizeドライバーですので、最新の460ccヘッドですし、グリップもSTMのG-REXですので、こちらも最新。

唯一重い総重量に寄与しているのは、シャフトが10年以上前に廃盤となっているDG-X100の在庫シャフトを使っている事くらいです。

総重量が重くとも、クラブMOIが適正値であれば何ら問題はありません。


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このドライバーの場合は、総重量は366gと激重ですが、クラブMOIは2740kg-cm²です。
300gとか310gのイマドキの標準的なドライバーのクラブMOIが2820~2840kg-cm²程度ですから、番手で言うと10番手程度のクラブMOIの低さです。

私だけで無く、どなたが打っても真っ直ぐ遠くへ飛ぶドライバーになっていると思います(^^


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