ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: DEER SKIN PROJECT

BoseIronFactoryは自然豊か(過ぎる)ところにありまして、ご来店なされるお客様よりも圧倒的に野生動物が来ることのほうが多いです。

特別天然記念物のタンチョウも毎日すぐそばまで来ますし、キタキツネやらエゾリスやら、エゾウサギなども結構見ます。

なかでも一番多いのがエゾシカです。

来なくても良いのに、呼んでいないのに、毎朝毎晩必ず来ます。それも20頭~50頭くらいと、まるでエゾシカ牧場かっ!!ってくらいに来やがります。

単に来るだけで挨拶もしない位ならまだ良いのですが、奴らせっかく大切に育てている試打スペースやグリーンの芝をそりゃあもう美味しそうにムシャムシャと喰らいやがりやがるんですよっ!!

50D-00001674
コイツらですっ!!

なので、近所のハンターさんにとっ捕まえてもらって、
3枚目
こんなんや、



1枚目
こんなんや、

1枚目
こんなんや、


1枚目
こんなんや、


1枚目
こんなんに

してやっています。


それでも今年は去年の林道での誤射による事故があったことから、林道へ入る事が制限されていますので、エゾシカの野郎は去年よりも確実に増えやがっています。

農地での食害も酷く、自動車による事故も多いようです。

まぁ、実際に見ると可愛いですし、食害や事故以外で人間に危害を加えるような事もありませんが、増えすぎて食害や生態系に影響を与えているのは確かですし、このまま冬を迎えても餓死する鹿が増えるだけですので、頭数管理は必要なことだと考えています。




という事で!!

近所のハンターさんから3頭分の鹿皮を調達致しました(^^

IMG_4616

鹿皮はいままでは捨てるだけでしたので、肉をジビエとして美味しく頂くだけでは無く、皮も革に鞣してキチンと利用してやることで、生命をより大切に"頂く"と言うことに繋がります。

この皮は植物由来のタンニン鞣しで鞣されて、上に上げたヘッドカバーなどに有効利用されます。
鹿革はセーム革ですから、貴金属や時計、メガネなども傷つけること無く磨くことの出来る柔らかくてしなやかな上質な革となります。


BoseIronFactoryのある弟子屈町は奥春別地区で獲れた、上質な革で皆さんの大切なクラブを守るとともにいつも綺麗な状態にしませんか?


お買い上げは以下のリンク若しくはふるさと納税サイトからお願いいたします(^^



BoseIronFactoryの革製品は弟子屈町のふるさと納税返礼品としても採用されています(^^
弟子屈町のふるさと納税のサイトからも入手可能です(^^






続いての宣伝です(^^;;

ファルコンは勝手に弟子屈(てしかが)の応援プロジェクトをやっているのですが、そのひとつとして弟子屈、それもBoseIronFactoryのある奥春別で獲ったエゾシカの有効利用を進めております。

エゾシカってジビエとして非常に人気があるのですが、多くの場合肉だけ美味しく食べられて他の部分は廃棄されちゃうんです。

骨や角は犬のおやつなどにされることもたまにありますけれども、皮は基本廃棄されます。

で、ここでファルコンの「もったいない精神」が発令される訳です(笑)

鹿の皮ってとても柔らかくてしなやかなんですね(^^

セーム革ってご存知でしょうか?


セーム革
これがセーム革(^^

ジュエリー等の貴金属製品やメガネ、車などを磨くための革です(^^

セーム革でWeb検索をすると鹿の革でセーム革が作られていることが分かります(^^


つ・ま・り・・・

大切なゴルフクラブをジュエリーなどの貴金属と同じように保護出来るのがエゾシカ革のヘッドカバーなんです(^-^)v

ヘッドカバー薄茶-3
ちなみにこれがヘッドカバーの中です。

柔らかくてしなやかなエゾシカ革だからこそ、他の革よりも布よりもクラブにとって優しいですし、あなたの大切なクラブにエゾシカ革のヘッドカバーをかけることによって傷等からクラブを守るだけでなくより美しく磨き上げてくれます(^^

ヘッドカバー薄茶
ヘッドカバー薄茶-2

これが3,000円で買ってきた20年前の中古ドライバーやアイアンセットだったらかえってもったいないと言えますが、RODDIOやジャン=バティスト、PXGなどのそれなりにお値段のするクラブでしたら、やっぱり最善の扱いをしてあげたいじゃないですか?

全部手作りで作ってますし、ほとんどが廃棄されるとは言っても、キチンとハンターさんに還元しています。そして、そうして仕入れたエゾシカの中でも特に良い皮を選び、最上級の鞣しをして革にしています。

そういう訳で大量生産品の3,000円程度のヘッドカバーとはそのお値段も違いますが、自分のクラブをジュエリーと同じように守り、磨いてくれるエゾシカ革ヘッドカバー。

決してお高いものではないと考えておりますです(^^


IMG_3223
こちらは生成りのドライバー用カバー(460cc対応)

IMG_3221
Simpleなデザインにしています。

IMG_3222
優しく包み込んでくれるヘドカバーの中の部分(^^


2018-02-12_12-43-00_046
こちらは現在品切れ中ですがアイアンをまるごとカバーしてくれるアイアンカバーです(^^

IMG_3217
こうしたティーホルダーもエゾシカ革だととってもオサレですね~。

お求めはBoseIronFactoryWebShopまで!!←クリッククリック!!
増えすぎたエゾシカですが、命を頂く以上は肉だけでなく出来る限り無駄を無くしていくことが命に対してのありがたみを表すことに繋がると考えております(^^


弟子屈で獲った野生のエゾシカ革でヘッドカバーやティーホルダーなどを作っています。

野生のエゾシカですので、傷などがある場合もございますが、それも味としてご理解頂ける方のご購入をお待ちしております。

なお、これらの製品の売上げは鞣し代などの経費をトップオフした後、ハンターさん、革職人さんに配分することで、継続的なエゾシカの頭数管理に活かされます。

ご購入はこちらから!!

弟子屈エゾシカプロジェクトはこちらから!!

BoseIronFactoryでは害獣として駆除されたエゾシカ等の皮を鞣して革にしています。

鞣された革はアイアンカバーやヘッドカバーに生まれ変わって、皆さんの元に。

2018-02-12_12-43-00_046
283)


肉はジビエとしてレストランなどで重宝されています。
角(つの)は民芸品や砥の粉として利用されていますすし、骨は犬のおやつや乾かして粉砕すれば肥料にも。

しかしながら、エゾシカを駆除しても1頭あたり8,000円の駆除料が出るだけで、肉を売っても大したお金にはならず、手間暇やエゾシカ猟にかかる燃料代や弾などの諸経費を考えると猟師さんの収入はほとんどありません。


そして、エゾシカの皮に関しては今まで捨てられていて、活用されることはありませんでした。

鹿の皮はセーム革として使われる位で、その柔らかさ・しなやかさは一級品です。
そして極寒の北海道で育っただけあって温かみもある風合いです。


BoseIronFactoryはクラブMOIマッチングの専門工房ですのでエゾシカ革に関して儲けようと言う気持ちはありません。
 (会社ですのでエゾシカ革の事業で赤字になるとそれはそれで問題ですが(笑))

今まで捨てられていたエゾシカ皮を有効利用し、製品として販売することで、エゾシカの命の多くの部分を有り難く”頂く”ことにもなります。

 また、猟師さんや革職人さんにも販売した利益をフェアに分配していくことでここ弟子屈に貢献出来ていったらと考えております。

これからも継続して小さな貢献が出来ますよう、Teshikaga Deer Skin Projectへのご理解・ご賛同をお願いいたします。




なお、写真のアイアンカバーに関しましては、BoseIronFactoryWebShophttps://longiron.net/にて32,400円にて販売をしております。

お買い上げいただきますと、諸経費:1万円、猟師さん、1万円、革職人さん1万円といった形で分配されます。

2018-02-12_12-43-00_046


弟子屈のエゾシカを使って、命を少しでも多くを頂くとともに、ハンターにも革製品の製作者にも継続性のある形にしたいと考えて始めた弟子屈エゾシカプロジェクト。
プロジェクトの詳細に関してはこちら(https://jcmowebsite.wixsite.com/yezoshika-project)を御覧くださいね。


その第一弾作品であるアイアンカバーが上がってきました。

柔らかくて、上質。

鞣しは植物性のタンニン鞣し、今回はあえて染めることをせず、エゾシカ革が本来持つ色でのご提供です。

まだまだテスト販売ですので、今回は限定1個。

価格は43,200円(税込み)で送料は全国一律540円となります。


283)



ファルコン自身も少し前までは革細工をやっていましたが、エゾシカ革って本当に良いクオリティです。
エゾシカからはこうした大きい目の革はなかなか取れないため1頭の革からこうしたアイアンカバーは2~3個しか作れません。

また、頭数は増えているものの最近のエゾシカが頭が良くなっているようで、ハンターがいるとすぐに逃げてしまうためなかなか捕まりません。
(冬の間は林道も閉鎖されますから山の中に入っていって猟をすることも出来ませんし)




そんな希少なエゾシカ革ですから、正直安くはありません。

でも、それ以上の価値はあるとおMOIますので、よろしくお願いいたします(^^

エゾシカ革のアイアンカバー。

摩周湖や屈斜路湖を有する弟子屈町の大自然が育んだエゾシカ。

中でも牧草地や森の多いBoseIronFactoryもある奥春別地域で捕れたエゾシカの皮を植物由来の自然に優しい植物性タンニン鞣しで鞣した極上のエゾシカ革。

これをひと針ひと針手縫いによって丁寧に仕上げてあります。

とても柔らかく美しい革なので、大切なアイアンに最適です。

鹿革はセーム革の元ですから、その柔らかさとアイアンへの優しさは折り紙つきです。


2018-02-12_12-43-00_046

野生のエゾシカですので、ダニに食われた痕や引っかき傷などがある場合も多いです。
出来る限りいい部分を使って作ってもらいますが、そうした傷なども”味になっている”とお考えください。



写真はサンプルですが、これよりも傷の少ない上質な革が入りましたので、近いうちにテスト販売をしようとおMOIます。
なお、テスト販売するものは写真と同じ染色していないピュアなエゾシカ革となります。

今年の夏以降に継続販売していく革は、染色したものも考えております。
染色した場合、色合いにも寄りますがダニなどによる小さな傷は目立たなくなります。


程度の良いエゾシカ革は非常に希少ですので、価格的にはお安くは出来ません。おそらく4~5万円くらいにはなるとおMOIます。

もちろん作ってくれた職人さんや上質な皮を提供してくれたハンターさんにもキチンと還元していきますので、何卒ご了承ください。

弟子屈に限らずなのですが、北海道ではエゾシカ猟が盛んに行われています。

ニホンオオカミのように天敵が絶滅してしまったということもありますが、草食のエゾシカが好む牧草などがたくさんある地域ではエゾシカが増えすぎて牧草以外にも様々な食害や、エゾシカと自動車やバイクとの交通事故が多発しているのです。

エゾシカ自体、ジビエとしては非常に重宝されていますし、東京のフレンチなどではエゾシカ肉が高級食材として重宝されていますが、食用として用いられるエゾシカ肉は取られるエゾシカのごく一部です。

交通事故で死んだエゾシカはもとより、散弾で打ったエゾシカは基本食用には使えません。
散弾がどこに入っているか分からないので精肉しても使い物にならないとされていますから。

ライフルで首筋をきれいに撃ち抜かれたエゾシカだけが食用として使われますが、ライフルの免許自体が散弾免許を取得してから10年は経たないと取れないということもあり、ジビエとして使えるエゾシカはごく一部になってしまいます。


また、命を頂くという意味においては、肉だけでなく、皮や角、骨なども使えるものはしっかりと使っていくことが重要です。
しかしながらエゾシカの皮はそのほとんどが廃棄されてしまいます。

しかしながら、鹿革のポテンシャルはそんなものではありません。

きちんと処理してタンニン鞣し(なめし)してやれば、下の写真のような素晴らしいクオリティのアイアンカバーにもなりますし、ポーチやバッグ、靴にもなるんです。

鹿の角だって、工房のドアノブやキーホルダーなどにも使えますし。



2017-12-22_12-33-28_805
2017-12-22_12-32-47_759

2017-12-20_18-35-45_576

これらはまだサンプルで実際に使ってテストしていきますので、製品化していくまでには暫くかかります。
しかし実際にサンプルを見た段階では、そのクオリティの高さに正直驚いています。

エゾシカ猟のシーズンはまた春先まで暫しお休みですので、来年の夏以降にこれらを製品化して販売していきたいと考えています。



将来的にはこうしたエゾシカの肉以外の有効利用を促進し、弟子屈の雇用促進にも繋がれば素晴らしいですし、ハンターさんに対しても還元していこうと考えています。

↑このページのトップヘ