ゴルフ「北の国から」

ゴルフトゥデイでの連載「ゴルフ〜北の国から〜」をしていたファルコンまつばらです。 クラブMOIマッチングを中心とした理想の工房を北海道に作るまでの模様、そしてクラブMOIマッチングの今とこれからを中心に様々なことに顔を突っ込んでいきます(^^;; なお、純はもしかしたら出てくるかもしれませんが、蛍や五郎さんは出てきませんので、念のため・・・。

カテゴリ: HAYABUSAアイアン

現在開発中のHAYABUSA PC IRONですが、一般男性用だけで無く、シニア男性用・一般女性用、そしてジュニア用の製作も致します。
ジュニア用はロフト・ライ・重量はその他のモデルと変わりますが、形状や性能は基本的にその他のモデルと全く同一です。
ジュニア~一般(男女)用~シニア用とゴルフを始めてから一生同じ形状・性能のアイアンが使えるって、とても凄いことだと思うのですが、今のジュニアがシニアになる時まで私は生きていないでしょうから、もう暫く頑張ってから若い世代に事業を譲る事になるんでしょうね(^^;;


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たくさんの皆様から早く発売して欲しいとのお声を頂いているHAYABUSA Ironのポケットキャビティモデル、「HAYABUSA PC Iron」の進捗状況をお知らせ致します。

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現在、ファルコンが研磨したマスター型を協力企業さまにお渡しし、もう少しで最終試作の第一弾が上がってくる段階です。

まだ修正しなければいけない部分はありますが、最終試作の第一弾が上がってきましたら、すぐに組み上げて浦東プロや一般アマチュアの方にテストして頂きます。
浦東プロは一般アマチュアへのレッスンも非常に定評のあるプロですから、アマチュアのかゆいところに手が届くアイアンになると強く確信しております。

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(写真は#golf897のグリーンジャケットからお借りしました)


そして浦東プロや一般アマチュアの方からの改善点を修正し、キチンと修正されているか確認した後に市販に向けての製造に入ります。

上記のようなロードマップで進めておりますので、市販出来るのは早くても2025年の2~3月位になると思われますし、価格も市販に向けての製造が見えて来ないと決めることが出来ません。 (開発に予想以上の経費がかかったり、製造費自体も決定するのはまだ先ですので)


楽しみにお待ち頂いている皆様には誠に申し訳ありませんが、BoseIronFactoryとしても社運をかける形で進めておりますので、もう暫くの間お待ち頂けますようお願い致します。




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By ジョー・ファーガソン
ゴルフマンスリー評価 
ハヤブサアイアンは、私が出会った中で最も美しく作られたアイアンのひとつです。
視覚的な観点からは、(バックフェイスの窪みにより)アイアンの個性が光っていますが、パフォーマンスも優秀です。
柔らかい打感とユニークなデザインによる標準的なブレードアイアンよりも優しい設計が相まって、Hayabusaアイアンは、より身近な有名メーカーから離れようとしているプレーヤーにとって素晴らしい選択肢になっています。

購入する理由
+美しく仕上げられた、ユニークな美学
+アドレスでの優れたプロファイル
+抜群の柔らかな肌触り

購入しない理由
-ソール刻印がロフト角表示のため、正しいクラブかどうかを考えなければならなかった。




幸運なことに、最近、日本の職人クラブビルダーであるBoseIronFactoryのJCM-01 0番アイアンをテストすることができたため、その「HAYABUSA Iron」のフルセットが私の家に向かっていると聞いて非常に興奮しました。
最高のブレードアイアンと肩を並べるべく、HAYABUSAはこのカテゴリーで厳しい競争を繰り広げているので、彼らがどう戦ったか見てみましょう...

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技術的なお話から始めますが、熟練の職人であるファルコンまつばらが「HAYABUSA Iron」をとても柔らかいSS400鋼から鍛造し、バックフェースの非常にユニークなくぼみは、重量を周囲に広げることで左右のMOIを向上させるように設計されており、マッスルバックの操作性にキャビティバックレベルの寛容性を兼ね備えたアイアンを作り出しています。

さらに、ソールのデザインは、フライヤーを排除し、非常に丸みを帯びたリーディングエッジとの芝の相互作用を改善するように特別に形成され、抜群の抜けの良さも実現しています。


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7番アイアンのソール

見た目からして、このアイアンは驚異的だと思う。
まず手にして、仕上げの品質は完璧さに他にありません。

言い過ぎかもしれませんが、私にとって、HAYABUSA Ironはゴルフクラブというより、個々の彫刻作品に近い存在です。

彫刻的への造形は少ないものの、私には非常に歓迎されるべき見た目です、少なくとも私の目にとても上品でプレミアムな雰囲気を放つ彫刻のように思えるほどです。

ただし、背面のくぼみはすべての人の好みに合うわけではありません。
例えば、ゴルフマンスリーのギアテスター仲間の一人であるサム・ディアスは、この珍しい形状には全く興味を引かれませんでした。
が、非常に異なるにもかかわらず、アイアンのオーダーメイドに興味を持って、あまり知られていないメーカーの職人的なクラブを好んで買うタイプのゴルファーはこのレベルの個性を歓迎する可能性が高いと感じました。



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ピッチングウェッジプロファイル

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7番アイアンプロファイル

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1番アイアンプロファイル



ボールの後ろでは、刃物愛好家なら誰でもはやぶさアイアンに夢中にならずにいられないでしょう。
すべてのヘッド形状は素晴らしく、恐ろしいほどスリムなトップラインとかろうじてオフセットのある形状、それらはまさに私が望んでいた通りです。

HAYABUSA Ironは非常にまっすぐなリーディングエッジを持っており、ボールを美しくフレーミングします。

「HAYABUSA Iron」のもう一つの非常に個性的な点は、クラブに個々の番手表記がないことですが、ファルコンまつばらはソールにロフトを刻印することを選択しました。

繰り返しになりますが、個性の特徴として、私はこの考え方が大好きですが、バッグから引き抜こうとするクラブの正しいロフトを覚えるのに少し慣れる必要があります。
また1番アイアンからピッチングウェッジまでのフルセットを送られたので、バッグの中を覗いてみると、ソールに14°の刻印が入ったナイフのような刃がこちらを見つめているのを見るのは少し怖いです(笑)。


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性能面では、ハヤブサアイアンに非常に感銘を受けました。ソールの丁寧な形状は本当に効果的で、非常に狭いにもかかわらず、芝生を楽に滑り最高の抜けがあります。

また、SS400と言うことでソフトな打感を期待していましたが、打感も期待を裏切りませんでした。
バターのように柔らかくありながら深いインパクト感は、ナイスショットを迎えますが、ナイスショットで無いときには明らかに違いを感じることができます。
これは、ブレードアイアンに期待し、期待するものです。

しかし、ミスショットして感触が明らかに変化したにもかかわらず、飛距離の面ではほとんど差が無かったということは特筆すべき点です。
これは背面のくぼみがMOIの向上に効果を発揮している証拠ではないかと推測します。


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HAYABUSA Ironは一般的なゴルファーが(優しさを)必要としている面では十分以上に優しいと言えます。
乾燥して硬くなっているリンクスの芝生で、ボールの高低の打ち分け、左右の弾道を操作する練習ラウンドでは絶対的な喜びでした。
画像からわかるように、1番アイアン(14°)はボールの後ろではかなり威圧的な見通しですが、私が予想していたよりもはるかに扱いやすかったです。
それは私にとって最高の弾道を生み出し、私はその飛距離に真剣に感銘を受けました。


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ゴルフ用品のテストはいつも楽しいですし、素晴らしい製品があります。
たまに少量生産のクラブに出くわすことがありますが、それがHAYABUSA Ironです。

見事でユニークな美学、力強い打感、意のままに操れる操作性、高いパフォーマンスが得られるだけでなく、これらの美しく細工されたHAYABUSA Ironを使用して純粋な喜びを感じました。

すべてのショットに高い職人技と個性を感じることができ、私はそれらをテストすることを本当に楽しみました。

私は100%喜んでHAYABUSA Ironでプレイすることができましたが、私のジレンマは、私が傷つけてしまって台無しにすることを恐れていることです。
なので、最近では、私のオフィスの机の隣のバッグにそれらを入れて眺めているということです。

私がその問題と格闘している間、Bose Iron FactoryのWebサイトを見て、ゲームで最も興味深い製品のいくつかを確認することをお勧めします。

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HAYABUSA Iron(番手モデル)

通常のHAYABUSA Ironは見た目の精悍さと逆にキャビティ並みに優しく、且つコントロール性もある事で非常に好評なのですが、マッスルバック形状を元としているためにどうしても難しいイメージが先行してしまう方もいらっしゃいます。

そのためBoseIronFactoryではJCM-03CAVITYもラインアップしているのですが、やはりHAYABUSA Ironの直系でのアイアンが欲しいと言う声が高かった事も事実です。

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JCM-03CAVITY

また、よりシニアや女性などにもより安心してお使い頂くためにも、更に優しいモデルを求める声も大きくなってきています。


そのためHAYABUSA形状でのより優しいアイアンをここ数年考えていたのですが、なかなか元となる鍛造が見つからず、イチから作る事も考えつつ、私自身も悶々とした日々を過ごしていたのですが・・・。



ようやく見つかったんです( ´ ▽ ` )ノ


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HAYABUSA PC Ironの試作モデル

しかもポケットキャビティです。
一般的に軟鉄鍛造をポケットキャビティとする場合は、ポケット部分を後から溶接して付けるのですが、このポケットキャビティは溶接では無く、高い技術力が要求されるCNCミルドによるポケットです。
ソール幅も広く、フェースも大きいので構えた際にとても安心感があります。

また、グースもある程度取ってあるので、グースから安心感を受ける人も多い。
(グースに関しては捕まりが良くなると言う考え方もありますが、個人的に理論的に捕まりが良くなるとは考えてはいません。安心感という面のほうが強いです)

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HAYABUSA PC Ironの試作モデル(7番)

この鍛造の場合、ソールの厚みも十分にあるので、HAYABUSA Ironのアイデンティティであるバックフェースの窪みも十分作る事が出来ます。
ポケットキャビティで既に十分なミスヒットに対しての寛容性は有りながら、更にバックフェースの窪みを設ける事によって、上下だけで無く左右のミスヒットへの寛容性も現状考えられるアイアンでMAXと言える寛容性があります。

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HAYABUSA PC Ironの試作モデル(PW)

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HAYABUSA PC Ironの試作モデル(5番)

試打は順調に進んでいますが、飛距離も優しさも、そして打感もとても良い形で進んでいます。

また、このアイアンはタケ小山プロの戦友である浦東塾長にも試打して頂き、共同開発という形で進めて行くアイアンとなります。




まだ最終的に決定したわけではありませんが、HAYABUSA PC Ironの番手構成は以下の形で考えています。
4~PWの7本に加えて、ストロングロフト設計ですので、ギャップを埋めるGWの全8本。
6~GWまでの6本が基本セットで、5番と4番はオプション設定。

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画像はHAYABUSA PC Ironに使う予定の番手の刻印です。
番手刻印のフォントにも拘りを持つのがBoseIronFactory流ですね(^^

まだまだ試作とテストを繰り返して行きますが、今年中に何とか発売開始出来るよう開発を進めておりますので、皆様ご期待下さい!!

Another very individual quirk of the Hayabusa irons is the lack of individual iron numbers on the clubs, instead Matsubara has opted to engrave the lofts on the sole. Again, as a feature of individuality, I love this touch, although I must say it takes a little getting used to remembering the correct loft of the club you intend to pull. At this stage I should tell you that I was sent a full set from 1-iron to pitching wedge, so looking into your bag and seeing a knife-like blade staring back at you with 14˚ engraved on the sole is a little intimidating!

In terms of the performance, I was suitably impressed with the Hayabusa irons. The careful shaping of the sole has really paid off, and despite being very narrow, they glide effortlessly through the turf which is a lovely sensation.

I was expecting a soft feel based on what I read, and they didn’t disappoint. A buttery yet deep impact feel greets well-struck shots, but make no mistake about it, you can certainly feel when your strike is less than perfect which I would both expect and hope for in any bladed iron. What I will say, however, is that despite the very apparent change in feel on misstruck shots, the performance in terms of distance didn’t suffer too badly, which I would imagine is a testament to the effectiveness of the indentation on the back in increasing MOI.

They were as workable as anyone could ever need and a practice session on crisp, links turf, manipulating ball flights high and low, left and right, was an absolute joy. As you will see from the images, the 1-iron (sorry 14˚) is a pretty intimidating prospect down behind the ball but was far more manageable than I’d anticipated. It produced some absolute bullet flights for me and I was seriously impressed with the distance output.

Bose Iron Factory Hayabusa Iron

(Image credit: Future)

Testing golf equipment is always fun, and there are some fantastic products out there, but once in a while you come across something that offers just a little bit more, and that’s what I feel about the Hayabusa iron. Not only do you get a stunning, unique aesthetic, strong feel, and performance, but I felt a genuine sense of joy using these beautifully crafted tools. You can feel the craftsmanship and personality in every strike and I thoroughly enjoyed testing them. I could 100% happily game the Hayabusa iron, but my dilemma is that I am terrified of marking up and ruining something so perfect, which has left them in a bag next to my office desk for the last couple of weeks. While I wrestle with that problem, I would implore you to take a look at the Bose Iron Factory website for some of the most interesting products in the game. 

Bose Iron Factory Hayabusa Iron Review

    

Irons expert Joe Ferguson puts these extraordinary-looking clubs through their paces…

Photo of the Bose Iron Factory Hayabusa Iron
(Image credit: Future)
GOLF MONTHLY VERDICT 

The Hayabusa irons are some of the most beautifully crafted irons I have come across. From a visual perspective, the individuality of these irons shines through, but the performance stacks up too. The exceptionally soft feel, coupled with a touch more forgiveness than a “standard” blade due to the unique design, makes the Hayabusa iron a fantastic option for players looking to move away from more familiar mainstream manufacturers.

REASONS TO BUY
  • +

    Beautifully finished, unique aesthetic

  • +

    Excellent profiles at address

  • +

    Outstandingly soft feel

REASONS TO AVOID
  • -

    I had to think quite hard about lofts to make sure I was pulling the right club out!

Having been fortunate enough to have recently tested the JCM-01 0-iron from Japanese artisan club builders Bose Iron Factory, I was extremely excited to hear that a full set of its Hayabusa irons were on the way to my house. Looking to sit alongside some of the best blade irons, the Hayabusa has some stiff competition in this category, so let’s see how they fared…

Photo of the Bose Iron Factory Hayabusa Iron

(Image credit: Future)

Starting with the technology story, master craftsman Falcon Matsubara has forged the Hayabusa iron from extremely soft SS400 steel, and the very unique indentation on the back of the head is designed to increase MOI by spreading weight to the perimeter, creating a cavity back-level of forgiveness in a blade package. Furthermore, the sole design has been specifically shaped to eliminate flyers and improve turf interaction with a very rounded leading edge.

Bose Iron Factory Hayabusa Iron

Sole of the 7-iron

(Image credit: Future)

From a visual perspective, I think these irons are staggering. In hand, the quality of the finish is nothing short of perfection. I might be in danger of overstating this, but to me, they are almost closer to individual pieces of sculptural art than golf clubs. The less is more approach to the engraving and paint fill is always welcomed by me, there is just something about leaving engravings unpainted that gives off a classy, premium vibe to my eye at least. I will say, however, that the indentation on the back won’t be to everyone's taste. For example, one of my fellow gear testers at Golf Monthly, Sam De’Ath wasn’t taken by this unusual shaping at all, but I felt that despite being very different, it added to the bespoke, intriguing personality of the iron, and the type of character shopping in the lesser known, crafty, artisan underworld of club manufacturing is likely to welcome this level of individuality.

Down behind the ball, I would defy any blade lover not to be smitten with the Hayabusa iron. Every single head profile is excellent, with a terrifyingly slim top line and barely a hint of offset, they are exactly as I would want them to be. They have a very straight leading edge and frame the ball beautifully.



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HAYABUSA Ironのレフティモデル。
右利き用と同じく基本的にロフト表示のモデルとなっていますが、番手表示モデルも制作可能です。

ロフト表示モデルも番手表示モデルも基本的に受注生産モデルとなりますので、発注を頂いてから1ヶ月半程度のお時間を頂きます。


少数の生産のため、右利き用モデルよりは若干お高くなってしまいますが、HAYABUSA Ironならではのミスヒットに強く、フライヤーしにくいと言った性能はもちろん踏襲しておりますので、ご安心ください。


ちなみにレフティモデルのTRAVIL専用ヘッドも作れます。
右利き用でも番手のTRAVIL専用ヘッドというのも可能ですので、お気軽にご相談ください!!

既に日本国内での発売は開始しておりますので、レフティの方でもHAYABUSA Ironの凄さを是非ご堪能ください!!


今回はHAYABUSAIronの設計意図に関してお話します。

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まず一見して特徴的なバックフェースの窪み。

もう何度もお話しているので耳タコかもしれませんが、窪みを作る事で出来た重量をフェース左右に割り振ることで左右へのミスヒットに対して非常に寛容になっています。
左右に重量配分する事で左右にヒットポイントがズレても当たり負けする事無くボールを真っ直ぐ運んでくれるからです。

もちろん左右だけではなく、重心を下げて優しくする対策に関しても万全です。

トップラインが薄いのは実はそのためなんです。


ここで「あれ?トップラインが薄いのって、難しい象徴みたいなものでしょ?何でトップラインが薄いと優しいの?」と皆様は思うでしょうから、ご説明していきますね。

基本的にマッスルバックとしてはキャビティ並みの低重心の鍛造なのでそれだけでも十分と言えるのですが、更なる低重心化をすべくトップラインのバックフェース側を大胆にカットして、その分の重量も低重心になるよう下に割り振っています。

フェース面上下は左右と違って狭いので、実際のところ上への当たり負けはほぼ考える必要はありません。
ヘッド単体で考えると上への当たり負けの配慮も必要と思われるでしょうが、ゴルフはヘッドだけで行うものではありませんよね。
上にはシャフトとグリップという重量物が遠くにまで及んでいるため、さほど考えなくとも十分な重量が遠い位置にあります。十分な重量が遠い位置にあると言うことで慣性モーメントが非常に高くなるんです。
テーラーのQ10やPINGが上下左右の慣性モーメントの高さを売りにしていますが、どちらもヘッド単体での慣性モーメントです。
ヘッド左右の慣性モーメントに関してはヘッド単体で考えても良いのですが、上下の慣性モーメントはヘッドだけで無くシャフトやグリップを含めたクラブ全体の慣性モーメントを考えるべきなんです。

従って主に考えるべきは低重心化となりますが、HAYABUSA Ironの場合、バックフェースの窪みは考える必要はありません。
バックフェースの窪みで軽くなった分+アルファでバックフェース下部の左右に重量配分してありますので、窪みを考慮に入れる必要はありません。

つまりはHAYABUSA Ironをはじめ、JCM-01BLADEなどのトップラインが極薄なのは実は優しく球が上がるための設計なんです。


BoseIronFactory以外の全てのメーカーが、クラブ全体を通しての慣性モーメントを考慮していませんから、全てのメーカーがヘッド単体で優しさや球の上がりやすさを一生懸命に考えて設計しています。
確かにヘッド単体だけでも効果はあるんですが、「木を見て森を見ず」と言うか、「ヘッドだけを見てクラブ全体を見ていない」ということですね・・・。

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そのことをキチンと考えていくと、薄いトップラインは難しいどころか、薄いトップラインだから優しいし球も上がりやすいと言う業界の常識が「あれ?何か違うのかも?」と思えてくるでしょう。


また、HAYABUSA Ironの特徴として、フライヤーしにくいと言う特徴があります。
これはスペックとして目には見えにくい部分ですが非常に大切な事と考えています。

フライヤーはボールとフェースの間に芝を噛む事でスコアラインが仕事をせず、スピン量が低くなってしまうと言う事で起こります。
ボールが飛びすぎると言うのもフライヤーですし、もっと極端にスピン量が減ると逆に飛ばなくなるというのもフライヤーです。

芝を噛まないようにする事でフライヤーは起こらなくなりますが、絶対噛まないと言うことは難しいので、芝を噛みにくくする方向で対処することとなります。

HAYABUSA Ironではどのような対処をしてフライヤーを抑制しているかと言うと、ソールの研磨によって対処しています。
具体的にはリーディングエッジを丸く研磨する事なのですが、リーディングエッジを丸くする事で芝を切らないでいなしていくと言う方法です。

芝の長さって、トーナメントコンディションのラフでも地面からは10~15cmなのですが、実際にボールがある位置は地面よりもかなり上のほうです。
そして、ボールとフェースの間に芝を噛んでしまう距離も考慮するとボールがフェースに当たってから離れるまでの長さ(インパクトゾーン)を考えればOKです。
インパクトゾーンの長さっておおよそ17~20cmですので、その間に芝を噛まなければOKと言うこと。
芝を切り取らずにいなしていければ、ボールとフェースの間に芝が入ったとしてもホンの一瞬で済みますし、芝を噛んだとしても芝が切られなければフェースの上から下に向かって流れていく形でいなされていきます。
フェースの上側から下に向かって流れていけば、それはボールにバックスピンを与える形となります。

このことから、芝を切らずにいなしていくことが出来れば、
1.芝が噛みにくくなる
2.芝が噛んでも順回転ではなくバックスピンをかける方向になる
と言うことになります。

実際に三木プロも「ラフでもフェアウェイでもほぼ縦距離が同じなので、ラフからでもフライヤーを気にすること無く攻めていける。」と言う感想を頂いていますし、USGAプロの川村プロからも同じ感想を頂いています。

ちなみに三木プロからは「雨の日にはフライヤーするので何とかして欲しい」という希望ももらっていますが、こちらからは「素振りしたらちゃんとフェース面を拭きなさい。」と言う事しかアドバイス出来ませんでした(笑)
芝を噛む事はリーディングエッジ形状で何とか出来ても、雨露がフェースにつく事はさすがに無理ですから。

また、フライヤーしにくい事の他に縦の距離がどのようなライからでもほぼ同じでちゃんと計算できる。と言うのには理由があります。
フライヤー以外で縦の距離が揃わない原因としては、ライによってインパクト時のヘッドスピードが変わると言うことが上げられます。
これはフェアウェイなどの抵抗の少ない良好なシチュエーションでは100のチカラで100のヘッドスピードが出るけれど、ラフやベアグラウンド、ディボットなどでは100のチカラで90とか80しかヘッドスピードが出ないと言うことによります。

これも見た目のスペックには現れない部分ですが、BoseIronFactoryの場合はHAYABUSAウェッジで得た猛烈に抜けの良いソール形状と言うアドバンテージがあります。
HAYABUSAウェッジでは、ソールを前後左右とも丸く、玉子を半分に切ったようなフォルムとする事で抜けの良さ(抵抗の少なさ)を実現しています。

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もちろんウェッジのソール研磨をアイアンにそのまま採用する訳にはいきませんが、ウェッジの特徴である丸さはHAYABUSA Ironにも踏襲されています。
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そのためゴルフ練習場やショップで構えた時には座りが悪いと不評なのですが、実際の芝の上で構えた時にはちゃんと座るようになっていますので、どうかご安心ください。


次回はHAYABUSA Ironのデメリットに関してお話していきますが、その前に先日お伝えした英ゴルフマンスリー誌でBoseIronFactoryのJCM-01BLADEの0番アイアンが紹介されましたので、日本語訳と共にご紹介していきます。

レフティの皆さん、大変お待たせ致しました!!

いままでのレフティモデルはJCM-01Lのみでしたが、ついにHAYABUSA Ironのレフティモデルが完成しました!!


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写真は右利き用ですが、レフティ用も全く同じに製作しています。

右利き用との違いですが、レフティHAYABUSAは3番相当20度からPW相当46度までのラインアップとなるところでしょうか。
あまり数が出るものではないので、1番相当14度から2番相当17度は完全受注生産となります。





本日より販売開始です!!
在庫には限りがございますので、多数のご注文を頂いた場合、生産までにお時間を頂く場合もございますのでお早めに!!

BoseIronFactoryのHAYABUSA Ironは3つの仕様があります。
1つ目の仕様は、ソール刻印がロフト角を表示している標準仕様。
二つ目の仕様は、標準仕様と同じくソール刻印がロフト表示ですが、フジクラシャフトのTRAVIL専用に設計した仕様。
3つ目は写真のソール刻印が番手表示の仕様です。

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ロフト表示の場合、嘘をつく事は出来ませんので、表示通りのロフト角設定ですが、番手表示の仕様ではより飛距離の階段が出来るよう、ロフト角と重量を変更しています。
通常より重量を軽くすると同じクラブMOI値でも長くする事が可能ですので飛距離は伸びます。
少し立たせたロフト角と共に長くする事で、Hybridクラブと同等以上の飛距離となります。

ロングアイアンの飛ばない!、球が上がらない!、打てない!と言うことを根本から解決するのがBoseIronFactoryです(^^

番手表示仕様のHAYABUSA IronとTRAVIL専用ヘッドのHAYABUSA Ironはまだ海外向けWebShopには掲載していません。
そして海外向けは物価や他メーカーの価格設定を参考にしていますので、日本向けよりも高価です。

まずは日本の皆さんに使って頂きたいので、えこひいきしてるんですよ!!


こちらが日本向けWebShopです。


海外向けWebShopはご希望のレーザー刻印を入れるのが標準ですが、物価や他メーカーの価格なども参考にしていますので、国内向けよりもかなり高価な価格設定です(^^;;

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